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しるばーさたん さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/13

    すべての楽曲のアレンジが絶妙です。
    お馴染みのクリスマス・キャロルですが、少し捻りの効いた編曲はくどすぎず、また聞きなれた日々とは一味違った、意表を突くものだったりして聴き飽きないです。
    さすがバーンスタインの録音、といったところでしょうか?!
    そもそも”O Come All Ye Faithful”で始まるところからしてもうこのアルバムを物語っています。
    しかもこのアレンジの秀逸なこと!
    よく聞く壮大な響きとは全く違うのですが、変に懲りすぎていないところが好感度大です。
    その後に続く曲の並びもアレンジも絶妙ですが、中でも
    ”O Little Town of Bethlehem”
    ”Joy the the World”
    ”God Rest Ye Merry, Gentlemen”
    ”Deck the Halls with Boughs of Holly”
    のアレンジはお見事といったところです。
    そしてラストの”Stille Nacht”は思わず
    「ほぉ〜〜〜〜!」と唸ってしまいました。
    ありそうでなかったアレンジに納得です。
    さすがバーンスタインの録音だと思いました。
    あまりにもありきたりでダサいアレンジだったら多分録音しなかっただろうという読みがビンゴでした(笑)
    聴いていてアッという間に一枚聴き終わってしまう楽しいアルバムです!
    壮大な賛美歌を期待すると肩すかしを喰らいますが、改めてクリスマス・キャロルの魅力を再発見した一枚です。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/14

    圧倒的名演だと思います。
    第1楽章はまるで「血の通ったレントゲン写真」のような精緻さでスコアが全部鳴り切っています。
    前半は非常に冷静に進んでいきますが、後半には徐々に熱してきます。ただし羽目を外すようなことはありません。
    第2楽章、第3楽章も本当に一音一音を慈しむように紡いでいくのですが、いつものミトロプーロスの熱狂よりも、非常に啓蒙に重点を置いているのではないかと思うほどに分かりやすい、楽曲解説のような演奏です。
    第4楽章での独唱はいわゆる昔の歌で、味わい深いですが好みは大きく分かれるところでしょうか。私は好きですけどw
    そして第5楽章で、ミトロプーロスの本領発揮!
    この短い楽章がこれほど深く演奏されたのを聴いたの初めてです。
    続く第6楽章ではこれまで抑えていた想いが堰を切ったように噴出します。
    テンポが速いとか遅いとかではなく(物理的にはテンポはかなり速いです)、ただマーラーの音楽に身を委ねるという歓びがあります。
    もう自由自在に伸縮するテンポはマーラーの化身のようにも思います。
    この辺りは動画でみたミトロプーロスの指揮姿が目に浮かびます。

    この演奏、拾い聴きすると分かりにくいと思います。
    曲が長く、時間もないのでいつもは全部は聴きませんが、この演奏は一気に全部聴きました。
    聴き終わって深く深く感動しました。
    ミトロプーロスのマーラーは本当に良いな、と思います。
    第1楽章からひたすら第6楽章のクライマックスを目指していくプロセスがこれほど楽しいとは。
    時間のない忙しい昨今、久しぶりに音楽を聴く喜び、マーラーの素晴らしさを実感させてもらいました。
    忙しさにかまけて、拾い聴きばかりしてはいけませんね(笑)

    icaの盤はドビュッシーの「海」が収録されていますが、これがまた凄い!!
    こういう曲を聴かせるのは本当に上手いなぁ(シミジミ)
    で、散々盛り上げた上で第3楽章のクライマックスでの大技に抜腰!
    というか、確かにスコアを見るとこの大技は一度は夢見ますが(笑)本当にするとは!
    しかも音で残っているということに感動します。
    アンサンブルはかなり乱れますが、BPOとの演奏はどうなんでしょうか。
    聴いてみようと思います。

    ちなみに音はいわゆる放送局の蔵出し音源ゆえ、良いと思いました。
    少し硬いかな、とは思いますが、聴いて行くうちに気にならなくなりました。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/27

    まだ全部は聴いていませんが、ざっと聴いた感覚として演奏の基本評価としては☆3つでしょうね。
    それに「よく残っていた」で☆1つ+「よく出した」で☆1つの合計☆5つです。
    なんにしても音が悪すぎるのが多いです。
    私はそれほど音にうるさくないので、少々悪いのは全然OKですが、それでもちょっと辛いものが多いですね。
    特にカリンニコフ、チャイコフスキーの1番、ラフマニノフの2番なんかがそうですね。
    しかしそんな音の悪さを超越した名演もあります。

