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一人のクラシックオールドファン さんのレビュー一覧 

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     2009/06/30

    1996年指揮者が幼い頃から場としている神戸松蔭女子大チャペルでの収録で今や世界の代表盤の一つともなりつつある進行中のバッハカンタータ集の第1巻CDでの録音と同じ収録場でこの第1巻は1995年・・・そう世の中阪神大震災、オーム事件など大変騒がしい時・・・記念すべきシリーズスタートをすることになったわけです。私の方はほぼ地元である為BCJのカンタータ演奏がこのチャペルである時は出来るだけ聴く事にしていました。さて本盤ヘンデル・メサイアは冒頭奉納文「いざ我ら大いなる出来事を歌わん」から始まるのですが先に述べたバッハ演奏と軌を一にして勿論時代考証と古楽器という昨今の神器でもって更に指揮者の宗教的ひたむきさが彼らの演奏の特徴です。決して最初の序曲シンフォニアも「これから始まるぞ」といつた大構えではなくどちらかと言えば地道な感じです。バッハにはその宗教的信仰をぶつけて行き易いアプローチなのがヘンデルは少し勝手が異なり曲自体の放つやや華やかなオーラとの取組みが特に合唱と独唱者との関節でどっちつかずという印象を受けた時もあります。当面OKとさせて下さい。

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     2009/06/29

    アルゲリッチが売り出して一息入れた頃でその強烈な個性が好き放題に暴れまわっているといった印象です。ショパンのピアノ・ソナタにおける次から次へ涌き出るような楽想は謂わば形式には囚われていないだけ自由度が演奏側でもあるように思われアルゲリッチはそのメリットを発揮しております。第2番第2楽章の大波小波は圧倒的だし第3番第1楽章切り込み鋭くかつ多く盛られた素材を快刀乱麻に処理して行くものの決して技術一辺倒の後味ではありません。どちらも最後の一音が消え入るまで・・いや消え入ってからフゥッーとため息が出て聴いていた当方側の緊張感も解放された感じがした程凄い演奏でした。本盤どちらかと言えば第3番の方でより私のセンスに合ったようです。ただこの響きを繰り返し聴くにはこのソナタに私の求める局面を見直し検討せざるを得ないのかなとも感じました。ピアノ・ソナタ以外は未聴ですが素晴らしい盤です。

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     2009/06/29

    1960年代後半の収録分だと思います。アルゲリッチ売り出して一息入れた頃でその強烈な個性が好き放題に暴れまわっているといった印象です。ショパンのピアノ・ソナタにおける次から次へ涌き出るような楽想は謂わば形式には囚われていないだけ自由度が演奏側でもあるように思われアルゲリッチはそのメリットを発揮しております。第2番第2楽章の大波小波は圧倒的だし第3番第1楽章切り込み鋭くかつ多く盛られた素材を快刀乱麻に処理して行くものの決して技術一辺倒の後味ではありません。本盤どちらかと言えば第3番の方でより私のセンスに合ったようです。ただこの響きを繰り返し聴くにはこのソナタに私の求める局面を見直し検討せざるを得ないのかなとも感じました。

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     2009/06/28

    昨年書き込んだレビューをそのまま転記させていただきます。ショパンのピアノ協奏曲1番について思いつく代表的アルゲリッチ盤は3種類、1965年ライブ(ロヴィツキー指揮)、1968年(アバド指揮)、1998年(デュトワ指揮)となりその他もあるかもしれません。その中でのアバド指揮分を私は聴いていますがアバドを活かしたよく歌う盤と言えましょう。ライブ盤のような丁々発止的な味わいや熟成味はないものの正式セッション録音の気構えがピアノ、指揮共に感じられる収録でしょう、たヾオーケストラがLSOで音色での適合性に他の2盤比で議論が分れるかもしれません。

