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爺さん さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/03/11

    諸兄が演奏の素晴らしさはもとより、その音質について絶賛されている。確かにSACD化に伴う音質向上は果たされており、この点についてはまことに喜ばしいことではあるがあえて指摘しておきたい。楽曲は異なるが、この録音からわずか4年後にショルティが残した「ラインの黄金」の音質には遠くおよばないことだ。ショルティの「指環」企画自体が極めて画期的なものだったことを考慮しても、比較すること自体不毛であるほどの差がある。残念だ。音質に関して過度な期待はしない方がいい(でも期待しちゃうんだよね)。

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     2017/02/28

    このCDが発売された当初から興味はあったものの、録音状態が不安で購入していなかった。結局クライバーがどうアプローチするのかと、ルートヴィヒが歌っていることから思い切って購入してみた。この演奏、颯爽としている点ではなるほどクライバーっぽいが、ウェーバーの「薔薇の騎士」で魅せたような名演奏とか新発見とかを余りに期待するとちょっとがっかりする(しちゃった)。クメントとルートヴィヒはとても良い。で、商品説明には「コンツェルトハウスでの録音にふさわしい迫力ある音調になっているのは注目されるところでもあります。」とあるが、演奏に物足りなさを感じたのもやはり67年の録音にしてはまことに残念な音質であったためだ。良い感じに鳴る部分も少しはあるが、50年代後半のライナー/シカゴや60年録音のワルターの録音の方が数倍良いよ。演奏はよいとしても、何回も繰り返して聴きたいと思うかなぁ・・・。正直、クライバー好きの私でも星5つは厳しい。クライバーの蒐集家ならば、入手しておきましょう。

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     2016/06/26

    キリエ。フェードインの様な滑らかで穏やかな雰囲気の導入から 「主よ 憐みたまへ」の合唱、何とも言えない厳かな気持ちにさせてくました。ジャケットを眺めながら聴いていたらなんか泣けてきた。今までベーム、カラヤン、クレンペラーぐらいしか聴いていないが、全楽章が心に響く本当に素晴らしい演奏です。氏の数々の業績に改めて敬意と感謝の念を送ります。

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     2016/06/01

    ベートーヴェン第5協奏曲の冒頭で思わず目を見張った。ミケランジェリのピアノは、一音一音に全く滲みがなく真珠の粒が飛び散るように生き生きとした鮮烈な演奏。凄い。そして美しい。チェリもこんなテンポを刻むことがあるんだ。聴きほれていると3楽章まであっという間に終わってしまった。いやー参った。ずいぶん前に変人二人が組んだラヴェルのピアコンを相当に期待して聴いたのだが、私にとってはそれほど印象深くなかったためその後はずーっとこのコンビの演奏をほったらかしにしてた。損したなー。バックハウス、グルダ、その他巨匠の名演はあるものの、この演奏はまさに白眉の逸品である。

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     2016/05/03

    以前ペトルーシュカの1911年版はアバドの名演があるので、47年版で良い物が無いか検討していたところ、ムラヴィンスキー指揮の盤が出るとのことで予約して勇んで聴いてみた。版の違いと言うより、指揮者の個性の違いの方が勝っていることと、録音が残念だったので、改めてこれを購入。演奏も各楽器の音の輪郭がはっきりしていてテンポ、音のメリハリも良く、実に好感が持てる。録音が綺麗。良い。この曲は少なくとも拙宅のシステムでは47年版の方が色彩豊かな印象を受ける。ムラヴィンの演奏なんかは相当パンチが効いてるので編成の大きさは気にならない。コンサートホールで聴くなら版の違いで大きな差があると思うが、自宅のステレオで聴くなら47年版もお奨めですね。ついでにこのジャケットが可愛い。CD盤のデザインも同様で、ふたを開けて盤を見たとき思わず「ニコっ (^^)」としてしまった。こういったモノの作り込みって大事だよね。☆5つです。

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     2016/04/24

    第一楽章冒頭はショルティの様な荒削りな雰囲気が好みなので、やや抑えられた印象の開始に「馴染めるかなー」と心配だったが、聴き進んでいるうちに明瞭で角が無く実に滑らかな印象が際立つ演奏に感心した。丁寧に練られた音色であり且つ迫力もしっかりある。テンポも嫌味が全くない。こんなマーラーはなかなか無いよ。録音も秀逸である。「復活」を聴いたとき、ブルックナー演奏で感じたほどのインパクトがあまりなかったので(決して悪くないよ)、ブルックナーシリーズが終わってしまった機会に「聴いてみるか」と思って購入したのだが、これは良いじゃん。ブルックナーの次はマーラー交響曲の全演奏に期待しよう。

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     2016/03/14

    聴き慣れた録音なのに、第一曲目の天上から降ってくるような美しすぎるマティスの歌声に思わず泣けた。レコードで初めて聴いたときの追体験をした気分。以前購入したSHM-CDでは「綺麗な録音だなぁ」とは思ったがこうはならなかったので、この琴線に触れる違いが何なのか知りたくて聴き比べてみた。SHM-CDは個々のパートが綺麗に響き、十二分に満足できる音質。SACDはその音色が更に磨きあげられ、単に綺麗というだけでなく高音が滑らかに響き、全体的にも厚みが出て音場が広がっている。言葉にすると平凡な表現しかできず甚だ恐縮だが、本当に良い。ただし、装丁がバカ丁寧(と言うのかな?)な作りでディスクの取扱いが極めて不便。保管性とディスクの取扱いに優れた仕様への改善をお願いしたいものだ。

