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エーテルの風 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/23

    感想の言いようのない演奏である。ジルベルシテインというピアニストは後にも先にもこの盤しか知らないので何とも言えないが、アバドらしくもベルリンフィルらしくもなく、作曲者やそのバックボーンであるロシアを強く感じる演奏でもない。「曲そのものを鑑賞するには最適なのかもしれない」などと言ったら、皮肉に聞こえるだろうか? ジャケットのデザインがモノクロなのも意味がわからない。・・・というのは、いい写真だとは思うものの、モノクロだとステレオ以前の古い録音だと一見勘違いしそう。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/23

    とにかく不思議である。昭和の頃はアバドの大ファンだった私だが、ベルリンフィルとの一連の演奏で徐々に幻滅して行き、極めつけは、この「マーラー第8番」で、遂には決定的にアバド嫌いになってしまった。そして勿論このCDはすぐに売ってしまう。しかし!先日アバドのマーラー交響曲全集のCDを購入し、第8番を聴きなおしてみたところ… なんと素晴らしいじゃないですか!1970年〜1980年代にウィーンフィルを振った時の美麗なサウンドが蘇えり、それにベルリンフィルとの一連の録音から感じられる音響の推進力をも付加されている。以前に聴いたときは、籠もっている様な音だったと記憶していた録音だったが、今聴くと何故かクリアーで問題ない(録音は再生装置との相性もあったのかもしれない)。とにかく素晴らしく感動した。懺悔の意味もこめて★5つにしたいところだが、テンシュテットやバーンスタイン、最近ではコバケンの同曲などに感動するにつけ、演奏の個性と言う意味では一歩薄く、同列には評せないかな?と考えて★4つに留めておいた。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/12/23

    まずはジャケットでデザインであるが、曲想に合っていることも含めて、近年最高の一つであると思う。この曲の持つクウキは、まさにこんな感じである。他の演奏で同曲を聴いている時でも、CDイーゼルにはこのディスクケースを飾りたい。さて問題の演奏であるが、この演奏を耳にして最初に思ったことは、Michael Tilson Thomasの同曲の演奏に似ているなぁと思ったことだった。これは個人的好みのレヴェルの問題だが、この曲のこの演奏に関しては、スケールの大きさをあまり感じないことがネックだ。よってジャケ・デザインの素晴らしさと相殺して、★4にした。

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     2011/12/19

    私がドヴォルザークの第6番に求めるものは、ボヘミアの野暮ったいまでの田舎臭さである。しかしこのCDに聴けるドヴォルザークは、むしろフランスの農村地帯の田舎のクウキであり、例えばクリュイタンスの指揮で聴くビゼーの佳曲のような品格が漂う。格調高い名演であることに依存はないが、この曲(6番)に並外れた愛着のある私には、ちょっと物足らない演奏でもあった。ヤナーチェクは始めて聴く曲でもあり、比較できないのでコメントを控える。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/16

    インパルの作り出す音楽と言うのは、簡単なブラックホールみたいなものだと思う。決して自分から光を出さず、宇宙の片隅で静かに孤独に存在している。こんなタイプの音楽は どちらかと言えば僕は願い下げだが、そういうアプローチがハマる曲に関しては、この上ない効果も発揮することがある。
    マーラーで言えば、3番と5番だけは成功している。インバルはこの後日本のオケなどともマーラーを演奏・録音しているが、主義主張がハッキリしている点、録音史上の位置づけとしてもフランクフルト放送交響楽団とのCDの方が存在価値は大きい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/15

    全集としてとてもまとまりがよく、一貫した姿勢が感じられる。客観的には最高評価を付けたいところだが、6番(とたまに8番)以外は、個人的にはあまりしょっちゅう取り出して聴きたくなるようなタイプの演奏ではない。
    素晴らしいマーラー全集と言えば、バーンスタイン、アバド、シャィーなどが思い浮かび、そしてこれは個人的意見だが、彼らのマーラーの中では6番のみ不満足である。要するにジンマンの場合とは真逆なのだ。もしかしてジンマンそのものが、マーラーに向いている指揮者ではないのかもしれない。

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     2011/12/13

    若手の実力派女性ヴァイオリニストと言えば、J・FとかA・Sがすぐに思い浮かぶ。彼女等の今風の傾向として、技術的には完璧以上な半面、作曲者よりも楽譜を感じさせるような演奏が多いような気がしている。そう言った意味では、このヤンセンの演奏は、感情に訴えて来るような心地よさがあり、作曲者のアウラも程よく感じられ、いい意味で古臭いと言えるのかもしれない。個人的好みから言わせてもらえるなら、ヤンセン女史は、プレイヤー主導の芸術性と、リスナーの視点を意識したエンターテイナー性の両方を、極めて高次元なレヴェルで兼ね備えた、現代最高のヴァイオリニストと言って遜色ないと思う。
    指揮(オケ?)に関しては、ドッシリとしたものではなく、超一流の近寄り難さがない。その庶民性は、深遠系な曲であればマイナスポイントだが、メンデルスゾーンやブルッフのような親しみ易さがウリの音楽の場合には大いにプラスに働く。
    ジャケットデザインはメタリックな色彩トーンだが、音楽はシットリとしていて金属臭は皆無。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/09

