トップ > My ページ > John Cleese さんのレビュー一覧

John Cleese さんのレビュー一覧 

検索結果:68件中1件から15件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/02/05

    本日届きました。国内盤には珍しく、一週間ほど発売延期。先週末に聴くことができると楽しみにしていたのが肩透かし。で、マラ6中毒患者は何をしたかといえば、禁断症状に耐えかね、数百のマラ6コレクションから取り出して久しぶりに接したのが・・・なんとバルビ先生のライブ!それもセッション前後の収録のニューフィルハーモニアとのやつではなく、より凶暴なベルリン。新しいクル先生やラトル先生ではなく、できるだけ古いやつを聴こうと思ったのが間違い。さすがにあの八方破れの大迫力とは同じライブとはいえ、そもそも比較の対象にするのも間違っている・・・のは承知していましたが、パーヴォ先生のこの新盤は別の次元の迫力で圧倒してくれました。実演もみなとみらいで聴いておりますが、その時は「普通に優秀」な演奏という印象を持ちました。穏当な、というと言い過ぎですが、驚いたのはハンマーの音だけだったアバド先生とベルリンの新盤のような。しかしこの演奏、録音として再びじっくりと接すると。細部にわたって実に神経が行き渡った演奏であることに圧倒されるのです。指揮者の意図がこれほど末端にまで浸透していると思わせるCDもそうないのでは?無造作に鳴らされている音符は一つたりともない、という自信に満ちております。それでいて荒れるとことは十分に荒れ、やはり第6はこうでなくちゃ!という瞬間にも事欠かない(特に終楽章)。そして対照的にアンダンテの繊細さは筆舌に尽くしがたい。先般出たばかりのアバド先生盤をファーストチョイスに推薦と申しましたが、こちらも録音の優秀さも含めて大推薦です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/01/20

    本日、予定発売日通りに到着、なんとブル8全曲を一気に到着日に通しで聴いてしまいました。素晴らしい演奏(と、収録年代とライヴであることを考慮すれば)素晴らしい音で、出だしの部分を少し聴いただけでもう止めることができなかったのです。近年のメモリーズ・レーベルの復刻のお仕事はいいですね〜。セル先生のライヴはすべて入手してますし、つい先だって発売のバーンスタイン先生のライヴの大地の歌もよかったなあ。今回のクーベリック先生のブル8は、まず音質はそれら既出盤とくらべてもかなり良好なステレオ録音です。あのシカゴのホールですから、そりゃ残響なしのデッドな音ですが、セッションでもまあ似たようなものですから、むしろこれは忠実なアンビエンスの再現と思うくらいです。デッドな分、とても生々しい音で、どうしても古さを感じてしまうセル先生のクリーヴランド・ライヴ復刻のような盛大なヒスノイズもありません。演奏内容の方はというと、テンポもフレージングも、もうこれはこれしかない!と思わせる確たる自信のこもった安定を感じさせるもので、これも素晴らしい。クーベリック先生のブル8といえば有名なバイエルン放送響とのライヴも従来愛聴盤でしたが、ショルティ先生との黄金時代を目前にしたシカゴの余裕で鳴りまくっている金管に心奪われ、本演奏がそれに取ってとってかわりそうです。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/11/28

    以下はブルーレイ版のレヴューです。

    これは買いですよ。最近リリースの国内盤シングルレイヤーSACDで大満足していて、当分の間はこれ以上の音質改善は望めないだろう、と考えておりましたが、とんでもない!

    ドルビーアトモス及びDTS-HDMA24bit/192kHZの恐ろしい程の深みを感じさせる低音の伸び、かなり音量を上げても金属的なうるさい音にならない高音の透明感、音場の奥行き感、第一級の再生音ですね。まるで音が立体的にスピーカーの外側へせり出してくるようです。

    ブルーレイ化されてもオリジナルのCDやSACDからさして音質向上の感じられない、時にはただのCDの方がいいじゃないかと思うような詐欺的ディスクも沢山買わされましたが、これは素晴らしい。あまり期待せず購入しましたが、買ってよかった。

    演奏内容は言うまでもなくカラヤン先生とベルリン・フィルの鉄壁のアンサンブルの頂点の記録です。SACDでも聞こえなかった細部がさらによく聴こえます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/11/08

