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masato さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/30

    メニュー画面が少し“キモイ”のが玉に瑕…。でも、メニュー画面が全く意味を成さない大手のユニヴァーサルのものとは雲泥の差。バルトークやブリンテンの作品を収めたものの所にも書いたのですが、自分を美音が取り囲む5.1ch、眼前に美音が広がる2ch、どちらも素晴らしい。ボリュームを大きめにして聴くと、圧倒的な迫力で美音が押し寄せてくる。このコンビでもっと多くの作品を聴いてみたい! バーバーのアダージョや、ベートーヴェンやショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の編曲版…などなど…。奏者も録音スタッフも「職人の仕事」を感じさせてくれる。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/30

    最近発売されたユニヴァーサルの情けないブルーレイ・オーディオとは比較にならない素晴らしさ。ディスク挿入と同時に演奏が始まってしまう前者(信じられない…)とは違い、こちらは何ともおしゃれなメニュー画面を(しっかりと!)経由する。そして、演奏中の画面もまた質素ながら美しい(プレイタイムが表示されるとなおありがたいのですが…)。肝心の演奏と音も、素晴らしい! 自分の周囲を音が取り巻く5.1ch、眼前に広がる2ch、いずれもお見事! ユニヴァーサル陣営は、先発したこの2Lの商品を鑑賞したのだろうか…? とても、そうは思えない。商品としての差がありすぎる…。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/27

     今回の3組のケンペのR.シュトラウスには、とにかく感動させられっぱなしでした。当然CDは持っていて、演奏の素晴らしさは知っていたのですが、SACD化(リマスター)による音の変貌振りに、驚愕・感動なのです。とにかく音が新鮮!生々しい! 「新発見の音源を用いて」と書いてありますから、まさしく新鮮素材なのでしょう。産地の新鮮素材を産地直送で、我が家のリスニングルームに配送してくれた…そんな感じの瑞々しい美しさをもった音たちです。その中でも『ツァラトゥストラはかく語りき』の冒頭のティンパニの生々しさは白眉!圧倒的!まるでリスニングルームで叩いてくれているかのよう。技術的なこともあり、さすがに後世の録音には及ばないって部分も散見されますが、このティンパニだけは超えられないだろう…。私にとっての『ツァラトゥストラ〜』冒頭のベストはカラヤン&ベルリン・フィルの1973年盤なのですが、そこでのフォーグラー氏のティンパニでさえ…。
     『ドン・ファン』や『アルプス交響曲』などの他の演奏も素晴らしく、感動的なお色直し! 『メタモルフォーゼン』での弦楽器が艶かしく絡み合う様は圧巻…。これほど素晴らしいR.シュトラウスのセットはもう2度と現れまい。絶対に。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/20

     私も鈴木淳史先生と同じだった。この演奏を聴いた直後にデイヴィスの死を知った。極力、彼の死を知らない状態でレビューを書きたいとは思う。
     教会での録音ということで、その残響にビックリ。シューベルトとシベリウスで美しい残響を聴かせてくれた(特にシューベルト!)デイヴィスですが、それにしても凄い残響。その印象は両極端です。冒頭や、ディスク2に入ってからのような弱音(静謐さ)が曲の多くを支配する箇所では、とてもとても人為では成し得ないような効果を生み出している。“厳かさ”の極み。当然デイヴィスも豊か過ぎる残響を計算に入れての曲作りをしているはず、ゆったりと進行していく。
     ところが、鈴木先生もこう書いておられる。「「怒りの日」の最後のほうなどは、あまりにも音がうるさく、重なり合うので、何をやっているのかわからないほど」…ほんと、その通り。不満に思ったというより、呆気にとられた感じ…それほどのレベル。
     総合点ではやはりドレスデン・ライブに軍配。覇気があり、激烈ですが、静謐さも申し分なく、ライブ感も満点。この作曲家、この作品を愛する名匠が、優れたオケを操り、この作品の演奏を披露するに相応しい時(機会)と場所を得てのもの…悪かろうはずがない。でも、この新盤の美しい残響の中に漂う厳粛さも捨てがたい…。
     そして…彼の死を知ってから思う。これがこの作品の演奏の最後のつもりだったんだろうか…。少なくとも、年齢を考えれば、最後になる覚悟はあったろう…。もう一度聴いてみよう。恐らく、泣いてしまうことになる。恐らく、ドレスデン・ライブなど比較にならないほど感動してしまうことになる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/07

