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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2020/08/11

    ハリウッドの映画音楽を集めたアルバム。
    オーケストラで演奏されるクラシックタイプのスコアを集めた物で、この手のCDでは戦前から戦前の黄金期の作曲家の作品を集めた物が多いが、これは近年の映画が中心の選曲となっている。
    ただ、演奏に使われた楽譜はいずれもオリジナル、つまり映画と同じではなく、コンサート向きにアレンジされた楽譜を使っている。
    オリジナルの雰囲気を残した良質なアレンジから多少疑問に思う物まで様々な譜面もあるが、版権等の関係もあるだろうから仕方ないところでもある。
    演奏はシュテファン・フラース指揮、フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団。
    ドイツはバイエルン州のライヒェンバッハという所で活動しているオケで、ディスコグラフィーは多くないようだがこの盤のようなハリウッド映画音楽からシューマンやR.シュトラウスのようなロマン派まで出している。
    この演奏はコンサートを意識してか、真摯に弾いているのは良いのだが、もう少し音楽にメリハリが欲しい。
    この辺りオーケストラ映えする曲が多く、交響曲のような曲を演奏するアプローチの演奏ではなく多少やりすぎと言われるぐらいしても良かったのでないかと思う。
    良くも悪くもドイツオケらしさが出た演奏だろう。
    録音は2012年、音質共々大変良い。

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     2020/08/10

    イタリアの作曲家、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの作品を集めたアルバム。
    『スザンナの秘密』『マドンナの宝石』『せんさく好きな女達』『町の広場』『4人の田舎者』『弦楽セレナーデ』をハインツ・レーグナー指揮、ベルリン放送交響楽団、ベルリン室内管弦楽団(弦楽セレナーデ)の演奏で収録。
    ただでさえ珍しいフェラーリの作品集なのに、しかもオール東ドイツの演奏家とかなり異色なアルバムであるが、これは中々素晴らしい。
    まず前半のオペレッタやオペラは劇中のオケナンバーを集めたアルバムで、例えば冒頭のスザンナの秘密、メリハリと躍動的な演奏が魅力的。
    後半の弦楽セレナーデはベルリン室内管弦楽団の弦楽セクションの美しさが存分に味わえる。
    ドイツ的な質実さとイタリア的な明るさを合わせ持ったこのレーグナーのフェラーリ、名演と言えるだろう。
    ただ、録音がやや小さめに聴こえる所と、解説書が付いてない(CDの帯の応募券を徳間に送る事で解説書が貰えるらしいが、応募期限はとうに過ぎている)のは廉価盤ながら残念な所です。

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     2020/08/09

    ムソルグスキーの管弦楽曲を集めたアルバムです。
    1曲目は代表曲『展覧会の絵』をギルバート・レヴァイン指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏で収録されています。
    書かれてませんがラヴェル編曲の一般的な版を使ってます。
    指揮者はアメリカ出身で、録音は他に少ししかないようです。
    演奏は至ってスタンダードな物で、派手に鳴らす事はなくソフトな演奏で水準は問題ないですが、録音のレベルがデジタル初期の頃なのか、音が小さいのが難点。
    次はヤーノシュ・シャンドール指揮、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団による『禿山の一夜』で、リムスキー=コルサコフの編曲版で収録。
    デルタ系列に看板ともいえるシャンドールのタクトで、これもスタンダードな演奏です。
    録音はデジタル録音では普通で聴きやすい物。
    『ホヴァーンシチナ』からは第4幕への間奏曲とペルシャの女奴隷達の踊りが収録。
    演奏はルスラン・ライチェフ指揮、プロヴディフ・フィルハーモニー管弦楽団。
    このCDの中では最も良い演奏ですが、何故か1番有名な前奏曲は収録されていません。
    これも録音は普通です。
    廉価盤らしく、解説書は最小限です。