    これはCDとして素晴らしいと思う。万人受けする選曲だし、演奏も味わい深い。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/09

    まずは交響曲だが、他の指揮者(主にB氏とS氏で比較)で聴く交響曲第1番は、例えばシューベルトで言うなら交響曲第2番3番あたりのレヴェルに思えるのだが、カラヤンが振ると第4番第5番くらいのレヴェルに、曲そのものがグレードアップして聴こえる。モーツァルトの第40番の第1楽章を「疾走する悲しみ」と名付けた人がいたが、カラヤンで聴くこのメンデルスゾーンの交響曲第1番の第1楽章などは「疾走する大げさな悲しみ」とでも言いたいような、行き過ぎた表現とも言えなくもないが、どんな録音に対しても決して手を抜かないカラヤンのよさが如実に現れている好例と言える。
    事実、コレほどまでの表現をしてくれるなら、ベートーヴェンの第1番なんかよりもよっぽど聴き応えがある。
    第1番のことばかり書いてしまった。他の曲は?と言われれば、良くも悪くも第1番と同じようなことが言える。つまりよく言えば「手抜きがない」。悪く言えば「行き過ぎ」。第1番は、知名度ゆえにあまり名盤に恵まれていないことが功を奏し、それ以外に関して言えば、名盤がひしめき合っていている故に、リスナーの好みに左右されてしまうということなのだろう。

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     2011/12/04

    昭和末期の頃レヴァインと言えば、アバドやムーティーやハイティンクと並び、来るべき21世紀のスター指揮者になりそうなイメージだった。実際は21世紀も10年を過ぎたが、なんだかレヴァインの名前だけは印象が薄くなってしまった。その理由はおそらく、音の響きにヨーロッパ的な深みのある音を感じないせいかも知れない。このベートーヴェン(1番2番は未聴)などはとてもいい例で、アメ車に乗ってニューヨークの摩天楼を走っているようなハデハデしさがある。もちろんベートーヴェンの解釈として悪いわけではないが、質実剛健なドイツ魂をベートーヴェンに求めるリスナーにはお薦めできない。

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     2011/11/25

    この第8番は、BPO盤や同じくウィーンpoとの’86年盤などとは似て非なる名演。個人的には同曲中最高の名演奏だと思う。ドヴォルザークの土着的味わいと、カラヤンの垢抜けた都会的透明感が、絶妙のバランスで共存し、非の付け所のない絶品として仕上がっている。ロメジュリは個人的には中の上くらいだが、CDとしては間違いなく特上!

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     2011/11/17

    ハンス・ロット氏は、活躍していた頃はマーラーのライバルだったそうな。
    ただこの音楽だけを聴く限りにおいて、マーラー側からすれば、ハンス・ロットなんて個性の薄い、ありきたりな音楽だという評を受けても仕方ないだろう。ただ逆に、ハンス・ロット側からすれば、マーラーの音楽なんかは、一人よがりの空回りにしか聴こえない可能性もある。名曲なんてのは、有名になるという幸運に恵まれるだけで、向上した演奏技術が、ある程度曲の評価を押し上げるものだと思う。ハンス・ロットの音楽が、もし仮にマーラーと同じ回数だけ演奏されていたら、わかり易い分 軽くそして幅広く聴かれていたかもしれない。さてこの演奏だが、この演奏しか知らない私はエラソーな批評は出来ない。ただもう少し色彩感豊かな演奏が現れたら、この曲も価値を増すだろうと思う。ただこの演奏でも充分に満足した私的には、最高の評を付けたい。

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     2011/11/11

    [メンデルスゾーンのみの感想]…メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲には、チョンキョンファやムター、ヤンセンなどの名盤があるが、このメニューイン盤を聴いて初めて「いままで同曲の名演を聴いたことがなかった」という感じを受けた。メンデルスゾーンは、ハイドンと並んで、昨今人気が凋落している作曲家の一人だというが、それは昨今の演奏スタイルが、メンデルスゾーン向きなものから離れていっているからだろうと思う。メンデルスゾーン独特のナヨナヨ?した感傷を、恥ずかしげもなく演奏するメニューイン時代の同曲は、かえってツボにハマってナヨナヨさが払拭されているように感じるのは私だけだろうか?

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     2011/11/10

    テンシュテットのマーラーの中では、最高によく出来た一枚だと思う。

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     2011/11/05

    演奏しているというより、地底から響いてくるような音造りが、この演奏の特徴だと思う。そういう意味では、曲想にピッタリだ。ただ個人的好みとしては、テンシュテット盤のように、指揮者主導で グイグイと地獄まで引っ張っていってもらえるような、デモーニッシュなタイプの演奏に より惹かれる。

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