     モノクロ映画の素晴らしさを教えてくれたのはヒッチコックの『サイコ』でした。あの不気味さはカラーでは出せない。モノクロだからこそ感じれるあの不気味さ…! まるで、カラーで撮れるのに、敢えてモノクロを選んだかのよう。それから次から次へとモノクロの名作たちに出会っていく。『第三の男』『ローマの休日』『天井桟敷の人々』『波止場』…数え上げたらきりがない。
     『サイコ』と同じような感じを受けたのが、このアルバム。各楽器にスポットが当てられ、突出して聴こえてくるモノラルの特徴を最大限に生かしているかのような聴こえ方。そう、『サイコ』と同じく、ステレオ&デジタルで録れるのに、敢えてモノラルを選択したかのような聴こえ方。低弦のうなり、ボーンと腹に響く打楽器、まるでうっすらとホワイトのベールをかけたような木管群、耳をつんざくような金管群…いずれもステレオ&デジタルでは味わえない雰囲気の音たち。それらが左右に広がりを持って聴こえてくるのではなく、全てが中央に集中して襲ってくる。
     どんなに技術が進歩しようとも手放すことのできない大切なモノラル録音のうちのひとつです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/06

    “音楽の真実”なんて果たしてあるのでしょうか…? 音楽の“神”にでもなったつもりなのでしょうか…? 言い換えるべきです。「音楽の真実とまったく結びつかない」から、単に「私の趣味に合わない」と。

    14人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/02

     刺激的な演奏・解釈も求めてしまう楽曲の代表がベルリオーズの『幻想交響曲』(行き過ぎて“乱暴”なのは困りますが…)。そういった面で、かなり満足。でも決して刺激・刺激の連続ではありません。底辺にあるのは、やはり繊細な“美しさ”。それを土台に、刺激が明滅する。特に、時に鋭利で、時にどっしりとした打楽器群にはしびれます。「気を惹いてやろう」とか「驚かせてやろう」なんて指揮者の思惑が感じられたりすると、一気に興醒めなのですが、そんなことは微塵もなし。全てが自然な流れの中で起きています。美しさを維持しながらも一気呵成の勢いで聴かせてくれるマルケヴィチやミュンシュ、ただただひたすらに美しいチョン・ミュンフン、バランス感覚に脱帽のブーレーズ、そして最高のライブ感のクリュイタンスの東京ライブ…いい『幻想』はたくさんある。完全にその仲間入りだ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/30

     温かいバッハ…!リヒターの峻厳さ、レオンハルトの潔癖さ、そしてこのサヴァールの温かさ・癒し…『ロ短調ミサ』、この3つの他に何がいるだろう…とさえ思えてくる。
     先にレビューされている方の仰る通り冒頭のキリエで、心を鷲掴みにされる。だけど、強烈な力でグイッと引き込むリヒターとは違う。いきなりバッハの時代にタイムスリップさせてくれるようなレオンハルトとも違う。掌で柔らかく、温かく、包み込んでくれるような感じ。バッハの大傑作であるということをさえ忘れさせてしまうほどの、真の癒しの音楽が鳴っている。豊かで美しい残響、どっしりとした低音なども幸福感を助長する。幸福な時間というのは過ぎるのが早い…あっという間のエンディング。ほんと、素晴らしいバッハ、素晴らしい音楽だ。これほどの幸福感を味わわせてくれたサヴァール始め、関わったスタッフに感謝したい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/29