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     2020/08/07

    ドイツのテノール歌手、ペーター・アンダースが残した録音から、喜歌劇、歌劇、リートを集めたCD。
    古い音源を廉価盤で発売しているドイツのメンブランが発売した物。
    基本的にどれも年代の割には音は良い方ではあるが、時折音割れする曲もある。
    ボックス物で安いので解説書はないがこれは仕方ないだろう。
    レパートリーは豊富なアンダースだったが、このボックスでは10枚中、5枚が喜歌劇の録音に割かれていて、中々興味深い。

    それぞれのCDを簡単にレビューしようと思う。

    CD 1→早速喜歌劇の一枚。
    冒頭はフランツ・マルスツァレク指揮する管弦楽団による、オペラや流行歌を繋いだメドレーが収録されている他は、カールマンとレハール、J.シュトラウス、O.シュトラウスの喜歌劇を集めた物。
    全曲盤からの抜粋が目立つが、当時盛んだった劇中の主要なメロディを繋いだメドレー形式のハイライト録音も目立つ。
    このタイプの録音はあまり復刻されないので案外貴重。
    一枚目という事もあってか飛び抜けて良い演奏はないが、指揮者にはブルーノ・ザイドラー=ヴィクラー、フランツ・マルスツァレク、ハンス・カルステ、歌手にはアニー・シュレム、ウィリー・ホフマン等が参加しており、当時のオペレッタ録音の最良の演奏陣が揃えられている。
    CD 2→ツェラーやミレッカー、ファルやゲッツェのよく知られた作品、珍しい作品が収録。
    ファル『空に響くヴァイオリンの調べ』の伸びやかなアンダースの歌声はこのディスクの聴きどころの一つ。
    パウル・ブルクハルト指揮、バーデン=バーデン交響楽団が一曲ある以外は、フランツ・マルスツァレク指揮、ケルン放送管弦楽団、マルスツァレク管弦楽団による演奏。
    CD 3→J.シュトラウスの3大オペレッタ『ジプシー男爵』
    『こうもり』『ヴィネチアの一夜』を収録したもので、何も有名曲を繋いだメドレー形式での演奏。
    演奏はフランツ・マルスツァレク指揮、管弦楽団&合唱団。
    シュトライヒやクッシェなどの当時脂の載った歌手も参加して録音されたこのシュトラウスのハイライト集、マルスツァレクのツボを得たサポートもあって、中々。
    マルスツァレクは3作品とも全曲もしくは準全曲盤を他に録音しているが、歌手だけならこちらも捨てがたい。
    CD 4→ここからは戦前の録音。
    こうもりとジプシー男爵は2回目の登場だが、バックはフルトヴェングラー時代にロイス指揮するベルリン・フィルハーモニーが担当しており、現在の同オケから聴けないローカルさが残ったサウンドが聴ける。
    他にもシュルツェとのミレッカー等、この時代らしい個性的な演奏が多い。
    CD 5→前半2曲を除いて戦前録音。
    何とシュミット=イッセルシュテットが登場し、ルハールとカールマンを振っている。
    これらの戦前録音はテレフンケン原盤で、かなり古い割によく録れている。
    また1曲目の微笑みの国は最晩年のライブというのも珍しい。
    CD 6→ここからは一般的に歌劇とされる作品で、アリアを中心に集められている。
    全曲録音からの抜粋が多く、ローエングリンが良い。
    指揮者陣はシュミット=ベルケ、F.ヴァルターと言ったオペレッタのマエストロから、ヘーガー、R.クラウス、グルーバーと当時のオペラ畑で活躍していたマエストロが登場している。
    CD 7→こちらは全てイタリア物を集めたアルバムで、レオンカヴァルロ『衣装をつけろ』ドニゼッティ『愛の妙薬』プッチーニ『可愛がってくださいね』が良いと思う。
    戦後と戦前の半々の録音で、アッカーマンやホルライザー、ローター等の往年のマエストロがバックを振っている。
    CD 8→イタリア・オペラの続きとフランス・オペラ中心の一枚。
    伴奏は6、7枚目と同じく、ベルリン国立歌劇場管弦楽団、ミュンヘン放送管弦楽団等で、指揮はアッカーマン、ベルケ、ルートヴィッヒ、マルスツァレク等。
    ただ、ドイツ語歌唱も多い。
    最後のR.シュトラウスの管弦楽伴奏の歌曲は、ヴァルター・ルッチェ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団という豪華な物で、このCD8では1番良い演奏ではないだろうか。
    CD 9→ここからは歌曲を集めた物。
    ミヒャエル・ラウハイゼンのピアノ伴奏で収録されたこれらは、シューマンやヴォルフ等のドイツ歌曲を集めた物。
    アンダースの歌声も見事だが、ラウハイゼンの繊細な伴奏も聴きどころ。
    CD10→こちらは全曲シューベルトの歌曲を集めた内容。
    戦後録音の春のおもいのみフーベルト・ギーゼン、他は9枚目と同じラウハイゼンによるピアノ伴奏で収録。
    アンダースのドラマティックな歌唱が聴きどころで、伴奏も変わらず上手い。

