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mari夫 さんのレビュー一覧 

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     2018/06/12

    モントゥ・ファンなら必聴のcd。60年といえばこのオケがカラヤンと最初のベートーヴェン全集を吹き込むより2年前だが、もうフルトヴェングラーの暗い音はしない。それはモントゥの明確・シンプル志向のせいかもしれないが、カラヤンでも残っている低音がベースになった重い音ではない。曲目が多彩なので指揮者の個性が面目躍如だ。どれも素晴らしい。若い頃に指揮法を彼に教わったというカラヤンのコンマス、シュヴァルベのソロは、ソリスト風でないという予想を裏切ってかなり奔放だが、リーフレットにある彼の回想では、もう年取っていたマエストロが正確にやれ、というのが気に入らなかったとあって面白いが、惚けていたら正確にとかいわないのではないか?他の曲も正確で誇張がないのに、素晴らしい、モントゥ流が聞ける。モス録音だが音は充分。

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     2018/06/11

    (別に中古盤のcdレビューではありませんが、ここしか見つからなかったので‥‥) シュトイアーマンってギーレンのおじさんでシェーンベルクの弟子とか?そういう流れかぁ。納得。新ウィーン楽派の三人の方が馴染みがあるだけ面白いけど、叔父・甥の曲も詰まらないことはない。ギーレン、冷血とかいわれるけど、シャープってだけで不感症じゃないよね。克明だしブーレーズより彫りも深い。録音もとても良い。オケも、歌も良い。

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     2018/06/05

    50年代(『セヴィリア』のみ60年)録音のイタリア・オペラのイギリスでのライブのセット。イタリア・オペラの全盛期のものでいずれも歌手陣は豪華絢爛。音は年代なりというかむしろ良くない方かなぁ?最も抜けが良くないのは一番新しい『セヴィリア』なのは意外。『トスカ』は地の音は良さそうなんだけど、どうもノイズ・リダクションをかけているらしく、とくにオケとバリトン(ゴッビ)が鮮明さに欠ける。天下のスカルピアなのに!テバルディとタリアビヴィーニはこれより被害は少ないが、何処か伸びやかでない。同じ頃のテバルディのミトロプーロスとの録音よりキャストは揃っているのに、この点で減点。テバルディもあちらの方が凄まじい気合。プラデルリもミトプーの強烈さに及ばない。『ファルスタッフ』は、音と演奏のバランスではこのセット中で最高点。ジュリニーの指揮は多少活力が優先し過ぎ(粗っぽい)感じがなくはないが、このオペラの剛直さを表現し得ている。歌手陣は文句ない。ドミンゲスのクイックリーとは珍しい!コレナはもちろん達者。『セヴィリア』は音の問題はあるが、演奏だけとったらトップクラス。ベルガンサとコレナはヴァルヴィゾのスタジオ盤と同じで、二人は理想的なキャストだが、若いベルガンサのお色気はじける美声はもう少しいい音で聞きたい。コレナの名人芸はいうまでもない。これぞ抱腹絶倒。だが、他のキャストはこちらの方が圧倒的に良い!精力全開みたいなパネライってこんなに良かったのか!観衆が沸きに沸いて爆笑が起こるのは映像がないので歯がゆいけれど、場内の盛り上がりを伝える。値段と音で相殺するとすれば一度は聞いて損はないセット。

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     2018/06/01

    鮮烈を極めた曲であり演奏である。74年吹き込みとは思えないくらい録音も鮮烈。ギーレンの楽曲コントロール能力は全く目覚ましくも厳しい。オケも、シュプレッヒシュティンメが多用される声も、互いに融和されることを拒否して、モダンアートのコラージュに比すべき効果を上げており、それが曲の主題であるユダヤ一神教の苛烈さを余す所なく示している。