    これは凄いな、、、偽らざる一聴後の感想。どこがどうとあげつらうのも躊躇うほど心にストレートに届く憤怒の感情に打たれます。特に誇張があるようないわゆる「爆演」というわけではなく、音楽的にはむしろ堅実な仕上げ。しかし1楽章の肺腑をつくクライマックスなど今まで聴いてきたバビヤールの中でも一二を争う戦慄ですね。コンドラシン先生の初演ライブなどは、そのの凄さは初演ライブということ自体のスパイスも効いていますが、大野先生の当演奏はそのような歴史背景を持っているわけでもないのに、、、最新録音の素晴らしさも貢献してますが、改めてショスタコーヴィッチという作曲家の天才を、凄さを再認識した次第です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/10/28

    本製品が届いてから一週間もたたないうちに届いたクルレンツィス先生の最新盤とつい比較してしまうのですが、ラトル先生のマーラー6番はやはり円熟・完成度の高さで流石ですね。これ、映像付きのライブですが、セッションであるにもかかわらずライブ感の強いクル先生の破壊的なスリリングさこそ無いけれど、まさにそれ故にファースト・チョイスとして誰にもお薦めできる新盤です。ここは仕様について語りたく思います。既発売のベートーヴェン交響曲全集・シベリウス交響曲全集のようにブルーレイ盤がオーディオ用と映像用と別々のディスクに分かれているのではなく、1987年のこれまた有名なラトル先生ベルリン・デビューの第6も含めてすべて1枚のディスクに収まっております。音声もさすがに87年版は5.0チャンネル仕様は無いけれど、映像及びピュア・オーディオ共に2018版は2.0と5.0チャンネルが選べますので、同一ソースの一つの演奏をなんと4通り、それに87年盤音声が加わると、ラトル先生マラ6を5通りも一枚のディスクで鑑賞できる、ということはディスク入れ替えなしで楽しめる、という今までにない仕様となっております。オーディオ・ヴァージョンに切り替えておいて2018年盤を聴いておりましたら、例の最後のイ短調の爆発のあと、今度は30年の年月を一気に遡って87年版の演奏が勝手に始まります。ザッザッザ、とね。マラ6が終わって直後にまたマラ6が始まるってなかなかシュールで強烈な体験ですよ。その87年版も従来盤からリマスターされているようで音が整って大変聴きやすくなっておりました。洗練された印象です。もちろんミスの修正などない貴重な記録ですので内容は昔のまま。変なとこでシンバルが鳴るあの演奏に間違いありません。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/10/26

    特に根拠もなく、もっと早いテンポの演奏を予想していたのですが、わずか6日前に届いたラトル先生のライブに近い落ち着いたテンポでした。演奏時間からもそれは明白で、第一楽章24分+、終楽章31分+はやや遅めといっていいでしょうが、もともとがっちり作曲者の指定がきつい6番のことですから、この前のチャイコ6番ほど自由自在に緩急の振幅が極端ではありません。出だしの部分など、バーンスタイン先生やゲルギエフ先生のような前のめりの早い出だしを勝手に想像していましたが、そうではなく、続くアルマの主題も急ぎません。問題の楽章順番も多数派のスケルツォ→アンダンテ。しかし、どっしり安定・予定調和の演奏では決してありません。さすがクルレンツィス先生、あちこちに小技を聞かせて面白いことこの上ない。以前のショスタコや春祭、ダポンテと同様に、音が立っている!という感じで、通常埋もれる内声が浮き出たり、あちこちで初めて聞く曲であるかのように新鮮に感じる瞬間があります。二種類のマーラーの6番の新譜を一週間もたたないインターバルで購入して聴くことはあまりないことですので、つい前述のラトル先生盤と比べてしまうのですが、なにかセッションであるこちらの方がライブ感満載で、十分刺激的ではあるものの、ラトル先生盤はやはり安定した円熟味が魅力で、このクルレンツィス先生盤は切れ味鋭い新鮮さが魅力です。終楽章の追い込みの迫力、特に再現部の追い込みは尋常でない迫力(ここは通常よりかなり早いテンポ)ちょっと危なっかしいところも(ひょっとして演出かも)含めて、三桁を超える数のマーラー6番のコレクションにまた素晴らしい1枚が加わりました。満足です。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/07/09