    CDは厚紙で出来た紙ケースと言われるタイプのものに収録されている。

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     2020/08/07

    徳間がドイツシャルプラッテンの音源を持っていた時に発売されたCD。
    名曲アルバムといういかにも初心者向きなタイトルながら、収録されている曲は必ずしも有名な曲ばかりではないというちょっとマニアなCD。
    演奏陣には、ノイマンやケーゲル、マズアと言った世界的にも知られた指揮者や、ヴィーゼンヒュッター、ハネル等、東ドイツ中心で活躍したマエストロが登場し、オケは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に、ベルリン放送管弦楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団と様々な音源を集めた物ですが、流石東ドイツ、どれも水準は高い演奏で、楽しく聴けます。
    録音はアナログだと思いますが、ほとんどが良好です。

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     2020/08/05

    クラシックの作品から聴きやすい小品を集めたアルバムです。
    アンダーソンやコダーイ、ネッケ、ピエルネと言った作曲家の作品が収録されています。
    ドイツ・グラモフォンとポリドール原盤の音源を集めた内容で、演奏者は、ゲルハルト・ベッカー指揮、ベルリン交響楽団を筆頭に、アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス管弦楽団、エンメリヒ・シュモラ指揮、南西ドイツ放送管弦楽団、フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団が登場します。
    これらはマイナーな演奏家も多いながら、演奏そのものは小品ということもあり、なかなか楽しめます。
    とにかく明るく健康的なボストン・ポップス、ドイツの田舎オケの素朴なサウンドがする、ベッカーとベルリン響など、この時代ならでは演奏でしょう。
    尚、クルト・ヴェス指揮、ベルリン交響楽団のタイプライターは、他のCDではベッカー&ベルリン響の演奏とクレジットされているのと同じ。
    録音年代はバラバラですが、問題なく聴けるでしょう。

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     2020/08/04

    夭逝のテノールとして有名なドイツのフリッツ・ヴンダーリッヒが南西ドイツ放送に残した録音のうち、喜歌劇のアリアや二重奏などを集めたアルバムである。
    過去にもこの音源は発売されているのだが、このCDは南西ドイツ放送のオリジナル・テープからリマスターしたもので、録音年代の割に大変聴きやすい音質となっている。
    ヴンダーリッヒは喜歌劇も得意としただけあり、どれも美しい歌声から見事な歌を聴かせてくれる。
    特にCD1の5曲目など情熱さも加わって名歌唱だ。
    また共演の歌手はもちろんだが、それを支えるオケとマエストロも素晴らしい。
    殆どの曲は南西ドイツ放送カイザースラウンテルン管弦楽団と、当時の楽団の指揮者、エメリッヒ・スモラによるもの。
    他にも南西ドイツ放送ウンターハルトゥング管弦楽団、指揮はウィリー・マッテス、フランツ・マレチェク、ウィリー・スティクが伴奏をしている。
    これらのマエストロは喜歌劇を得意とした指揮者で、この盤でも絶妙な加減でサポートしている。
    そして、このCDの聴きどころの一つが、選曲で有名なのもあるが、そうではない無名の作品も多くそこもセールスポイントだ。
    またオリジナル・テープを使っただけあり、詳細な録音データ、エンジニア、使用譜がライナーに載っていて良い。

