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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2021/04/18

    指揮者、アントン・パウリクといえばブレゲンツ音楽祭を創立したり、オペレッタの録音を残した事でお馴染みですが、ボスコフスキーやシュトルツらと並ぶウィンナ・ワルツのスペシャリストであり、ヴァンガードに多数録音を残しました。
    このCDはウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団を振ってヴァンガードに残された録音をキングレコードが復刻したもの。
    シュトラウス・ファミリーとその周辺の作曲家の名曲集という題の通り、ヨハン1世、ヨハン2世、ヨーゼフのシュトラウス親子と、レハール、ツィーラーの作品を集めたもの。
    パウリクの演奏は端正で中庸、ウィーンの薫りのする上品な演奏です。
    他の指揮者に比べて強い個性はないですが、カペルマイスターと言うべき堅実な仕上がりは、オペレッタを手がけてきたパウリクらしい演奏です。
    録音は古いものの、ステレオ録音が大半で、モノラル録音も2曲あります。
    ただ、年代を考えればまずまず聴きやすい音質と言えます。

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     2021/04/17

    19世紀ウィーンで絶大な人気を誇ったのが、ワルツでした。
    この分野で名を残したのは何と言ってもヨハン・シュトラウス・ファミリーで、ついでランナーですが、当時その次に知られたのがこのCDに収録された、ファールバッハ親子の作品でした。
    かつてカメラータ・トウキョウがファールバッハの作品集を出していた他は散発的に録音があるぐらいでまとまった録音は珍しいです。
    フィリップ・シニアが3曲、フィリップ・ジュニアが11曲の全14曲。
    その作風はライバル、シュトラウスの作品に比べて良くも悪くも実用音楽の域を超えてないもの。
    ここに収録された曲はある程度安定していますが、これといった印象に残るメロディも無く、この辺りがこんにち忘れられた所なのかもしれません。
    演奏はクリスティアン・シモニス指揮、ニュルンベルク交響楽団。
    シモニスはCPOに19世紀に活躍した知られざる舞踏音楽の作曲家の作品を録音しており、このCDはビルゼから始まり、アイレンベルク、グングル、ミレッカーに続くアルバム。
    ニュルンベルク響とは3枚目のアルバムになる。
    シモニスはスワロフスキー門下の指揮者で、堅実な演奏である。
    作品を知るには充分な出来だ。
    2017年録音と発売まで少し間があるが、音質は良好である。

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     2021/04/16

    エドガー・モロというチェリストが録音したアルバムでオッフェンバックとグルダのチェロ協奏曲を収めたアルバム。
    一見すれば正反対の作品を収めたアルバムだがどちらも技巧派向きの作品という点では同じ。
    共演しているのは、ラファエル・メルラン指揮する、オーケストラ・レ・フォース・マジュール。
    オッフェンバックは2019年が生誕200年を迎えていた事もあって、それの関係で取り上げられていた様だ。
    この曲の現在最も新しいアルバムで、2007年のペルノー盤以来の新規録音。
    使用された楽譜は上記ペルノー盤でも使用され、近年この曲の録音で基本となっているケック版である。
    永らくクレマンというチェリストの編纂された譜面で知られており、録音もそれによる物が多く、ケック版録音としては2枚目にあたる。
    チェロ協奏曲としては40分ぐらいの規模の大きい作品だが、初期ロマン派ぐらいの編成に、オッフェンバックらしい軽い作風で、聴きやすい部類に入る曲。
    全体的に過去の音源より両楽章はやや速めのテンポ設定で、中間楽章は少し遅め。
    そのためメリハリは上手い事付いており、新しいスタンダード・アルバムとして良いと思う。
    グルダのチェロ協奏曲は名前だが知っていて今回初聴きだったが、いきなりロックに始まるから驚いた。
    独奏部の超絶技巧も聴きどころ。
    メルランとレ・フォース・マジュールの伴奏、あまり前に出過ぎずしっかりとサポートしており、好印象。
    録音は新しいだけあり不満はない。
    CDはPケースではなく最近増えたデジパック仕様。
    個人的にはデジパックってあまり好きじゃないですけどね、Pケースみたいに簡単に交換出来ないから。

