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吉川英治 さんのレビュー一覧 

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     2021/04/02

    楽器の配分は、(左前)第1Vn(前中央)第2Vn&木管楽器(右前)ヴィオラ(右後)チェロ&コントラバス(後中央)トランペット&各種打楽器(左後)ホルン&トロンボーン。
    リアサラウンド用スピーカーをリスニングポジションに近い所に設置している当方からすれば、もう本当に勘弁して下さい!というぐらい、金管、打楽器、チェロが鳴り響きます(苦笑)。昔の4チャンネルステレオと、現代のサラウンドシステムの性能差のゆえんでしょう。

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     2021/04/01

    このSACDでの春の祭典の楽器配置は、おおざっぱに右前から左前にかけて、1stVn-2nd-VnViola-Cello、その奥に各種木管楽器、左後にホルン右後にトランペットその中間にトロンボーンと各種打楽器なんですが、リアスピーカーがリスニングポジションに近い所にある我が家のホームシアターでは、とにかく金管とティンパニがウルサイ(苦笑)。
    昔の4チャンネルステレオシステムのカタログなど見ると、リアスピーカーは小型で能率も低めだったのか、現代のサラウンドシステムだとリアの音量が大きめに再生されるのかもしれない。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/31

    正直、グラズノフの交響曲は冗長で構成力も纏まり無く退屈で仕方がない。彼の完成した交響曲がロシア文化圏以外で無視されていたのもロシア系の音楽愛好家に訴求するようなものを持っていないから、としか言いようがない。それこそ、ただただソナタ形式に当てはめた流麗な旋律を聴かされるだけでしか無い。
    独奏楽器を主体とした協奏曲は、逆にその流麗な旋律が上手く生かされていて、古典的な形式と独奏楽器の対比が全体の構成力の無さを目立たせることもなく、しかも物理的な演奏時間も短めでちょうど良い(苦笑)。
    まあ、実際グラズノフの最高の傑作は、このCDに収録されていない「交響詩ステンカ・ラージン」と評価されるのは大いなる皮肉でしょうね・・。
    グラズノフの交響曲に興味がない人は、「ステンカ・ラージン」「ヴァイオリン協奏曲」「サクソフォン協奏曲」だけで満足できると思います。

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     2021/03/28

    このブルッフ「交響曲全集」の解説には「1882年に作曲された交響曲第3番は、現在改訂後の4楽章版が知られていますが、ここでは改訂前の5楽章版が演奏されています。」とあるが、これは誤った解説。
    実際には、「1864年に作曲された交響曲第1番」が、「5楽章」の交響曲であり、このCDでも「交響曲第1番」に削除されたオリジナル版の2楽章「インテルメッツォ」が挿入されている。
    早急に訂正すべきである。

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     2021/03/22

    タイトルにある「歴史的」というのは、この作品が「過去」から「現代(もちろんシュポアが生きていた時代)」までの代表的な音楽のスタイルを各楽章でなぞっている事に由来するからである。
    第一楽章は対位法を駆使したバッハ、ヘンデルの時代 第二楽章のアンダンテはハイドン、モーツァルトの時代 第三楽章はベートーヴェン風のスケルツォ そしてフィナーレに当時流行していたグランド・オペラの序曲風の曲を置いている事からもわかる様に、シュポアは、この曲で音楽の歴史を振り返るふりをしながら、交響的作品より娯楽作品の方が受ける現代の風潮を皮肉っぽく表現していると言える(特に第三楽章のティンパニの扱い方はシュポア自身ベートーヴェンの交響曲第7番以降の初演に参加していたと記録が残っているようにベートーヴェンの作品に精通しており見事に模倣している)。
    なお、私は、マルコポーロレーベル時代に発売された同一内容のCDを所有しており、レビューもそれに基づくものである。

