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レインボー さんのレビュー一覧 

検索結果:3783件中16件から30件まで表示

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     2021/05/26

    2018年にナクソスが一気に発売したパーシー・グレインジャーの吹奏楽作品を集めたアルバムの第2集です。
    演奏は変わらず、ビャルテ・エンゲセト指揮、ノルウェー王立海軍軍楽隊。
    このCDでは代表曲、『子供のマーチ』『デリー地方のアイルランド民謡』『ガム・サッカーズ行進曲』を含む13曲を収録しています。
    前作でもそうだったのですが、演奏が大変に素晴らしい。
    この軍楽隊はノルウェーの軍楽隊の中で、国防軍軍楽隊や近衛兵軍楽隊と共に同国を代表する軍楽隊で、録音も多く、既にナクソスからも何枚かリリースがあります。
    北欧の軍楽隊に多い、いわゆるウィンド・アンサンブル編成であり、人数は少ないのですが、非常に充実した演奏を聴かせてくれます。
    前記3曲のように幾つか録音のある曲でも新たな名演と言って良いですし、最後のリストのハンガリー幻想曲の様にシンフォニックな仕上がりになっている演奏もあります。
    また録音も優秀で、細部まで明確に録られたこの録音、吹奏楽のCDでは上位に入ります。
    知られているようで知られてないグレインジャーを知るきっかけになる良い一枚だと思います。

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     2021/05/25

    このCDはフィリップ・ヒルズ中佐指揮、グレナディア・ガーズ軍楽隊の演奏で収録されたもので2002年に即位から50年たったエリザベス女王のゴールデン・ジュビリーを祝うために制作されたもの。
    収録曲は愛国的な作品が多く、エルガーの『威風堂々』や即位の時にウォルトンが書いた、戴冠式記念行進曲『宝玉と勺杖』ブリスの行進曲『ようこそ!女王陛下』が演奏されている方、グレナディアの連隊行進曲やヒルズ中佐の自作の行進曲までを収録している。
    ヒルズ中佐は1992年にこの軍楽隊の楽長となり2002年まで務めた。
    この録音は楽長としては末期の頃に録音されたもの。
    演奏はどれも安定して聴ける水準だが、録音が少々良くなく細く聴こえる。
    また、ライナーも非常簡素だが、これは廉価盤だから仕方ないだろう。

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     2021/05/24

    イギリスのレーベル、スペシャリストはイギリスの軍楽隊を起用して様々なアルバムを制作しました。
    そのうちの一つ、レジメンタル・シリーズと言われるものがあり、これは永い歴史のある軍楽隊の連隊行進曲や歴代の軍楽隊長が残した秘蔵の曲を録音した貴重なシリーズです。
    このCDはイギリス近衛歩兵の一つ、ウェルシュ・ガーズ軍楽隊を取り上げたもので、指揮は当時の軍楽隊長、デヴィット・クロスウェル少佐である。
    前半は連隊の行進曲を後半は歴代の楽長らによる作品を収録しているのですがこれがこのCDの聴きどころ。
    イギリスの軍楽隊長になるには作曲や編曲にも堪能でなくてはいけないようで、それぞれの楽長のこのバンドのために残しているが、優れているのは第3代隊長、ステイザム少佐の行進曲『グレート・アンド・グロリアス』と第4代隊長、ケニー少佐の行進曲『カーディフ城』この2曲が特に良いでしょう。
    さてクロスウェル少佐とウェリッシュ・ガーズの演奏、さすが自分達の音楽とあって共感豊かな演奏だ。
    サウンドこそ現代のソフトな響きだが時折ブリティッシュな音色が聴けるのが嬉しい。
    上記、ステイザム少佐とケニー少佐の作品に加え、『空軍大戦略マーチ』リズム感の良さは特に聴きどころ。
    ライナーも写真を豊富に使った大変詳しいもの。
    録音も豊かな残響で良い。

