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虹昇夢待人 さんのレビュー一覧 

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2023/08/23

    なんと!
    ブライロフスキーのショパンピアノ協奏曲第一番が、入っています。
    ずっと探していたのですが、やはり初CD化だったのですね。
    何故、このCD盤が無いのか、本当に不思議でした。
    オーマンディは日本の評論家の評価が低いですが、オーマンディ/フィラデルフィアサウンドを聴く快感は、何物にも代え難いです。
    カラヤン/ベルリンフィルと非常に方向性が似通っていると思います。
    「美しさと力強さを兼ね備えた最上級のオーケストラサウンド」です。
    カラヤンは非常に意図的に感じるのですが、オーマンディの凄いところは、自然体でありながら、出てくる音の威力があるところです。
    今回の1958年から1963年頃の録音の方が入手し易い状態が続いていたと思いますが、
    1964年以降から、RCA時代に入る前の録音に優れたものが多いと思います。
    近年は、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの交響曲が入手出来るようになりましたが、他にも何かあるのではと、続編に今から期待しています。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/14

    名盤の誉れ高い全集という事で国内盤を所有していましたので、あらためて聴き直してみました。1番のみですが。非常に遅いテンポは、チェリビダッケ、ジュリーニ、バルビローリが想起されます。いずれも名指揮者のクセの強い味付けがあるのですが、このザンデルリンクは極めて自然体を貫くものです。スコアの音を整理するのではなく、あたかもありのままを実に絶妙なバランスで紡ぎあげていきます。自ずと雄大さも生まれ、盛り上がりにも欠けません。ベルリン交響楽団も懸命に心のこもった精緻なアンサンブルを繰り広げており、感極まった感じのバイブレーションが音に表れています。実は最近発売された81年のヨッフムのライブ盤との聴き比べがきっかけでしたが、まるで別のオケです。奥行きが深く残響を取り入れた録音で、ややフォーカスが甘くなるのも、この演奏には丁度いいようです。俗的な世界から突き抜けた演奏と言えます。だからと言って最高だとは言えません。それだけこの曲の演奏は難しいのだと感じます。俗的な部分の表現が無いと寂しい感じがします。ヨッフムの81年のライブ盤のティンパニを中心とする突出した部分強調は、まさに俗的だが、いつもよりテンポ変動が少なく全体には枯れた演奏でバランスを欠く。ザンデルリンクのドレスデン・シュターツカペレとの録音は、71年スタジオ盤は名手を擁するオケの芳醇な響きが魅力だが、録音が冴えない。73年ライブの方が録音、演奏ともに明快だが、その分味が淡白。私のベスト3は、ボールト/LPO、ミュンシュ/パリ管、カラヤン/BPO(最後のスタジオ盤)。これに続くのが、クレンペラー/PO、ヨッフム/LPO、ホーレンシュタイン/LSO、オーマンディ/フィラデルフィア管、ベーム/VPO(BPOより良い)、ジュリーニ/LAPO(VPOより良い)、チェリビダッケ/MPO(EMI)。その他にもありますが、記憶に残るマイベストテンはこんなところです。上記のホーレンシュタイン、オーマンディ、マズア/LGOは念願叶い入手しましたが、イッセルシュテットがBPOを指揮した盤を探しています。どこか出してくれませんかね・・・

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/11

    ヨッフムのブラ1と言えば、76年のLPOとのスタジオ録音と82年フランス国立管弦楽団とのライブが有名です。この録音は81年のライブです。冒頭のティンパニ部分だけは確かに立派さでは一番でしょうか。以降もティンパニの活躍が目立ち、所々突出して大きな音を出しますが、オーケストラ全体の演奏が渋く地味なので、今一つしっくりきません。最終楽章コーダは音が弱くなる半面、終結部は力を振り絞るような最強音で締めくくられるのも苦しい感じです。全体的に他の盤に比べ、アンサンブルに彫りの深さが感じられず硬直した感じです。ドッシリと落ち着いたドイツ的演奏とも言えるのでしょうが、どうもこの夜の調子は良くなかったように感じました。柔軟な反応力のあるオーケストラの方がヨッフムの特色が生かされると感じました。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/24