    まず第1にスクリャービン!!
    4番はステレオなら間違いなく歴史に残る大名演の評価を得るでしょう。
    冒頭から立ち上る「妖気」だけでもう別世界です。しかもトンデモな演奏ではありません。
    強引なアゴーギグはもちろんありますが、それが自然に、いや必然にさえ聞こえるからすごい!
    大芝居のチャイコフスキーやらムソルグスキーでの強烈な演奏を思い浮かべるとその違いに驚かされます。

    「スクリャービンとはこうあるべき!」と思ってしまうほど正当な演奏ですね。
    悪い録音で、音も潰れているはずなのにスコアに書いてある音が鳴りきっていることが分かってしまう、強烈な演奏ですね。
    3番5番も目もくらむような名演です。
    このスクリャービンを聞くとゴロワノフはロシア音楽の正当な大指揮者だったのだと思います。

    チャイコフスキーは先にも書きましたが1番は哀しくなるほどの音質(ま、他もドッコイドッコイですけど)。。。
    4楽章のコーダに謎のカットがあります。
    「悲愴」は随分ましな音質です。
    これも爆演の一言で片づけてはいけない演奏です(そもそもこの『爆演』って言葉が嫌いです)。
    演奏は完全に「サイレント時代」のスタイルで、グレタ・ガルボやマレーネ・ディートリヒの映画のワンシーンを流しながら聴くとピッタリな演奏ですね(笑)
    気持ちはわかるけどねぇ、今こんな演奏は出来ないわなぁ・・・
    1楽章の第2主題の扱いや再現部はもうお涙ちょうだい全開です。
    展開部もある意味予想通りの大暴れです。
    ところがこの「悲愴」の白眉は何と言っても第2楽章!これはホント素晴らしいです!
    「悲愴」の演奏史にも残る名演では?と思います>この楽章は。
    1楽章ではあざとくさえ聞こえたポルタメントやルバートなどが全くそう聞こえないのは5/4だからもあるでしょうね。
    なんにしてもこの楽章は名演ですね。
    あと4楽章もダイナミクスの演出はある意味ド演歌ですが聴いていると胸が締め付けられる切ない演奏です。
    この人、根っからのオペラ指揮者なんだろうなぁ。。。

    隠れファンも多いだろうカリンニコフは先にも書きましたが、その音質はあまりにも哀しくなるようなものです。
    この16CDでは一番悪い部類ですね。
    恐らくマイクがVnの傍にあるんでしょう、とにかくVnしか聞こえません(笑)
    しかも上手くないときてるOTZ
    ところどころ「お!」と思う瞬間はありますが(テンポや一瞬の響きなどで)それ以上は望むべくもないほど音が悪いです。
    これはもう「参考音源」のレベルですね。

    「展覧会の絵」は「鼻がひん曲がるほどのロシア臭」といえます。
    まぁやりたい放題もここまでくればあっぱれな部類。
    言い方を変えると「何かに取り憑かれているような」演奏ともいえます。
    スターリンの死の直後ということが関係しているのでは?という意見もありますが、あながち否定できないのではないでしょうか。
    ちなみにストコフスキーも顔負けの改変とありますがこれは大袈裟すぎ。
    基本的に楽譜の変更はパーカッションの追加だけです(結構派手に追加していますが、ストコフスキーも顔負けとはちょっと違うなぁ。売るためとはいえこのキャッチはないと思うけど…)。
    後は激変するテンポ(曲が曲だけに交響曲なんかよりも大袈裟です)とぶっ放す金管群です。

    「はげ山」はスヴェトラーノフの演奏知っている人には馴染みのあるスタイル。
    そういえばスヴェトラーノフ御大もボリショイで振ってましたねぇ。
    氏と共通点を最も感じる演奏です。

    ワーグナーはもう30年近く前にゴロワノフが初めて国内盤で紹介されたもので、私も当時LPでその存在を知ったものです。
    残念なのは「リエンツィ」「パルジファル」等が入っていないこと。
    「リエンツィ」序曲は凄いのになぁ。。。
    当時のLPの解説ではゴロワノフはワーグナーは相当好んで取り上げたよう。
    アゴーギグは強烈で、「マイスタージンガー」は後半の暴れっぷりはなかなか豪快です。
    「トリスタン」もそうですが、ワーグナーらしさは全くありませんね。
    「演奏行為とは?」を考えるのにはいい教材かもしれません。
    もちろん「楽曲の解釈」についての部分は除きます。
    これには入っていませんがベートーヴェンも全然「ベートーヴェンらしさ」を感じることがなかったですね。
    何をやってもロシア物になるというのがこの時代のロシア人指揮者の特徴なのでしょうが、その中でもいダントツ一位がこのゴロワノフなのでしょう。