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     2021/04/15

    バルバロッサ・レーベルが発売したCDで、東ドイツ国家人民軍中央軍楽隊が演奏した音源を収録したもの。
    同軍楽隊の指揮者を長きにわたり務めたゲルハルト・バウマン大佐、その後任のハインツ・ヘッカー大佐、後にドイツ連邦空軍第4軍楽隊隊長として、ドイツ行進曲を吹き込んだベルンホルト・ジヴォニー少佐のタクトで収録しています。
    この巻は広場のコンサートと題されたアルバムの3巻目にあたり、ベートーヴェンのヨルク軍団行進曲に初まり、J.シュトラウスのジプシー男爵の凱旋行進曲、リッペの射撃兵分列行進曲と言った知られた曲の他、東ドイツの行進曲などこの時代ならではの曲も。
    この軍楽隊の演奏は訓練された縦の動きと卓越したアンサンブル、力強いサウンドで、聴く人を圧巻させる名演揃いですが、このCDでもまさにそうです。
    特にヘンデルの王宮の花火の音楽の重厚さと華麗な響きは、同曲の名演の一つでしょう。
    バウマンは1983年に引退しているのでそれ以前、ヘッカーも1990年に隊解散と同時まで在任しており、録音年は書いて無いですが、少なくとも30〜40年前の録音です。
    そう考えれば音は比較的良い音質と言えるでしょう。

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     2021/04/14

    オスカー・シュトラウスはオペレッタの作曲家として有名ですが、同世代のレハール等らと同じく演奏会用の作品も残しています。
    このCDはそれらを集めた珍しいアルバムです。
    メインはピアノ協奏曲で、この曲は旋律重視の師譲りの作品。
    ロマンティックなその旋律は知られざる名ピアノ協奏曲としてもう少し知られても良いと思います。
    弦楽オーケストラのためのセレナードは古典的かつ、優雅でありながらも軽妙な親しみやすい旋律が特徴の作品。
    フランツ・マルスツァレクが編曲したライゲン=ワルツと、トラガント=ワルツは、まさにオペレッタから抜け出してきたような甘い旋律が特徴の聴きやすい小品です。
    これらを演奏するのはエルンスト・タイス指揮、ザールブリッュケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、ピアノはオリヴァー・トリエンドル。
    ドイツの名門オケとタイスのコンビによるこの演奏は、安定した演奏で他に録音がほぼないだろうこれらの曲を聴くにあたり全く問題ない水準に仕上がっている。
    またピアノ協奏曲ではトリエンドルのピアノがなかなか良く、聴かせてくれます。
    2018年、デジタル録音ですから、音質は良好。

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     2021/04/13

    ブルガリアの作曲家、パンチョ・ヴラディゲロフの管弦楽曲を集めたもの。
    ドイツのカプリッチョは昨年よりブルガリアのバルカントンに残されたヴラディゲロフの音源をCD化、この盤はシリーズ第4弾となるもの。
    第2弾として発売された管弦楽作品集の続編となるもので、前作は交響曲や演奏会用序曲と言った規模の大きな作品中心でしたが、このCDは比較的規模の小さい管弦楽曲を集めています。
    代表曲となった、ブルガリア狂詩曲『ヴァルダル』を冒頭に、ブルガリアの民族色豊かなメロディと、充実した管弦楽法を駆使した色彩豊かで親しみやすい作品が次々と出てきます。
    そしてどの曲も完成度が高い!
    もう少し知られてもよいのではないでしょうか。
    演奏はアレクサンドル・ヴラディゲロフ指揮、ブルガリア国立放送交響楽団です。
    その演奏ですが、これが本当に共感豊かなもの。
    オケはめちゃくちゃ上手いわけではないが、とにかく熱気が凄く、豪快でダイナミックなその演奏は聴き手を納得させるには十分なもの。
    最初から最後まで名演といっても過言ではありません。
    録音は1970〜1975年としかありませんが、音質はリマスタされたのか、だいぶ聴きやすい。
    最後にパンチョ・ヴラディゲロフのインタビューが収録されており、何と言ってるかは不明なのですが、たまに地名が聞こえてくるので、恐らく作曲家としての人生などを語っているのではないかと推察されます。