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     2009/06/28

    アバドは1980年代押し詰まった後半にVPOとベートーベン交響曲集を録音しているので今回はDGへはオーケストラをBPOにしての1999年〜2000年収録の二回目ということなのでしょうか。ベーレンライター版を使用していることもあって実に軽やかなキビキビした演奏です。第3番「英雄」などその第2楽章も決して重くないし終楽章は速いテンポの内にその独特の音色とポイントをキチッと押えた演奏は重厚な響きの「英雄」に染み付いた我々オールドファンには頼りなく感じる事も正直ありました。しかし第4番の方になりますとこのアプローチがより鮮やかさを増している様に思え本盤収録の二曲に限定すれば私は第4番の方がその演奏が好きであります。

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     2009/06/28

    アバドは1980年代押し詰まった後半にVPOとベートーベン交響曲集を録音しているので今回はDGへはオーケストラをBPOにしての1999年〜2000年収録の二回目ということなのでしょうか。ベーレンライター版を使用していることもあって実に軽やかなキビキビした演奏です。第3番「英雄」などその第2楽章も決して重くないし終楽章は速いテンポの内にその独特の音色とポイントをキチッと押えた演奏は重厚な響きの「英雄」に染み付いた我々オールドファンには頼りなく感じる事も正直ありました。しかし第8番の方になりますとこのアプローチがより鮮やかさを増している様に思え本盤収録の二曲に限定すれば私は第8番の方がその演奏が好きであります。

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     2009/06/27

    メンデルスゾーンの協奏曲は1927年ブレッヒ指揮BSOバックでの録音でクライスラーは他の協奏曲と同様この協奏曲も1935年ロナルド指揮LPO共演盤があります。両盤の比較は好き嫌いもあり一概には言えませんが8年間の隔たりは演奏自体には私の実力ではさほど捉えられませんです。何れもクライスラー独特の甘美さと颯爽さとポルタメントは楽しめるでしょうが古い方はややバックの音が遠くオーケストラ全奏の折など達成感に乏しくは感じました。第1楽章ラスト近くのオーケストラのテンポの落としは印象的。タイム的には殆ど両盤に差はないのですが旧盤の方第2楽章早く感じても1分弱長くなっているようです。他の曲は未聴である事とマァマニア向けに記録的資料としてという位置付けでOKとしています。

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     2009/06/27

    先日SP月例会があり偶々1927年録音のエネスコ演奏(ピアノ伴奏シューラセル)の本盤収録曲を聴きました。彼はヴァイオリンだけではなく現在の演奏家がそうであるように作曲や指揮活動もしたルーマニアの昔から神童と言われた人であのリパッティとも共演したらしいです。エネスコ自体あまりレコードを残していないのですが残された曲も所謂有名曲が少ないとの当日の解説者Y氏のお話でした。聴き物はコレルリの「ラ・フォリア」で周知の如くいろんな作曲家がこの主題を扱って作曲し人間の持っているある暗い情念を表しているのですが更に演奏次第でその効果が左右されるのでしょう。エネスコはこの曲の最後ゆっくりともたつかせ様々な重音でその情念を結晶化しております。この曲は演奏効果が出し易い曲なのですがこの最後は実に聴きものでした(昔NHKTVのクラシック番組で解説されていた評論家故野村光一さんが絶賛した演奏です)。私はこと「ラ・フォリア」についてはパーセル四重奏団他の盤でいろいろなラ・フォリアを楽しんでいます。ヘンデルのソナタは若干凡庸と思います。それよりショーソンの詩曲は長いカデンツァ的なパッセージでスタートするのですが洒落っ気こそ今一とは言え演奏情熱にサポートされた高揚感はこの演奏を本曲のエネスコ基準と後年評されるほどの出来具合ということです。CDでも弦音はちゃんとフォローされていると思われます、手元に置いて時々聴く価値は充分ありOKランクとします。

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     2009/06/26

    イザイへ捧げられたと言われるフランクのヴァイオリン・ソナタは作曲家独特のアプローチにより循環形式なり対位法にそっての名曲で大概はフランス系の演奏家が夫々自己を主張した名演を残しています。この五嶋みどりの盤は少しニュアンスの異なった・・・テンポをディフォルメしメリハリを効かせ更にフランス系演奏の小難しさはなく若さがその完璧性と共にたくまず出たもので小生などは分り易く聴きました。第1楽章取っ掛かりはそう強烈ではないのですがその楽章を高揚していく切り込み厳しい有様は小気味良い感じがしました。エルガーの方はとらえどころの無い第2楽章を情感豊かに展開して弾ききっています。ブラームス的イメージの曲ですが私は初めて聴きました。伴奏のピアノについてはヴァイオリンとの比較で聴けばやや事務的にも思われますがあれこれコンビを組んで阿吽の呼吸があるのでしょう。OK以上のランク。