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     2021/05/23

    アメリカの作曲家、ヴァージル・トムソンはアメリカ・クラシック史に名前は出るものの、作品は知られているとは言えません。
    様々な分野に作品を残したトムソンですが、オーケストラ作品の録音は少なく、このCDは貴重な一枚。
    トムソンの3つある交響曲を全て収録したのと、『巡礼者と開拓者』という映画音楽を収録した内容になっています。
    収録曲全てがアメリカらしさを感じるメロディを持った調性のある聴きやすい作品。
    実質的な1番にあたる『讃美歌の調べによる交響曲』では、後年の映画音楽、『河』に出てくるメロディが使われていたりします。
    アメリカ国民楽派が好きな人にはおすすめです。
    演奏は、ジェームズ・セダレス指揮、ニュージーランド交響楽団。
    アメリカの作曲家のエキスパートらしいセダレスと、ナクソスで高い演奏を披露しているニュージーランド響、このコンビの組み合わせで悪くなるはずがありません。
    作品の魅力をストレートに伝えてくれる好演です。
    1998年11月録音ですが、デジタルなので音質は良好です。

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     2021/05/22

    サン=サーンスが今年没後100年を迎えるにあたり、ぽつぽつと新譜が出てますが、これはサン=サーンスが書いた吹奏楽作品と編曲作品を集めた内容のアルバムです。
    冒頭の行進曲『西洋と東洋』のように最初から吹奏楽曲として書かれた作品や、オペラなどの曲を他者の手によって編曲されたものが収録されています。
    サン=サーンスの吹奏楽作品集は過去にもベルギー王立近衛兵軍楽隊が、WWMからCDを出しています。
    このナクソス盤は吹奏楽作品集を銘打ちながら一部の作品(ナイルの川の岸辺や連合国行進曲、アルジェの学生に捧げる行進曲等)が収録されていない代わりに、バッカナールの様に古くから編曲され演奏されてきた作品の他、動物の謝肉祭のように吹奏楽への編曲版は珍しい曲があります。
    これよりマニアックであったWWM盤のような濃さはない選曲ですが、この辺りは好みと言えるでしょうか。
    演奏は準・メルクル指揮、イギリス王立空軍士官学校軍楽隊です。
    この軍楽隊は著名なイギリス王立空軍中央軍楽隊や、イギリス王立連隊軍楽隊と共にイギリス王立空軍の正規軍楽隊の一つ。
    現在の指揮者はC.アンソン大尉ですが、このCDはメルクルが客演で振っています。
    客演という事もあってか、まだ上手いことメンバーとコミニュケーションが取れていないのか、時折オケが荒かったする他、仕様譜が一つを除きイギリスの軍楽隊向きに直された楽譜でフランス式の響きとは異なっていたりとちょっと難点もある物の、水準には達した演奏であり、珍しい曲も幾つかあり、また値段も安いので、興味があれば購入してみても良いかもしれない。
    プロデューサーはスーザ吹奏楽全集でお馴染みの、マイク・プアートンでエンジニアは、トニー・フォークナー。
    SRCレーベルなどに似た柔らかなサウンドの録音である。

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     2021/05/21

    ナクソスから2018年に発売されたパーシー・グレインジャーの吹奏楽作品を集めたシリーズのCDです。
    このCDは3枚目にあたり、シリーズ最終巻となったもの。
    代表曲の一つ、『リンカンシャーの花束』を含む16曲を収録しています。
    グレインジャーという作曲家は吹奏楽をやっている、聴いている人には割と知られた名前なのですが、代表作以外は知名度は低く、それらも元はピアノ曲の編曲だったりと意外な事実があったりします。
    知ってるようで知らないグレインジャーを知る上で、この3枚のCDは貴重な資料でしょう。
    このCDにはグレインジャーの隠れた名作『ローマの権力とキリスト教徒の心』が収録されている珍しい一枚。
    演奏はビャルテ・エンゲセト指揮、ノルウェー王立海軍軍楽隊の演奏で、この軍楽隊はノルウェーを代表する吹奏楽団。
    ウィンド・アンサンブル編成の少ない人数で結成されている事で有名な団体で、この録音では充実した演奏を聴かせてくれます。
    また録音も細部まで明確に録られており、非常に優秀。
    値段を考えればコストパフォーマンスは非常に高いでしょう。