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     2021/04/12

    権利切れの音源を纏めて復刻しているスクリベンダム、一時期活動停止だとか言われたが最近また動き出したようで、新しい音源をリリース、これもその一枚。
    アメリカの作編曲家、カーメン・ドラゴンが、ハリウッド・ボウル交響楽団を振った録音をCD17枚分に収めた物だ。
    ドラゴンはキャピトルの看板アーティストとして1950年代に多数のアルバムを発売している。
    CD時代には東芝EMIが一度纏って復刻したが、それ以来長らく復刻もされず、たまにコンピレーション盤に1〜2曲収録されているぐらいであったので、今回の復刻は非常に嬉しい。
    ドラゴンはキャピトルではコステラネッツに代表するようなライト・クラシックを担当していたが、普通のクラシック音楽も振っており、クラシック指揮者としても、ライト・クラシック指揮者としても優れた才能を発揮していたのがよくわかるセットになっている。
    オケのハリウッド・ボウル交響楽団はロサンゼルスのミュージシャンで結成された団体だそうで、当時全盛期であったハリウッドの映画音楽を演奏した人物がほとんどだそうだ。
    その腕前は中々上手く、クラシックからポピュラーまでを難なくこなしていく技量は映画音楽奏者として培われたものが生きているのだろう。
    選曲はオリジナル通りのもあれば、時間の関係上、別のアルバムに入れれたのもある。
    古い録音だが、年代を考えれば音は良い方だ。
    ただスクリベンダムの他のCDにも共通するが、曲が終わって間髪入れずに次へ行く編集がされており、この辺りは評価が分かれるところ。
    CDはクラムシェル仕様なので、解説はないがHMVのサイトに、これ程詳しいドラゴンの情報が載っているので十分と言えるだろう。

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     2021/04/10

    ウィリー・ボスコフスキーが、モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団を振って録画したワルトトイフェルの作品集である。
    ウィンナ・ワルツのスペシャリストであったボスコフスキーの珍しいウィンナ・ワルツ以外の録音の一つ。
    この盤は1992年に新星堂が企画、東芝EMIが製造したアルバムである。
    残念ながら解説書はなく、裏ジャケに曲目、演奏時間と演奏者情報が書いてあるぐらいで、作りは昔の廉価盤CDと言った感じ。
    演奏はウィーン風な所も無いではないが、フランス的明るさを全面に出した、華やかな演奏である。
    選曲面ではワルトトイフェルの三大ワルツ、つまりスケーターズ、スペイン、女学生は入っている他、ポルカ、ギャロップは珍しい目の作品とバランス良く収録している。
    1976年の録音であるが、音は悪くない。

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     2021/04/09

    ハインツ・ヴィンケル楽長指揮、ベルリン保安警察音楽隊の演奏によるドイツ行進曲集。
    ヴィンケルは1948年より同音楽隊の楽長を務めており、亡くなる1962年まで積極的に録音を残しました。
    このCDはヴィンケルの録音を復刻した画期的なシリーズの第1弾です。
    一曲目はヴィンケルの自作、『保安警察』に初まり『ラデッキー』や『ベルリンの風』そして大帰営譜などを収録している。
    選曲としてはドイツ行進曲が好きなら大体知っていると言ったポピュラーなものである。
    当時はまだ戦前からの楽員もいた時代ですので、戦後録音ながらガチっとしたプロイセン風の縦の揃ったビシッとした演奏が聴けます。
    そのため、演奏は名演揃い、行進曲の演奏のお手本とも言えるでしょう。
    古い録音なので、音質は差があるがそもそもこのCDを手に取る人なら気にならないはず。

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     2021/04/08

    2015年に佐渡裕が音楽監督に就任した事で日本で以前より知名度が高まった低地オーストリア・トーンキュンストラー管弦楽団、その最新アルバムがこれ。
    今までは佐渡とのアルバムが大半だったが、この盤ではアルフレート・エシュヴェと共演したもので、オーストリアのオケが得意とするシュトラウス・ファミリーを中心に置いたニューイヤー・コンサートのアルバムである。
    選曲は前半がシュトラウス以外の作曲家、後半がシュトラウスとレハールいうもの。
    ほぼシュトラウスオンリーのウィーン・フィルと違いこういう聴きやすいオケの小品を適度に取り入れた選曲は、人によっては聴きやすいだろう。
    エシュヴェはシュトラウスファミリーのスペシャリストの1人で、ヨハン2世の肖像画の風貌に似ている事で知られる。
    エシュヴェとトーンキュンストラーは1998年の12月28日に共演して以来付き合いがあるらしく、2000年の12月のコンサートはORFからライヴCD化されている。
    この盤は昨年に7月セッション録音された演奏で、ワルツのリズムや間の取り方は本場らしい実に見事なもの。
    レハールの金と銀など、実に優雅で美しいワルツを聴かせてくれる。
    スラブ舞曲と言った外国の曲は少々安全運転気味に感じるが充分楽しめる。
    また時々、オレガ・ペレチャッコの歌が入り素敵な花を添えてくれる。
    発売元はエイベックスだが、トーンキュンストラーの自主レーベルと提携しているのか、CDはドイツ製、更にプラケースではなく、デジパック仕様。
    昔あった輸入盤国内仕様を思わせる。
    録音は綺麗だが、基準の音が小さめで、もう少し、録音が良ければよかった。