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     2009/06/25

    フランス・バロックものを得意にしているミンコフスキが別にオッフェンバックの音楽に力を入れているのは面白い存在と思います。正直私はオッフェンバックの音楽で「天国と地獄」序曲くらいしか知らないのですが本盤ではこの作曲家のいろんな作品が収録されております。従ってこの曲についてのコメントに止めますがミンコフスキは中々統制のとれた演奏でオッフェンバックのこの曲が持つ陽気さ・賑やかさの内にある皮肉っぽさを巧まず展開しており、さすが他の凡な演奏とは一線を隔す感じがしました。この曲は元々「オルフェオ&エウリディーチェ」を基にするものらしいのが何かの拍子に現題になって行ったそうです。「オルフェ&エウリディーチェ」と言えばミンコフスキの振ったグルックの同歌劇(フランス版)盤で大変丁寧なレビュー・コメントがなされており皆さん大いに参考にされたらと思います。さて、本盤については他の曲について不詳ですので「天国・・」に限って言えば素晴らしいレベル、全体ではOKと当面しておきます。

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     2009/06/25

    昔、国産自動車二大メーカーがその主力モデルを当然毎年マイナーチェンジして行くのですがA社はその都度外観的に良くなって行くのに対してB社は段々と不細工にそして当初の外観イメージ台無しになって行くという具合で好対照でした。有名曲になりますと各演奏家は移籍の都度でも録り直しするケースがあり移籍しなくても同じポジションでも再録する時が多くカラヤンも大変その回数たるや馬鹿になりません。しかし果たして・・勿論カラヤン自身録り直しの都度自分の経年の成果も織り込んでしかも更なるプロフェショナルの気概を持って事にあたっているでしょうが・・・聴く方にとって先の自動車のマイナーチェンジの轍を踏んでいる時があるようです。1970年収録のこのビゼー「アルルの女」等は後年1980年代前半再録されますが私はこちらの旧録音が好きです。前奏曲の弦の強靭さ、メヌエットでのきびきびした方向性やアダージェツトの美しさはたとえ本作品のローカル色こそ出ていなくても一音ともおろそかにしないカラヤンの一流の仕上げの良さを聴く事が出来ます。カリオンなども先述のキビキビさが心地よいです。カルメンの方はやや扱いが大雑把な処もありますが底に血の荒あらしさも窺い知れ一つの演奏タイプ・・・何しろカラヤンは歌劇「カラヤン」を何回も録っておりそこには経験の多様さも心なしか活きているような・・・と思いました。私は以前のLPで聴いていますが、特にLPでの再登場は当然音もずぅっと向上しての期待が持たれます。

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     2009/06/25

    昔、国産自動車二大メーカーがその主力モデルを当然毎年マイナーチェンジして行くのですがA社はその都度外観的に良くなって行くのに対してB社は段々と不細工にそして当初の外観イメージ台無しになって行くという具合で好対照でした。有名曲になりますと各演奏家は移籍の都度でも録り直しするケースがあり移籍しなくても同じポジションでも再録する時が多くカラヤンも大変その回数たるや馬鹿になりません。しかし果たして・・勿論カラヤン自身録り直しの都度自分の経年の成果も織り込んでしかも更なるプロフェショナルの気概を持って事にあたっているでしょうが・・・聴く方にとって先の自動車のマイナーチェンジの轍を踏んでいる時があるようです。1970年収録のこのビゼー「アルルの女」等は後年1980年代前半再録されますが私はこちらの旧録音が好きです。前奏曲の弦の強靭さ、メヌエットでのきびきびした方向性やアダージェツトの美しさはたとえ本作品のローカル色こそ出ていなくても一音ともおろそかにしないカラヤンの一流の仕上げの良さを聴く事が出来ます。カリオンなども先述のキビキビさが心地よいです。カルメンの方はやや扱いが大雑把な処もありますが底に血の荒あらしさも窺い知れ一つの演奏タイプ・・・何しろカラヤンは歌劇「カラヤン」を何回も録っておりそこには経験の多様さも心なしか活きているような・・・と思いました。素晴らしいです。