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     2018/05/29

    HMVさんのこの盤へのセールストークは「ノンヴィブラートの火の鳥」なんだそうです。それはそうなんだけど、それにあわせて二つほど触れたい。いや、ロトとレ・シエクルのこの演奏が面白いってことは他の曲でもう書いたので、あんまり繰り返さないが、ちょっと疑問なのは(ロトに対してではないです、世評に対して)、初演当時の奏法(と楽器)だからいいの?、ということ。じゃモントゥーはどうなんだ(厳密には彼は「春祭」の初演者でこっちはピエルネだけど)、それ以上に作曲者の自作自演はどうなんだ、吹き込みはモダン・オケでしょ?昔通りは出来ないから止むなく、だったのかなぁ、という疑問です(答えはそうじゃないでしょ、ではあるけど)。もう一つはホルンの音色(あの終曲の導入部です)。その昔モントゥとパリ音楽院の組曲で刷り込みが出来てしまって、このホルンがあまり音色でたっぷり甘いヴィブラートをかけていた。それでかけないホルンではどうも物足らない私が出来てしまった。それがこれまた昔だけどクリュイタンスが同じオケを連れてきてやった日本公演の同じ曲。同じ音色とヴィブラートが聞けた時は本当に嬉しかった。けど、何でもそれは1930年頃から60年年代迄のフランスでの流行で、パリ管が出来た時になくなってしまったんだそうな。だから初演当時はやはりなかったんでしょう。このレ・シエクルの演奏ではもちろんヴィブラードはない。だけど、音色はあれなんですよ、半世紀前のあれ。楽器に詳しくないから分らないけど、多分奏法とは別に楽器そのものは似ていたんじゃないかなぁ。それが聞けて嬉しかった。因にこの演奏では(この版のオーケストレーションでは、でもあるけど)やたら細部の装飾的な彩りが聞こえる。モダニズムというよりもうちょっと前のアール・ヌーヴォー風というか。実はバレェ・リュスの「火の鳥」の初演時のレオン・バクストのデザインした舞台装置や衣装なんかもこんな感じだった。まぁ、意識したかどうかは知りませんが、やっぱり面白かった。

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     2018/05/15

    いやぁ、ロトとレ・シエクルは凄い!楽器が初演当時に近いから良いというのではない。私も含めて楽器にそんなに詳しくない者からすれば、「幻想交響曲」ほどにピりオド風には聞こえないことは事実。そこは「春祭」と同じ。ただ、奏者のうまいこと。フランスには何処にそんなに名手が一杯いたんだと思う位。ロトとオケの一体化した音のバランスの良さこそがこの演奏の生命だ。声部が実に透明に良く聞こえるのは古い楽器と奏法のせいばかりではない筈。冒頭の神秘的なフルートやダフニスとクロエを囲む群舞のシーンの美しいこと。合唱だけのシーンは時澄み切った声部の絡みが見事。いわゆる第二組曲の「朝」も弦の細かいパッセージが実に効果的だ、これってこんな曲だっけというような衝撃力がある。ブーレーズが初めて指揮者として登場してきた頃そんなにいわれたが、ロトの素晴らしいのはただ聞こえるだけではなくてそれが詩情にあふれていること。録音も目覚ましいし、往年の巨匠たちを凌いで、この曲のベストワンといって憚る所はない。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/05/12

    ロトはほんとに面白い。ストラヴィンススキーやドビュッシーなど20世紀ものと比べると、ベルリオーズの頃の楽器にしているから音は随分違う。冒頭から「古楽器」の音だが、編成も小さくして鳴り過ぎないよう細心の注意が払われている。弦のトレモロとかの表情の多彩なことが実に良く分る。室内学的な繊細さだ。音のパレットの豊富さは今まで例を見ない。細部に拘泥せずベタ塗りで勢いでもっていくミュンシュ(これは別に批判ではありません。多分自分と同時代のオールオーバー・ペインティングなどと同じ美意識だと思う)などとは対照的。フットワークの妙味。ロマチェンコみたい(とかいってもここでは分らないか?=笑)。ところどころ名技を発揮して迫力をつけている乾いた音のティンパニも見事。もちろん管のソロも妙技を尽くし、ギロチンの直前の愛人の主題なども実に面白い。

