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どんのぺりこ さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2023/02/21

    ついに出たという感の強いものです。ケンプのアコースティック録音はほとんどCDになっていませんでした。APRが出したベートーヴェンの一番のコンツェルト、Op.101のソナタと、それぐらいしかCD化されていませんでした。LP時代にも出されなかったように思います。それ以上に昔から日本や英国の 中古レコード屋さんにもオリジナルのドイツシャルプラッテが出ることは稀で、このCDに入っているものを全て持っているコレクターは少ないのではないかと思います。
    演奏を問題にするといった類いのものではありません。大部分の曲は電気になってからの再録音があるし、それが理由でアコースティックのケンプのレコードは顧みられなかったのだと思います。
    どこがいいのか、聴いて楽しい演奏なのか、そこのところは説明することの難しいものであり、そのことも今まで出されなかった理由なのでしょう。
    しかしそれにしても、有名なピアニストが有名なレーベルに録音したベートーヴェンのまとまった量の録音が100年近くの間入手が難しいものであったという珍しい存在の復刻が現れたということは、とても素晴らしいことと言えると思います。
    CDとしては文句ない五つ星ですが演奏は他の人と比べないようにと願います。

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     2022/07/17

    ジーナ・バッカウアーののマーキュリーへの録音の全てがCDで出されることには信じられねほどの嬉しさがある。この20年ほどで、ほとんどのものはCDで出されているので、何を今更と思う人もいるだろうけれど、ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』、Disc4の夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1、練習曲 Op.25〜第11番イ短調『木枯らし』、練習曲 Op.25〜第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』、12の練習曲 Op.25〜第12番ハ短調『大洋』、Disc7の 幻想曲 ヘ短調 Op.49 のショパンの6曲が何故かCD化されるときに落とされてしまっていたのだ。同じようにCDでほとんどを持っている人も多いだろうと思うが、私はこの6曲だけのためにこのセットを買うことに躊躇いはない。50年以上手放せずにいるLPをやっと処分できるというものだ。
    バッカウアーの『英雄ポロネーズ』をまだ聴いていない人は、実に幸せだ。この何百種類の録音がある曲の中で、この演奏は「最高の名演」ではないかもしれないが「最高にエキサイトする演奏」であることに間違い無いと思うのだ。
    とにかく聴いていただきたい。あの左手のオクターヴの連続が、ものすごいスピードで記譜されている一オクターヴ下まで降りていくのだが、こんなに勝手な改変は他の誰もがやっていない。まさにラフマニノフ流なのだ。
    傍若無人な改変と言われるラフマニノフが演奏したショパンの『葬送行進曲』も初めて聴いたときにひっくり返るほど驚いたが、それに勝るほどの興奮させられる演奏であることに間違いない。
    もちろん他の曲も荒っぽいと言っても良いほどの大柄でちょっと雑な20世紀前半のヴィルティオーゾの演奏で、この手の演奏が好きな人には応えられない魅力を持っている。

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     2022/03/23

    アルベニス、グラナドス、ファリャ、モンポウ、トゥリーナどれもとても良い演奏です。ソリアーノやラローチャで聴いてきた演奏がですが、20世紀と21世紀の違いがあるように思えました。どちらかというと、クラシックというよりはポップスに近いような軽さがありますが、それがこれらの曲によくあっています。技術的に完璧で、あまり深刻に音楽を捉えていないこういったアプローチには余裕を感じます。そういった意味で古い世代のスペインものを得意にするピアニストの演奏にはには「これが本物だ」的な押し付けがましさを感じていました。私はこのジャン=フランソワ・エッセールの演奏が好きです。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/04/13

    持っているディスクも多かったのですが、Chopinのスケルツォと即興曲のために買いました。とてもいい演奏で買って大正解。Chopinは少し乱暴で速すぎる感があるけれど、スケルツォをこのように解釈することが40年ほど前には流行っていたことを思い出します。なんのてらいもなく鳴らして響かせる低音、速すぎるテンポと一瞬のパウゼのような息遣いに似たアゴーギグのアンバランスとも言える演奏は魅力的なものに聴こえます。
    この演奏を表面的にすぎると評する人がいるだろうこともわかりますが、娘義太夫のように若い女性が髪振り乱して演奏するアルゲリッチ以後の女性ピアニストには「どうする、どうする」の声がかかれば、それでいいようなところがありますね。
    私にとっては同世代感の充満した演奏で、とても懐かしくそして面白いものばかりでした。

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     2018/12/19

    原田知世さんのレコード・ CD全作品の中で、これは一番いい出来かなと思う一枚です。絶頂期といった感があります。初期の流行歌・ポップス路線も、最近のボサノヴァもいいけれど、スウェーデンポップスに近かったこの頃のものが一番原田知世さんにあっていたかなと思います。声の出し方(発声ですね)、ブレス、そして考え抜かれたヴィブラート。声楽的にも完璧な考え抜かれた作品で、20世紀最高最大のヴォーカル作品に位置づけます。奇跡的な一枚!

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/04/04

    HMVアーティストの中で、最も黒番にぴったりといった軽くて浅くてわかりやすくて楽しいピアノを弾いていたハンブルグ。このコンピレーションにベートーヴェン、ショパン、リストが入っていないところがありがたい。SP蒐集に熱中していた頃にスルーしてしまっていたものが集められていて、いかにもAPRらしいマニアックなものだねと楽しくなってしまう。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/04/04

    もしかすると、これがBlossom Dearieのベスト、最高の一枚かも。Two Sleepy Peopleを聴いて、共感できない人はBlossom Dearieに向いていないということなのでしょう。「Needlepoint Magic」というタイトルが全てを語っているように思います。

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     2014/02/14

    あまりと言えばあまりにひどく、レビュー投稿ということをしなければならないと思いました。ミケランジェリの数多い海賊版をLP時代から集めてきましたが、コートの内ポケットに入れたカセットレコーダーで録音したようなものは、商品として販売されたことはなかったと思います。べヒシュタインの音色をうんぬんする以前の問題です。ジャケット表紙のミケランジェリのサインも、この録音とは全く無関係。広告につられて買ってしまった私がバカでした。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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