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ムラファン さんのレビュー一覧 

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     2015/01/23

    2番はクレンペラー&ベルリン放送響やカザルス&マールボロ音楽祭管には敵わないけど、結構いい。レガート病がなかったらクレンペラーにも対抗し得る存在になったかも。
    8番は、昨今ちんまりとした演奏がもてはやされ、矮小な解釈が多い中でこれだけしっかり鳴らしきって、堂々とした演奏を聴くと安心する。
    2曲ともライブらしく、ちょっとしたミスは見られるものの、決定的な綻びは無いので、この2曲を聴いたことがない人には最初に聴くディスクとしていいかも。

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     2014/11/30

    全然話題に上ることのない1枚。

    クレンペラーの第九は、スタジオ盤以外にライブ盤をコンセルトヘボウ、フィルハーモニア1957・1960・1961と当ケルン盤を所持しているが、どれも非常に素晴らしい。特に当盤を除けば1957年のライブは音質は勿論のこと、演奏もフルトヴェングラーの51年バイロイトライブと肩を並べる凄いものだった。
    そして、この盤なのだが、最初聴いたときは、確かにこれもライブの熱気を孕んだ好演奏だと思ったが、ながら聴きをしていたために、57年の演奏を超えるほどのものという気はあまりしなかった。
    しかし、最近になってちゃんと聴いてみると、この演奏のあまりのエネルギーの大きさに驚いてしまった。
    演奏自体の気迫もこちらの方が断然上だし、独唱も非常に素晴らしい。合唱は57年盤のレビューで非常に素晴らしいとの内容を書いたが、こちらも素晴らしい、いや、57年盤を上回っている。最初に聴いたときは、声量が多く、マイクの位置か音量の問題かなと思ったが、聴き進めてみるとそれよりも特に男声合唱の堂々とした、エネルギッシュで芯が太く厚みのある声が原因だったようである。
    音質については、私が持っているのはメンブランのもので、フラついたり少しゴーストが入っている部分があるが、録音自体は鮮明で鑑賞にそれほど支障はないと思われる。というか、Mediciは手に入りにくい(というか、全品廃盤になっている)ので、ちゃんとリマスターしたものが欲しいのだが、Mediciを引き継いだiCA Classicsも一向に出してくれる気配がなく、ほとほとっ困っている。
    しかし、とにかく熱い滾るようなパッションを第九の形式の中に破裂寸前のギリギリに押し込めた、クレンペラーとは思えない燃えるような第九です。

    クレンペラー・ファンでなくとも一度は聴いておきたい演奏、フルトヴェングラーのような行書的な演奏とは違った楷書的演奏の中でも気迫のこもった必聴の演奏だと思います。

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     2014/11/24

    エロイカのみの評価
    推進力、音の持つエネルギー、芯の太さ、スケールの大きさ、アタックの強さ、どれをとっても素晴らしい。とにかく音楽の持つパワーは桁外れ。
    特にアタックはスタジオ録音では弱く、どうしても生煮えな感じが拭えなかったが、ここではちょっとビックリするくらい強い、というか激しい。
    それに、ティンパニの叩きっぷりはハンブルクのベト7のように尋常じゃない強打。
    聴いていて、始終圧倒され、興奮させられました。
    個人的にはフルトヴェングラー以上に好きです。今では聴けない超骨太な演奏です。
    しかし、なぜこんな録音が今まで世にでなかったのか、不思議でならない。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/05

    「フィガロの結婚」序曲から既にクレンペラー節全開。トゥッティの重さ!
    でも、やっぱり、面白いのはメニューインとのベトコン。メニューインはクレンペラーの巨大な音楽に負けじとおもいっきり弾き、汗だく。対してクレンペラーは、「尻の青い若造に負けるか」とばかりに涼しい顔して大伽藍を思わせる音楽。この対比は意外に面白いし、両者共に意外なほどに熱を帯びている。素晴らしい。

    幻想は、元々この音源が音量が小さいため、少々分かりにくいが、無茶苦茶目一杯弾かせて、吹かせて、叩かせている。

    ズン、ドン、バシッ!

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     2014/11/05

    彼の第九はセッション録音以外全て素晴らしい。中でも最近出会ったケルン放送響とのものは57年のステレオライブよりもひょっとするといいかもしれない。
    そんな中でこの61年の演奏は57年ライブとケルンライブとはちょっと、いや、全然趣向が違う。もちろん悪いわけではない。
    つまりは、ぶちギレハイテンション異常興奮なんです。特に前半の激烈さはテンシュテットの91年ライブにもひけをとらないと言ってもいいと思います。とにかくティンパニが腕も折れよとばかりに、いや、底も抜けよとばかりに地面をぶっ叩く(?)!
    第3楽章は冒頭が軽く、アレレっと肩透かしを喰らうが、それでも演奏が進んでいくと自然に引き込まれていく。
    第4楽章も少しいつもの感じに戻った気もするが、やっぱり強烈ハイテンション。

    この演奏と北ドイツ放送響のベト7、デンマーク王立管のエロイカを以て、「新三大クレンペラーぶちギレ異常興奮演奏」としたいと思います!