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     2018/05/09

    ギーゼキングは50年代のEMIへのスタジオ録音で平明、玲瓏等のイメージをつくり、それが新即物主義(元々は美術や文学から発したが、音楽では楽譜に忠実などと矮小化された)とかいうレッテルを貼られた演奏家になってしまったが、実はそれ以前はスタジオ録音でももっと濃厚な演奏をしたし、ライブではかなりロマンティックでアクロバティックですらある演奏をした。このアルバムではメンゲルベルクとの二曲のラフマニノフがそれにあたる。ともに三楽章の最後で盛り上がる所、派手なグリッサンドとかで大向こうをを唸らせる演奏。フランクも曲が曲だけにそこまで崩したりはしないが、こってりした味があって、メンゲルベルクも好サポート。これでも少し音が良くてへボウのへボウの分厚い美音が聞けたらなぁとは思うけど、ないものねだりか。ベートーヴェンの二曲は4番がカイルベルトの無骨なバックを得て良いし、「皇帝」はごく初期のステレオで有名だが、レンジこそ狭いものの意外に良好な音質。10年後のEMIでのガリエラとのスタジオのステレオ盤よりもかえって奥行きのある音だと思います。ブラームスは1番はこれしかないと思うけれども、なかなかの名演。ただ、超絶テクニックの名手として知られている割にはこれらの吹き込みでは、全般的にミスタッチはかなりある。気になる人には問題かもれ知れない。でも後年のイメージと違ったギーゼキングを協奏曲のレパートリーで聞けるのはごく貴重だと思う。

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     2018/05/09

    極めて遅ればせながら、レ・シエクルとのレコーディングに驚いてモダン・オケとだったらどうなのか、と既に日本のオケをいくつも振っているロトのSWRS とのシュトラウスの吹き込みを聞きました(ほんとに今更ですね)。指揮も素晴らしく、またオケも素晴らしい。このオケに主席として在籍されているトロンボーンの清水真弓さんのブログページ(表紙にこの妙齢の美人奏者のすこぶる格好いい写真がアップされている)によると、このライブではメンバーが体調を崩してエキストラが続出、トラのトラまで出たというが、俄には信じられないハイレヴェルの演奏です。昔のシューリヒトが振っていた時期とはまるで違う。全体の響きもソロもうまい(最後の方で出てくるトロンボーンも例外でない!)。保養地バーデン・バーデンは行ったことがないのですが、フライブルクは行ったことがあるけど、まぁ、片田舎で、そこにこんなオケがあるなんて。しかし、実はそのレヴェルの維持も含めて素晴らしいのはロトの指揮!モダンだからヒストリカルだからというのは殆ど関係ない(ヴィブラートも必要な所はかけているみたいだけど)。音楽的な感興の素晴らしさこそがこのCDの生命です。カラヤンとベルリンとか、ケンペとドレスデンとか、ライナーとシカゴとかのかつての名盤と無条件にタイマン張れる演奏でした。いやはや恐るべし。

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     2018/05/01

    暗闇で何かがうごめいているような冒頭の低弦は実に音がくっきりしていて雄弁と言えば雄弁なのだが、シンセサイザーみたいだという気もする。立ち上がりの良さはガット弦風と言えばそうだが、こんなに隈取り濃く出来るものだろうか?大暴風調の表現で、ちょっとロックスター(ミック・ジャガー?)みたいなクルレンツィスのカリスマ性も含めて、痺れる人が多いのは分るが、ライブで確かめてみないとなぁという気はする。シャブ中の悲愴、とかいったら怒る人がいそうですね。

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     2018/05/01

    つよしくんさんと全く同意見で、LSOとのオケコンとこのマラ4は当時のショルティのオケもののベストです。ただし傾向は正反対。オケコンは歌舞伎役者の隈取りを濃くしたみたいな濃厚な表現だった(CSOとの新録音は無難過ぎて面白くない)のに対して、このマーラーは知らないで聞いたらショルティとは思わないだろうくらい、肩の力が抜けている。コンセルトへボウのうまさも相俟って、この曲のエッセンスを見事に描き出している名演。シュタルマンの歌唱もとても良い。録音も古さを感じさせない。

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     2018/05/01

    暴風雨みたいな「春祭」。古楽器でこんな鳴り方をするのだろうか?ライブでも?ど迫力と言えばど迫力。聞いたことがなかったくらい。煽る、煽る。ただ、二度三度と聞きたいかと言われると、一度で良いかな?一緒に買ったロトの方はすぐに二度目を聞いたけど。どぎつくした以外は意外と従来の路線とそんなに変わらないような気がしなくもない。