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     2021/05/20

    このCDはデ・ハスケと関係出版社の2011年度の新譜を収録したアルバムとなっています。
    吹奏楽のための新曲からポップスのアレンジまでをとりあえず集めましたと言った選曲です。
    ただ全体的に3分前後の短い小品中心の選曲となっています。
    演奏は様々な団体の音源を集めて収録した編集盤。
    ノルベール・ノジー指揮、オランダ王立陸軍ヨハン・ヴィレム・フジョー軍楽隊はバックリー作曲の『サンダーバード』のみ登場。
    コンサート・マーチに属する曲で安定した演奏はさすがでしょう。
    ジャック・スタンプ指揮、インディアナ大学ペンシルヴェニア・ウィンド・アンサンブルはヘイゾの序曲、『ゴー』を収録。
    指揮のスタンプは指揮者、作曲家として著名な人物。
    演奏は曲調もあり全体的に前へ前へ行こうとする意思が感じられるがアンサンブル自体が荒いのが残念。
    日本の作曲家では八木澤教司の作品が3つ取り上げられている。
    ファンファーレ『天と大地からの恵』『ラルゴ』は八木澤教司指揮、東北福祉大学吹奏楽部の演奏。
    ワコーレコードから出ている作品集と同じ音源の模様。
    作曲者の自作自演というわけだが、意外と上手い。
    もう一つは『西風に揺られて〜熱き心の鼓動が鳴り響く』でこれは陸上自衛隊西部方面音楽まつりで西部方面管区合同音楽隊によって初演されたもの。
    このCDは初演団体の一つ、高橋充3等陸佐指揮、陸上自衛隊西部方面音楽隊の演奏で収録されたもの。
    自衛隊らしい安定した技術とドラマティックな演奏が聴きどころ。
    ヴァルター・ラツェク中佐指揮、ドイツ連邦軍軍楽隊の演奏は、『ライオン・シティ・フェスティバル』『カラーズ・オブタイム』『ウィンド・パワー』を収録。
    ヨーロッパの軍楽隊らしいしっかりと鳴るブラスと、安定感のある演奏が特徴。
    CDの中で1番多く演奏しているのが、ミッドウェスト・ウィンズという団体。
    指揮者の記載がない上に、生演奏中心だが一部機械打ち込みの演奏があるなど詳細は不明だが、録音用に集めたメンバーによる即席団体なのだろう。
    腕前はまずまず。
    録音は様々な機会に録音された物を集めたわりには聴ける。

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     2021/05/19

    ヴァージル・トムソンの『太平洋を耕す鋤』組曲『河』を収録したCD。
    トムソンはアメリカ・クラシック史を調べると必ずと言っていいほど名前が出るが作品はあまり知られていない。
    ここに収録された2曲はトムソンの代表的な作品で、共に映画音楽である。
    20世紀のアメリカは前衛音楽が攻勢を極めたが一方調性のある作品も書かれ、ここに収録された作品両方とも、アメリカらしいメロディを持った聴きやすい作品となっています。
    アンヘロ・ギル=オルドネス指揮、ポスト=クラシカル・アンサンブルによる演奏です。
    ずば抜けて名演とは言えませんが、映画のスコアの雰囲気はよく再現されており、これはこれで楽しめるのではないでしょうか。
    オケは名前通りあまり人数のいないアンサンブルですが、響きの薄さは気になりません。
    録音は近年録られたので良好です。