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     2020/08/03

    スターウォーズエピソード9公開を記念して、新たに1〜8の音楽を選び抜いて収録した物。
    サントラではなく全曲新規録音で、ロバート・ジーグラー指揮、スロヴァキア・ナショナル交響楽団とスロヴァキア合唱団団員によって演奏されたものである。
    オケがスロヴァキアなのは恐らく予算の問題からだろう。
    演奏しているスロヴァキア・ナショナル交響楽団は2002年に、スロヴァキア放送交響楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団、カペラ・イストロポリターナのメンバーから結成されたオケで、ナクソスやアルバニーに知られざるアメリカの作曲家のCDを出している事で知られる。
    このCDでの演奏は、スロヴァキアのオケらしい弦の美しいサウンドが特徴であるが、ブラスのパワーが控えめなのが難点で、メインテーマなどもうちょっと鳴っても良かったが、良くも悪くもスロヴァキアオケらしい仕上がりだろう。
    録音はスロヴァキア放送コンサートホールで2019年7月6〜9日にかけて収録、新しいだけあり音は良い。
    尚、私が持っている輸入盤は曲目解説は不要と製作者が判断したのか、曲目と製作者の氏名しか載ってない簡易なものである。

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     2020/08/02

    プラハ城警備隊&警察音楽隊演奏によるCDで、チェコの作曲家の作品を集めた内容です。
    指揮はミロスラフ・ハンザル中佐、ルドルフ・リャドヴァル中佐、リボール・クロマーシェク少佐の3名です。
    このCDはブレーンが発売元になっている物の、日本語の曲目リストがついた帯を付けただけで、後はETDレーベルそのままの輸入盤国内仕様というべき作り。
    収録されているのはスメタナ、ドヴォルザーク、ノヴァーク、ヤナーチェクと言ったクラシックの作曲家の作品で、それを吹奏楽に編曲した物です。
    収録曲は日本で演奏される曲もありますが、この盤はチェコ式の楽器編成により、チェコのオケで聴けるような弾力のあるくすんだ音色が特徴なサウンドで、良くも悪くもチェコの吹奏楽団らしい演奏でしょう。
    ただ時折技術力に難があるのが残念ですが、お国物だけに演奏者には熱意があって聴いていて飽きません。
    録音は1995年、プラハ・ルドルフィヌム・スタジオでの録音で、スタジオ録音らしい硬めの音ですが、音は綺麗です。 

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     2020/08/01

    ドイツのテノール歌手、ペーター・アンダースが残した録音から、喜歌劇、歌劇、リートを集めたCD。
    古い音源を廉価盤で発売しているドイツのメンブランが発売した物。
    基本的にどれも年代の割には音は良い方ではあるが、時折音割れする曲もある。
    ボックス物で安いので解説書はないがこれは仕方ないだろう。
    レパートリーは豊富なアンダースだったが、このボックスでは10枚中、5枚が喜歌劇の録音に割かれていて、中々興味深い。

