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金山寺味噌 さんのレビュー一覧 

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     2015/10/08

    紗綾ちゃんのトランジスタグラマーな抜群のプロポーションを堪能できるセミヌード写真集。いい目の保養にはなったが、あくまでセミヌードという扱いなのでバストトップはガッツリと修正されていて不自然すぎてやや興醒め感もないではない。
    「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉を思いだす、そんな出来映えである。

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     2015/09/25

    オーストリアの古楽器派の指揮者兼オルガニストとして知られるマルティン・ハーゼルベックは手兵の古楽器オーケストラ、ウィーン・アカデミー管弦楽団を率いて意欲的な演奏および録音活動を展開している。本盤はハーゼルベックと手兵によるリストの交響詩全集録音からの分売で、『タッソー、悲哀と勝利』、『タッソ、勝利の葬送』、『英雄の嘆き』、『理想』の4曲を収録している。2011年3月&10月、オーストリア・ライディング、フランツ・リスト・センター音楽堂でのセッション収録。音質良好。

    ライナーノーツにはオケの楽員が使用していた古楽器の一覧がずらりと並んでいて、ハーゼルベックたちの古楽器・古楽奏法へのこだわりが伝わってくる。スリムでドライな弦、古朴で鄙びた管、いかにも古楽の響きという感じである。ノン・ヴィブラート奏法も徹底されていて、細部まで配慮の行き届いた丁寧で堅実な演奏である。ただ、モダン・オケの演奏と比較するとスケールはやや小さめで、リストの音楽の特徴でもある構えの大きさも縮小気味であり、食い足りなさを覚えてしまうのも事実。バロック期や古典派の作品ならこれでもいいだろうが、ロマン派の作品だとちょっと物足らない。学術的には「正しい」演奏なのだろうど・・・・・・。リスト作品の演奏の常識に一石を投じようというハーゼルベックの意欲は買えるのでこの評価にした。 

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     2015/09/14

    本を読み終え、つんく♂という偉大なミュージシャンの力強さに改めて深い敬意を覚えた。多忙を極めたハロプロ総合プロデューサーとしての日々は、文字
    通り命を削るような過酷な生活であった。彼の体は悲鳴をあげ、様々な不調に見舞われるが良い作品を造り良いライブを見せる、そのために一切妥協せず
    に走り続けた結果、彼は喉頭癌に侵され一番大事な声を失った。だがつんく♂氏は声を失ってでも生きる道を選んだ。家族のため、ハロプロのため、音楽
    を造り続けるために。非常に重く辛く、しかし勇気ある決断であった。

    ハロプロのプロデュースの知られざる舞台裏なども明かされていて興味深い。例えばモーニング娘。のメンバー選出は4期・5期くらいまではつんく♂氏が
    ほぼ1人で決めていたが6期くらいからオーディション委員会ができてその意見に基づいて選考されていたという(105p)。歌唱指導のための仮唄を年70曲レコーディングしていたとか(108p)、超人的とも言えるほどの活動を続けていた。体、特に喉への負担は大きかったろうな、と感じられた。体調を崩す中で彼の心の支えとなったのが奥さんと3人のわが子たちであった。この本の随所に奥さんや子供たちへの感謝の言葉がつづられており、感動的である。

    2013年秋、つんく♂氏はアップフロントの山崎会長からハロプロ総合プロデューサーからの退任を勧められる(211p)。つんく♂氏はプロデューサーを続ける意欲を失っていなかったが喉頭癌であることが発覚、2014年10月5日のモーニング娘。’14のニューヨーク公演を持ってプロデューサー退任を決意する。愛弟子たちの晴れ姿を見届け、声帯摘出手術を受けたつんく♂氏は声を失い、プロデューサーを退任した。しかしその後のつんく♂氏は意欲的な創作活動を
    再開しており、ハロプロとも一人の作家として係わり続けるという。生きていればこそ踏み出せる一歩があるということを、つんく♂氏は身をもって証明してみせた。これからも良い作品を造り続けていただきたい、と切に願ってやまない。

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     2015/09/04

    ハロプロ期待の新ユニット、こぶしファクトリーのメジャーデビュー盤。Berryz工房のスピリッツを継承するという意味をこめて「ファクトリー」の名が付けられて
    いるが、ベリだけでなくハロプロの良き伝統、スピリッツを受け継ぐユニットであることが曲を聴いていて感じられた。『ドスコイ!~』は和太鼓と和風テイストの
    メロディラインとロックの融合がかつての10人祭の『ダンシング!夏祭り』を思い出させる。『ラーメン大好き~』はシャ乱Qなつかしのヒット曲でテレビドラマの
    主題歌にも期用され話題となった楽曲。アレンジをかのダンス☆マン氏が担当していて、『LOVEマシーン』や『恋レボ』同様のファンキーなアレンジが楽しい。『念には念』は疾走感が痛快なロックナンバーで、アベショー氏の作詞作曲だがメロディのクセとか歌詞の言葉のチョイスとかはつんく♂Pの作風を参考にして書かれているな、と感じられた。れいれい(井上玲音)の顔に似合わぬ低音のド迫力シャウトがインパクト大。