     素晴らしいシベリウス! これで,カラヤン、ベルグルンド(新盤)、デイヴィスの三つ巴となった。
    このデイヴィス盤、カラヤン、ベルグルンドにない温かさ・柔らかさがある。鋭利・シャープなベルグルンドは、冷え切った北欧の早朝のイメージ。身を切るような厳しい寒さ。身を引き締め、姿勢を正されるような厳格さ。カラヤンは神秘的・魔術的で妖艶な雰囲気も漂う北欧の夜のイメージ。過ぎ去った今日への懐古、来るべき明日への期待、孤独・寂寥・高揚・欲望…様々がうごめく夜。そして、このデイヴィスは晴れ渡った北欧の昼。一時、日光を浴び、厳しい寒さも緩み心身ともに温かく、穏やかな気分になれる昼。1,2番のスケール感は申し分なく、3番の見事な躍動感も初体験。4番の重厚さも見事だし、5番の終結部の響きは最高。これほど気分をすっきりさせてくれる5番終結部は初めて。6番の弦楽部の繊細さと木管群の温かさ、最終楽章のスピード感には感心しきり。シャープでありながら、模糊とした感じを残し、微かな余韻をもって終わる7番も秀逸。クレルヴォ交響曲他の作品群も、時が経つのを忘れさせてくれるような演奏たち。
    気分次第で選べる、いずれも素晴らしい3つのシベリウス。もう他はいらないとさえ思える(バルビローリもすごく魅力的ですが、あまりの無骨さゆえ、私の中で曲によって評価が割れてしまう…)。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/28

    どうしてだろう…ラトル&ベルリンフィルの演奏は、全てが“落ち着いて”聴こえてしまう…。「展覧会の絵」もドヴォルザークの交響詩集もマーラー、ブルックナーの交響曲も…。ワクワク感がなく、聴いていて身を乗り出してしまうようなことがない。彼らがあまりにも上手すぎるのだろうか…。
    この「春の祭典」も例に漏れずでした。上手さはトビキリ!まったく危なげなく、安心して「春の祭典」に身を委ねられる。冒頭の木管など、正に“うっとり”…。これほど美しい冒頭は初体験かもしれない。ところが、その後、身を乗り出すような展開にはなっていかない。こんなに上手く、美しく、素晴らしいのに。「管楽器のためのシンフォニー」「ミューズを率いるアポロ」の管・弦の上手さ、美しさたるや、言葉を失うほど。
    上手く、美しい…それはカラヤンの時代もそうだった。でも、カラヤンには美しく響かせてやろう!という“あざとさ”があった。聴き手を引きずり込む魔術的な何かがあり、豪華絢爛、妖艶、玲瓏…様々な形容ができた。ラトルには、それらがない…。
    ラトルが見せてくれるもの、それこそが作品本来の姿なのかもしれない。だけど、私が求めてしまうのは、作品の本来の姿に指揮者がどう手を入れて、どんな姿を見せてくれるか…ということ。何だか、聴いていてラトルに申し訳なくなってきた…。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/25

     最近の第9は、やけに“こじんまり”してきたし、何だか“せっかち”になってきた。勿論、その中には個性的で、魅力的なものもある。だけど、やはり取り出す機会が多いのは“往年の”第9たちだ。
     そんなとこに現れたのがM.T.トーマスの第9。正直、聴くのが怖かった。好きなコンビだけに尚更。M.T.トーマスからも“こじんまり”“せっかち”な第9を聴かせられることになるのか…。
     杞憂だった…!冒頭からド迫力!低弦やティンパニの凄みといったら、私の知る中では最高・最強だ。第1、第2楽章に圧倒され、そして第3楽章。やはり“往年”たちに比べれば“あっさり”だ。しかし、美しい音楽が鳴っているのは確かで、抒情的ではありながら、前述の迫力は維持している。拳を握りしめつつ、感動に浸る風情。そしてハイライトの最終楽章。バス・バリトン、テノールのソロで「…?」となる。クレンペラーほどではないにしても、やけに自由に歌わせている。心なしか、男性陣2人とも楽しそうだ。やはり「…?」だけど、アメリカ合衆国の第9だ。自由で何が悪い?楽しそうで何が悪い?…とこんな感じ。ところが、その「…?」も、コーラスの登場で吹き飛ばされる。これまたド迫力!威圧感の一歩手前。素晴らしいを通り越えた凄いコーラス!
     鄙びた感じの第9も、一服の清涼剤のような感覚で、たまにはいい。だけど、やっぱり第9はこうでなくちゃ!“往年”のヨーロッパものとは、一味もふた味も違うアメリカ合衆国の、迫力満点、パワー全開の第9だ。また、好きな第9がひとつ増えた。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/09

