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燕の巣 さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/28

    モーツァルトの深淵な世界を、ポネル演出と歌手陣が劇的に再現した歴史的ライヴ。全てにおいて圧倒される。決して鮮明な映像ではないが、舞台芸術の粋が凝縮されている。パヴァロッティ、シュターデ、ベーレンス、コトルバシュ、主役歌手の魂が籠った歌声が心に染み渡る。魂を揺さぶられ、感動で涙が止まらない。LD時代から何度も観た映像だが、BDの時代にも決して色褪せない。21世紀の舞台芸術に関わる全ての人間が規範とすべき、20世紀における偉大な映像記録だ。

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     2013/11/24

    パヴァロッティばかり注目されがちだが、20年経っても現役のレオ・ヌッチが渋い脇役を演じてる。伊語字幕で改めて観ると、日本語字幕だけのLDにはない新たな発見もあった。91年頃のLD発売当時は高画質に驚いた記憶があるが、DVDの退化したピンボケ映像が気になった・・・。

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     2013/11/22

    4大オペラに引けを取らない、モーツァルトのオペラ・セリアの傑作。知名度がないせいか映像ソフトが少なく、当盤は唯一のBlu-ray。初演当時の18世紀の面影を残すレジデンツ劇場の装飾が美しい。日本刀も登場する和洋折衷演出は疑問だが、ご愛嬌。最後にオケピットが浮き上がる演出は驚きで改修の証。公演時34歳、今や世界の主要劇場で活躍するダッシュが素晴らしい。エレットラは恋に敗れる脇役だが、他の主役を完全に喰ってしまった。その存在感と器の大きさだけでも観るに値する。

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     2013/11/15

    ヘンデルの音楽が、ひたすら美しい。主役5人のうち2人がズボン役のアルト、男性歌手はドミンゴだけだが、その存在感が際立っている。円形と白を基調とした美術や(トルコ皇帝父娘の)衣裳と、凝ったバロック衣裳とのコントラスト、シンプルな演出がヘンデルの世界を引き立てる。オケピットから階段があり、歌手とオケが一体となった素晴らしい公演。ヘンデル作品の復活が著しい昨今、HD収録によるBDの美しい映像とクリアな音質も相俟って、白眉の舞台を堪能できる。218分の公演が短く感じられるほど、甘美で優雅な時間がゆったりと流れる・・・。

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     2013/11/07

    近年、ヘンデル作品の蘇生が著しい。2003年のマルゴワール指揮「アグリッピーナ」、2005年のグラインドボーン音楽祭の「ジュリオ・チェーザレ」など。ウィーン国立歌劇場の再建後、50年以上ヘンデル作品の上演がなかったのが不思議だが、今回も見事な蘇生がなされた。オペラ・セリアらしい気品ある演出やバロック衣裳の気高さが素晴らしい。3人のズボン役という設定も珍しいが、カサロヴァの存在感と躍動感が抜きん出ている。カサロヴァは、2009年の新国立劇場「チェネレントラ」でポネル演出の復活を目の当たりにし感動した。その翌年、ウィーン国立歌劇場という檜舞台で、マイナーな演目をも見事に甦らせた。バロック的演出、小編成の古楽器オケと歌手がBlu-rayの美しい映像で見事に融合した。甘美で感動的な、オペラらしい素晴らしいライヴだ。

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     2013/11/03

    有名なアリアがあまりないせいか、ヴェリズモ・オペラとして人気や知名度はいま一つだが、もっと評価されていい作品。18世紀に実在した女優との恋愛を描いた作品だが、甘美な旋律が美しい。簡素な舞台ではあるが、衣装は豪華でフランス革命前の貴族社会の雰囲気を醸し出す清楚な演出が清々しい。女性歌手ばかり注目される作品だが、アルバレスが熱唱し引っ張る。Blu-rayの映像は暗い場面も鮮明、PCM音声も非常にクリア。輸入盤だが日本語字幕も付き、この作品に馴染みがない人でもオペラらしい甘美な世界に誘ってくれる逸品。

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     2013/10/19

    イエス・キリスト教会はカラヤンやベームなどがBPOと70年代半ばまで頻繁に録音で使った場所で有名。その教会が醸しだす豊かな響きが美しい。オケと歌手が一体となった気品に溢れた演奏が本当に素晴らしい。歌詞は付属してないが、別のCDのPDFファイルの伊英対訳で鑑賞。164分間、歌詞とスピーカーに目と耳が釘付け、まさに至福の時を得た。映像全盛の時代、これほど吸引力と魅力に溢れた全曲盤は稀。
    rやrrの巻き舌の発音もクリアに聞こえ、rとlの発音の違いが容易に判るほど音質がリアルで、半世紀以上前の録音とは思えない。声楽を学んでる方にも格好の教材だが、それ以上に万人にお薦め出来る名盤。こんな素晴らしい録音が、長らく廃盤だったとは!