    それぞれのCDを簡単にレビューしようと思う。

    CD 1→早速喜歌劇の一枚。
    冒頭はフランツ・マルスツァレク指揮する管弦楽団による、オペラや流行歌を繋いだメドレーが収録されている他は、カールマンとレハール、J.シュトラウス、O.シュトラウスの喜歌劇を集めた物。
    全曲盤からの抜粋が目立つが、当時盛んだった劇中の主要なメロディを繋いだメドレー形式のハイライト録音も目立つ。
    このタイプの録音はあまり復刻されないので案外貴重。
    一枚目という事もあってか飛び抜けて良い演奏はないが、指揮者にはブルーノ・ザイドラー=ヴィクラー、フランツ・マルスツァレク、ハンス・カルステ、歌手にはアニー・シュレム、ウィリー・ホフマン等が参加しており、当時のオペレッタ録音の最良の演奏陣が揃えられている。
    CD 2→ツェラーやミレッカー、ファルやゲッツェのよく知られた作品、珍しい作品が収録。
    ファル『空に響くヴァイオリンの調べ』の伸びやかなアンダースの歌声はこのディスクの聴きどころの一つ。
    パウル・ブルクハルト指揮、バーデン=バーデン交響楽団が一曲ある以外は、フランツ・マルスツァレク指揮、ケルン放送管弦楽団、マルスツァレク管弦楽団による演奏。
    CD 3→J.シュトラウスの3大オペレッタ『ジプシー男爵』
    『こうもり』『ヴィネチアの一夜』を収録したもので、何も有名曲を繋いだメドレー形式での演奏。
    演奏はフランツ・マルスツァレク指揮、管弦楽団&合唱団。
    シュトライヒやクッシェなどの当時脂の載った歌手も参加して録音されたこのシュトラウスのハイライト集、マルスツァレクのツボを得たサポートもあって、中々。
    マルスツァレクは3作品とも全曲もしくは準全曲盤を他に録音しているが、歌手だけならこちらも捨てがたい。
    CD 4→ここからは戦前の録音。
    こうもりとジプシー男爵は2回目の登場だが、バックはフルトヴェングラー時代にロイス指揮するベルリン・フィルハーモニーが担当しており、現在の同オケから聴けないローカルさが残ったサウンドが聴ける。
    他にもシュルツェとのミレッカー等、この時代らしい個性的な演奏が多い。
    CD 5→前半2曲を除いて戦前録音。
    何とシュミット=イッセルシュテットが登場し、ルハールとカールマンを振っている。
    これらの戦前録音はテレフンケン原盤で、かなり古い割によく録れている。
    また1曲目の微笑みの国は最晩年のライブというのも珍しい。
    CD 6→ここからは一般的に歌劇とされる作品で、アリアを中心に集められている。
    全曲録音からの抜粋が多く、ローエングリンが良い。
    指揮者陣はシュミット=ベルケ、F.ヴァルターと言ったオペレッタのマエストロから、ヘーガー、R.クラウス、グルーバーと当時のオペラ畑で活躍していたマエストロが登場している。
    CD 7→こちらは全てイタリア物を集めたアルバムで、レオンカヴァルロ『衣装をつけろ』ドニゼッティ『愛の妙薬』プッチーニ『可愛がってくださいね』が良いと思う。
    戦後と戦前の半々の録音で、アッカーマンやホルライザー、ローター等の往年のマエストロがバックを振っている。
    CD 8→イタリア・オペラの続きとフランス・オペラ中心の一枚。
    伴奏は6、7枚目と同じく、ベルリン国立歌劇場管弦楽団、ミュンヘン放送管弦楽団等で、指揮はアッカーマン、ベルケ、ルートヴィッヒ、マルスツァレク等。
    ただ、ドイツ語歌唱も多い。
    最後のR.シュトラウスの管弦楽伴奏の歌曲は、ヴァルター・ルッチェ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団という豪華な物で、このCD8では1番良い演奏ではないだろうか。
    CD 9→ここからは歌曲を集めた物。
    ミヒャエル・ラウハイゼンのピアノ伴奏で収録されたこれらは、シューマンやヴォルフ等のドイツ歌曲を集めた物。
    アンダースの歌声も見事だが、ラウハイゼンの繊細な伴奏も聴きどころ。
    CD10→こちらは全曲シューベルトの歌曲を集めた内容。
    戦後録音の春のおもいのみフーベルト・ギーゼン、他は9枚目と同じラウハイゼンによるピアノ伴奏で収録。
    アンダースのドラマティックな歌唱が聴きどころで、伴奏も変わらず上手い。

