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タカノブ さんのレビュー一覧 

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     2021/03/06

    村上春樹の初期三部作『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』に登場した「僕」の最終章となった作品。ストーリーの根底には資本主義社会への批判があるが、この小説が出版されたのがバブル景気真っ最中の1988年であったことは見逃せない。バカ騒ぎのような当時の状況を一歩引いた目で見ていた村上春樹の冷静さはきちんと評価されるべき。

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     2021/03/06

    『細雪』は第二次世界大戦中に書かれた長編小説。大阪の旧家を舞台に、四姉妹の日常生活、特に控え目な性格の三女・雪子のお見合い話をメインに綴られていきます。対照的に四女・妙子は奔放な性格。最後の決着の付け方はヘミングウェイの『武器よさらば』にも似た部分があって、男性作家がやりがちなパターンかもしれない。作品中には桜の花見に出かける印象的なシーンがあって、毎年3月くらいになるとこの作品を思い出します。

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     2021/03/05

    1990年代中頃に青春時代を過ごされた方は惹き付けられる小説だと思います。さらりと一日二日で読める分量の小説ですが、自身の当時の記憶をザワザワと甦らせ、心を落ち着かなくさせます。特に小沢健二さんがお好きだった男性の方にはオススメです。文庫版の巻末には歌手のあいみょんさんが文章を寄せています。

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     2021/03/05

    サガンが18歳の頃に出版されたそうですから書かれたのは17歳くらいなのでしょうか。本当に恐るべき才能の少女だったのですね。若いからこそ、そしてデビュー作だからこその鋭さがあります。サガンなんて子供が読むものなんて言ってるとその鋭いナイフに切られちゃうんじゃないかしら。

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     2021/03/05

    「ごん狐」と「手袋を買いに」は有名な作品なだけあってこの童話集の中でも出色の出来だと思う。全体的に読んでいて感じたのは「手の届かないもの」「言葉を交わせられないもの」への思い。「ごん狐」のあの有名な「ごん、おまいだったのか」にもそれは表れていると思う。
    私は小学生の頃に「ごん狐」を国語の教科書で初めて読んだのだが、解説によると「ごん狐」は昭和55年から小学四年生の全ての国語教科書に採択されたそうだ。私が小学四年生になったのは昭和58年頃だから意外に直後だったのかな。

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     2021/03/05

    今でこそ「ペットロス」という言葉や、ペットを失ったことで苦しむ人が多いことは広く認知されているが、「ノラや」は昭和30年代の話だ。家で飼っていた愛猫ノラが大雨があった日を境に姿が見えなくなってしまう。飼い主は既に65歳を過ぎた老文豪で、ノラのことが心配でご飯も喉を通らない日々。傍から見れば滑稽であり、しかし猫や犬を失ったことがある方なら涙なくして読めない。私は本作は漱石の「吾輩は猫である」、佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」などと並ぶ日本を代表する猫本の傑作随筆だと思う。

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     2021/03/03

    翻訳文体独特の読みづらさはありますが、マーヴィン・ゲイがお好きな方はぜひ読んでいただきたい一冊です。いったい何が84年の悲劇的な死に追い込んだのか、それは決して一つこと(父親との不仲)だけではなかったと思いました。巻頭に貴重な写真、巻末にはマーヴィン・ゲイ関連のディスコグラフィと年表が付いています。

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     2021/03/03

    池澤夏樹さんは世界文学全集に収めましたが、ケルアックの「オン・ザ・ロード」(「路上」)が世界の文学史上に残るような作品かどうかは微妙なところ。私は大好きで、福田実訳も青山南訳も両方読みました。私が思うこの作品の楽しみ方は、出来れば夏休みにビールでも飲みながら主人公サル・パラダイスと共にアメリカ大陸をイメージトリップすることですね。

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     2021/03/03

    村上春樹のデビュー作。表紙絵は佐々木マキ。神戸には一度も行ったことがなく、物語の舞台となった70年代からは相当経つし、その後大震災もあったが、この表紙の絵が僕の神戸のイメージだ。

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     2021/03/03

    菅さんの剛腕ぶりが分かる本。総務大臣時代はかなり活躍されたようだ。ただ、一大臣としては良くても首相(総理大臣)としてはどうなのか。人事権をチラつかせて我を通していては周りが萎縮してしまうだけではないか。いわゆる忖度がはじまり、悪いことは耳に入れないようになり正確な情報が入らず施策も誤るようになる。安倍さんの失敗の原因はそこだったと思うが。

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     2021/03/03

    村上春樹さんが韓国や中国でも人気なのは二つの世界が交互に描かれる春樹さん独特のストーリー構成に惹き付けられる部分もあるのかもと思った作品。つまり韓国にとっての北朝鮮、中国にとっての資本主義と社会主義です。自己と他者、現実と空想を同時に読むことでなにか救われるのかなと。そういったストーリー構成は本作から顕著になり、その後「ノルウェイの森」や「1Q84」などにも続いていきます。

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     2021/03/03

    「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」「1Q84」等々の長編小説が有名な村上春樹さんですが、実は短編小説の名手なのです。今作の「一人称単数」もとても良い作品ばかりです。今回は主人公が村上春樹さん自身のパーソナリティにとても近いように感じます。村上春樹さんのビギナーにもオススメです。

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     2021/03/03

    アニエスやセントジェームス、オーシバル等、有名なボーダーのブランドの歴史についてや、ボーダーのオシャレ達人の着こなし等が載っています。ボーダー初心者の私はとても勉強になりました。

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     2021/03/03

    春樹さんはTシャツ好きですよね。デビュー作の「風の歌を聴け」でも主人公がTシャツを着ているシーンが多いんですけど、映画版ではワイシャツを着ているシーンも多くて、ちょっと違うなと思った。

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     2021/03/03

    島尾敏雄の私小説。妻の精神病を引き起こしたという批判はあると思うが、彼も太平洋戦争末期に特攻隊隊長として命を散らす覚悟を持っていた人だと思う。終戦後の人生に虚しさやバカバカしさを感じていただろう。だからと言って不倫をしていいわけではないが。

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