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レエル さんのレビュー一覧 

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     2008/09/12

    ショパンを鳴らした可憐で繊細なプレイエルは、手弱女な夜想曲を演出し、微妙なニュアンスを今に響かせるが、その多彩な音色は豊かな匂いをかぐわせるようで、まるで香水が女性を魅惑するようにプレイエルもショパンを魅惑したにちがいない。全体として録音演奏共にオーソドックスでないが、何かしらの色気が漂う...秋の夜長に部屋窓を開け、戸外で鳴く虫の音色に音量を合わせ聴く夜想曲も、また乙なものです。

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     2008/09/09

    芳醇な倍音を含むカンタビレでレガートな音は、単に華やかな音のみの追求や考証に終らず、まるで暗柳が湖面を愛撫するかの如く爪弾いて行く。とりわけハイドンは音を美しく持続させることを考えて演奏されていますが-No.58-の演奏に、もの足りなさを感じられた方には断然!ブレンデル盤がおすすめです。

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     2008/09/05

    シフのバッハ!とりわけ英仏両組曲が未だ〜私メに最高の感動を与え続けてくれるのは、ただ単に着想のもとになったクラヴィアの本質やバロックに連なる厳密な形式を、現代のピアノに移し替えると云うことでなく、バッハの思想 情感を伝えるための新しい表現手段を色彩や響き空間に求め、指の動きに関する本能的なものと、それを単なる瞬間的印象を超えたものにするため、指の動きへの欲求を厳しく監視すると云う...これら相反すことを両立させているようで、これは比喩的には自由や純粋を意味することだったのかも知れない。全てバラ売りで入手した私メにとっては、羨ましい限りで...もーぅ迷う事なく購入しましょう。最高です!

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     2008/09/05

    アシュケナージはメランコリックなシューマンのイメージの中に無限で普遍的なものを見、これら本来は『見えないもの』を『見えるもの』とした。言い替えれば、ここでの演奏は『見えるもの』と『見えないもの』との接点であり、交錯する内面の世界を平明にしてくれた。これはショパン全集にも共通したヴィジョンがあり、質 量共に揃っている。但しベト、モー、ショスタコはご遠慮したい。

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     2008/07/31

    葬送やポロネーズでのわざとらしい強弱やコントラスト、子供ぽいデフォルメやポーズはコンポジション全体を崩壊させる危険をはらんでいる。しかし彼は天才!全体をおおらかな面で包み込み、より自由な想像力の飛翔と感情の発露を求め、屋内の空間を自然との接点に迄持ち出し、他では味わうことができないピアニズムを我が物にしているようが、多分この業はゴーギャンか?キーシンにしかできないだろう。又奏でられる音色や響きは(特にバラッドやスケルツォで)水面に映る光のようにたゆたう。全体的に浮游感があり、うっとりとして心地好く、おおらかでいて力強い大きなショパンに眼福を得た。録音はすこぶる上等で値段は信じられない位に安い!最高なんて『もんじゃ焼き』でない。m(_ _)m

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     2008/07/30

    これは安過ぎる。ずるい!すでに約半数以上をバラで所有している者にとって酷です。特にVIENNA盤の録音は年代を考えると、信じられない位に美しいく、演奏もモーツァルトやシューベルト、シューマンが美味しい。又ベトPソナタ全集は外見は平明ながら、干乾し煉瓦を一つ一つ積み上げて行くような、職人気質な素朴な味がある。Pコンではピアニスティックな音の飛沫に酔うことはできないが、色彩が抑えられた寒色系の冷静な弾き込みが味わえる。全体的にオケが音の長いニュアンスを描く時には少し旗色が悪いが、当時の録音技術を考えれば当然かも知れない。しかし親密でいて、その奥に深い精神性を含ませることが出来る、ブレンデルの特質を知るには充分すぎる、羨ましい限りのセットです。

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     2008/07/19

    一般的にトリオ・ライブの方がポップで聴きやすいが、ここでの演奏は濃度や完成度が全く違う。インプロ・5に於いてはプリペアード・ピアノ的な演奏も聴くことができるし、他プロコフィエフの7番8番(戦争ソナタ)やショスタコを彷彿させるような曲もあり玉石混交といったところもあるが、ナウ・ヒー・シングスから歳月を経て、より精緻になった三者一体のインタープレイに成長の跡が伺える。二枚目の方は(昔は2CD)モンクのエッセンスを上手く残しながら、チックコリア風に仕上げているようだ。