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     2021/04/07

    旧ソ連の指揮者、サムイル・サモスードが1953年2月11日に、ソヴィエト国立大放送交響楽団を振ったコンサートの音源で、全曲ワルツばかりを集めたものである。
    この音源、初CD化とは書いてないが、他に出ていた形跡はないので初CD化かも知れない。
    ヴィスタヴィラが発売していたロシアの指揮者シリーズの第一弾に当たる。
    サモスードはこんにちCD化されているのはオペラかコンチェルト、つまりは伴奏指揮者としてしか知られておらず、このCDの様にサモスード単独の音源は珍しい。
    個性の塊とも言うべき強烈な人材がゴロゴロしていた当時のソ連音楽会では地味な印象のサモスードだが、やはりそこはソ連の指揮者だっただけにこれもなかなかの強烈な演奏である。
    例えばチャイコフスキーの眠れる森の美女。
    ロシア・オケの強力なブラスと、サモスードの緩急のある演奏は、聴いていて大変痛快だ。
    一部歌手を招いた曲もあり、そちらはさすがに伴奏に徹しているが、オケナンバーはどれもこの時代のロシアだからこその演奏である。
    先に通りの録音年であるが、年代の割には音は良い方。
    恐らく放送用か何かに録音されたものだったのだろう。

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     2021/04/06

    ルネ・レイボヴィッツ、忘れられたとは言わないが、その音源に触れるのは容易ではない。
    そもそもCD自体が少ないか出ても廃盤、更に復刻も膨大な音源の一部と、未だに全容が掴めないからである。
    スクリベンダムから出たこのBOXはかつてチェスキーが復刻したアルバムと、ウラニアが出した音源を中心にした物。
    両方のレーベルで復刻されてない音源もある。
    CDは厚紙に入ったクラムシェル・ケース。
    解説はないが裏ジャケに収録データが書いてある。
    演奏について、簡単に感想を。

    CD1→ムソルグスキー『展覧会の絵』と交響詩『禿山の一夜』を収録。
    オケはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。
    大変有名なレイボヴィッツの代表音源で、ウィンドマシンの使用やコーダの大体な改変が特徴だが、オケの響きも鋭く曲に合っていて迷演と言える。
    展覧会の絵も改変されているが、やはり個性的な演奏となっている。
    CD2→フランスの管弦楽曲を振った物で、パリ・コンセール・サンフォニーク協会管弦楽団とロンドン・フェスティヴァル管弦楽団の演奏。
    ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団は録音用に集められたメンバーでは無いかと思うが、パリのオケは、パリ音楽院管弦楽団の変名か同オケのメンバーを中心に集めた団体と言われる。
    それ故に演奏は往年のフランス色を出したメリハリある演奏である。
    CD3→モーツァルトの交響曲第41番とシューベルトの交響曲第9番を収録。
    オケはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。
    個性的と言えばそうだが、レイボヴィッツの演奏として考えると両曲とも大人しい演奏だ。
    CD4→グリーグとストラヴィンスキーという変わった組み合わせ。
    ストラヴィンスキーはロンドン音楽祭管弦楽団といういかにも録音用の名前でまずまずの腕前。
    演奏は36分と遅めですが、少々消化不良ぎみ。
    グリーグのピアノ協奏曲はワイルドが主役であるが、レイボヴィッツのサポートも良い。
    CD5→ドイツの作曲家による作品を集めたもの。
    ロイヤル・フィルの演奏が上手いが、録音用オケと思われる、インターナショナル交響楽団のラインもなかなかに立派な演奏で良い。
    CD6→パリ・コンセール・サンフォーニーク協会管弦楽団を振った小品集。
    フランス物中心に集められている。
    またオペラからの作品が多いのも特徴的。
    2と同じく覆面オケの演奏とは思えない程上手い。
    CD7→これと8はウラニアから出ていた音源で、オーケストラの小品集有名な曲ばかりで、オケはロンドン新交響楽団、ローマ・フィルハーモニー管弦楽団、RCAイタリア管弦楽団と録音用オケの演奏ばかりだが、いずれも中々楽しく、気軽に聴ける。
    CD8→同じく小品集で、ローマ・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン新交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が登場。
    生き生きとしたスペインやこうもり、レイボヴィッツ編曲のイギリス民謡などが聴きどころ。
    CD9〜13→ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェンの交響曲全集で、レイボヴィッツの代表的な音源。
    普段耳にする事の無いパートが強調されていたり、全体的に速めでメリハリのある演奏が特徴。