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     2021/05/18

    パーシー・グレインジャーは吹奏楽界では著名なわりに、人気曲を除けばなかなか録音は少ない。
    グレインジャー単独のアルバムも両手で数えられるかどうかといぐらいです。
    このナクソスからでたグレインジャーのアルバムは彼が書いた吹奏楽作品と吹奏楽へ編曲した作品を集めたシリーズとなっています。
    このCDはシリーズ第1巻にあたり『岸辺のモリー』『カントリー・ガーデン』を別にすれば録音の少ない曲で、バッハやフランクら他の作曲家の編曲が目立ちます。
    演奏はビャルテ・エンゲセト指揮、ノルウェー王立海軍軍楽隊。
    ナクソスでは既にトヴェイトやスーザのアルバムに出ている同国を代表する吹奏楽団。
    この軍楽隊は比較的規模の小さな編成が特徴で、きめ細かな繊細で美しいサウンドが特徴です。
    この録音でもその特徴は存分に発揮されており、また曲の雰囲気なども良く捉えた好演奏ではないかと思います。
    今までナクソスの軍楽隊録音はマイク・プアートンがプロデューサーを担当していましたが、今回は違うようです。
    しかし、柔らかくも各部詳細に録られれたこの録音、なかなか優秀な録音と言えるでしょう。

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     2021/05/16

    1998年のデ・ハスケ新譜参考演奏集です。
    テイメン・ボトマ指揮、ベルギー王立海軍軍楽隊の演奏で収録されたもの。
    チェザリーニの行進曲『ルガーノ』で初まり、ホーヘスティンの行進曲『フォレスター』で終わるこのCD、デ・ハスケお抱えの作曲家の小品中心の選曲ですが、当時のデ・ハスケらしくなかなか良い作品も多く、アレンジ物では当時ヒットしていた映画タイタニックの主題歌『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』やジュラシックパークの続編の『ロスト・ワールド』の収録があるあたりが時代を感じます。
    指揮者のボトマはオランダの指揮者。
    つまりこの軍楽隊では客演というわけですが、演奏は安定していて安心して聴けます。
    この辺りは参考演奏集らしいと言えるかもしれません。
    録音も良好。

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     2021/05/15

    ライセンス系レーベルのオランダのブリリアントから、ロシアのピアノ協奏曲を集めたBOX物。
    近年流行りのクラムシェル仕様である。
    ロシアと言いつつポーランドの作曲家が入っているあたり、なんとも中途半端で、全体的に帝政ロシア期の作曲家が多く、ちょっと選曲はマニアックだ。
    音源の原盤はVOXやナクソスが多いが、ブリリアントの自社音源もある。