    で、そんな超ロシア風ドイツ物の中でも極め付けともいえるモーツァルトの「レクィエム」です。
    これはある意味凄い演奏です。

    一音たりともモーツァルトを感じることはありませんね。
    冒頭キリエから一面雪と氷に覆われた薄暗い世界が広がります。
    コーラスが入ってくるともうそれは完全に「ボリス・ゴドゥノフ」の世界で、おまけにオルガンをフルストップでぶっ放しているような鳴らし方ですから余計に悲壮感も満点になります。
    これはたぶんこの曲の演奏史上でも唯一の演奏でしょうね。
    「ディエス・イレ」は意外と普通に荒れ狂っているだけですが、次の「トゥーバ・ミルム」はもうこれ以上ない悲愴感あふれる悲劇のアリアのよう。
    そしてこの調子でどんどん悲劇は盛り上がり「ラクリモサ」で絶望のどん底に突き落とされます。
    かつてこれほど絶望的な「ラクリモサ」はないかと。
    不覚にも感動してしまいました。
    自分でも驚きましたけど(笑)
    こういう風にしたい、という気持ちは痛いほど分かります。
    普通は絶対にしないですけど、それが音で聴けるということにも感動します。
    で、この演奏、ここで止めるのが一番感動的かもしれません。
    ここから先は延々悲劇の歌を大声でがなりたてるだけですから…
    あまりお勧めはしないです。

    ということであまりにもマニアックすぎるので普通の人にはお勧めはしないです。
    グラズーノフは恥ずかしながらあまり知らないのでコメントを控えました。
    ちなみにライナーにもCD2のジャケットにもリスト「マゼッパ」と記載されていますが収録曲は「前奏曲」です。
    それにしてもVeneziaさん、よく出した!!

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/12

    素晴らしすぎます!!
    ふとしたきっかけで知ったランゴーですが、今ではすっかりその虜に(笑)
    そんなランゴーの中でも「天球の音楽」とともに最高傑作だと思うのがこの「アンチ・キリスト」です。
    ケルンでの歴史的ライヴ(ドイツ語上演)も聞きましたが演奏の格が違います。
    トーマス・ダウスゴー以下、デンマーク放送響、合唱団の献身的演奏には心から感動しました。
    それにしてもダウスゴーは素晴らしいです!
    ニールセンの3番やチャイコフスキーも見ましたがいずれも情熱的、かつ非常に感動的な演奏でした。
    そんな中でもこの「アンチ・キリスト」は別格の演奏です。
    出だしから一気に引きこまれます。
    そして一気に見てしまいました。
    惜しむらくは日本語字幕がないこと。。。
    でも特典映像では全曲演奏にコメントがついた映像があること。
    これは面白そう(まだ全部見ていません)
    こんな曲にめぐり合うからやめられないんですねぇ>秘曲探し。。。
    美しいメロディと神秘的和音の連続にトキメク人も多いかと。
    こんな作曲が埋もれていたなんて、と思う人も多いかと。
    20世紀半ばまで生きていた人としては非常に保守的な音楽です。
    ギトギトヌトヌトな現代音楽ではありません。
    レスピーギ、R.シュトラウスの好きな人ならハマるかも、です。
    ☆は5つまでしかないので5つですが10あれば11でも付けたいです!

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/11

    もう『爆演』という言葉使うのやめてほしいと思うのは私だけでしょうか?
    この言葉、完全に独り歩きしているように思いますし、意味不明な状態に思います。
    ちょっと変わったことをすれば『爆演』って、、、
    楽譜通りやっていても聞いている方が知らなければそれを『爆演』と呼んでいることもしばしば見受けます。
    ま、別に自分が聴くときには「爆演」という単語は関係ないのですが、世の中猫も杓子も爆演爆演となっているように思えます。
    演奏行為の本質からは最も遠いところにある言葉に思います。