    参りました!これ、現時点ではベストのショスタコ第4です。従来ラトル先生=バーミンガムとかミュンフン先生=フィラデルフィアあたりがお薦めでしたが、それらも、また円熟のハイティンク大先生=シカゴあたりもこの新盤が蹴散らしてしまいました。
    緩急の振幅が極めて広く、早いところは凄く早く、じっくり歌うところはこれまた丁寧に余裕のテンポで仕上げておりまして、次々と曲想が推移していくこの曲の、それぞれの場面場面でもっともふさわしく、もうこれ以上適切な表現はないだろうと感じさせるほどの直感的に付与していく表情が素晴らしいのです。上に述べた名盤の数々ですらネルソンス若先生のこの新盤と比べてしまうと、音そのものにもテンポにもまったく鈍感な凡演に聴こえてしまって困ります。単に楽譜に書かれた音を再現するだけだって大変なこの曲を、まるで自分の創作であるかのように手中にしている感じがします。ネルソンス先生、恐るべし。
    ボストン響ライブのこのシリーズはすべて聴いておりますが、録音も凄く優秀。SACDでもない通常CDですが、Dレンジの広大さといい低音の底知れぬ深みといい、一押しのCDと言えます。直前に同じDGレーベルからリリースの、もうひとりの若先生、ネザ=セガンとロッテルダム盤もとても良かったのですが、本盤のほうがさらにナチュラルで生き生きした音楽です。
    1905年のほうも緩急の振幅が大きい点で同傾向の演奏ですが、ここではあまり表層の標題性にはこだわらず、純音楽としての響きの素晴らしさが追求されていると思います。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 15人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/05/16

    未発売の製品のレヴューを書くのは当欄では相応しくないでしょうが、ついにこれが世に出る!という喜びでご容赦ください。あのCDでの名演の音源が、演奏会形式ライヴのTV放送だということは有名ですが、その放送された映像がなんとかして見られないか、ほんとに30年以上夢見てまいりました。その間にバーンスタイン先生もホフマンもベーレンスも鬼籍に入ってしまいましたね・・・しかしこうして再びこの方々のお姿にお目にかかることができる、それだけでこのリリースは大変な興奮です。トリスタンは、演奏会形式でも、というか、演奏会形式の方がむしろ下手な演出がからむよりも楽しめるのではないか、とかねがね私は思っております。バイロイトでも、特に90年代のハイナー・ミューラー演出は、具象的な背景も大道具も皆無で、すべて四角の箱の中で進行するのですが、私はこれが気に入って、演目に入っている年は毎回欠かさず現地で見ております。そのミューラーが人をほとんど動かさないのはどうしてか、というプレスの質問に対して「音楽がすべてを物語っているのに、なんでそれを重ねて表現する必要があるのか」とか言っておりました。アバドがたった一度のみベルリン・フィルで取り上げたのがやはり演奏会形式で、これも私、機中泊含めて3日の強行日程でベルリン往復しましたけれど、やはり通常のオペラ以上に感銘をうけました。このときは全員黒尽くめの衣装で、動きも最低限。けれど次の春のザルツブルク・イースター祭の同じスタッフ・キャストのオペラ上演より格段に感銘が深かったのです。演奏会形式の方が視覚的にも記憶に明確に残っているという、奇妙な逆転現象が私のなかでは起きています。このバイエルンの名演でも、記録では、演者はそれらしい衣装は身につけているが、身振りなどは最低限で、ライブとはいえ、音楽そのものに集中していたとのことです。CDを聞けば分かる通り、このテンポ、まず実際のオペラ公演では不可能ですね。演奏会形式であるがゆえの音楽そのものへの集中度が格段に違う。強いて言えば丁寧なセッション録音に近い、つまりいわばトリスタン上演のイデアの世界と言ってもいいかも知れません。音質そのものも30年前のフリップスCDより向上していることを切に願います。近年、これほどリリースが待ち遠しいパッケージ・メディアがあったでしょうか。待ちきれません。