    CD7〜8に僅かながら初復刻と思われる音源がある以外は復刻済みであるが、音質は年代を考えれば良好なものが多く、過去の盤と比べても大差はないレベル。
    レイボヴィッツの録音全てを網羅している訳では無いが、代表的な音源は揃っていおり、今後レイボヴィッツのアルバムが大量に復刻される機会が来るとは思えないので、レイボヴィッツに興味がある、選曲が気になる、オケが気になるという方は廃盤にならないうちに購入をお勧めする。

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     2021/04/05

    このCDはウィリアム・オルウィンの映画音楽を収録した内容で、シャンドス・ムービーシリーズの一枚。
    シャンドスはオルウィンの作品集を幾つか出しており、また映画音楽の紹介にも積極的で、現在ではシリーズの中、4枚もCDが出ている。
    このCDは2枚目にあたるもので、ラモン・ガンバ指揮、BBCフィルハーモニー管弦楽団の演奏によって収録されたものである。
    オルウィンのスコアは、クラシック音楽をベースにした物で、イギリスの作曲家らしく格調高くオケが鳴る。
    このCDの収録曲はオルウィンの書いたスコアの中でも傑作が揃っており、『真紅の盗賊』でのホルンが奏でるテーマや、『砂漠の勝利』でのイギリスらしいマーチと聴きどころが沢山。
    演奏は特別名演ではないが、手堅く安定した演奏で作品を知るには十分である。
    録音もデジタルなので良好。

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     2021/04/04

    このCDは世界のマーチを集めたアルバム。
    ユニバーサルの傘下で廉価盤を中心に出してるベルアートが出したこのCDは、デッカが原盤で、本家からも国内盤で復刻されている。
    前半はグレナディア・ガーズ軍楽隊指揮はフレデリック・ハリス中佐、ロドニー・バッシュフォード中佐、後半はコールドストリーム・ガーズ軍楽隊、指揮はダグラス・ポープ中佐で収録されている。
    録音年は1950〜1960年代で黄金期と言われた時代のもの。
    事実、力強さと豪快な演奏は現代の洗練された演奏とはひと味違う魅力がある。
    録音は硬めのものだが、当時の優秀な録音もあり、バンドの演奏を今に伝えてくれる。
    マーチの入門用におすすめ。

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     2021/04/03

    シャンドス・ムービー・シリーズの一枚でイギリスの作曲家、リチャード・アデンセルの作品を集めた内容です。
    演奏はラモン・ガンバ指揮、BBCフィルハーモニー管弦楽団によるシリーズお馴染みの演奏者によるもの。
    アデンセルと言えば、ワルソー・コンチェルト(このCDにも収録されています)が有名ですが、その他の作品は殆ど知られていません。
    知名度の割に作品集が少ないアデンセルの作品を集めたこのアルバムは大変貴重なアルバムと言えます。
    アデンセルの作風は聴く限りメロディアスでリリカルな洗練された、ダイナミックに聴かせるのでは無くしっとりと聴かせるタイプの作品が多いように思います。
    また一部の作品は世界初録音との事。
    ガンバ、BBCフィルも丁寧に演奏していて、悪くはないですが、ロスコーのピアノと共演したワルソー・コンチェルトのような有名曲は、他の演奏の方が良い演奏です。
    録音は綺麗に録れていますが、基準の音が小さく、ショボく聴こえてしまうのが残念です。

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