     いい音だ…! 何て表現したらいいんだろう…機械的な冷たさなど皆無で、人肌の温もりが感じられるような音。ホールの特上席で聴いているような感じじゃない。まるで眼前で弾いてくれているような感じ。だからといって“うるささ”など皆無。全てが見事にブレンドされて聴こえてくる。これは録音の素晴らしさだけじゃないだろう。ケンペが何を・どこを一番聴かせたいのか、そしてそれが見事にツボにはまっているからこそ、そう聴こえてくるはずだ。
     今まで『英雄の生涯』といえばカラヤン“だけ”だった(特に最新盤)。カラヤンの作り出すドラマは、正に気宇壮大な英雄の生涯、マクロ的に大きく捉えた感のある録音も素晴らしく、これ以上は望めない、とずっと思ってきた。そこにこのケンペ…カラヤン盤は素晴らしいという思いは変わらない。だけど、カラヤン“だけ”から“だけ”がはずれた。
     『ドン・キホーテ』も素晴らしい臨場感。ドタバタ劇を近めのカメラでつぶさに捉え、まるで自分たちもそのドタバタ劇の渦中にいるような…そうまで感じさせてくれる臨場感。ひとつひとつの楽器が、柔らかく・温かい見事な音で、まるで飛び出してくるよう。脱帽だ。
    『死と変容』他もすみからすみまで素晴らしい、と何の躊躇もなく言える。スケール大きく、温かい。“人肌の温もり”…カラヤンからは期待できない大きな魅力だ。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/24

     晩年のカラヤンとウィーン・フィル、そしてこのセルとクリーブランド管、私にとってのドヴォルザーク第8のベスト2です。美しくするべく美しくしたカラヤンに、自然に美しくできあがったセル。音楽の都ウィーンで、最も美しく作品を仕上げる指揮者が、最も美しい音を出すオケを使い、最も美しく響く会場で演じているわけですから、カラヤン盤が美しくならないはずがない。
     一方は、アメリカ合衆国の工業都市、「ロックの殿堂」の建つロックンロール発祥の地…。そんなクラシック音楽辺境の地(少し言い過ぎか…)、ウィーンの対極にあろうかとも言える地で、20数年をかけてこれだけ素晴らしい音楽を奏でる名器を育て上げたセルの総決算…そう思うだけで、私にとっては、もう名演たる資格十分なのです。そういった思い込みを完全に捨て、思い切り客観的な聴き方をしたとしても、素晴らしい音楽が鳴っている、自信を持って言えます。
     カラヤンで使った“美しい”という言葉は、セル盤には当てはめられないでしょう。“素晴らしい”ことは間違いないのですが“懐かしい”“温かい”“柔らかい”…どう言ったらいいのでしょうか…とにかく、こちらの心を温かく包んでくれるような、ホッとさせてくれるような“大きな”音楽が鳴っています。
     一生、大切にしていこうと決めていた名演が、このような素晴らしい音でリニューアルされたのです…喜び以外の何物でもない…!