    15人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/03/09

    現在所有のショスタコーヴィッチ5番の膨大な数のCDの中で躊躇なく最高点。ホーネック先生の新譜は何を置いてもまず聴いてみたいと思わせる魅力が、常に新しい発見があります。本盤は聴き始めると途中で止めることがありません。毎回一気に聴き通してしまいます。第5番終楽章が終わってバーバーのアダージョが始まるのは目覚ましいクールダウンの効果があります。このありそうでなかった組み合わせは絶妙で、アルバム全体としての作り方に大変なセンスの良さが光ります。是非一度通して聴いてみて下さい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/03/04

    未発売の製品に関してレヴューは適切ではないでしょうが、演奏内容の素晴らしさに関してSACD化への期待を込めて書かせていただきます。約40年前、中学生から高校生にかけての時期の自分の限られた懐具合でもなんとか所有できたブルックナー8番の全曲LPはたった2種類、それが先頃SACD化されて目覚ましい復活を遂げ、レヴューもすでにさせていただいたカラヤン先生の75年盤と、今回SACD化のセル大先生のクリーヴランド盤でした。両方とも一部ファンからも評論家からも「ブルックナーらしくない」という、定義の明確でない基準であまり好まれているとは言えませんでしたね。ブルックナーらしさとはなにか。牧歌的であればいいのか。私は疑問でした。
    さて、ハース版のカラヤン先生盤に対してこちらはカットの多いノヴァーク版ですが、それが逆に脇道に逸れることがない凝集された集中を比類ない厳しさで生み出しており、これこそセル=クリーヴランドの芸術が頂点に達し得た瞬間の貴重な記録であります。まさに峻厳という一言。その威容に驚嘆します。
    早いテンポの第1楽章、切れ味鋭く、また情け容赦のない表現から生まれる「死の告知」の全身総毛立つような戦慄。逆にせせこましくテンポを部分的にも煽るような部分が皆無の、実に堂々たる巨匠的な第3楽章。そして第4楽章。迫り来る宿命と死闘を繰り広げるがごとき不屈の精神を感じさせる本演奏では、その正確無比な演奏からはからずも生み出されるものは、決して精密機器の冷たさではなく、徐々に立ち現れてくる大変な「熱さ」であり、聴いている我々の胸も熱くなるのです。いつ何度聴いても。
    大学生となってLPからCDの移行の時期。CD黎明期、初めて購入したCBSソニーから発売の8番単独二枚組みセットは今でも大事にしております。もう何千枚に達しているか分かりませんCDコレクションのまさに第一号がこのセル先生の第8でした。その後何回か再発売のたびに購入しておりますが、LP時代から盛大なヒスノイズはCD時代にも受け継がれ、到底現代の水準では満足出来る音ではありません。ブルックナーに不可欠な中低音の軽さが改善されることを切に願います。シングルレイヤーならもっと良かったですが。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/25

    この製品より一足先にリリースの第4番〜第6番のシングルレイヤーのものと合わせてこのところ毎日聴き入っております。往年の名盤が、これまた素晴らしい音で蘇って感動しております。以前からSACD化が最大に効果的なのはアナログ円熟期の70年代中・後期の録音ではないかと思っておりましたが、事実素晴らしい効果を上げているのが本ディスクではないでしょうか。なにより音場が広大で奥行きもたっぷり、楽器間の遠近感の再現など感心するほかないですね。CDとの差は明瞭です。もう戻れません。第5番のクライマックス、通常CDでも迫力は凄いですが、こちらは余裕のある鳴り方で少しもうるさいと感じません。第8番の両端楽章を聴いていて、この緻密さ、一つ一つの音が空間に広がっていく際にその微妙な重なりすらもカラヤン先生は計算しつくしていたのだなあと、いままで40年もLPとCDで聴いてきた演奏なのに、今回初めて気が付きました。実は、なんと8番の第1楽章、第4楽章では、一瞬ですがカラヤン先生と対局の位置を占めていると思われたチェリビダッケ先生の有名な90年東京ライブを聴いているような錯覚すら覚えたのです。響きそのものに恐ろしいほどこだわっている点ではこのお二人の大先生はそれほど隔たったところにはいないのでは、とそんなことすら考えさせる衝撃の新盤です。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/03