    評価はさておき、97リミックスはオマケ以上の聴き応えあり。本編のリマスターの音質は良好で聴き易い。「インロック」と比較すると、随分と余裕ある演奏が繰り広げられ、一般的なへヴィネスのイメージとは異なる。録音も良く、個々のメンバーの技術的な成熟もあり、完成度の面で見ると、こちらが優れている。各曲ともに非常に練られており、音の饗宴の様相。ギターとオルガンの音を重ね合わせたり、掛け合いによる妙技は最高度に達しており、数々の名曲の要となるが、ここでも「ハイウエイ・スター」、「スモーク・オン・ザ・ウオーター」、二大名曲に顕著。噛めば噛むほどに味が出るような音のセンスに酔わされる。ハードと言うより、ウオームな質感で懐が深い。「インロック」は歴史的名盤、「マシンヘッド」はパープルの最高傑作と言える。これに挟まれた第二期のアルバムの評価が低いのは相対的な事で、他の二つのアルバムこそ、パープルでしか出せない内容が詰まっている。実力面でツェッぺリンと比較されるが、良きライバルはヒープ。サバスの方がツェッぺリン寄りで、HR四天王かな。何にせよ、70年代ブリティシュハードロック最高!数多のバンドの希少音源復刻に期待。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/23

    以前は24カラットでしか聴けなかった「スピードキング」冒頭の凄まじいギターのインプロビゼーションは、このアルバムの幕開けを飾る事で意義が深まる。オリジナルの雰囲気を損なう事無く聴き易い音質。低音域が厚くなっているが、分離は明瞭。ロジャーのベースがよく聴こえるが、メロディアスなので嫌味はない。イアン・ペイスと共に柔軟にして堅実無比なのが強味。イアン・ギランのボーカルとリッチーのギターがハードロックの色彩を散りばめるが、まだ初々しさがあるのが良い。改めて聴いてみると、一番ハードなプレイをしているのがクラシック路線を推し進めていたジョンのオルガンなのは、流石である。個々のメンバーの演奏が突出することなく絶妙のアンサンブルを繰り広げているのは、この時期ならでは。全曲に於いてテンションが持続、濃密な内容なのに圧倒される。この時代の録音は、他のジャンルに比較して何故か録音にバラツキがある。このアルバムも然りで、レンジが狭く音が硬いのだが、むしろプラスに作用している。ディープ・パープルというよりは、唯一無二の時を刻んだ歴史的名盤。よりディープ・パープルとしての完成度は次作から高まっていくが。オリジナルの末尾に置かれた「ブラックナイト」で終われば一番美しいだろうが、アニバーサリーエディションは初めて聴く人にとっても親切だし、長年のファンにとっても楽しめる。私は○○○円というラッキーな価格で購入してニンマリしてます・・・。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/04

    この前後にデッカで全集を録音しているアシュケナージが、3番のみをRCAで録音していますが、どういった経緯があったのか知りたい所です。考えられるのは、オーマンディのバックで録りたかったという事でしょうか?以前から気になっていましたが、この度の復刻盤で聴いてみました。アシュケナージが、鋭敏で硬質な感じのピアノで、曲のフォルムをガッシリと捉えます。オケの妖艶なまでの表現力も冴えわたっています。ピアノ、オケともに気力充実した感じで絶好調にかみ合っています。リマスタリングの効果なのか、録音自体が良かったのか、素晴らしい音質と相まり非常に完成度の高い音盤となっています。まさに一期一会の快演です。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/04

    この演奏は、クラシックを聴き始めて間もない中学時代にFMでエアチェックして聴きこんでいました。凄い演奏という記憶でしたが、以前買っていた初期の輸入盤CDを取り出し聴きなおしてみました。ホロヴィッツのピアノは痛々しい迄に乱れています。ミスタッチだけでなく、テンポも保てていない部分もあります。それだけに渾身の力を振り絞るような演奏になっており、そこから生まれる魔力は凄まじいものです。あくまで自分のピアニズムを貫いた演奏で、枯れた表現には傾いていませんが、人間だからこその肉体との葛藤が演奏を輝かせています。これに合わせる名人オ-マンディのバックアップなしでは成立しえなかった演奏とも言えます。盛大にオケを鳴らして祝祭的に終結する部分も、この演奏の特異性を物語っています。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/13