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/17

     ケント・ナガノ&ベルリンフィルの演奏がこの作品との出会いでした。ライブということもあるのでしょうが、「細部に拘る」とか「録音が」ということよりも、マクロ的にこの作品の素晴らしさを教えてくれました。そして、シャイー盤に出会います。こちらはミクロの視点でもこの作品を見せてくれ、おまけにとんでもなく録音がよく、ほぼ満点。ずっとシャイー盤こそ私にとっての『トゥーランガリーラ』でした。で、最近プレヴィンのSACDと出会います。かつて聴いたことのある演奏だったのですが、ずっと棚の中…レベルの印象しかありませんでした。ところが、評価一変!凄い演奏、凄い音、正に音の洪水。シャイー盤+圧倒的な迫力で、打ちのめされました…。こうなったら、棚の中に眠る『トゥーランガリーラ』を聴き比べてやろうと、サロネン盤や小澤盤、カンブルラン盤を棚から引っ張り出してきたわけです。
     で、この小澤盤。迫力満点です。シャイーやチョンが繊細な面を見せてくれているのに対して(勿論、迫力も申し分ないレベル。繊細な感じを受けるのはデジタル録音の賜物(?)でしょうか…)、小澤は勢いに任せて押し切っている感じです。当然、繊細さは犠牲になりますし、素敵に聞こえてくるはずの音も、音の洪水の中で埋もれてしまったり、という感じを受けることもしばしばでした。特に9,10楽章など「これは『春の祭典』か…」と思ってしまうような瞬間も(特に打楽器の強打の折など)。やはり、プレヴィンを筆頭に、シャイーやチョン盤の最新技術も味方につけた繊細さと豪快さの両立の方に、より惹かれます。が、この“勢い”も凄く魅力的です。若さほとばしる小澤のリード、全力で食らい付き、音を鳴らし切っているオケの面々。こんな『トゥーランガリーラ』だってあっていいでしょうし、棚でずっと眠らせておくのは勿体無い…と改めて感じました。プレヴィンのようにSACD化されたものを聴くと、また違って聴こえるかもしれません。実際、プレヴィン盤がそうでしたから。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/16

     ケント・ナガノ&ベルリンフィルの演奏がこの作品との出会いでした。ライブということもあるのでしょうが、「細部に拘る」とか「録音が」ということよりも、マクロ的にこの作品の素晴らしさを教えてくれました。そして、シャイー盤に出会います。こちらはミクロの視点でもこの作品を見せてくれ、おまけにとんでもなく録音がよく、ほぼ満点。ずっとシャイー盤こそ私にとっての『トゥーランガリーラ』でした。で、最近プレヴィンのSACDと出会います。かつて聴いたことのある演奏だったのですが、ずっと棚の中…レベルの印象しかありませんでした。ところが、評価一変!凄い演奏、凄い音、正に音の洪水。シャイー盤+圧倒的な迫力で、打ちのめされました…。こうなったら、棚の中に眠る『トゥーランガリーラ』を聴き比べてやろうと、サロネン盤や小澤盤、カンブルラン盤を棚から引っ張り出してきたわけです。そして、このチョン盤を新規購入。
     まず、音がきれい! 『幻想交響曲』のときにも感じたのですが、本当にきれいな音を出すオケだ(このコンビのが最も好きな『幻想』冒頭です)。弦(特に高弦の弱音!)のきれいなことといったら、もうウットリのレベル。第6楽章など、その弦の繊細さが最大限に発揮されていて、もしかしたら私の知る中では最美の第6楽章かもしれない。第6楽章に限らず、とにかく静寂・弱音が美しい…! その一方、迫力という面ではいまひとつ…という感じ(打楽器の強打は迫力満点ですが)。第1楽章、第5楽章など、もう少し圧倒されたい気がしました。ただ、最終第10楽章は素晴らしい! 「これが最後だ!」とそれぞれの楽器がしっかりと自己主張をしていて、おまけにそれらがことごとく聞こえてきて(ここら辺のチョンの手綱さばきは見事!)、快感この上なし。第6楽章同様、最高の終曲かもしれない。迫力不足と感じたのも、もしかしたらこの終曲への準備だったのか…。もう少し聴き込んでみよう…プレヴィン盤といい勝負かもしれない。

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