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熟聴熟年 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/09/26

    「ああ、メーカーの策略に嵌ってまた買ってしまった」と自戒しつつ、週末の一日に年代別にピックアップしながら聞いている。丁寧な復刻で良好な音質とは思うが、演奏の印象・感銘を変えるほどのものではない。その中で気になったのはバイロイトの第九。バイエルン放送録音盤の発売で本番かリハーサルかの論争も起こったが、今回の復刻では、東芝EMI盤(TOCE7530)同様に開始前の足音とフルトヴェングラーの言葉(楽員に対してというより客席に一言言っているようにも聞こえる)が入っている他に、Hall ambienceとして楽章間の客席ノイズが30数秒入っている。これらを通しで聞く限りは、本番演奏をあまり編集せずに源テープを作成したように思える。識者はじめ皆さまの受け止めは如何?

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/09/28

    待ち望んだセットが今日到着しました。バロック〜古典の演奏はオリジナル楽器全盛ですが、それ以前の、折衷様式ともいうべき室内管弦楽団編成での演奏では、リヒターやミュンヒンガー以上にパイヤールの演奏が腑に落ちると考えています。
    これまでCDでは聞けなかったコレルリの合奏協奏曲、ヴェイロン=ラクロワとのバッハ・チェンバロ協奏曲、ヘンデルの合奏協奏曲、アランとのヘンデル・オルガン協奏曲の各全曲など、単独で発売されても買いたかったCDが133枚!
    早速開封したところ、バッハやヘンデルの協奏曲をはじめ、新旧2種類の録音が多数あることに気付き、聞き比べをしたら、リマスタリングの恩恵で音質に遜色が無くなった旧録音の主張の明確な演奏により魅了されました。
    これから1枚1枚じっくりと聞いていきますが、この値段でパイヤールの演奏を集成したセットを、皆さまにも入手されることをお勧めします。絶対に損はしませんよ!

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/28

    「トリスタン」のリハーサル風景について一言。HMVさんの商品説明では言及されていませんが、5月に発売されたリマスター版CD(4797291)附属のブルーレイオーディオにリハーサル風景が収められています。また、「ダフネ」については、ライヴ録音ですがステレオの筈です。本セットについては、大半のオペラ、宗教曲の全てを保有していますが、オリジナルジャケットで集成されたことを大変嬉しく思います。この付加価値と最後の3枚+未保有のモノラル録音のために買うかは思案中・・・。皆さまには一押しのお勧めですが。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/07/15

    特売品として売り出されたタイミングで改めて視聴した。映像作品として評価するなら暗く不鮮明な画面は満足にはほど遠い。しかし、演奏、特に主役3人の素晴らしさ!ジルダのセッラ、公爵のクラウスは、輝くばかりの高音(クラウスは御年60歳で1幕、2幕のハイDESを完璧に歌唱)、30年後の今も現役のヌッチは全盛期の朗唱。他のキャストも穴は無く、カンポーリが指揮するオーケストラも健闘している。「ステレオ」と記された音声も定位は今ひとつながら音質は並以上。決して聞き辛くはない。画面を消してCDとして聞いても十分元は取れる。大喝采を浴びるクラウスのリゴレットの歌唱は、正規のCDと比較しても、声と歌唱が成熟する前の60年前後に録音されたRICORDIのガヴァッツェーニ盤やRCAのショルティ盤はもとより、78年録音ながら指揮・共演者に恵まれず今ひとつ燃焼度の低いEMIルーデル盤も超えており、パヴァロッティはじめ他の名歌手と比べてもベストではないか。パルマの劇場の熱気も伝わり、「プライベート盤にしては、演奏、音質とも極上のCD」として強力にお勧めしたい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/03/27