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     2015/08/29

    ヨーゼフ・カイルベルト指揮ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン、1950年代後半のテレフンケン録音である。第4番は彼としては貴重なステレオ録音。質実剛健で力強いのはいかにもカイルベルトらしいが、この曲の持ち味である軽妙洒脱なニュアンスもちゃんと出していて、「いぶし銀」という一面的なイメージでくくられがちなこの指揮者の別の側面を聴取できる。第8番も同様の仕上がりだがモノーラルなのが惜しい。音質は若干の古めかしさを感じる。

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     2015/07/25

    カナダ出身の俊英指揮者ヤニック・ネゼ=セガンは2012年に名門フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任した。評価も上々で録音活動も活発である。当盤は2013年3月、フィラデルフィア、キメル・パフォーミング・アーツ・センターでのセッション収録。ストラヴィンスキーの『春の祭典』と『パストラール』、そしてフィラデルフィア管のお家芸ともいうべきストコフスキー編曲のバッハ作品集という構成である。メインの”ハルサイ”をはじめとしてどの楽曲も丁寧で上品、それでいて決して淡白でなく壮年指揮者らしい剛毅さも兼ね備えていて、高評価の声を裏切らない内容である。ネゼ=セガンはかの巨匠ジュリーニの弟子だそうだが、上品かつ剛毅な音楽性、曲をよどみなく歌い流すところなどは師匠譲りとも言える。これからの活躍が十分に期待できる。

    当盤の特筆すべき点としては音質が非常に良好なことである。フィラデルフィア管の旧本拠地アカデミー・オブ・ミュージックは音響のデッドな会場として有名でストコフスキーやオーマンディなど歴代シェフたちも苦労したそうだが、現本拠地のキメル・パフォーミング・アーツ・センターはとても音響の良い会場のようだ。フィラデルフィア管伝統の流麗な響きを堪能できた。

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     2015/07/25

    テレビ朝日の音楽番組 『musicる TV』 の企画「愛踊祭」のアンバサダーに選ばれたアンジュルム。「愛踊祭」の課題曲である国民的アニソン『魔法使いサリー』のお手本を披露している。3期メンバーがフィーチャリングされていて、むろたん(室田瑞希)の声量豊かな熱いシャウト、あいあい(相川茉穂)のバレエ仕込みのしなやかな動き、りかこ(佐々木莉佳子)の躍動感とくるくる変わる表情など、注目すべきポイントが多く楽しい。DVDは『魔法使いサリー』のMVだが、これは近年屈指の傑作である。プリティでコケティッシュで、適度に遊び心がありつつムダのない構成。むろたんの歌唱力とキレ味、前髪あやちょ(和田彩花)の可愛らしさ、飛び跳ねるりかこなど、見どころ満載である。それにしても『魔法使いサリー』はやはり名曲だなぁ、と改めて実感した。

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     2015/07/20

    これまでのMVを収録したBlu-ray Disc、これまでの全シングルを収録したベスト盤「The Best Juice」、新曲集「The Brand-New Juice」、さらにミニ写真集付きというボリュームたっぷりの構成。MVとベスト盤はおなじみの内容だが、ここはやはり新曲集「The Brand-New Juice」に注目したい。『WonderfulWorld』と『a va ? a va ? (サヴァサヴァ)』以外はアルバム用に制作された新曲である。つんく♂Pや中島卓偉氏、児玉雨子氏などハロヲタにもお馴染みの作家陣に加えて謎の気鋭コンポーザー星部ショウ氏が登場、『チクタク 私の旬』や『愛のダイビング』など聴き応えのあるナンバーを提供してくれている。かりん、さゆべえ、かなともの安定感ある歌唱はもちろんのこと、このところメキメキと歌唱力を向上させているリーダーゆかにゃんとあーりーの歌声も聴き逃せない。捨て曲は皆無、クオリティも大満足だ。

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     2015/07/16

    前作『Down to earth』の未公開ショットによって構成された写真集。深田恭子さんは32歳、十分に大人で売れっ子の美人女優さんだが、惜しげもなく水着姿を披露してくれていて、しかも見せるに値するプロポーションに仕上がっているところが
    素晴らしい。ふと見せる表情には少女のようなあどけなさもあったりして、やはり
    「きょーこりん姫」は永遠の16歳だなぁ、と感じた次第。お買い得ですよ!!

