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ランスロット さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2023/04/30

    素晴らしいです。感動しました。
    今まで発売された盤は聴いていないので録音の状態の比較はできませんが、私には古い録音でありながら、違和感は殆どありませんでした。勿論古い録音なので限界はありますが。

    演奏は素晴らしいです。各声部が豊かになっており、全体が瑞々しく、しっとりとしていて暖かい世界観に包まれています。

    ワルターの時代の「魔笛」というのは、こういう世界だったんだなぁと。「モーツァルトの遺言」という言葉が、フィナーレのパバケーノの二重唱からラストの合唱まで、実にしっくりする演奏です。明るいのに涙を誘う不思議な音楽です。

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     2016/07/10

    演出、演奏、歌唱、演技ともに素晴らしいと感じる。
    勿論好みの違いがあると思うが、このオペラは抑圧に対する開放を表現するオペラなので、第一幕の囚人達は抑圧下の束の間の休息であって、然るべき演出がされていると思う。フィナーレの喜びの表現も、紋切り型の所作を排して「勇気と知性を備えた女性が男性を解放する」というオペラのテーマにも即した演出になっている。むしろテキストに忠実な演出と言ってもよい。
    今は亡きアーノンクールの音作りは、序曲から抑え付けてくる力を撥ね退けようとするような生き生きとしたもの、そして個々の歌手の歌唱も、むしろドラマの台詞としての要素を強調した歌い振りで、個々の役柄を忠実に反映したもの、むしろオペラの歌唱とはこうあるべきではないだろうか?レオノーレのニールンドが歌唱・演技ともに愛おしさを感じるほど素晴らしい。

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     2015/04/25

    2012年ザルツブルグの魔笛だが、非常にスキャンダラスな演出であると思う。とりわけタミーノとタミーナの2人が火と水の試練を受ける場面からラストまでをよく見て欲しい。
    そしてグニャグニャに折り曲げられた「魔笛」。。。とても音がまともに出る代物とは思えないが。。。単純に科学技術の独善性という問題に加えて、今現在の社会について風刺的な表現を通して強い問題意識が示されていると思う。

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     2013/04/22

    「平和の旗印」の方が良い。19番はどうも解釈がショスタコーヴィチの焼き直しのように感じられて、その点が物足りない。

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     2011/07/09

    なかなかいい演奏です。正直アシュケナージの演奏はショパン辺りを聴いてもいま一つピンとこない演奏が多いのですが、これは音楽の内容がよく分かります。そして、矛盾するようですが、ショパンの影響が強い前期の作品の出来がいいです。正直後期になると、やや深みに欠ける気がします。

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     2011/06/25

    素晴らしい演奏。古楽の響きとしては革新的ではないか。通奏低音に力強さを加えて曲全体に推進力を与えている。それによりオケ全体の響きが力強い。最後の3曲は実に素晴らしい。特に「優雅なインド」の2曲。未開人の踊りとシャコンヌ。シャコンヌはまるでエルドラドを描いているようだ。ヴォルテールのカンディードに描かれた、南米アマゾンの奥深くの理想郷。人間が生きるべき理想郷はヨーロッパではなく、非ヨーロッパにあるという思想が表現されているように思える。黄金色に夕陽を受けて輝く野を、裸足で疾走するような、鮮烈なメッセージが伝わってくる。

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     2011/06/19

    いや素晴らしい!「解放された欲望」理解されることは、解放されることである。従って表現されることで初めて欲望は解放される。19世紀、爛漫たる資本主義文化の花咲くパリの真っ只中で初めて書かれうるオペレッタだと思う。乱反射する「欲望」を覚めた眼で眺め、それを表現する視点があるところが素晴らしい。所謂「下品」という風に見られてしまうのは、それがまるで馬鹿にするような感じで受け取られてしまうからだろう。明らかに演奏者は確信犯的にやっている。ミンコフスキの推進力に満ちた、しかし、確信犯的な演奏が全体を支えている。いや、ここまでやってもらわなくては、今の時代オッフェンバックを聴く意味などない!!断言できる!!!