    レコード芸術誌4月号で長木誠司さんが演出に焦点を当ててレビューを書かれ「特選」ではなく「推薦」に止めておられたため、演奏を主体に一言申し上げる(演出に対するレビューに異論を唱えるものではない)。詳しい経緯は省略するが、実は初めて買ったクラシックのレコードがカイルベルト指揮の魔弾の射手抜粋で、以来、この曲の録音はその殆どを興味を持って聞いてきた。独墺系指揮者の本当に久しぶりの新録音となる本盤を大いなる期待とともに聞いたが、オーケストラの重心の低い分厚い響き、落ち着いたテンポでドラマの推移や人の心理を的確に描き出すティーレマンの指揮、ツェッペンフェルトのカスパルを筆頭に粒の揃った歌手陣とも期待どおりで、久しぶりにこの曲を堪能させられた。第3幕において、曲順を入れ替え、フィナーレの試験射撃に繋がる前奏曲と狩人の合唱を後ろに持っていたアイデアも納得できる。オペラの新譜CDが死滅状態に近づきつつある現在、CDに拘らず映像メディアも活用しながら、モーツァルトを除く独墺系のレパートリーを着々と録音しているティーレマンについては、映像作品でも、時には音だけじっくり聞くことを強くお勧めしたい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 18人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/01/09

    大半のCDは所有しており、またオリジナルジャケット等の付加価値も無いけれど、このセットを購入した最大の理由は、ブラームスのピアノ協奏曲の旧盤が復刻されたこと。自らの肉体を駆使するピアニストの演奏が年齢と共に変化するのは避けられないが、正確・明晰・知的なスタイルが基本のブレンデルの場合、同曲異演を比較しても70年代〜80年代初頭の録音がベストと思われる(代表例はベートーヴェンの協奏曲やソナタ)。その意味で、S=イッセルシュテットとの1番、ハイティンクとの2番のブラームス協奏曲に期待していたが、想像以上の名演、名録音で堪能させられた。2万数千円と安くないセットだが、これらブラームスの協奏曲やベートーヴェンのワルトシュタインソナタ、モーツァルトの22番のピアノ協奏曲あたりを聞いて頂ければ、70年代のブレンデルの充実と、この集成盤の価値が理解頂けると思う。それにしても録音人生の大半をフィリップスで過ごしたブレンデルが、デッカロゴマークのこのセットを見てどう思うのだろうか。

    18人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 15人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/28

    こうした集成企画として理想的な作りをしていることに感動した。各アルバムはオリジナルジャケット印刷の厚手のスリーブに収められているが、スリープ内にCDを収めたトラック表示付きの紙袋と当該CDのブックレットが収められている。また、2枚組、3枚組では、他社とは違って、二つ折りのスリーブとせず、一つのスリーブに複数の紙袋を入れており、出し入れの際の擦り傷を気にする必要がない(この文章でケースの実態が伝わるか心許ないけど)。加えて、厚手の解説書は、写真のクオリティは今一だが、他社を含めたデイスコグラフィが掲載されており、価値が高い。これを見ると、今回の集成とユニバーサル、ソニー(RCA)の録音集を集めれば、ほぼパールマンの全録音が集まることも分かる。全部集めても3万円強。今から集められる若い世代が羨ましい。半分強は持っているEMI&WARNERのCDだが、CD1のパガニーニの協奏曲から始まり、どれを聞いても惹き付けられる。来日云々とは関係なく、強くお勧めしたいCD集成。

    15人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/04/29

    購入した一番の理由はLP時代に買い逃した名盤の誉れ高い50年代前半録音のボイド・ニール指揮ヘンデル合奏協奏曲作品6全曲を聴くためです。ヘンデルの音質は初期デッカ特有のややハイ上がりながら鮮明なもの。テンポはゆったりしていますが3枚目所収の水上の音楽も含めて分厚くないすっきりした合奏でコンセプトは意外にモダン、後のダートやマリナー、マンロウやホグウッド等を生んだ土壌はニールにあったかと言えば言い過ぎでしょうか。この53枚組セット、まだ10枚程聞いただけですが、バラノヴィッチとルホトカの自作自演(CD6)といった珍盤含め、曲、演奏とも納得させられるものばかりです。但し、今のところ、既発売のCDの焼き直しについては顕著に音質向上しているとまでは確認できませんでした。ここに収録されなかったアンソニー・コリンズのシベリウス交響曲全集(20年前に英デッカリマスタリングでBEULAHから出たのみ?)やフィストラーリのチャイコフスキー白鳥の湖全曲(オーパス蔵からLP板起こし盤が出ていますが今回セットに含まれた素晴らしい音質の眠りの森&くるみ割り抜粋と同様にオリジナルマスターからの復刻で聞きたいものです)等を含めた第2弾が出ることを心から期待しています。1万数千円と決して安くはありませんが、この値段でこれだけの枚数の名盤を聞ける時代になったことがとても嬉しい反面、複雑な気持ちです。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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