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     2021/03/22

    交響曲第3番「古風な様式で」目当てでこのCDを購入したが、正直期待はずれだった。ウィーン古典派の作曲様式をなぞった4楽章形式。ただそれだけでしかない。
    ほぼ同時代にプロコフィエフが交響曲第1番「古典」を作曲していて偽古典的な形式にモダニズムと才気や工夫を盛り込んだ新機軸も打ち出して初演以来コンサートのレパートリーに定着していたのとは全く対照的と言える。
    すっと前の世代のシュポーアの交響曲第6番「歴史的」ですらバッハとヘンデル(第1楽章)ハイドンとモーツァルト(第2楽章)ベートーヴェン(第3楽章)現代の流行音楽(第4楽章)という、音楽の技法をパロディー的に扱った交響曲を作曲していた、というのにこの交響曲は「古風な様式で」というタイトルだけでオリジナリティのかけらも無い。
    彼を再評価しようとする人たちは「ナチスとの関係」で割りを食った、と強弁しているようだが、それ以前に作曲家としての魅力、人をとりこにする甘美な旋律もなく、前衛音楽派が刮目するような音楽技法もなく、練達の管弦楽法だけしかないのなら時代とともに忘れられてしまうのも仕方がないのではないか?
    彼と同世代の作曲家たちは、練達の管弦楽法にプラス「甘美な旋律」であったり「音楽の歴史を変えるような技法」だったり「前衛的な和声法:だのを創出していたわけだから。

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     2021/03/18

    交響曲は、第1楽章第2楽章とも緩徐楽章でヘルベックの同時代の作曲家であるブルッフの亜流の域でしかなく、第3楽章はメンデルスゾーン的なスケルツォといった風情でこれと言った個性は感じられない。終楽章はオルガンが大活躍するフーガだが、サン=サーンスのように管弦楽の技法を駆使してオーケストラの機能性とスペクタクルを披露するようなフィナーレもなく、ショーピースとしても迫力不足。この曲が現代まで忘れられていた理由もよく分かる。
    一方の交響的変奏曲は対位法を駆使した手堅い作曲技法が良い方にでており、レーガーの一連の「変奏曲とフーガ」と同等ぐらいは演奏されてもいいように思える。
    交響的変奏曲だけなら満点、交響曲は3点といった評価なのでこのSACDの評価は星4つとする。

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     2021/03/15

    このCDは編集ミスがある。つまり、欠陥ディスクである。
    第二部の91小節から93小節がまるまる欠損しているのである。このディスクを褒め称える人は、スコアを確認せず演奏者のネームバリューでしか評価できないディレッタント。そんな人の評価を真に受けてはいけない。
    本来、このような編集ミスによって、本来の楽曲に毀損を与えるような録音は世に出してはいけないのである。
    マルティノンは、この後にEMIでサン=サーンスの交響曲を再録音しているが、当然、このエラート盤に不満を持っていたはずである。
    加えて言うが、このディスクは編集ミスによる欠陥録音である。この曲の全容を知りたい人は、まず別のディスクを購入すべきなのである。

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     2021/03/13

    楽譜に書かれている音符を全て過たずに実音に変換する、この手管にかけてはカラヤンほど優れた指揮者は存在しなかった、と言える。が、カラヤンにとってカタログを埋めるためだけに演奏した曲は、ただただ音響的に華やに録音しているだけ、そんな印象も多くの人に与える。
    ニールセンの交響曲で第4番「不滅」だけを録音したのも、もっともベルリン・フィルのヴィルトゥオジティを発揮できるための選択だったのだろう。この曲は終楽章で二つのティンパニが「殴り合い」そして最終的には一方が沈黙し、残っったティンパニが勝利の凱歌を歌い上げる、それは、第一次世界大戦中に作曲された経緯もあり「侵略」と「防衛」に擬える解釈も存在している。北欧系の指揮者は、それを強調するため、あえてティンパニを左右の両端に配して演奏し録音しているケースが多い。
    が、カラヤンは、二組のティンパニを中央においている。つまりカラヤンはこの曲におけるティンパニが何を意味しているかを理解せず、ただ音響的なバランスを重視して演奏しているだけなのだ。
    外面的には申し分のないこの演奏は、あくまで曲の深層まで踏み込まないゆえの美演でしかない。