    CDのそれぞれの感想を。
    CD1→リャプノフのピアノ協奏曲集でドミトリー・ヤブロンスキー指揮、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団とショレーナ・ツィンツァバーゼによる演奏。
    ナクソスが原盤でナクソスらしい堅実な演奏。
    CD2→ルービンシュタインの作品集で、ピアノ協奏曲第4番は、オトマール・マーガ指揮、フィルハーモニア・フンガリカとマイケル・ポンティのピアノ。
    ポンティはVOXの看板ピアニストでどんな曲も一定の水準で纏めらる実力派。
    この演奏も堅実な出来。
    コンチェルトシュティックは、ヘルムート・フロシャウアー指揮、ウィーン交響楽団、フェリシア・ブルメンタールのピアノ。
    ちょっと安全運転気味で演奏は面白くない。
    CD3→メトネルのピアノ協奏曲第3番はピエール・カオ指揮、ルクセンブルク放送管弦楽団、バラキレフのピアノ協奏曲第2番とリャプノフのウクライナ主題による狂詩曲は、ジークフリート・ランダウ指揮、ウェストファリア交響楽団による演奏。
    ピアノはポンティ。
    これもVOX原盤。
    オケはどちらも伴奏に徹しており、ポンティのピアノが聴きどころの一枚。
    リャプノフは一枚目に続く登場だが、ピアノパートだけならこちらの方がよい。
    CD4→カバレフスキーのピアノ協奏曲第1、第2番をインジュのピアノ、ヤブロンスキーとロシア・フィルでグラズノフのピアノ協奏曲第2番をヤブロンスカヤのピアノ、ヤブロンスキーとモスクワ交響楽団で収録。
    共にナクソス原盤。
    カバレフスキーはナクソスらしいこじんまりと纏めた作品を知る演奏。
    グラズノフは一見地味だが、オケ、ピアノの盛り上げ方が上手く、そこそこ楽しめた。
    CD5→カバレフスキーのピアノ協奏曲第3番とリムスキー=コルサコフのピアノ協奏曲をヤブロンスキーとロシア・フィル、リュウのピアノ、グラズノフのピアノ協奏曲第1番をヤブロンスカヤ、ヤブロンスキーとモスクワ響で演奏したもの。
    4枚目と変わってカバレフスキーは中々のもの。
    ピアニストのタッチが優しいのでオケも荒々しさはないが時折ロシアらしい爆音と曲に相応しい快活な好演。
    グラズノフはやや大人しめ。
    CD6→ハチャトゥリアンの作品集。
    ピアノはヤブロンスカヤ、ヤブロンスキー指揮、モスクワ交響楽団による。
    このコンビの録音は良い演奏が良く、これもそうだがもう録音がこじんまりとしてるのが難点。
    CD7→モシュコフスキのピアノ協奏曲とシャルヴェンカのピアノ協奏曲第2番を収録。
    両名ともポーランドの作曲家だが、当時ポーランドが帝政ロシア時代だったからだろうか。
    モシュコフスキがハンス・リヒャルト・シュトラッケ指揮、フィルハーモニア・フンガリカ、シャルヴェンカがリチャード・カップ指揮、ハンブルク交響楽団の演奏で、ピアノはポンティ。
    ここでもポンティのピアノが非常に上手い。
    CD8→アレンスキーのピアノ協奏曲をイェルク・フェルバー指揮、ベルリン交響楽団、リッタウアーのピアノ、パデレフスキのピアノ協奏曲をヘルムート・フロシャウアー指揮、ウィーン交響楽団、ブルメンタールのピアノで収録。
    アレンスキーの作品は珍しい部類に入り、ここではマイナーな演奏者による演奏だが、まずまず。
    パデレフスキはルービンシュタインと同じ演奏者だがこちらの方が良い。
    CD9→スクリャービンのピアノ協奏曲とフレンニコフのピアノ協奏曲第2番を収録。
    ハンス・ドレヴァンツ指揮、ハンブルク交響楽団とポンティによるスクリャービン、ここでもポンティのピアノがさえ渡るもので聴きやすい。
    フレンニコフはウラディミール・フェドセーエフ指揮、チャイコフスキー交響楽団とキーシンによる演奏で、ライヴらしい熱演。
    CD10→ポール・フリーマン指揮、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ピアノはデレク・ハンによるチャイコフスキーピアノ協奏曲。
    有名な1番より2番が良い。
    CD11→ラフマニノフのピアノ協奏曲集。
    第2番は、ウラデミール・シレンコ指揮、ウクライナ国立交響楽団、クララ・ヴュルツのピアノ、第3番はイェジー・マクシミウ指揮、アイルランド国立交響楽団、ベルント・グレムザーのピアノで演奏されたもの。
    3番はナクソス原盤、2番はブリリアント原盤。
    どちらも良くまとまった聴きやすい演奏で悪くない。
    部分部分でスラヴ的な音色が聴ける2番が良い演奏だろう。
    CD12→プロコフィエフのピアノ協奏曲第1番、第3番、第4番を収録。アントニ・ヴィット指揮、ポーランド国立放送交響楽団、パイクのピアノで録音されたもの。
    隠れた名演であり、パイクの跳ねるようなピアノと、ヴィットとポーランド国立放送交響楽団の見通しの良い演奏が特徴。
    CD13→ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲集。
    ワシリー・ペトレンコ指揮するロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ボリス・ギルドブルクがピアノを弾いたもの。
    ナクソスが原盤でペトレンコ&ロイヤル・リヴァプールフィルのショスタコ交響曲全集の評判はよく、それに続く一枚として、出された物で現代的で質の高いもの。
    しかしオリジナルのCDには弦楽四重奏曲をピアノに編曲した珍曲もあり買うならこれに関してはナクソス盤が良いだろう。
    CD14→B.チャイコフスキーのピアノ協奏曲とモソロフのピアノ協奏曲第1番を収録。
    チャイコフスキーはソロヴィエバのピアノ、ミンバイエフ指揮、ロシア音楽院室内管弦楽団演奏のナクソス原盤、モソロフはシュライヤーマッハーのピアノ、カリツケ指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏でカプリッチョ原盤。
    共にソヴィエト時代の先進的な曲だが、モソロフの作品が印象深く演奏も良い。
    CD15→ボルトキエヴィチのピアノ協奏曲第2番と第3番を収録。
    20世紀に活躍した作曲家だが、作品はロマン派のようなわかりやすいもの。
    ドニガとポルセリーン指揮、ヤナーチェク・フィルの演奏も立派なもの。