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/13

    Blu-rayを買ったがSD収録でがっかり。HD収録でないのにBDで出すメリットはない。4:3収録でもフィルム撮りなら、パヴァロッティのリゴレット(ポネル演出のオペラ映画)みたいに驚愕の高画質に生まれ変るが、SD収録のビデオ撮りではDVDで十分。これなら73年のグラインドボーンや、91年にアバドがウィーンでHD収録した同曲(LDで持ってます)をBD化して欲しいですね。更に残念だったのが伊語字幕がないのと、リジューム機能がないこと。席を外す為リモコンの(ポーズでなく)ストップ・ボタンを押してしまうと、最初に戻ってしまう。他の方も指摘されてるが、30代半ばのフレミングも、ネガティブな意味で驚きでした。レビューするのも気が引けるが、BDとしてのパッケージソフトとして鑑みれば、残念ながら粗悪品に近い・・・。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/29

    ヴェルディの主要作品における、EMIの主要録音を時系列で収めた逸品。50年代の古い録音ほどリマスターが素晴らしく、収録年代のバラつきに違和感がない。70年代のオテロも、序曲の出だしを聴いただけでワイドレンジの広さを実感できる。何と言ってもヴェルディの音楽が本当に熱い。イタリア統一の立役者の一人でもあるヴェルディ節に酔える・・・。

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     2013/09/27

    ドミンゴによる87年のNYメト盤がLD時代からの大好きな映像だったが、こちらもゼッフィレッリ演出。奇抜な演出が珍しくない時代にあって、スタンダード演出として定着、安心して観られる。豪華な舞台と煌びやかな衣装は、グランド・オペラの醍醐味。日本語字幕付きだが、伊語の歌詞は短く非常に分り易い。短い台詞に込められた、プッチーニのメッセージに胸が熱くなった。原語で鑑賞できるなんてLD時代には夢のような話で、しかもHDの綺麗な映像で堪能できる。リチートラ亡き今、新たな定番として永く愛される映像となることだろう・・・。

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     2013/09/22

    限定盤が完売したようだが、再発を願って一言。最も印象に残ったのが歌手の所作、アリアの後に観客が拍手、歌手が何度もステージに戻って深々と一礼。これが見てて清々しかった。舞台の進行が止まってしまうが、当時33歳で新進気鋭のマゼールが上手に仕切ってたのが素晴らしい。観客と歌手が触れ合う瞬間で、おもてなしの時間が心地よかった。東京オリンピックの前年の公演だが、おもてなしの慣習が残ってたのが興味深い。昨今の公演は事務的に進行、演出ばかりが注目されるが、歌手の側におもてなしの気持ちが必要でないかと感じた次第。内容的には白黒映像に不満は感じないし、モノラル音声も悪くない。38歳のディースカウの存在感とオーラが突出してます。

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     2013/09/20

    Blu-rayで視聴、鮮明なだけに所々で映像を重ねる編集は蛇足。ただ伊語字幕も観易く、字幕に集中した分、編集の瑕疵はさほど気にならなかった。声楽や伊語の門外漢なので伊語字幕は有難かった。過去時制の(現代伊語であまり用いられない)遠過去やトロンカメント(語尾母音の省略)が多用される歌詞、現代伊語と異なる言い回しが、素人なりによく判った。関係代名詞を使わないシンプルな歌詞は、初心者でも解り易い作品と感じた。作品の真髄に接するには原語をある程度理解するのが早道、伊語オペラの殿堂スカラ座だけに、気合いを入れて観た充足感はある。アラーニャの件で話題になったシーズンだが、ロイヤルボックスのドイツのメルケル首相の姿や正装した聴衆もゴージャスな雰囲気に彩りを添える。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/15

    特にマタイとメサイアが絶品。心に響き染み渡る名演は希少。通常3時間程度のマタイは223分かけて魅せる。フィガロの結婚の良さが分れば、クレンペラー独特のテンポに共通点を見いだせる。声楽における統率力の高さに舌を巻く。一音一音丹念に響かせる姿が瞼に浮かぶ。これとモーツァルトの4大オペラ・ボックスは、何度も聴くに値する、クレンペラーによる素晴らしいセットだ。

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     2013/09/01

    50年代前半の録音とは思えないクリアな音に驚いた。そしてヴァイオリンコンチェルトが本当に熱い。楽章の間に拍手しないことも多いが、喝采の拍手も当然の熱演。690円は本当に安い、完売する前に是非入手しましょう。

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     2013/09/01

    70年代前半の録音としては若干音声レベルが低いが、円やかな音質の耳触りは悪くない。歌手の声は気品に溢れ、アナログ期の名盤として根強い人気を誇ったのがよく判る。お薦めの逸品です。

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