    これでもかという程の、むせかえるような美音が波状に次々と押し寄せ、難しいことは一切言わずにこの快感に身を委ねるのが一番ですね。第二、第四楽章が本当に官能的でロマンチックな響きの「夜の歌」になっています。ショルティ先生のクソ真面目な「真昼の歌」と真逆の世界。ただしショルティ先生の場合は真面目にやりすぎてかえってこの楽章の屈折したユーモアが浮き出る場面があるのですが。今のヤンソンス先生とコンセルトヘボウなら当然こうなるであろう、という予想の通りにことが運び、大変美しい音楽が出来(しゅったい)しています。満足ですが、「予想通り」という点が一点減点です。「予想以上」ではないのです。贅沢な要求でしょうが、マーラーなんだからさ、もっと悩ましいところか、あるいは第七なんだからさ、どこか喉に引っかかるようなところがあってもいいじゃないか、など文句があってもいいかもしれません。文句のつけようがない、ところが文句ですかね。朝比奈先生の八方破れのライブやテンシュテット先生の暑苦しさが懐かしい・・・このコンビのマーラーはすべて聴いてきましたが、器楽のみの第五、第六がなんとも微温的な出来で、一言でいえば淡泊なんですが、この第七は録音の優秀さ・生生しさも加わって、前二曲では曲の外側に立って、少しよそよそしかったヤンソンス先生がここでは踏み込んでいる感じで、それらを完全に凌駕する出来栄えです。前述のようにあまりに楽天的なところが減点ですが、これは以前のリリースにも共通することですから、これも個性と考えたほうがよいのかもしれません。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/12

    待望久しかったヴォツェックとルルのCD化、それだけで買いです。少なくとも私は。かつての名録音が続々と復刻しているのに、他の方も指摘しておられますが、なぜかベーム先生のヴォツェックがカタログになく手に入らない状態が長らく続いておりました。ヴォツェックは、私のとってはアバド先生とかドホナーニ先生の盤ではなく、ベーム先生盤なのです。昔のLP、豪華な箱入り輸入盤は今も自宅に保存しております。幼い日、ジャケットの青白いフィッシャー・ディースカウ先生のお顔が怖いのなんのって。ホラー映画のポスターより怖かった。ブーレーズ盤とならんで十代の大昔からの愛聴盤がどうCD化されているか楽しみです。ブーレーズ先生のLPは国内盤ですが、やはり立派な箱入り、懇切丁寧な冊子分厚い解説書で。昔は贅沢でした。今は別の贅沢ですね、一つの音源に贅を尽くすのではなく、音源の数で贅沢ができます。フィッシャー・ディースカウ先生のあのホラージャケットもついにミニチュア版でお目にかかることができます。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/02

    いまだレヴューが一件も無いのが不思議に感じられるほど素晴らしい演奏です。悠然とした、まさに巨匠芸ともいうべき堂々たるテンポ、ライブの粗さなど微塵も感じさせない菅と弦の緻密で絶妙なバランス。ここで焦って盛り上げてやろう、引っ張ってやろう、などというあざとさが皆無であるだけに、作品そのものに対する敬意が感じられ、私は大変感銘を受けました。実演は聴いておりませんので、生演奏に接した方々とは感想が異なるのかもしれませんが。
    最後にこれが日本のオーケストラであるとは信じられない金管のいぶし銀のような音色も素晴らしいです。一楽章の冒頭のコラールだけでこれは凄いと思いました。ブラインドで聴かされたら「アメリカのオケじゃないよね、これは渋いね〜やはりヨーロッパのオケでしょ?シュターツカペレ・ドレスデンあたりかな?」とか言ってしまいそうです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/02

    HMVウエブ上の案内とまったく異なるデザインのジャケットのLPが届きました。しかしこれは嬉しい間違い。カスリーン・フェリアー先生の大変美しいポートレートのジャケットでした。これだけでも購入する価値があります。LPは昔廉価版で英デッカから出ていたものを持っていますが、それと比べても厚みのある暖かで穏やかな音質となっております。内容はいまさらあげつらうまでもありますまい。フェリアー先生の白鳥の歌。英国ではいまだ「キャス」と愛称で親しまれている永遠の歌姫の素晴らしい遺産です。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:68件中1件から15件まで表示