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エーテルの風 さんのレビュー一覧 

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     2014/10/01

    30年近くも前にインバルの指揮で第1稿に触れたときは、「第1稿なんてとるに足らない」などと一刀両断に切り捨てたのだが、今回のこの演奏を聴いてまったく感想が変わった。他人の手が加わっているのでないにしろ、ノヴァーク版やハース版には、音楽の骨格に本来のブルックナーとは別の素材が使われているような不純な響きすら、今となっては覚えるほどだ。ただ(言い訳がましくもあるが)それは30年前の僕の聴覚が未熟だったというよりも、やはり演奏の素晴らしさが各段にアップしていることが大きいと思う。インバルのブルックナーには、メロディーの歌わせ方に関して、随所にひょうきんな素朴さが見え隠れして鬱陶しかったというのが30年前の感想で、今回もそのクセは多少残ってはいるものの、全体としては、スケールの大きさが完全にブルックナーの世界を表現しつくしている。贅沢を言わせてもらえれば、フィナーレの最後の最後、もっと『ぶわ〜ん』と神々しく、天にも昇るような感じで演奏して欲しかった。

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     2014/09/20

    指揮者は徹頭徹尾楽譜の方向を向いていて、楽譜が直接聴衆に語りかけているかのような類の演奏だと思う。このCDで聴ける世界には、文学的要素や、マーラーという個性は、主としては表現されていない。ただ、決して無個性というわけではない。フレーズの最初の音を頻繁にズリアゲ?(ズリサゲ?)るような手法であるとか、音塊の聴かせ方には飽きを来させない。そもそも曲そのものが、自己顕示欲の塊のような曲想なのに、”オレがオレが”的な自己主張はきわめて薄く、それでいて聴覚を捕らえて離さないこのCDは、ある意味正統的解釈の代表的名盤とも言えるだろう。ただ最後の盛り上げであるフィナーレの部分が、どういうわけだか充実感に著しく欠ける。思いつく不満箇所は、その一転に尽きるが、どうしても譲れない重要な部分なので、さすがに最高評価からは一歩譲らざるを得ないだろう。

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     2014/08/31

    なんと言ってもプレヴィンの素晴らしさを再認識させられる全集。帝政末期のロシア人は、技術はドイツに憧れ、芸術はフランスに憧れがある… みたいな話を聴いたことがあるが、フランス人の棒が本場者以上にロシア的に感じるのは、そういった理由からだろうか?

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     2014/08/31

    ヒラリ・ハーンの個性を言い表すなら『才気溢れる』という表現がいちばんピッタリすると思います。シェーンベルグは理解不能でしたが、このシベリウスは、彼女の録音した協奏曲の中では、ストラヴィンスキーに次いで素晴らしい。彼女の現在の演奏スタイルを考えると、「若さ」がプラスに働く曲に より魅力を感じるのは私だけではないでしょう。今後年齢を重ねることに比例し、ベートーヴェンやメンデルスゾーン、チャイコフスキーなどの、より名演が聴けるようになることは想像に難くありませんが、たぶんシベリウスに関してはこのディスクがピーク…のような気がしてなりません。

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     2014/07/19

    ジュリーニには、なにかしら「イヤミ」を感じるのは私だけだろうか?カラヤンのような開けっぴろげなイヤミは、私にはむしろ爽快に感じられるが、ジュリーニのイヤミはなんだか紳士ぶっている小手先のイヤミだ。そのイヤミが音楽の中に現れるとき、独特の効果を醸し出すところがおもしろく、ジュリーニの録音はほとんど全部聴いていると言っていいだろう。ただ「最高」な演奏を期待しているわけでなく、理想の演奏の『客体』としての興味深さだ。そのいい例が「マーラー交響曲第9番」。情念的なバーンスタイン盤、暴力的なショルティー盤(特に旧盤)などのように「吹っ切れた」心地よさの対極にある演奏で、いかにも「中庸は美徳ですよ」と言わんばかりの「イヤミ」に満ち満ちている。

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     2014/07/19

    実力からしてそのブランド力に引けをとらないアバド/ベルリンの全集であるという意味では、★3つ未満であることは在り得ないとは思う。ただ実際聴いてみて、それ以上でもない。ほぼ全曲陽性で、サウンドは分厚く、かつスピード感のある仕上がりになってはいるが、あまりに難無くて、ベートーヴェンの本質が完全に素通りになってしまった感は疑いようもない。うまい表現とも思えないが「物質的には重くても、精神的に軽いベートーヴェン」と言ってみたくなる。

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     2014/06/21

    「悲愴」のみの評価だが、聴いていて、懐かしさを感じる演奏。(日本に限れば)昭和を感じる演奏だと言えるかもしれない。音楽が自然にグイグイと心に染み込んで来る。そして悪い意味ではないが、ジュリーニのイメージとはちょっと違った印象を受ける。とりわけ終楽章(次いで第1楽章)がそうで、高級感ぶらない「興奮」が伝わってくる。欲を言えばこの興奮が、第3楽章に欲しかった。個人的に「悲愴」は、第3楽章がキモだと思っているので、最高の評価は出来なかった。