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     2015/07/16

    某ミンジョクの壮大なるウリナラファンタジー(笑)を痛烈に風刺した爆笑格闘ギャグ漫画。荒唐無稽すぎる主張のオンパレードだが、そのほとんどがかのミンジョクが実際に主張している事である。一ひねりというか三ひねり、四ひねりくらいしてある内容なのだがよく読んでいくと作者の意図が理解できるはず。笑える箇所はふんだんにあるのだけれど個人的にツボだったのが「北の将軍様」が登場するシーン(90p)。初見では完全にツボに入って大爆笑してしまったww さりげなく「琉球独立論」を皮肉っているのにも注目。

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     2015/07/08

    LoVendoЯのメジャーデビューシングル盤。2年間のインディーズ活動を経てバンドとして熟成されてきて、満を持してのメジャーデビューである。『いいんじゃない?』は中島卓偉氏提供の切れ味鋭いストレートなロックチューン。『普通の私 ガンバレ!』はつんく♂Pが作詞を担当した楽曲で、青春を生きる「普通の私」たちへの応援歌ともいうべき力強いナンバー。れいなのしなやかで華のある歌唱は相変わらずすばらしいが、おかまりもかなり表現力が向上し余裕ある歌唱になってきていて頼もしい。DVDのほうは両曲のMVと2015年3月5日の新宿BLAZEでのライブの一部が収録されている。表情豊かな魚住ねえさんのギターと、クールビューティーな茉凜のギターの対比が面白い。

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     2015/06/20

    1992年11月15~17日、ミラノ、アバネッラ劇場での収録。ジュリーニはミラノ・スカラ座管弦楽団とのコンビでベートーヴェンの交響曲の全集録音を目指したが、老齢による衰えから全集を完成させることなく引退してしまった。この『英雄』はその録音集からの分売。極めて遅めのテンポ設定で、ゆったりと、なだらかに進んでいくユニークな演奏であり、特に第1楽章が象徴的だ。ゆっくりしていても濃厚ではなくむしろスッキリとして清澄であり、人生の終盤を迎えつつある老芸術家の境地の高さ、含蓄の深さを堪能できる。音質はまずまず。

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     2015/06/14

    無期限活動停止を宣言したBerryz工房の最後の4日間を記録したBD6枚&CD2枚のコンプリーション・ボックス。おまけとしてミニ写真集も付いているボリュームたっぷりの内容である。日にち順に書いていくことにしよう。

    【Berryz工房祭り】
    2月28日と3月1日に東京・有明コロシアムで行われたBerryz工房のトリビュート・ライブ。2月28日分はDisc5&6、3月1日分はDisc7&8にそれぞれ収録されている。Berryz工房の晴れの門出を祝おうと同期の℃-uteを筆頭としたハロプロ各グループが総出演、3月1日にはサプライズゲストとしてモーニング娘。OGの飯田圭織・吉澤ひとみ・石川梨華が登場するという贅沢なキャスティング。2日間とも基本的な構成は同じで、第1部はハロプロ各グループが自分たちの持ち歌を披露、第2部はベリメンと各グループメンバーとのコラボやベリの楽曲のカバー、Buono!のミニライブ、第3部が主役ベリの登場、という順番である。武道館ライブではやらなかった楽曲も大分セットリストに入っていてベリの11年の歴史の厚みを感じさせる。惜しいことにりーちゃん(菅谷梨沙子)が体調を崩してしまい全力のパフォーマンスとはいかなかった。映像で見ていても辛そうな感じだったがそれでも今自分にできる精一杯のパフォーマンスをしようと努めるりーちゃんの健気な姿には胸を打たれた。1日目のキャプテン(清水佐紀)への「おぱよコール」にはちょっと受けてしまったけど(笑)。ももち(嗣永桃子)のMCの切れ味の鋭さはさすがだ。2日目には先輩OGやハロプロ各グループのリーダーによる「卒業セレモニー」が。送辞を読む矢島舞美が感極まって号泣してしまい、涙が止まらない舞美の所へキャプテンが駆け寄って抱きしめ、笑顔で頷き合う姿は感動的である。ベリの気合いの入ったパフォーマンスはさすがで、十分に堪能できる。