    最近BOX盤を購入して、手始めに聴いてみたばかりです。結論からいうと、この曲のベストを争う名演奏だと思います。全体の印象は白い貴婦人を想起させ、端正に整った感じですが、鳥の声を描写した木管がまさに生き物のように絶叫するような箇所があったり、金管やティンパ二も盛大で、自然なスケール感と活力のある演奏になっています。弦楽器の音量を抑えているのと、低音部を過度に重くしない事で厚ぼったくなりませんし、要所でテンポを引き締めて冗長さから救っていますので、聴きやすいですが、情感も充分なので、軽いというわけではありません。こうした特色は同じN響の名誉指揮者であったたマタチッチと共通するように感じます。暴力的までな音圧を誇示したり、やたらと音を引き延ばすゴージャスな演奏がある一方で、東欧の団体の正調な中にも意地が炸裂したような演奏があり、どちらも楽しめますが、後者に良識を感じますね。録音も素晴らしく、シュターツカペレ・ベルリンはスイトナーの特質に寄り添いながら一体となったメジャー級の充実したアンサンブルと華美にならない高貴な美しい音を聴かせてくれます。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/10

    まだ「英雄」と「田園」しか聴いていませんが、とても録音が良いですね。コンセルトへボウも、大らかな中にもキレの良さがあります。当時のヨッフムのブルックナーの旧全集の印象に近い指揮ぶりで、「英雄」のフィナーレの終結部のたたみかけは見事に弾き(吹き)きっていて、スピード感と密度感が両立していて見事です。「田園」はまさにブルックナーのように壮大な演奏です。試しに後年のロンドン響との録音を続けて聴いてみました。冒頭から神がかり的な音が展開されます。明らかに世界が違います。つまり、旧録音は、コンセルトへボウの音を活かしたオーソドックスな名演。後年のロンドン響との録音は、円熟のヨッフムの音です。意外と決定盤が無い「英雄」もロンドン響との演奏は出色のものです。コンセルトへボウのような奥行と重心の低さはありませんが、残響多目の録音も相まって、いつものロンドン響とは違う深淵な音になっています。もちろん、ヨッフムの指揮が、両楽団から絶妙なアンサンブルを引き出していると言えますでしょう。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/01

    待ってました!オーマンディのブラームス。中古で探してもまったく見かけなかっただけに喜びひとしお。オーケストラを美しく鳴らしきるセンスで、彼を上回る指揮者はいないでしょう。ベートーヴェンの全集も復刻してもらいたいところです。初めて買ったステレオのレコードが、1300円の廉価盤シリーズのベートーヴェンの英雄でしたが、親しみ易過ぎて物足りなくクーベリックを買いなおして満足したことから、軽く見てましたが。ようするに彼の音楽は、表面的には解り易いのですが、同時に非常に緻密なところに魅力があります。押しつけがましさがまったくなく(それでも華麗で強烈ですが)、こちらが本気になって聴けば聴くほどに味わい深さがわかるのです。歴史ある豪華なオーケストラの音色を駆使する点で、カラヤンと対比されるべき指揮者だと思いますが、まったく正反対の音楽性だと言えます。最後の録音のCDも、重厚にはなりましたが、基本は変わっていません。が、ブラームスならば、かなり期待出来るはずだと思います。ブルックナーの四、五番でも充分に聴かせる演奏を展開していますし。今からワクワクしています。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/06/04

    クラシックを聴き始めた中学時代に、FMでエアチェックして聴いていた演奏をこの度、CDで聴き直しました。当時の印象は、とにかくテンポが遅いのと、濃厚な表現。シカゴ響のパワーを音楽的に活かしているのと、弦楽器の温かい響きが、新鮮でした。思えば、当時アバド以外でシカゴ響のグラモフォンの録音って珍しかったんですね。FMで聴いたのはLPレコードの音だと思いますが、CD化された音は、弦楽器よりも管楽器の太く明瞭な響きの方が強調されているみたいです。それはともかく、この演奏はジュリーニの録音の中でもベストを争うものだと言えそうです。新世界も早く聴きなおしてみたいです。ジュリーニのシカゴ響、ロスフィル時代の録音は、ウィーンフィルやコンセルトへボウとのものよりも聴きごたえがありますね。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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