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     2009/06/24

    オイストラフに捧げられたショスタコーヴィッチの方の協奏曲は彼女の踏み込みが鋭く片やバックはやヽマイルド過ぎた面がありますが他演奏盤もそう数多くはなく代表盤ともなっております。さて、ここではよりポピュラーなチャイコフスキーの協奏曲についてコメントさせていただきます。1995年3月ライブ・・・(この頃私は大震災被災で高校体育館で避難所暮らしでした)・・・アバド/BPOのバックでの演奏です。出だしアバドらしくなだらかにローカル色抜きにスタートしやがて入るヴァイオリンもゆっくり慈しむような雰囲気で相伴します。しかし単にムード的ではなく何か説得力の強い・・・そう押しが強く高潮に乗って行きます。中間楽章もゆっくりながら隅ずみまで神経のゆきわたった情感を通わした演奏、終楽章も初めテンポ遅めに攻めてそして綺麗ごとに終わらせなく正にライブならではの白熱演奏・・・この曲でもバックはマイルドだけに五嶋みどりの並々ならぬ表現力に圧倒された次第です。

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     2009/06/23

    バルヒェットの名は私はミュンヒンガー率いるシュトットガルトCOのコンサートマスターとして1951年収録した「四季」の昔のLP盤です(カタログNo.COCQ84444,COCQ84445バルヒェツト盤2009/6/22付けコメントで本文と同じ段落で「1950年収録・・」としていましたのは小生の誤りです、この欄を借りて訂正いたします、申し訳ございませんでした)。彼は1952年頃までこの地位におりその後チームメンバーその他フリー独奏者としてレーデル/ミュンヘン・プロ・アルテCOとかティレガント/南西ドイツCO(1950年創設でバルヒェツトは1955年頃から関与)とかドイツ・バッハ・ゾリステンと共演しヴィバルディ、バッハ等を収録しておりこの盤もそういったものです。バルヒェツトのヴァイオリンはミュンヒンガーばりの如何にもドイツ風の固いいぶし銀的端正さが魅力です。現在HMVカタログには掲載されていないのですが私はラクロワのチェンバロ等と共演のバッハのヴァイオリン・ソナタが忘れられません。本盤は1960年収録ですが些か柔軟になったバルヒェツトが聴け当時ドイツ楽団の割りにスマートさ・すべりの良さが印象深かった南西ドイツCOとベクトルの合った演奏が展開されております。バルヒェットは同協奏曲全集をHMVレビューにもある様に1962年レーデル指揮で再録(結局ミュンヒンガー盤含め三回目?)しておりレーデルとの共演で更に微妙な変化を見たようです、バルヒェツトはこの1962年に他界するのです。

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     2009/06/23

    オイストラフに捧げられたショスタコーヴィッチの方の協奏曲は彼女の踏み込みが鋭く片やバックはやヽマイルド過ぎた面がありますが他演奏盤もそう数多くはなく代表盤ともなっております。さて、ここではよりポピュラーなチャイコフスキーの協奏曲についてコメントさせていただきます。1995年3月ライブ・・・(この頃私は大震災被災で高校体育館で避難所暮らしでした)・・・アバド/BPOのバックでの演奏です。出だしアバドらしくなだらかにローカル色抜きにスタートしやがて入るヴァイオリンもゆっくり慈しむような雰囲気で相伴します。しかし単にムード的ではなく何か説得力の強い・・・そう押しが強く高潮に乗って行きます。中間楽章もゆっくりながら隅ずみまで神経のゆきわたった情感を通わした演奏、終楽章も初めテンポ遅めに攻めてそして綺麗ごとに終わらせなく正にライブならではの白熱演奏・・・この曲でもバックはマイルドだけに五嶋みどりの並々ならぬ表現力に圧倒された次第です。

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