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セッチー さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/24

    吉田秀和さんは長い間、我々音楽愛好家に音楽、文学、美術の広い分野にわたる作品で知的な好奇心を刺激してくださいました。これによって我々の人生がどれだけ豊かになったことか。今回の作品は同名の著作と両者相まって最高レベルの内容と楽しみを与えてくれる、丁寧に大事に作られたセンスあふれる力作です。現代人としての氏の鋭敏な感受性と誠実さ、内容の水準の高さは驚くべきものです。
     マニアックな、あるいは取り澄ましただけの、独りよがりのいびつな音楽愛好家にならないためにも、今後に向けて自分の感性を磨き高めてくれる、最後で、最良の作品です。吉田さん、長い間ありがとうございました。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/10

    待望のリマスターによるSACD化。私にとってこのリヒテルとエドヴィンフィッシャーによるこの曲のLPは宝物。フィッシャーはLP以外は音の関係で全く聴く気がしないが、リヒテルはオイロヂィスク盤でも不満が残り、万全なリマスターを強く望んでいた。
     ようやく今回素晴らしい音でよみがえり、大変満足しております。この音の透明感はエキサイテイングでさえあります。やはり1巻も2巻も素晴らしい音で鳴っていたのですね。リヒテルの弱音の素晴らしさは、1980年に東京で聴いたテンペストの出だしが記憶に残っていますが、まさに大げさでない、小さな音による絶妙なサラッとした透明感を伴う感触が命です。その意味でも第1巻の出だしはこの音でなければね。
     これでインスブルックライブと併せてすべて日本製のビクターのCDとSACDで聴けるようになったことは何にも替えがたい喜びです。

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  • 15人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/15

    シューリヒトの8番はレコードもいい音のものが手に入らないので、今回国内盤が出るとすぐ買いました。ところが間髪入れず同盤の輸入盤の登場となったのですが、9番と2枚組で格安ということもあり、購入することにし、偶然聴き比べが可能となりました。
     初めは当然同じ音と思っていたのですが、かけて一聴、私の耳にはどう聞いても輸入盤のほうがリアリテイと迫力、安定感のある好ましい音に聞こえたのです。そういえば以前グールドなどもオーストリアの工場で作られたメイドインEUの音は癖がなくいい音でしたっけ。同時に買ったクレンペラーの2組も素晴らしい音がしました。別に音質の好みは主観的なものなので最終的には各人の判断に任せればいいことだとは思います。私としては今後続編が出れば値段には関係なく買い揃えたく思っております。
     こういうことは国内の音楽雑誌では書きにくいことなのであえて書かしてもらいました。それにしてもいくら人件費が高い日本といっても、装幀やなかの解説のレベルが違いすぎるこの逆転現象はどうなっているのでしょうか。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/06

    先に投稿された方の丁寧な文章を興味深く拝見させていただきました。その文章の後半部分で気になった部分がありましたので、私なりに参考までに書き添えさせていただきます。まず、ブラームスの件ですが私も従来3番、4番ともドイツエレクトローラのオリジナルフラット盤で愛聴してきまして、これらのアナログ盤の良さは今回の発売された盤にも十分対抗できる良さを備えているといまだに思っております。
     さて、気になったのは製盤およびカッティングレベルについてのご見解です。
     まず第一に製盤についてですが、私は限定盤ということですので2組購入したのですが、両盤とも非常にきれいな仕上がりでした(発売当初に買いました。)。ただし、1枚のみ外側のバリがとれていなくて交換しました。
     次にカッティングレベルの問題ですが、実はこの盤は非常に高く、私の再生装置では素晴らしい音がするのです。
     申すまでもなくアナログは再生するのに皆さん苦労されておられますが、確かに装置によって全く違う音になってしまう怖さがあります。参考にカートリッジはオルトフォンのモノラル専用のMC型 CG25DIです。ボリューム8時半ぐらいで深々と比類のない音で鳴ります。
     異論を唱えるようで申し訳なかったですが、復刻盤として最高レベルの音であることを実際の再生音で確認される機会を持たれることをお勧めします。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/02

    昨日やっと着いて聴くことができました。レコードの音としては質的に最高のレベルのものだと思いました。これから少しずつ大事に聴いていくのが楽しみです。
     贔屓にするわけではありませんが、女性バイオリニストは独特の魅力を持った人が多数いることは認めざるを得ません。
     ところで、全く違う傾向ですが、ローラ・ボベスコなども実際の音はすごく魅力的で、いい音の録音で聴いてみたいとは思いますが、CDもレコードも実際に聞いた時の彼女のすばらしさが伝わってこないので、あえて買い求めようという気持ちには全くなりませんが、今回のものは録音データを含め、すべての面で神経が行き届いており、ハイセンスですばらしいセットでした。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/28

    レコードはフランス初期盤を持っているのですが、再生が難しいし、だいいちオペラなどはCDで安定した音で、ゆったりとした気分で聴くのが一番いいと思っています。その意味で今回期待して聴きましたが、既存のものより音の質感は良く、合格点だと思います。但し、欲を言えば今回のポリドールのシリーズのように、レコードを上回るような最高のレベルのものを将来実現してくれることを期待しています。それだけの価値のある演奏ですので。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/26

    今回、結局全5点すべて買ってしまったが、第5についてもワイドレンジで臨場感に溢れていて、いままでのものはなんだったのだ、という感じです、これは病み付きになりますね。今までどのメーカーのものを買っても高品質というキャッチフレーズ騙された感じで、オリジナルなどに比べて安物買の銭失いの感があり、失望と自責の念の連続でしたが、今回のシリーズは正直素晴らしかった。やっと満足できるCDに出会えた気分です。既存のものは音楽の鑑賞に必要な何か大事なものが欠けていました。このレベルに達するのに30年かかりましたね。今後ある程度値段が下がれば既存のものは完全に買替の対象です。

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     2011/06/24

    40年も音楽を聴いているとこの演奏もレコードの時代から聴いてきた。正直、自分で満足のいくように再生することは難しかった。今回も騙されてもともとという気持ちで買ってみた。ところがどうでしょう。この本格的な音は。小手先でいい音を作ったなどというレベルの音ではない。最近めずらしく満足した1枚でした。ちなみにシューベルトの第9もレコードも含めて最高レベルでした。

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