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金山寺味噌 さんのレビュー一覧 

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     2014/04/24

    1986年4月、ロンドン、デジタル録音。
    トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサート&合唱団、フェリシティ・ロット(ソプラノ)、キャロライン・ワトキンソン(アルト)、マルドウィン・デイヴィス(テノール)、デイヴィッド・ウィルソン(バス)、ニコラウス・パール(オルガン)

    1798年に作曲されたハイドンの『ネルソン・ミサ』はナイル海戦でナポレオン率いるフランス艦隊を撃破したイギリスの海軍提督ホレイショ・ネルソンを讃えた曲と言われるが、曲そのものは海戦以前から書き始めれられていたとのことで、実際にはどういう由来でこのニックネームが付いたかは不明である。しかし曲そのものは非常に雄渾でスケールが大きく、名将の名前が付くにふさわしいと思える。フィルアップとして『テ・デウム』を収録。

    トレヴァー・ピノックは古楽器派の巨匠の一人だが、彼の演奏には一部の古楽器派に見られるような押し付けがしさ、神経質さはない。古楽器・古楽奏法に準じつつもそれにとらわれず、感性はモダンで瑞々い。過激な解釈で聴き手を煙に巻くのではなく、温雅で上品な、至極まっとうなアプローチ。古楽器は苦手だという人も安心して聞ける内容である。音質良好。

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     2014/04/21

    アイドルグループが2作目のベスト盤を出せる、これだけでも大したものだ。しかもベリの場合メンバー入れ替えがないのでさらに驚異的である。早くにデビューしたということもあるが、諦めずに研鑽を続けてきたメンバーの努力の賜物であろう。新収録ヴァージョンの『あななし』はオリジナルとはまるで別の曲のように聴こえるのが面白い。アルバム用の新曲『コイセヨ』は切れ味鋭いなかなかキャッチーな良曲。後はまあ、お馴染みの曲が並んでいるが、個人的には『流星ボーイ』と『ROCKエロティック』と『Loving you Too much』は入れて欲しかったかな、という気はする。全部の曲を収録するのは難しいのは理解できるけど・・・ カップリングベスト出してほしいなぁ。

    付録のDVDに収録されているメンバーへのインタビューで雅ちゃんが「℃-uteが勢い出た時にメンバー間で話すこともありました。ベリーズはベリーズだから問題無いって言ってる子もいて、ベリーズはベリーズっていうのもわかる部分はあるけど、今そんな呑気でいいのか?と思いました」というような意味の発言をしていたのが意外だった。クールでマイペースなイメージで、「ベリーズはベリーズ」を最も体現しているような人だと思っていたので、彼女も彼女なりに考えるところがあったのだな、と感じた。こういう発言、いいと思う。

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     2014/04/20

    これまでつんく♂氏はドメスティックな目線で、何気ない日常の中の幸せや愛の大切さを歌ったような
    作品を多く作ってきた。しかし今回の『時空を超え 宇宙を超え』はより俯瞰的、形而上的な目線で愛
    の素晴らしさ、美しさを壮大なスケールで歌い上げる楽曲となっている。歌詞の中の一節「恋に破れて
    山河あり」というのは中国史上最高の漢詩人杜甫の代表作『春望』の冒頭の句「国破れて山河あり」の
    パロディ。また「次の世でも会えるかな」は仏教の輪廻転生を思わせるし、MVの背景も宇宙というか、仏
    教の曼荼羅を彷彿とさせる。初めて聴いたときは「まるでクラシックの宗教音楽のようだな」と思ったが、
    冒頭のダンスの振り付けはまさにオーケストラの演奏を模したもので、流麗なヴァイオリンの調べと清冽
    なハーモニーの歌唱もクラシカルだ。単なるアイドルポップスの枠を超えた、アンセムとも呼ぶべき作品
    だと思える。

    『Password is 0』はauのCMソング。『時空を越え~』とは違い飛び跳ねるようなリズムが楽しい軽快なEDM
    ポップス。YouTubeで公開されたMVではくノ一風のコスチュームを身にまとった娘。’14メンバーが文字通り
    飛び跳ねるようなダンスを踊っていて実に楽しい。唐突に「うぐいすが鳴いている」とかいう意表をつく歌詞が
    出てくるなど、つんく♂氏ならではの遊び心が面白い。歌姫小田さくらの表現力が一段とグレードアップしたよ
    うだ。