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     2016/02/13

    ファリャの定番ではあるが、アンセルメの演奏は実に艶やかで明るく快活。しかも普通のCDですら50年以上前の録音とはまず信じられない秀逸な音質である。なので、あえて価格がCDの3倍もするSACDを入手しようかずいぶんと逡巡したものだ(2年ぐらい悩んだ(^_^;) )。SACD化によってCDでは表現しきれない音の空間がしっかりと補完されて密度が濃くなり、元々CDでも素晴らし音質であったところに、さらに磨きが掛ている(まぁこの良さを言葉で表現するのは難しいですわ)。入手して大正解であった。しかしエソテリックから発売された同SACDも気にはなるなぁ(某オークションに出ているがバカ高くて手が出せん)。

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     2016/02/13

    以前、このSACDを聴きもしないでその価格にのみ反応したレビューをしたことがあるが、誠に恥じ入るばかりである。SACDを再生できるプレーヤーを入手してからそのクオリティーに驚いたものの、先のレビューの手前チャイコの4,5,6番はスルーしていたが、とうとう我慢できずにSACD化に踏み切った。こんなにも音質(音の密度が濃くて前後に広がってくる。素晴らしい)が向上し、細かなニュアンスが表現されるとは思っていなかった。4,5,6番どれも良い。発売から数年経っていてまだ在庫はあるようだが、限定版なので早めに入手されることをお勧めしたい。ホントと良いわ。

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     2016/02/05

    幻想はその昔新譜でレコードを買って聴きまくっていたので思い入れがあるのだが、このCDはまぁ録音がきれいで買って満足した。演奏も張りがあって弛緩することなく滑らかで、曲の細部まで見渡せる透明感もあって気持ち良い。ティンパニーの切れ味も抜群である。カラヤン74年の録音もミュンシュ・パリ管も好きだけど、デュトワの演奏は一味違った魅力があって素晴らしい。マイNo.1かも。「イタリアのハロルド」と言えばバーンスタインしか思いつかないけど、このCDで聴き直したら結構面白い曲だなぁと再発見した気分になった。デュトワさん、良いです。

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     2016/01/30

    「冨田氏の新譜のSACDではないか!」と早速聴いてみた。牧歌的な調と美しい合唱、初音ミクの異次元な声色が相まって曲が沁みてくる。録音も素晴らしい。一方、「あれ?ラフマニじゃん」という個所があったのでブックレットを読むと、ダンディ(このCDで初めて知った)やラフマニの引用があるとのこと。 面白いなぁ。 欧州の先人が残した曲と、岩手の山や宮沢賢治の世界観が違和感なく溶けている。とても良い。 もし、ハンス・ロットしか聴いたことがない人が(それはそれで奇跡でしょうけど)マーラーを聴いたら、「マーラーはけしからん!」ってなっちゃうかなぁ・・・このCDのおかげでダンディの「フランスの山人の歌による交響曲」という曲を知りえたことも冨田氏のおかげだと思ってます。

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     2015/12/12

    音質が良いとの評判で、以前HMVに発注するもしばらく待たされた上で入手困難の案内(今では「購入不可」の表示)。国内の主要CD販売店でも入手不可。amazonでは法外な価格が付いていて萎える。CDは以前から持っていたが、音質がいまいちで、その昔購入したレコードで聴いていた。最近たまたま定価でSACDが販売されていたので勇んで購入したのだが、よくぞここまでの音にしてくれたものだ。ホワイトノイズが大幅に低減され(当然あるにはある)、大バッハがしっかりと響き渡る。生のチェロの音はどうのこうのとか、音響エンジニアが音をいじっているとか関係ないね。大したもんだ。で、これだけ支持を受けていながら何故購入不可なのか不思議でならない。この演奏をこの録音で聴く機会が奪われるのは誠に勿体ない。もっと安価にして再販しようよ。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/12/06

    正直9番に関しては如何にシモーネ女史でもなかなかんどいのではと思っていたが、全くの杞憂であった。流石です。全体を貫く音色は実に優しい。ドラマチックにメリハリをガンガンつけるのではなく、なんとも滑らかで慈愛に満ちた響きだ。一方でブルックナーの荘厳さや圧倒感が失われているわけではない。良い。せっかくならテ・デウムも付けてくれたら嬉しいが、そりゃ贅沢ですか。

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     2015/12/06

    ずいぶん前から「ブルックナー交響曲の〆は5番だろーなぁ」と、漠然と感じていましたが、まさにそうなりました。交響曲シリーズ堂々の完結ではありますが、ちょっと寂しい感じもします。演奏もさることながら録音が秀逸で、丁寧な音づくりを細部まで感じ取ることが出来ます。1楽章冒頭のテンポはややゆったり目ですが嫌味はなく、その後の展開は圧巻。4楽章第2主題の軽快さやフィナーレの壮大さには目を見張りました。本当に素晴らしい。 あー でもやっぱりさみしいなー。

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     2015/12/06

    清水氏の無伴奏チェロ組曲の演奏を大層気に入っていたが、期待に違わず(むしろ以上)この演奏も極めて良質である。鍵盤楽曲としてのイメージがどんなに強くても、決して違和感なく聴くことが出来、豊かな音色に魅了される。しっとりとして落ち着いたモノトーンの「アリア」から、花が咲いたような印象の第一変奏。個々の変奏それぞれが、自身の特長を主張しているようで素晴らしい。良い。

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