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     2021/03/10

    ジャケットに掲載されている写真を見ると、左端に女声合唱(おそらくソプラノ)、中央前列に少年合唱・後列に男声合唱そして右端に女声合唱(おそらくアルト)と配置されているのがわかる。過去の多くの演奏は、合唱は管弦楽団の後方に、少年合唱女声合唱 男声合唱がゾロっと並んでいる事が多くオーディオ的な配慮はあまりなされて来なかった。しかし、ロバート・ショウはさすがにコーラスの専門家、合唱を分散配置することで各パートが混濁することなく明瞭に分離して聴こえてくるし、特にソプラノとアルトが交代するようなシーンでは、女性合唱が左スピーカーから右スピーカーに移動するという、これぞステレオという演出。
    これ以外でも、バンダの配置は、オケのトランペット側にトロンボーン、オケの低音金管側にトランペットと左右に振り分けた配置になっており、ここでも音響的な配慮が感じられる。
    惜しむらくは、これがサラウンドではない事だろう。だれか、このロバート・ショウのアイデアをSACD、DVD、Blu-rayといったサラウンドメディアで再現してくれないだろうか・・・

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     2021/03/02

    ルーセルの交響曲第3番は、LP時代(2021年1月にファリャと組み合わせてSACD化された)デュカス「ラ・ぺり」のカップリングされて発売されていたのだが、まるでオマケのような扱いで大いに不満である。
    ブーレーズのルーセルは、アンセルメやクリュイタンスのような角を丸めた表現とは違い、冒頭からアクセントを強調し、この曲がヒンデミットの「画家マチス」オネゲルの「交響曲第1番」ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」などと同時代の、表現主義から新古典主義へと変遷する時代の音楽として捉えて(つまりフランキスト的な文脈ではなく)演奏させている。
    日本では、ルーセルと言えば、未だにフランクの使徒であったダンディの弟子という観点から「フランキストの作曲家」として紹介されるが(確かにルーセルは「循環形式」を活用していたのだが)実際に作曲家としては当時の流行に即して印象主義的な作品から表現主義、新古典主義とスタイルを変遷させており同世代のフランキスト、例えばマニャールやロパルツとは一線を画している。当時のモダニズム、つまり6人組などに近い立ち位置にいると言えよう。
    ところで、LP時代、我が家の再生装置は普通の2チャンネルステレオだったので4チャンネルではついぞ鑑賞できなかったのだが、現在の5.1chサラウンドシステム(本当は映画用に組み上げたのだが)でこのSACDを再生すると、通常のステレオだと音塊になるような箇所も楽器が前後左右に分離して再生される分、管弦楽法の機微がよくわかる。ただ、実際の演奏会ではコントラバスや木管楽器が後ろに定位するわけはないのだが・・・

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     2021/01/14

    オーマンディは「ローマ三部作」を何度も録音しているのだが、ステレオ最初期の演奏をSACD化する意味がわからない。なぜなら1958年録音の「ローマの松」など、レスピーギのスコアに指定されているオルガンを省略している(adlibの指定も無いのにである)。録音場所がブロードウッド・ホテルなのでオルガンが設置されているわけもないし、そもそもアカデミーオブミュージックにオルガンが設置されたのは1962年。
    オーマンディは1968年にもローマの松を再録音しているのだから、作曲者のスコア通りにオルガンを収録した音源をSACD化しろ、と言いたい。

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     2019/05/15

    騙されてはいけない。この商品の(輸入元情報)は、新録音の新譜のような紹介をしているが、実際にはフランスのCALLIOPEから発売されていた音源の再発売である(デビュー作とされているショスタコーヴィチも同様)。
    すでにCALLIOPEのCDをお持ちなら、買う必要はない。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/02/18

    Disc2の交響曲第2番に音量を合わせていると第3番<ライン>の第1楽章が極端に小音量となり、そして楽章が進むにつれて録音レベルが大きくなるという欠陥SACDである。商品として発売する以前の問題。オケもアンサンブルが雑で総じて2流の出来。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/12/30

    日本盤を視聴。音質に鮮度が無く、左右の広がりがもう一つなため、コンパクトに小さくまとまった演奏に聞こえる。この国内盤は処分して輸入盤の方でもう一度トライしてみたい。
    また、この日本盤は第二楽章が「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」という表記になっている。こんな初歩的なミスをするとはキングレコードも落ちたものだ。

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