    4月15日付けオリコンCDシングルデイリーランキング第1位、80853枚。5作連続ウィークリー1位に向けて好
    発進だ。

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     2014/04/20

    ・『歌え、主の御前に新しき歌を』BWV225(1959年1月録音)
    ・『御霊はわれらが弱きを助け給う』BWV226(1958年5月録音)
    ・『イエス、我が喜びよ』BWV227(同上)
    ・『おそるるなかれ、われ汝とあり』BWV228(同上)
    ・『来たれ、イエス、来たれ』BWV229(1959年1月録音)
    ・『もろもろの国よ、主をほめ讃えよ』BWV230(同上)

    ドイツ・ライプツィヒの聖トーマス教会はかつて大バッハ本人もカントール(教会音楽監督)を務めた由緒ある教会で、
    同教会のカントールは特に「トーマスカントール」と呼ばれ非常に名誉ある地位である。その「トーマスカントール」に
    1957年〜1961年に在任していたクルト・トーマス(1904〜73)が手兵の聖トーマス教会合唱団とゲヴァントハウス管弦楽
    団を指揮して録音した大バッハのモテット集。偉大な先達によって築かれた伝統を受け継いできた人々による、質朴
    で堅実、どっしりと腰の据わった風格ある合唱と伴奏である。伝統の重みと強みを実感できるアルバムである。さすが
    に音質は古いが、それがまたかえって演奏に興趣を添えている。

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     2014/04/20

    サン=サーンスの合唱作品集。メインはレクイエムで、フィルアップとして合唱のためのパートソング(世俗歌曲)集が収録
    されている。レクイエムは全曲演奏時間35分で、歴代レクイエムの中では短いほうだが、オーケストラ、合唱団、声楽ソリス
    ト4人、オルガンという豪華な構成。一方パートソング集は無伴奏もしくはピアノ伴奏のみというシンプルな構成である。

    前のレビューでも書いたが、サン=サーンスは自他ともに認める無神論者だった。レクイエムもあくまでプロの作曲家として
    オファーを受け仕事をした、というクールなスタンスである。しかしそこは稀代の才人サン=サーンスなので、非常にクオリティ
    の高い、美しい作品を書いた。流麗で華やか、どことなくオペラ的な親しみやすさ(あるいは通俗性)があり、実に魅力的な作
    品である。立ち位置としては、やはり信仰心が皆無だったというヴェルディのレクイエムと共通しているように思える。

    演奏はディエゴ・ファソリス指揮スイス・イタリアーナ管弦楽団(ルガーノ放送管弦楽団)、スイス・イタリア語放送合唱団その他。
    2011年4月13日(レクイエム)&2月11日(パートソング集)、ルガーノのサン・ロレンツォ聖堂での収録。イタリアの血を引く音楽
    家たちの演奏らしく、合唱団はもちろんオケも徹底的に「歌って」おり、聴いていて実に気持ちいい。サン=サーンスのレクイエム
    は前述した通りオペラティックな作品なので、むしろイタリア人向きなのかも知れない。音質も抜群に素晴らしい。サン=サーンス
    のレクイエムでは他にメルシエ盤があるが、全てにおいてこのファソリス盤の方が上だと断ぜざるを得ない。

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     2014/04/20

    音楽之友社刊の「クラシック名盤大全 オペラ・声楽曲篇」でこのアルバムの存在を知り、
    なんとか入手したいと思っていたが、今年やっと購入。12年越しの宿願を果たせた。
    テレマンのカンタータ「学校の先生」は児童相手に悪戦苦闘する音楽教師の授業をユーモア
    たっぷりに描いたもの。ヘルマン・プライのノリノリの<名演技>が楽しい。
    「カナリア・カンタータ」「田園生活の楽しみ」でも素晴しい歌唱を聴かせてくれる。

    指揮はモダン・バロックの達人ヴィンシャーマン。きびきびとして切れ味鮮やかな伴奏でプライ
    を支えている。併録の管弦楽組曲ニ長調も高級感漂う好演。

    音質も素晴しい。40年以上前の録音ながら、最新のデジタル録音にも決してひけを取らない。
    さすがに録音自慢で知られたデッカ、アナログ期の名録音である。

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