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     2014/06/21

    この曲の理想を追求し尽くしたら、こういった演奏になるのだろう。録音もバツグンだし、本来なら文句のつけようがないほどの名演といえる。ただ聴いていて何故か、とても長く感じるのだ。もしこの演奏に欠けているものがあるとしたら、それは『無心』ということかもしれない。意志の力で理想を追求しようという意図が見えて(聴こえて?)しまい、ブルックナーの「ツボ」とは微妙にズレた音楽になってしまっているのだろう。

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     2014/06/21

    あってほしいところに在るべき音があり、テンポ感から言っても音響のバランスから言っても、完全に理想的なブルックナーだといえる。録音も優秀だし、なにより情緒感が豊かで素晴らしい。もしどうしても難癖をつけなければならないとしたら、あまりに情緒的過ぎることか?ブルックナーの「素朴さ」はやや薄いとも言える。ジュリーニはブルックナーの「教祖様」にはなり得ず、アーティストとして満点!と言った感じ。

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     2014/06/13

    非の付け所のない名演とはこのような演奏を言うのだろう。とにかく安心して聴けるのだ。ただ、この演奏の後、アバド/ベルリンpoのCDを続けて聴いたら「やぱ自分はアバド盤のほうが好き」という感想を持った。インバル盤に難癖つけるとすれば、”水清ければ魚住まず”的な面白さには欠けることだと思う。この場合、水の「濁り」とは個性であり、例え曲がつまらなくても、その「濁り」を鑑賞することで満足が得られるという 唯一無比のクセである。個人的にはこの曲=夜の歌 は、やはり終楽章があまり好きになれないのだが、そのような場合でもアバドの「個性」には耳が惹きつけられ、退屈はしなかった。その点 インバル盤では、終楽章になると急に(=曲がつまらなくなると急に)演奏自身も吸引力がなくなってしまった。

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     2014/06/06

    第1番に関してだけの評です。ソリストも指揮者も、他では聞いたこともないマイナーな顔ぶれ。しかしこれは感動的な演奏です。華やかさは薄いが、音楽の持つ人間的魅力をジックリとリスナーに紡ぎだすような表現で、非常に印象的。昨今の演奏とはかなり趣が違うので、それを「古臭い」と思うか?「古きよき香り」と解釈するのか?その辺が評価の分かれ目なのかもしれません。個人的には、「あまりしょっちゅう聴いてしまうのが惜しい」的な一枚で、アルゲリッチや中村紘子等の有名盤よりも特別に好きな演奏です。

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     2014/06/06

    第1番に関してだけの評です。ソリストも指揮者も、他では聞いたこともないマイナーな顔ぶれ。しかしこれは感動的な演奏です。華やかさは薄いが、音楽の持つ人間的魅力をジックリとリスナーに紡ぎだすような表現で、非常に印象的。昨今の演奏とはかなり趣が違うので、それを「古臭い」と思うか?「古きよき香り」と解釈するのか?その辺が評価の分かれ目なのかもしれません。個人的には、「あまりしょっちゅう聴いてしまうのが惜しい」的な一枚で、アルゲリッチや中村紘子等の有名盤よりも特別に好きな演奏です。

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     2014/06/06

    第1番に関してだけの評です。ソリストも指揮者も、他では聞いたこともないマイナーな顔ぶれ。しかしこれは感動的な演奏です。華やかさは薄いが、音楽の持つ人間的魅力をジックリとリスナーに紡ぎだすような表現で、非常に印象的。昨今の演奏とはかなり趣が違うので、それを「古臭い」と思うか?「古きよき香り」と解釈するのか?その辺が評価の分かれ目なのかもしれません。個人的には、「あまりしょっちゅう聴いてしまうのが惜しい」的な一枚で、アルゲリッチや中村紘子等の有名盤よりも特別に好きな演奏です。

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     2014/05/25

    この500円クラシックのシリーズは、例えば子供が産まれたりしたら、幼児時代からの情操教育のアイテムのひとつとして、すべてそろえてもいいと思う。子守歌名曲集ともなればさらにうってつけだ。11曲すべてが「子守唄」ではないが、演奏もおのおの満足できる。とりわけNo.10のパヴァーヌ(フォーレ)は素晴らしい。

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     2013/11/03

    私の聴いていた盤(堀米ゆず子、チョンキョンファ、千住真理子 何故か皆東洋人!)に比して、冒頭からして、まったく違う音楽が響いてきた。一音一音に込められたニュアンスの密度が濃く、これは一朝一夕になし得る演奏でないことは明らか。また指揮のプレヴィンが絶好調。プレヴィンってどんな指揮者なのかいまだにナゾだが、協奏曲の指揮が抜群であることは確かだ。CDという「作品」としての出来はもう最高評以外には考えられない。ただこの演奏からは、「シベリウス」は聴こえて来ない。北欧らしい透徹さが皆無で、むしろコッテリ味付けした南国料理を思わせる演奏。

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