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　2010/01/19

この「英雄の生涯」はＬＤで持っていた。
モノクロでカメラワークもいまいちだが、演奏は超弩級の名演。
演奏前、聴衆の拍手でなかなか演奏が始められず、困ったベームが
改めて客席に向っておじぎをし直すのが印象的。
いかにベームが、ウィーンで愛されていたかが分かって感慨深い。
聴衆の前ではにこやかなベームも、オケに向って振り向くと表情は一変。
鬼のような厳しい表情になる。それに応えるウィーンフィル。たまらん。

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　2010/01/14

これはいい。パリ管が正統派ブルックナーの響きを出している。ドイツの深い森林を思い浮かべる。これは名演である。

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　2010/01/04

私はかってＦＣＬＡにて、「ゆらんぼ」さんにいろいろ教えて頂きました。だいぶご無沙汰しておりましたが、亡くなられたとのこと。大変ショックです。「ゆらんぼ」さんの音楽に対する純粋な情熱には、いつも感動しながら教えを頂いていた事を思いだします。この本もきっと、商業批評家からは絶対聞けないようなコメントが書いてあるのでしょう。大切に読ませて頂きます。

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　2010/01/02

一聴すると、非常にオーソドックスなマーラーに聴こえるが、聴きこむにつれ巨大な情念が渦巻いている演奏である。オケも下手なように聴こえるが、実は鳴りきっている。これは隠れた「巨人」の名演だ。

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　2010/01/02

映画の内容は置いといて、これはブルーレイにしては画面が暗すぎる。
本当にブルーレイ？と思ってディスクを確認したほど。
それほど画質が悪い。しかもワンフレームフィルム上のホコリまで映り込んでる。
いくら公開から間もない時期の販売とはいえ、もう少し丁寧な仕事をして欲しかった。

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　2009/12/27

コバケンもこんな第九を遺す事ができたなら悔いはないだろう。と思われるような名演。音楽的欠点もうなり声もすべて帳消しにされるほど。ここには本物の感動がある。実際、もっと出来のよい第九、聴きやすい第九は世の中にゴマンとある。しかし、私は難しい曲を正確に完璧に演奏された演奏にはさほど興味はない。技術はあるのに越した事はないが、それより演奏者の人間そのものが表れている演奏を私は好む。この第九はまさにコバケン自身が全力で魂をぶつけた音楽がここにある。その前にはうなり声などささいな問題だ。この演奏で小林研一郎氏は世界最高レベルの指揮者だということを確信した。

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　2009/12/23

まるで巨大な建造物を仰ぎ見るようだ。すばらしい！ここまでフレーズを長く演奏させると普通のオケなら必ず綻びが出るものだが、このベルリンフィルは凄い合奏能力で数々の難所も軽々抜け切る。すばらいい！

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　2009/12/13

飯守渾身の演奏。時々発せられる飯守の叫び声が並々ならぬ気合を感じる。飯守の気合がオケ全体に伝わり、大変な熱演になっている。こういうマーラーは大好きだ。

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　2009/12/06

ジュリー二炎の演奏。コバケンのようなうなり声が入ってるのはジュリー二の声？オケの燃焼度も高く、ウィーンフィルとのスタジオ録音とは別人のよう。ちょっと退屈な指揮者になりかけていたジュリー二。この一枚で私の評価は一変しました。

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　2009/12/05

これは素晴らしい！シモーネ・ヤングはいい仕事をした！

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　2009/10/04

クラシックを聴くと頭が良くなる。どうやら著者の持論だそうだ。これは決定的に間違い。何より私が証明だ。クラシックを聴き始めて３５年。ありとあらゆるクラシックを聴いてきた。人生感を変えるような演奏会も何度も体験した。もちろん本場ヨーロッパにオペラも聴きに行った。しかし自分が頭がいいとは思わない。それどころか平均よりかなり頭が悪い。矢沢永吉ファンの会社の上司の方がよほど物知りで頭の切れがいい。私は常に叱責される立場だ。クラシックを聴くと頭が良くなるという幻想を世の中に振りまくのはやめてほしい。著者のいう事が本当なら２ちゃんねるのクラシック板の低俗な書き込みのあまりの多さをどう説明するのだ？

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　2009/09/18

この演奏はかなりの出来だ。最後などはベーム盤の迫力を継ぐと思う。しかし、救済の動機が現れず、突然曲が終わってしまう感じを受けてしまう。そこが弱点。しかし指揮も歌手も高水準。

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　2009/09/18

巷に溢れるベスト１００クラシックシリーズでは最高の出来だ。たった２千円強でクラシック音楽の全容が聴けるのは嬉しい。初心者はもとより、マニアにもお勧めしたいＣＤセットである。

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　2009/08/14

宇野先生の批評では、田園が最高で運命が今ひとつとさかんに書いているが、騙されてはいけない。田園は全編祈りに満ちた名演だが、運命もその対極にあって緊張感あふれる超名演だ。カラヤンと対極にある運命の頂点だ。そしてレオノーレ第三番の素晴らしい事！宇野先生の言葉を借りれば、このレオノーレだけで本アルバムの価値は無限である。

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　2009/08/14

今から２０年前、劣悪な映像と音のＶＨＳテープを１万８千円で買った。しかしノイズだらけの映像と貧弱な音の中のベーム音楽の神髄を聴いているようでとても満足だった。あのテープは紛失してしまったが、こんな高画質高音質で見られる今に感謝したい。