    で、前置きが長くなりましたがこのシモノフのストラヴィンスキー、普通に良い演奏です。
    特に「春の祭典」どこが爆演でしょう?
    極めて真面目、かつしっかり、正確な演奏で、いかにも劇場で長く振っていた人だから出来る語りの上手さと丁寧な描き分けだと思います。
    バレエの舞台が目に浮かぶような、同時にスコアもくっきり見えるような見事な演奏ですね。
    一般に多い、いわゆるコンサート専門の指揮者の振るショウピースとしての「ハルサイ」とはずいぶん趣が異なりますが(これはこれで好きなんですが)、
    それは実際に踊ることのできるテンポだからこそ可能なアーティキュレーションだったりバランスだったりするだけです。
    もしそれを爆演と呼ぶなら笑止千万ですね。
    細部にまで指示と気の行き届いたそれは普通に良い演奏です。
    この演奏でニジンスキー振付の舞台があれば極めつけでしょうね。
    シモノフのアプローチはバレエ音楽「春の祭典」であっていわゆる「ハルサイ」ではないと思うのですが。

    では「ハルサイ」としてどうか?
    あくまでも舞台を彷彿させて良い録音で丁寧な演奏としては良くても、「ハルサイ」としては他にもっと強烈で凄い演奏が数多くある以上、☆5つは無いですね。
    4つです。

    「火の鳥」は珍しい45年版ですが、アプローチは「春の祭典」と同じで、あくまでも《バレエ音楽》であり、踊ることが主眼にある演奏です。
    「春の祭典」よりも音楽が明快な分、各場面の描き分けもわかりやすく、聴いていても楽しいことこの上ないです。
    これは特に「カスチェイ」のテンポに如実に表れています。
    少し遅めのテンポゆえ、細部までクッキリハッキリは中々痛快です。
    逆に凡百の指揮者ならこんなテンポでやれば「単に遅くダレた演奏」にしかならないでしょう。
    そうならないのがシモノフの劇場指揮者としての職人芸ですし、普段聞き慣れているような巷の演奏では絶対に踊れないだろうなぁ、と改めて思った次第(笑)
    カスチェイからフィナーレは劇場指揮者シモノフの面目躍如たる素晴らしい演奏です。
    45年版を使用したバレエ音楽「火の鳥」なら文句なしに☆5つですね。
    聞き終わった後の満腹感が違います。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/11

    まずこうしてホルストのCDがBOXで出たことが素直にうれしいです。
    まだ全部は聴いていませんが、音に関しては良くなったということは無いと思います(以前出ていたCDもしくはLPでほとんど持っています)。
    それでも6枚組でこの価格ですし、よく頑張ってこれだけまとめてくれたということには本当に感謝です。
    まぁ意地悪な言い方をすれば、昔に録り溜めたものをまとめてひと山いくらで売っているという言い方になるのですが、往年の名演がこの値段ならやっぱり安いというべきか(笑)

    EMIも最近はホルストの新録音と言ってもおそらく売れる「惑星」以外はやっていないから仕方がないですね、、、
    このところホルストの秘曲系はChandosがなかなか頑張っているように思うのでEMIもそちらに任せた!という気持ちなのでしょうか。。。

    で、演奏についてです。。
    オーケストラ曲はボールトの惑星は別格として、プレヴィンの「エグドン・ヒース」やサージェントの「ベニ・モラ」「Stポール組曲」等はそれは立派な名演ですね。
    サージェントなんかはもっと評価されてしかるべきだと思うのですが。
    《サマセット狂詩曲》はデル・マーの演奏は少々恣意的すぎますが、、、
    メニューインの《フーガ風協奏曲》はなかなかの佳演です。

    このBOXの白眉である合唱作品集については中々頑張って編集したなぁ、とは思うのですが(収録曲の順番など)、いささか演奏が古く、良くも悪くも古き良き英国の長閑なもの。
    特にバッコーリアン・シンガーズの歌った合唱については、昨今の高いレベルの合唱を聞き慣れた耳で聴くと少々頼りないかもしれません。
    ChandosやHyperionのシリーズに比べると技術的にはかなり見劣り、聴き劣りします(時代的に仕方ないですが・・・)。

    むしろこのセットの意義としてはホルスト演奏の第1世代の演奏解釈とその記録であることが重要なのでしょうね。
    その記録がこれだけの作品を網羅してなおかつこの価格はやはり破格の値打ちだと思います。