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     2008/07/18

    うねり逆巻く和音に身を投じ、劇的な音の波頭に心を酔わせるような名演ではありませんが、激しく重なりあう音は淀まなく、ピアニスティックにほとばしる細やかな流れは、その単純に陥りそうな晩年の作品でも、丁寧なテンポの動かし方や強弱の付け方、ラウンジ的な?分散和音の響きによって作品をより想像力豊かなものにしています。また宗教的 瞑想的な題材でも、ほの暗い世界ではなく白日のもと明晰さに発露を求めているよで、ここはラム・コークでも飲みながらハバナ仕込みの?ルバートに酔いたい!?
    録音は他名演盤と比べてもとても綺麗で、身に心に優しく響き...結局のところ一番よく聴いているリストかも知れません。

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     2008/07/17

    ヘイデンが影響したのか?ルバルカバが良い。デビュー戦ではジャズを忘れて、あらゆる妙技を見せつけ自滅したが、ここではまるで別人。ロバーノは相変わらず語り口が多く味わい深い。ヘイデンは役者を集めてモノクロ映画を創るのが上手い!

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     2008/07/15

    アルバム全体を覆う静謐さは、パガニーニの主題による演奏でも損われずに、またフーガでは重なりあう合う音に淀みも無くこざっぱりとしている。シューマンによるは、強引なAgogik(緩急法)も無く平明な表情に好感が持てる。

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     2008/07/14

    多芸多才のプレビン!50年代コンテンポラリーのトリオやソロには良い作品多く残されているが、その内容は完全に趣味の域を超えている。また場所柄〜録音は映画関係者も多くナチュラルに録られている。しかし特筆すべきは、ピアノの和音のだしかたが本業者に比べとても綺麗で左右手のバランスが良く、コンポジション全体に構築性がみられる。やはり彼が類い稀な才能ある指揮者である事が、他の世界でも証明いるようだ。

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     2008/07/11

    テンポが速く激しい曲など指の移行が激しやすく、音が濁ったり、籠ったりで小喧しい箇所も見受けられるが、バラードやノクターン等、長い音のニュアンスやフィーブルな表現では波頭の置き方がとても丁寧で、響きが中空を伸縮しながら浮遊しているようで、暫しトランス状態に陥り旋律をも忘れてしまう。これは曲自身が持つ美しさを演奏が超えてしまった瞬間かも知れない。マズルカやポロネーズ等、曲によってはルービンシュタインやアルゲリッチ、ミケランジェリ、フランソワ等の方が一枚上だが、演奏の質量、特に録音状態を考慮すれば完成度が高く、全集として最もショパンの『美心像』に近いのは、このアシュケナージかも知れない。

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     2008/07/07

    CD1に関しては素晴らしいです。特に1曲目などバド・パウエルや ソニー・クラークの匂いプンプン!が、徐々にピーターソンぽくなって来ますので注意!

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     2008/07/07

    ピアノ・トリオで!!ブランデンブルグをか!!??うーんね。しかしながら玉石混交のクラシカルジャズの中、ルーシェの作品に玉が多いのはただ作品を安易に4ビートに乗せ演奏するのではなく、3者が一体と成り節度を保ちながらもインタープレイを至るところ含ませているところが大きい。これはルーシェの大きな特質に他ならない。又トリオで長いニュアンスの音を描く時など少し旗色が悪いが、NO.3 NO.6では簡素で軽やかなドラムスが、NO.5では伸びやかでホーンライクなベースが斬新で美しい状を成している。他のルーシェ作品に比べて苦労や工夫の跡が伺える為、評価をワンランク上げました。

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     2008/07/05

    ジャンゴの遺産を受け継ぎながらも自らの構成的 合理的特性と同化しつつ自らのものとして内臓し、マヌーシュ音楽の最も美しい調和を見い出したようだ。又素晴らしいクライスラーの演奏でパールマン(EMI)に比べかなりポップなイメージだが、至るところ工夫がなされ全く引けをとらない。

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