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     2014/11/03

    やっぱり、テンシュテットのマーラーはすごいです。
    この演奏もティンパニが中々前に出てきてくれないのが少し気になりますが、それでも圧倒的な演奏であることは疑いの余地がありません。
    この演奏に関しては、確かにNDR盤よりも丸くなったところはあるかもしれませんが、ffやfffの箇所での追い込みや抉りの効かせ方は変わっていないと思います。
    録音もこのレーベルにしては良い方。

    個人的には、復活のベスト盤はテンシュテットのNDR盤とこのロンドン盤で十分だと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/23

    演奏については、77年の来日公演と同じく、他の演奏と比べるのも憚られる圧倒的な演奏。
    もう完全にノックアウトされてしまった。
    やはり、ムラヴィンスキーという人は「大指揮者」だったんだなぁと彼のチャイコフスキーを聴いてしみじみ思います。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/23

    コンセルトヘボウを振ったデッカヘの録音もすばらしいが、あちらは柔らかくまろやかな雰囲気なのに対して、このザルツブルクライブは裂帛の気合で些かも弛緩することなく、強烈な緊迫感をもって一気に全曲を駆け抜ける。
    フルトヴェングラーも凄いが、彼の場合、第一楽章冒頭は手探りのようなかんじで、徐々に興が乗ってくるが、このときのセルは最初の和音からテンションが高く、力がみなぎっている。
    私は、この盤でフルトヴェングラーやC・クライバーの「運命」から卒業しました。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/22

    ステレオ期の録音では頂点に位置する演奏ではないだろうか。
    もちろん第1〜3楽章まで非常にすばらしい「厳しい」演奏が聴ける。しかし、やはり第4楽章が断然いい。少し、ホッターのねちっこい歌い方が気になるが(これはクレンペラーの演奏にほとんど共通しているものなので、おそらく彼の指示であろう)、それも同時期のスタジオ録音ほどではない。ただ、最も聴き物なのは合唱。
    特に最後のプレスティッシモの部分は否が応でも興奮させられる。フルトヴェングラーでもここまで圧倒的な音楽が迫ってくるのは中々無い。
    しかも、録音は年代を考えると驚異的な鮮明さ。

    私の中では、フルトヴェングラーの51年バイロイトライブ、テンシュテットの91年ロンドンライブと並ぶ決定的演奏だ。

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     2014/10/22

    音質については、ワーナーよりスクリベンダムの方が鮮明でいいと思う。ワーナーは一瞬60年代前半のモノラル録音かと思ってしまった。

    演奏は、言うまでもないでしょう。スヴェトラ・パワー炸裂!!
    野蛮の極みともいえるほどのブリブリゴリゴリモリモリのやりたい放題。
    しかし、昨今お行儀が良くなり過ぎておとなしくなってしまった国内外のオーケストラにはこーゆー演奏を見習ってほしいと思う。

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     2014/10/19

    彼の演奏はまさしく死への恐怖、しかもそれが聴き手を恐怖させるほど強烈な地獄を見せる。
    彼の演奏は聴く者を戦慄させる。
    同じく聴き手を戦慄させる指揮者としてはムラヴィンスキーがいるが、そのタイプは全く異なる。
    ムラヴィンスキーは切れ味鋭い日本刀で、しかも無表情でバッサリと斬られているかんじ。
    テンシュテットは刃こぼれした斧をブンブン振り回し、振り回しすぎて自分が傷ついているのも構わず、狂ったように斧を振り下ろすかんじ。
    本当に怖い。
    ぶっ飛んでいるどころじゃない。発狂演奏。

    しかし、1983年のライブ演奏はその上を行く。血も凍るほどの恐怖。最恐最凶最凶最強演奏。但し、LPO自主製作盤は音質が劣悪で聴けるようなシロモノではないのが残念。

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     2014/10/14

    演奏自体は間違いなくこの曲の演奏史の中でも筆頭に挙げられるべき素晴らしいものである。
    しかし、音質の悪さは海賊盤以下。
    低ビットレート特有のホワンホワン、シャリシャリといった変なエコーのかかった音質(特に弱音時や楽章間などに顕著)はこれが正規盤かと耳を疑うレベル。
    演奏は非常に素晴らしいだけに、この品質には怒りがこみ上げてくる。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/14

    ブラームス、シューベルトの演奏自体は元々評価の高いものであり、今更付け加える言葉はないが、しかし、ブラームスでの音楽の自在さや怒涛の迫力は聴き手の心を陶酔の彼方へと連れ去ってしまう。それにしてもティンパニの叩きっぷりは半端無い。
    音質は、DGのモコモコとした抜けの悪い音が改善されて、非常にクリアになっている。
    ただ、人によっては高音がきついとか、色彩感に乏しいと感じるかもしれないが、私はオーディオマニアではないのでこれで十分。
    ただ、音量のレベルが少し小さいのが難点と言えば難点。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/09/30

    音質は確かに悪いが、ある程度聴く耳(過剰な高音質を求めない耳)を持っていれば、この演奏がどれ程すごいかわかるはずだ。
    他でも書いたが、私がクラシックを聴いて戦慄したのはテンシュテットとこの人だけである。
    そして、この悲愴は聴き手を恐怖の底へ引きずりこむ。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/09/28

    この演奏をどう表現したらいいだろう。
    いい言葉が思い浮かばない。しかし、私がクラシックを聴いて戦慄したのはテンシュテットとこの人だけである。
    正直、私は音がどうのこうの言ってる人が理解できない(すいませんm_ _m)。
    それほどにすごい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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