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eroicka さんのレビュー一覧 

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    シゲティの技術の衰えと無愛想なほどの無骨な音色で灰汁の強い演奏だが、月並みな言い方ながら、真摯な精神が感じられ、独特な味わいだ。良くも悪くも巨匠として名を成したゆえに、許された演奏だろう。好みの割れることは当然だろう。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    シカゴ交響楽団とのライヴも良いが、このベルリンフィルとのものも素晴らしい。ハイティンクはこの曲を何度か録音しているが、響きの素晴らしさや解釈といい、最もバランスがとれ優れたものといっていい。遅いテンポでたっぷりと歌いこみ、しかもムードに流されず、全体の構成感、統一感を見失わずにいる。ライヴのDVDはさらに感動的だ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    これはかなり前から愛聴しているもの。複数の某評論家氏のようにケーゲル自身の異常さや狂気、病というものまでは感じないが、音への鋭敏な感覚が反映され、冷静な視点からマーラーの狂気を分析した演奏。ドレスデン・フィルという地味なオケからこれだけの演奏をコンスタントに生み出すのはケーゲルの手腕だ。端正ながらモダンなドラマ性もあり、数々の巨匠や現代の名指揮者の演奏に伍していくレベルの高さだ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    あまり知られていないが、この曲の屈指の名盤。ここでは奇をてらったことは一切行われておらず、冷静ながら真摯な音楽が展開される。コーラスの上手さやオーケストラも含めた響きへの鋭敏な感覚が印象的だ。当時の東ドイツの演奏水準の高さがしのばれる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    脂の乗ったバーンスタインと香り高い響きの薄れる前のウィーンフィルが残した遺産。発売当時話題になったものだ。前半は普通のテンポでエネルギッシュに流れ、後半の2つの楽章はテンポを遅くし、ロマン的に気宇壮大にまとめている。スケールでは89年のベルリンの壁崩壊記念の第9が圧倒的だが、安心して聴けるのはこちらだ。2chステレオ録音のはずだが、ハイブリッドSACD化されるのも、リスナーの根強い支持があるからだろうと思う。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    同一演奏の他の盤にも書きましたが、ここでのカラヤンの演奏は最高のオケで描きだす官能の極致です。楽劇や歌劇の全曲録音をしたレパートリーにはエッセンスを紹介するだけでなく、独立した音楽としての美、そしてワーグナー演奏にしばしば必要なエロスを描き出している。いまだにこれを超えるワーグナーの管弦楽集の名盤は少なく、未来永劫、後世に残す価値のある名演奏だ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    晩年のカラヤンらしくスケールの大きいゴージャスな音楽だ。R.シュトラウスはカラヤンの十八番だけに、カラヤンのオーケストラになってしまったベルリンフィルを思いのまま操る。壮麗な響きは大伽藍のようですらある。「英雄の生涯」は最後の来日公演を思わせるような表現で、トモワ=シントウとの「最後の4つの歌」は、ヤノヴィッツとの演奏に比べ、耽美性が増している。LP時代やCD初期なら、5枚組1万円以上はしたであろうセットが、これだけ安く手に入るのが何より嬉しいことだ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    1950年代後半にカラヤンとウィーンフィルがDECCAに残したステレオのセッション録音を集めたもの。シリアスなR.シュトラウスやブラームス、モーツァルト、ドヴォルザークからバレエやワルツまで幅広いレパートリーだが、一つとして外れがない。まだ灰汁の強くなる前のカラヤンが、往年のウィーンフィルのむせかえるような芳醇な香気ある響きを駆使して、覇気のある音楽を聴かせている。お勧めはなんといっても、「ツァラトウストラ」とブラームスの1番、3番だ。この当時、カラヤンはEMIにも契約切れまで録音を残し、相前後してDGで「英雄の生涯」を録音し、その後の飛躍の場を確保している。思えば、この当時がカラヤンが楽壇の帝王と呼ばれる存在に向けて、最も活気のあった時期だったのかもしれない。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    カラヤンは「パルジファル」「マイスタージンガー」「オランダ人」「ローエングリン」の全てを全曲録音している。そうした中で、これらの曲の中の名曲のエッセンスを抽出しているのだが、ここではオペラ的ではなく管弦楽曲としての視点で演奏している。ひんやりとした中に熱気をはらんだ響き、圧倒的な音の分厚さ、磨きぬかれた弦や木管、輝く金管…カラヤンからイメージするものがここにはすべて詰まっており、カラヤン的なロマン、耽美の極致だ。録音は、分離が悪く明瞭さは乏しいものの、残響が豊かで独特の雰囲気のあるEMIのアナログ時代の録音がかえって、効果的だと思える。中学生ぐらいの頃からLPでよく聴いたが、長い年月が経った今でもこれに並ぶ名盤は数えるほどしかないと思う。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/31