    【Berryz工房祭り後夜祭】
    3月2日、東京プリンスホテルにて開催された抽選で選ばれたファンを招待してのイベントのダイジェスト映像。Disc2に特典映像として収録されている。みや(夏焼雅)プロデュースの”夏焼きそば”を本人が手売りしていたり、悪魔の扮装をしたももちが会場をねり歩いたりと「すっちゃかめっちゃか」な構成。見ていても楽しそうなイベントだった。

    【Berryz工房ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ〜! 】
    3月3日、武道館でのラストライブ。Disc1&2に収録されている。スカパーの生中継やライブビューイングなどで内容は広く知られているのでくどくど書くのはよそう。カメラアングルなどは生中継版よりも見やすくなっていて作品として完成されているな、という印象。内容はすでに分かっているはずなのに見るとやっぱり感動してしまう。オープニングアクトでカントリー・ガールズとJuice=Juiceが歌った後にすぐに出てこなかったのは後で判明したことだが、バックステージにやってきたつんく♂Pがメンバー宛ての手紙を渡し、感極まったメンバー達が号泣してしまい気持ちを落ち着けるのに時間がかかってしまったのだ。それをおくびにも出さずに登場し全力のパフォーマンスでファンを堪能させたベリメンたちはさすがである。ただ、りーちゃんのコンディションはやはり万全ではなく、ラストの『Love together!』では涙と喉のかすれでしぼり切るように歌っていたがそれがかえって見る者の涙を誘う。普段滅多に泣かない茉麻の涙も印象的だった。

    【武道館ライブCD】
    武道館のライブ録音の2枚組みCDアルバムである。アイドルのライブ録音のCD化というのは珍しいが、それができるのは「口パク」に頼らずに生歌にこだわり、歌唱力を磨いてきたハロプロならではであろう。

    Berryz工房の皆さん、お疲れ様でした。次なるステージでの活躍を大いに期待いたします。

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     2015/06/08

    16歳となり、ちょっとだけ大人っぽくなった佳林ちゃんの瑞々しい魅力が詰まった
    2冊目の写真集。顔立ちからやや幼さが抜け、シャープになった印象がある。ただ、髪を短くしすぎかな、とも感じた。もう少し長いほうがよりかわいいと思うので、星1つ減点。

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     2015/05/25

    3代目三遊亭小圓朝(1892〜1973)は江戸落語の保守本流とも言うべき噺家であった。父親兼師匠の2代目小圓朝はかの伝説の巨匠「大圓朝」こと三遊亭圓朝一門の高弟で一時は三遊派の頭取も任された実力者だった。息子の3代目小圓朝も子供時分から落語の世界に入り、晩年の「大圓朝」にもかわいがられたという。さらに4代目橘家圓蔵や4代目橘家圓喬、3代目柳家小さんといった名人たちからの薫陶も受け、1927年父の名跡を受け継いだ。毛並み、経歴からいえばまさにサラブレッドであり、売れてしかるべき噺家であった。

    しかし3代目小圓朝は売れなかった。同世代の桂文楽、古今亭志ん生、三遊亭金馬、林家正蔵(彦六)、三遊亭圓歌らが次々と売れていき、下の世代の三遊
    亭圓生、春風亭柳橋、桂三木助、5代目柳家小さんにも抜かされ、晩年になっても寄席では浅い出番のままであった。やがて病に倒れて現役を引退、消えるようにこの世を去った。今ではほぼ忘れさられた存在となっている。私は落語の録音を聴くのが好きでいろんな噺家の録音、録画を視聴してきたが、小圓朝の録音を聴いたのはこのCDが初めてであった。

    江戸落語の保守本流を受け継いだ噺家らしく、小粋で洗練された、小ざっぱりとした江戸前の芸である。歯切れのよい口調で本寸法の江戸ことばをしゃべ
    り、リズムも軽快である。端整な楷書の芸風でとても聴きやすい。ただ、上記の売れた人たちと比べると「これぞ小圓朝」とも言うべき強烈な個性、特徴に欠ける感は否めない。淡々としすぎていて、もう一押しすればもっと受けるのにというところでも押さずに流してしまう。昔の江戸落語界ではやたらに客を爆笑させるのは下品で、一つの噺で2、3回クスッと笑わせるぐらいで良いとされていた。小圓朝はその教えを忠実に守り、自分でもそのように言っていたそうだ。時流に合わなかったということだろう。昔ながらの伝統を固守し基礎がしっかりしていて変なクセがないため、落語の教科書としてはうってつけである。小圓朝は優れた稽古台(お稽古の先生)であり、若手の噺家や大学の落研部員たちに稽古をつけることを好んだ。特に東大の落研の指導には熱心に取り組んでいたという。このCDも落研の学生の教科書としては十分におすすめできる。

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