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大水薙鳥 さんのレビュー一覧 

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     2021/07/02

    言わずと知れた出崎統作品の傑作である。映画としての完成度も高く、その才気は他の追随を許さない、と言う評価には全く異論はないが、原作のファンの立場から少しだけ言わせてもらうなら、余りにも人物造形や人間関係を整理しすぎて、登場人物達が全体的に薄っぺらくなっている点は何時まで経っても払拭しがたい。焦点を絞った筈の丘と宗方の関係も、原作の持つ微妙なニュアンスが全部飛んで只の恋愛、或いは師弟関係になってしまっているのは残念だ。

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     2021/07/01

    スタッフリストの表記が十把一絡げなので、湯浅政明氏が何話まで関わっているのかイマイチよく判らない。最初の内はピンと来なかったが、全編通して見ていると中毒性のあるOPや繰り返される出動シーンに段々トリップしてくるドラッグフィルム。

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     2021/07/01

    アクション→説明→アクション→説明と言う一見稚拙に見える構成ではあるが、恐らく本作一番の眼目であるアクション自体が、かなり入り組んだ構成をしているので、話の方は変に欲を出さず割り切った構成にして、見せたい部分に観客の目が行く様になっているのは悪くないと思う。その筋のアニメーター達が楽しんで動かしまくり、大暴れしているのは観ていて気持ちがいい。

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     2021/07/01

    個人の趣味で言えば王道のプロットを優等生的にこなすだけの1よりもこちらの方が好き。全編に漂う暗い情念がとてもよい。立体的な舞台装置を縦横無尽に動き回るアクション設計は3Dアニメの面目躍如。回想シーンの影絵っぽさをモチーフにした2Dアニメも趣味がいい。

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     2021/06/30

    「ウチのお母さん、こんな人だったんだよ」と言う実体験と伝聞を基にした娘のお母さん紹介話、として見れば、あちこちのいい加減な処も一応の許容は出来る。寓話と捉えるには地に足が付きすぎ、さりとてリアリズムで見るには細部が甘々な細田守作品のいびつさが全面に出た最初の作品と言えようか。実際泣かされもしたので、力のある作品だと思うし、プロットに大きな穴があるわけでもないが、そのプロットを具体的なストーリーに落とし込んで行く作業のなかで、幾つかの大きな勘違いがあるように見えて仕方がない。

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     2021/06/30

    何もスラッシャーやサイコパスなど出さずとも、夜や古屋敷や森の中のキャンプ地など使わずとも最高のホラー映画は撮れるのだ、と言う証明のような映画。実際見ている最中、これほど恐怖に苛まれ続けた映画は他にないのであった。メイキングを含めて人生で一度は見ておくべき怪作である。

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     2021/06/30

    オリジナルの評価の高さゆえ、今一つ評判の悪かったリメイク版。とは言えウィリアム・フリードキンの悪意全開の演出は冴えており、前半の各登場人物が集まってくるまでの暴力的な展開はならではの味がある。森に入ってからの呪術的な空間演出は、最早ニトロの爆発サスペンスとは別種のサスペンスに突入しており(この辺が不評の理由だろうか)、悪魔の顔のようにも見えるトラックのフロントグリルと合まって、何やら胡散臭さ全開の魔術世界を開陳している。

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     2021/06/30

    アレクサンドル・ソクーロフの作品の中では比較的好きな方。97分の全編をワンカットで撮影した力業。ロマノフ王朝の豪奢ではあるものの、今一つ垢抜けない衣装や建築は、どうしても西欧社会へのコンプレックスを感じさせる。エルミタージュ美術館のPR映画の側面はあるのだろうに、わざわざフランス外交官の幽霊を出して、その辺りを突っ込みまくるのが面白い。

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     2021/06/30

    長命の王朝末期、権謀術数極まったドロドロの王室の崩壊の中を吹き抜けていった一陣の風のような少女の物語。人を食った奇想あふれる原作を、簡潔な語り口で要所、要所を押さえつつ円環構造でまとめあげた、大ベテラン鳥海永行監督の手腕が冴える。佐野量子のとぼけた喋りも主人公の人物像にはまっていて好印象。

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     2021/06/30

    ブルース・ウィリスありきのパッケージなのだろうが、プロットには締まりがあり段取りの組み立てもうまく、それなりに意外性も盛り込まれていて退屈しない。また水上警察と言う舞台装置が新鮮なロケーションを見せてくれて、視覚的な見処もある。時折見返すお気に入りの作品である。

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     2021/06/28

    昔の名作をそれと知って後から見たものが、生涯ベストに食い込む事はそうそうないが、これは別格であった。貴族の落日を前に、何も言わず若い世代に席を譲りながらも、何やら腹に一物あるっぽいバート・ランカスターの佇まいが素晴らしい。後半3分の1を占める舞踏会シーンの豪奢ぶりはハリウッド映画では到底追従できない趣味のよさがあり、圧巻。

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     2021/06/28

    製作に10年近くを要した作画は確かに素晴らしいのだが、それだけではやはり見通すのはしんどい。大友克洋と言う人は日常のニッチな情景を拾い集める事で世界観を構築するタイプの作家なので、王道のアクション活劇などはそもそも不向き。監督の狙いであろう世界観と一般向けのエンタメとの折衷案としてのプロットなのだろうが、人物や物語に監督本人の思い入れがまるでないのは一目瞭然。アクションシーンも1カット1カットの完成度はすさまじいが、段取りを省けないコンテの流れがそもそもかったるくて見るのが辛い。

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     2021/06/27

    景気のいい西側世界を視界の隅に置きながら、清貧に堪えつつ自分たちは正しくいつか理想社会が訪れるのだ、と信じて歩み続けた日々が全て崩れ去った時の気持ちは如何ばかりであろうか。主人公の夢想する理想の共産社会が痛ましく切ない。

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     2021/06/27

    不朽の名作。言い出せばキリがないので、簡潔に済ますが、とにかく恐ろしくも惹き付けられるエイリアンのデザインは衝撃的であった。記憶に深く刻まれすぎた、野際陽子版の吹替がようやく収録されていたので一も二もなく購入した。

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     2021/06/26

    北野武が初めて脚本から書いた映画作品。その意味では本格的な北野映画第1作ともいえる。淡々とした話運びの中にぎらつくむき出しの暴力性に見ていて嫌ァな気持ちになったものだ(笑)。情動喚起装置としての音楽を一切使わない、というやり口も頼もしい。この時期の作品に凝縮された、怖いもの知らずの才気にはひたすら圧倒される。

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