    CDは先にも書いた通り、クラムシェル仕様だが、ジャケットは廉価盤故か、同一のデザイン(黒を基調にタイトルが書いてある)で味気ない上に、何枚目かは分かりにくい。
    1960年代の録音もあるが、いずれも年代の割には聴きやすく、デジタル時代の音源は問題なく聴けるのでは無いか。
    ロシアのピアノ協奏曲というと、チャイコフスキー、その次ぐらいにショスタコーヴィッチやハチャトゥリアン、プロコフィエフ等位しか知られてないので、色々な曲が知れるという意味では良いBOXだろう。

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     2021/05/14

    20世紀にアメリカで書かれたチェロ協奏曲を集めたアルバムです。
    最初に出てくるのはウィリアム・ペリーのジェームズタウン協奏曲。
    この曲は世界初録音との事。
    ペリーは映画音楽も手がける作曲家らしくメロディも聴きやすく、本当に映画の音楽のような聴きやすい作品です。
    ウィリアム・シューマンの作品は構築がしっかりとした作品。
    良くも悪くもシューマンらしい真面目さが目立ちます。
    トムソンのチェロ協奏曲、これはこのCDの目玉と言って良いでしょう。
    いかにもアメリカという懐かしいメロディで始まり、途中フランスの作曲家を思わせる部分があったり、最後は明るく終わるこの作品、隠れた傑作と言えます。
    これらの独奏を担当するのはユフダ・ハナーニ、伴奏は、ウィリアム・エディンス指揮、アイルランド国立交響楽団である。
    チェリスト、指揮者ともに無名だが、品の良い演奏をする。
    テンポも小気味よく、またアイルランド国立交響楽団のサウンドともうまく調和した好演だと思う。
    録音も優秀だ。
    アメリカ音楽に興味のある方はぜひおすすめ。