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     2018/05/01

    来日公演の切符を買い損ねた(涙)。何故一回しかやらないわけ?ということで買ったCDですが、成る程、これは面白い。古楽器というんだけれど、バッハやベートーヴェンというのではなく、20世紀初頭の楽器ですから、そういう予想と随分違う。シャープで透明だけど鄙びた音というのとは180度違います。むしろ色彩の爆弾が炸裂!みたいな感じ。「春の祭典」は昔マルケヴィッチが日フィルを振った時、舞台にドス黒い空気が広がっていったみたいな感じだったのを今でも覚えているけれど、これはそういう殺気立ったバーバリズムとは無縁の演奏。ダイナミズムに不足はないけど(リズムの弾み方!)、愉しい!ストラヴィンスキーというか、師匠のリムスキーの音楽を聴いているみたい。ただ、実演でもこういう音がするのかなぁ?確かめたかった。同時にクルレンツィスのも聞いたけど、こっちはマルケばりをロックでやったみたいな演奏だったな。音もシンセサイザーみたい。あれもライブであんな音がするんだろうかと思ったけれど、二人のがオケを取り替えてもこうなるんでしょうか?

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     2018/04/29

    ロス・アンヘレスの東京公演は多分上野で聞いた。素晴らしい公演で今でも良く記憶に残っている。このCDは会場も違うので同じものではないが、あの時の感動を再現してくれるに違いないと期待して買った。ニューヨークタイムズでも好評を博したというCDである。しかし、ちょっと違った。演奏が悪いというのではない。歌曲リサイタルというのに、会場の熱狂ぶりは物凄い。ロック・コンサートかというくらいだ。声の衰えも感じられない。しかし音が少し遠いのだ。残響が優越して生の声の肌理に触れられない。それこそがロス・アンヘレスを聴く醍醐味なのに!ということで☆二つ減点。残念でした。

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     2018/04/06

    演奏を聴いているだけで、この人はいい人なんだろうなぁ、という人柄が出てくる演奏家がいる。私にとっては、一人がピアノのルドルフ・ゼルキン、もう一人がこのロス・アンヘレスだ。ともに、とりわけライブ(ライブ録音ではない)が良かった。ただ、癖のある個性を強調した歌い方ではないのに、またきちんと役の違いを歌い分けているのに、どれを聞いてもロス・アンヘレス、というのはある。不思議な歌手だ。このBOXにはモノラル時代のとステレオ時代のがあるが、歌い方がちょっと違って聞こえる。音が良いから、なのかもしれないが、どれを聞いても、みたいなキャラクターの発現はステレオ時代で、若い頃には、もう少しカラーは薄い。でもそれはそれで過不足なく役の良さを伝えている。カルメンやロッシーニのメゾの役柄から、チョウチョウさんやミミなど、プッチーニのリリコの役、ヴィオレッタやデズデモナなど、ヴェルディのよりスピントな諸役、そしてモーツアルトからワグナーにいたるドイツ・オペラから、グノーからドビュッシーまでのフランス・オペラまで、ここまで様式上の違和感をもたせず、巧みに、そしていささかも古さを感じさせることなく歌える歌手が他にいようか?強いて批判というより留保を言うなら、そのフレクシビリティと押し付けがましさのなさの故に、ファースト・チョイスよりはセカンドになりやすいというところだろうか?でもマノンとかチョウチョウさんとかデズデモナは本当に素敵だ。またこのBOXでは、ロス・アンヘレスに付き合って登場する、ビュルリンク、ディ・ステファノ、デル・モナコ、ゲッダ、ゴッビ、ベキ、メリルなど錚々たる名歌手たちが聞き物である。オペラの黄金時代を偲ばせる。その中心の一人がロス・アンヘレスだったということだろう。後半の4枚は「ペレアス」は別として基本的に歌曲だが、どれもうまい。8のD.F=D.との二重唱はこんなのがあるとは知らなかった。選曲も珍しい。9、10とヴィラ=ロボス以外はお国もので、この3枚は残念ながら少し音が良くないが、演唱は申し分ないし、声の状態も最盛期だ。

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