    タンホイザーやトリスタンからの音楽。ひんやりとした中に熱気をはらんだ響き、圧倒的な音の分厚さ、磨きぬかれた弦や木管、輝く金管…カラヤンからイメージするものがここにはすべて詰まっている。官能や性愛、退廃のイメージの強いタンホイザーやトリスタンからの曲は勿論、聖杯の奇跡と神秘を表現したローエングリンの前奏曲まで、エロティシズムに彩られているようにさえ聴こえる。勿論、エロスはワーグナーを考えるうえで、重要なテーマであり、カラヤンはこの短いエッセンスの中に巧みに描出しているのかもしれない。分離が悪く明瞭さは乏しいものの、残響が豊かで独特の雰囲気のあるEMIのアナログ時代の録音がかえって、効果的だと思える。中学生ぐらいの頃からLPでよく聴いたが、長い年月が経った今でもこれに並ぶ名盤は数えるほどしかないと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/30

    故ペーター・ホフマンのローエングリンが素晴らしい。凛とした表現、馥郁たる歌声と豊かな声量。80年代前半を代表するヘルデンテノールだったが、ロックに転向、さらに難病に悩まされ、一世代古いルネ・コロに比べると、はるかに短い歌手生命だった。ネルソンの指揮は速すぎず、劇の必然性に合わせて自在なテンポで、同じバイロイトライヴでもサヴァリッシュのものよりワーグナーのうねりを感じさせる。DVDでみたほうがフリードリヒの節度ある演出とホフマンの美丈夫ぶりが楽しめる。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/30

    以前、発売前に書き込んで、買って聴いてみてだいぶ経つ。表現の大枠はウィーンフィルとの録音と違わず、遅めのテンポをベースに大きくテンポの振幅させる演奏で、クールさの中に秘めた熱を感じさせるものだ。このCDではベルリンフィルの巧さにまず目がいき、純化した響きの中に表現の彫り深さや洗練が感じられるが、ウィーンフィル盤の方が人間らしい感情や感情がもっと素直に伝わり、甲乙つけがたい。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/30

    バーミンガム市立交響楽団の名演がまず思い浮かぶが、これはベルリンフィルという優れた手兵でさらに自在に自分の思うところを描ききっている名演。この録音より少し前のウィーンフィルとの公演をFMで聴いたが、巨匠的に音楽の器が大きくなった。緩急自在なテンポもベルリンフィルやウィーンフィルの技なればこそだろう。響きの美しさ、壮麗さも印象的だ。ただし、バーミンガム盤のような若さゆえの覇気や鮮烈さは薄れており、その意味でも若き日の録音の素晴らしさを再認識させられる。また独唱者はもっと表現力の高い歌手を起用すれば、さらに演奏の質を高めるのに貢献しただろう。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/29

    メニューインとは他にライヴ盤があり、フルヴェンらしさでは軍配が上がるが、このセッション録音は端正で美しく上品な演奏になっており、面白い。テンポの緩急は抑え、遅いテンポで丁寧に繊細に歌いこむソロを包み込んでいる。この少し後、ベルリンでシュナイダーハンとも演奏しているが、これはいつものフルヴェン節(戦争中のエーリヒ・レーンとの演奏やメニューインとのライヴも同様)で、聴き比べでフルヴェンの演奏の即興性を知るにはうってつけの「教材」だ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/01/29

    ライヴと違いフィルハーモニア管弦楽団とセッション録音したものは、端正でおとなしい演奏が多い。これもその例に漏れないが、構成力や適度なロマン性などが感じられ、立派な演奏だ。ただし、このコンビのブラームスの協奏曲第2番やフルトヴェングラー自作のライヴ録音を知ってしまうと、物足りなさも感じる。

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