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     2021/05/13

    このCDは海をテーマにした吹奏楽楽曲を収録したもので、海上自衛隊東京音楽隊の演奏と、音楽隊長、手塚裕之2等海佐の指揮で録音されたものです。
    前半を吹奏楽のみで、後半は三宅由佳莉3等海曹と川上良司1等海曹のヴォーカルをフィーチャーしたもの。
    収録曲は8曲中、5曲が東京音楽隊の委嘱作品となっています。
    最初の2曲は行進曲で、酒井格の『南鳥島の光』とV.ウィリアムズの『海の歌』は音楽隊の得意分野だけあって安定して素晴らしい出来でした。
    海の歌の東京音楽隊の録音は意外にも1970年代に東芝EMIに当時の服部省二音楽隊長が振った録音以来数十年ぶりの録音となります。
    『スミスの海の男達の歌』は同音楽隊では初録音では無いでしょうか。
    『吹奏楽のための群青』は、日本海海戦110周年記念演奏会のライヴCDにも本CDと同じ演奏家による録音があり、演奏としてはそちらの方がライヴらしいスリリングさがあって良いのですが、セッション録音のこの録音も、悪くありません。
    ここより先は全て三宅3曹のヴォーカルをフィーチャーしたもの。
    『額田王の4つの歌』と、『貝殻の歌』はピンと来なかったですが、『息吹』の後半、三宅3曹の熱演が光ます。
    タイトルにもなった『われら海の子2015 海の歌によるファンタジー』これが1番の聴きどころ。
    同名の唱歌を中心に海に関する歌を幻想曲形式にしたもの。
    海上自衛隊バンドフェスティバルの初演時は歌手は2人とも女性であったが、この録音では男性、女性1名ずつとなっている他、上記の初演時は海上自衛隊全音楽隊による大編成の演奏からやや編成が小さくなってるが、力の入ったこのCD中最も良い演奏である。
    途中の合唱はライナーによれば音楽隊員のほか、防衛事務官、そして、作曲者にブレーンのスタッフが参加と即席の合唱団だが、良い意味で素人ぽさがあって良い。
    この曲一曲だけでも充分元は取れるだろう。
    このCDは手塚隊長の東京音楽隊との最後の録音となったもので、2014〜2016年の短い在任中に、様々なジャンルのCDを出したこのコンビの集大成と言えるCDでしょう。
    ただ不満な点として海をテーマにするなら、敷島艦行進曲や東京湾凱旋観艦式記念行進曲や浦塩沖氷海海戦のような戦前の作品、せめて軍艦行進曲位は入っていればよかったのにと思う。
    録音は2016年という事もあり綺麗だが、ブレーンらしいボヤっとした録音なのは非常に残念。

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     2021/05/12

    ジョン・R・パスティン中佐指揮、アメリカ海軍軍楽隊の演奏によって録音されたアルバムである。
    吹奏楽のために書かれたオリジナル作品とクラシックの編曲を集めたアルバムである。
    指揮者のパスティン中佐は1995年から1998年までの3年間、この軍楽隊の隊長を務めた。
    在任中にはこの盤を含む幾つかの録音を残した他、1996年のミッドウェスト・クリニックでロバート・スミスの海の男たちの歌の初演をした事でも有名だ。
    当盤では同曲は収録されてないが、シェーンベルクの主題と変奏やティリケリのブルーシェイズ等当時の吹奏楽オリジナル作品、ショスタコーヴィッチの民族舞曲やサン=サーンスの速歩といった編曲まで、有名無名を問わず収録している。
    演奏もR.シュトラウスのファンファーレからアメリカらしい輝かしいサウンドを聴かせて、幅広い表現を見せるのは海軍軍楽隊らしい。
    録音は少々線が細く、あまり残響がないデッドなもの。
    あまり良いとは言い難いが自主録音なのでこんなものだろう。
    録音年は不明である。

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     2021/05/11

    ホセ・セレブリエールが、ローマ・イタリア放送交響楽団を振って録音したボロディンの交響曲集です。
    日本クラウンから発売されたものですが、原盤はイギリスASV。
    ただそのASVもユニバーサル・ミュージックに買収されたので、この盤も貴重と言えるかもしれません。
    さて、今や巨匠となったセルブリエールが1989年9月にイタリアのローマで行った演奏会のライブ録音。
    ウルグアイ出身の指揮者とイタリアのオケによるボロディンという珍しい組み合わせで、大方の予想通りロシア風ではなく明るいサウンドに仕上がっているが、随所に指揮者の指示なのか個性的な解釈がなされている。
    わかりやすいのが2番で、少々わざとらしいぐらいためを作ったりしている。
    ただ、こういうのを嫌う人もいるので評価は分かれそうな演奏。
    ローマ・イタリア放送交響楽団は数年後に各地のイタリア放送の交響楽団と合併し消滅するので、晩年の録音としては貴重かもしれない。
    ライヴ録音らしく、ちゃんと拍手も入っている。
    音も問題なし。

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