    CDは厚紙で出来た紙ケースと言われるタイプのものに収録されている。

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     2020/07/31

    TBSブリタニカが発売した名曲の世界シリーズの1枚。
    この巻は食事の音楽と題されている。
    発売元は出版社なので、このCDはポリグラムに制作を依頼したようで、音源も同社の物である。
    収録曲はクラシック音楽で、ほとんどの曲がなんらかの独奏楽器を伴う、作品を収録している。
    1曲、クリストフ・エッシェンバッハ、2曲、ジャン=クロード・ペンティエのピアノ演奏がある以外は、コンセル・ソンドールという団体の演奏である。
    これは常設の団体ではなく録音のために結成された団体らしい。
    演奏は一言でいうなら気軽に聴けるライト・クラシック調の演奏だ。
    また演奏時間もカットされている物が多く、印象がかなり変わる曲もあるが、オリジナルに準拠した演奏もある。
    オケの人数は録音用ということもあってか、少なめの人数だが、録音環境のおかげか、そこまでサウンドは不足しているようには感じない。
    前記の通り大多数はソロを伴うがソリストの名前はない。
    が、技術的には問題ないだろう。
    録音、音質も問題ないが、やはり聴くよりBGM的な使い方のCDだ。

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     2020/07/30

    ビーダマイヤー時代の音楽を集めたアルバムとなっています。
    この時代は今まで貴族の物だった音楽が、市民階級にも親しまれた最初の世代。
    音楽も格式ばった作品より軽く聴きやすい作品が好まれました。
    このCDには多数の初期ウィンナ・ワルツが入ってますが、これなどはまさしくそうでしょう。
    ヴェルナー・ハックル指揮、ニーダーエスターライヒ・トーンキュンストラ管弦楽団及び管楽アンサンブルの演奏です。
    演奏は正直あまり良いとは思いませんが、雰囲気は出てます。
    録音は普通。
    この盤は国内盤扱いですが、CD初期によくあった輸入盤に日本語解説書をつけたや輸入盤国内仕様というやつです。

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     2020/07/29

    TBSブリタニカが発売した名曲の世界シリーズの1枚で、夕べの音楽と題されたアルバム。
    収録されているのはクラシック音楽で、必ずしも有名な曲ばかりではないのがミソ。
    発売元はレコード会社ではなく、出版社だったので、ポリグラムに依頼して同社の音源を使って制作されたものらしい。
    クリストフ・エッシェンバッハが1曲、岡田昭子が3曲、ピアノを弾いている以外は、コンセル・ソンドールという団体の演奏。
    この団体はどうやら、録音用のために結成された団体らしい。
    演奏そのものはライト・クラシック調の聴きやすい演奏で、オリジナルの雰囲気を残した物からそうでない物まで様々である。
    中には大胆にカットされたものもある。
    録音、音質ともに問題はないが、楽曲解説などもなく、鑑賞というよりBGM的な使い方に向いているCDだろう。

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     2020/07/28

    このCDはドイツの行進歌と行進曲を集めたアルバム。
    ドイツ本国ではこういう企画が多く、これもその一つのようでCDには2枚目とある。
    有名な曲からマイナーな曲までを程よく取り上げられているのが良い。
    ただ反面、難点も多く、海外の軍歌CDに多い演奏者の記載がなかったり、また新しめの録音が主だが時折古いのがあり、音質はバラバラだったり、また歌詞も載ってなかったりと間違いなく上級者向きの一枚。
    尚、演奏は吹奏楽編成のバンドと、合唱団である。

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     2020/07/27

    ヘンデルの『王宮の花火の音楽』と『水上の音楽』を収録したCDだ。
    イゴール・イヴァネンコ指揮、サンクトペテルブルク放送交響楽団演奏とあるが、イヴァネンコという指揮者、特定のレーベルしか録音のない、謎の指揮者で色々調べているうちにこの盤も、マズール・メディア原盤のスタニスラフ・ゴルコヴェンコが振ったヘンデルのCDと同じのようだ。
    しかもオリジナルより水上の音楽の収録が少ないという問題付き。
    但し、演奏はロシアンなヘンデルを期待すると肩透かしを喰らうが、至ってまともなオーソドックスな演奏で、ここは悪くない。
    しかし一般的にはあまりお勧め出来ない一枚でしょう。

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