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     2011/06/19

    ベートーヴェンのマイナーとも言ってよい曲集ですが、そもそも変奏曲と言う形式自体、作曲者の意図が掴みづらい形式なのかもしれないです。どういう必然性を持って次のフレーズに進んでいるのかが分かりませんから。しかし、やはりベートーヴェンの若い頃の真骨頂はヴァリエーションを踏まえた即興演奏だったわけで、彼を理解する上で変奏曲の大家としての側面は無視することはできません。演奏者のカシオーリは当時16歳、とても信じられません。主題の解釈の明晰さが素晴らしい。曖昧模糊とした音がだらだらと流れるようなこともなく、はっきりとした見通しをもって、個々の主題を表現しています。私たちがイメージしているベートーヴェンとは違った、若き日のベートーヴェンと、その成長した姿の全く違ったベートーヴェンが現れるかも。

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     2011/06/17

    テンポ設定にミュンシュならではの癖があり、それを好むか好まないかで好き嫌いが分かれるだろう。とりわけエロイカでその傾向が強い。

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     2011/06/17

    最初の曲は悪くない。アイスランドの氷河の下から、真上の太陽を氷越しに眺めているような気分になる。しかし、それ以外の曲は正直よく分からないと言うのが感想だ。合唱とサックスが調和しているようで、いま一つかみ合わず、「どっちを聴けばいいんだ?」という気分にさせられてしまうのが残念。

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     2011/06/17

    アーノンクールならではの深い譜読み。ウィーン・フィルならではの柔らかい響き。HMVレヴューにもあるようにホルンを一本増やすことで、空間性のある膨らみを帯びた響きになっている。最終曲ブラニークのフィナーレでは、この奥行きのある響きで堂々としたテンポをとることにより、ある種の神秘的な雰囲気を醸し出しており、効果として成功していると思う。

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     2011/06/17

    ツェムリンスキーの弦楽四重奏曲集、なかなかCDの種類も限られているので、廉価で高水準の演奏が楽しめるのはありがたい。お勧めです。

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     2011/06/17

    優雅なるインド人たちはなかなかいい演奏。ミンコフスキの演奏とは異なり、高音域を重視したすっきりとした仕上がり。最後はフェードアウトするように終わり、辿りつく事のないエルドラド(黄金境)を強調して幕を閉じる。ミンコフスキを聴いた後では、やはり時代を感じさせる部分もある。

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     2011/02/16

    いいですね。古楽器演奏らしく、繊細な味わいの録音です。細部に指揮者マルゴワールのこだわりが感じられ、一つ一つの音を丁寧に表現しています。音量や勢いで押していく演奏ではなく、細かい音のニュアンスや表情付けを楽しむ演奏です。マルゴワールは金管奏者なので、特に金管の使い方にこだわりを感じられます。歌手陣も声量で押す感じではなく、丁寧に歌唱の中で登場人物の性格付けを表していく感じで、思わずニヤリとするような場面が多々あります。しっかりと音を辿りながら、微妙なニュアンスを味わってください。あまり悪い録音装置だと、細部の面白みが感じ取れないかも。

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     2010/12/11

    脚本も素晴らしいですが、音楽が素晴らしいです。所謂小難しい現代音楽というよりも、ポップな感覚の耳で十分その美しさを感じられます。そして、その分かりやすさの中に秘められた、深さ、悲しみが闇の中の黄昏の光のように光沢となって輝いています。オペラのストーリーとしては、悲劇的で深刻なストーリーですが、悲劇性を突き抜けたところにある希望・夢を音楽が雄弁に語っています。こういう音楽は日本では一般に紹介されていないんじゃないか知らん?
    オケ・歌唱いずれも充実しており、どんなに賞賛しても足りないくらいです。是非一聴をお勧めします。

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