    あと吹奏楽作品ではイモージェンのものがようやく出たことが嬉しいですね。
    技術偏重の吹奏楽の人から見れば取るに足らない演奏でしょうが、この演奏こそ吹奏楽曲のバイブルともいえる第1組曲、第2組曲の最も正しい演奏と信じて疑いません。
    フェネルの演奏が良いと思っている人には申し訳ありませんが絶対に理解できないでしょう。
    しかしこの演奏のフレージング、ちょっとしたアクセントなどの説得力は他の演奏とは比較の対象にすらならないと思います。
    これはイモージェンが実の娘だからということだけではなく、イモージェンが素晴らしい指揮者に他なりません。
    父親の作品に情熱を傾けたイモージェンの名演はDECCA、Lyritaへの数多くの録音で聴くことが出来ますが、この吹奏楽曲集はそんななかでも実は隠れた名演です。
    爆演好きや、技術・機能重視の方には全く、絶対に合わないでしょう。
    しかし逆にホルストが好きで、なおかつ『フェネルの演奏にはっきりとした違和感を持っている人』にはぜひ聴いてほしい演奏です。
    微笑ましいのはイモージェンが決して譜面どおりにやっていないこと。
    そしてその小さな変更はジェイコブのオーケストラ編曲にも反映されていることですね。

    過去には第1組曲と第2組曲だけが東芝から《吹奏楽名曲集》の形でCDが出てたのですが、それも長らく廃盤に、、、
    ですから今回LP時代の内容全部がCD化され嬉しい限りです。
    この名演はぜひ聴いてほしいなぁ。

    もちろんこのセットには大切な曲で漏れている曲も多いですが、贅沢言っちゃぁいけませんね。
    ChandosやHyperionのCDでこの6CDの曲を揃えようと思えばこの何倍になるやら。。。
    ま、希望としてはChandosにグレインジャーのときのような廉価BOXセットを出してほしいのですが(笑)

    評価は選曲、企画も含めて☆4つに「よくやった」の+1で5つです。
    冷静に評価すれば
    CD1:5、CD2:4.5
    合唱作品についてはバッコーリアン・シンガーズのものはおおむね☆3つで、他は☆4です(バッコーリアン・シンガーズ、ダメな訳ではないのですが多少聴き劣りするということです)。
    CD5と6は☆5つ
    特に「放浪学者」はベッドフォード以下の熱演は楽しさ満点ですね。
    ブリトゥン時代のオールドバラ・フェスティヴァルってこんな雰囲気だったのかと勝手に想像してしまいます(笑)
    「ボアーズヘッドにて」もアサートンの真摯な伴奏と芸達者な歌手たちで楽しめますね。
    これを聴くとホルストは決して「惑星」だけの作曲家ではないし、むしろ「惑星」がホルストの作品中異質なものであることがわかると思います。
    これからホルストを聴こうという人には素晴らしい福音ではないでしょうか。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/22

    ボスコフスキーがコンマスを務めていた時代のVPOと絶頂期のベームとのこんなに美味しいライヴが一枚に収まってるのが不思議なくらいのDVDです(笑)だってR.シュトラウスで1枚、ベートーヴェン、モーツァルトで1枚でも不思議はないでしょう。。。で、これが一枚に入っているだけでも凄いのですが、演奏はどれも超弩級です!!「英雄の生涯」「死と浄化」は息を呑む名演です!!黄金時代のVPOがどれほど上手かったか!!それを映像で観ることができるのが本当に嬉しいです!私は特に「英雄の生涯」が気に入りました!全く別の曲にさえ聴こえます!ベームもVPOも燃焼度が違いますし、とくに「英雄の戦場」から以降はもう尋常ではないノリに息苦しくさえなりました。聴衆が演奏を始めようとしたベームに拍手を止めない気持ちが分かりました(笑)「死と浄化」も圧倒的名演です!神々しいとはこういうことかと実感させてくれます。とにかく説得力が異次元ですね。またベートーヴェンの7番はベームらしい燃焼度の高いこれまた名演です。1→4楽章へと煽ってゆくあたりはNHKから出ているブラームスのライヴとかと同じですね。最近のVPOとは全く違う、王者のような風格はベームが振っているからだけではないでしょう!とにかく素晴らしすぎます!!

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/22

    ホーレンシュタインの指揮はR.シュトラウスを一枚持っているだけでしたが(「死と浄化」は良い演奏ですね)、今回マーラーの9番と一緒にこのDVDを購入しました。演奏は素晴らしいの一言ですね!ホーレンシュタインが厳しい指揮者だったことは有名ですが、それを彷彿とさせる緊張感に満ちたそれは素晴らしい演奏です。また当時の、この世代の指揮者の中では文句なしに【即物的な】指揮者だったんでしょう。映像の古さと(当時としては)モダンにさえ感じる即物的演奏はこの指揮者の只者ではないスケール感を物語っているようにも思えます。最近の凝ったカメラワークから見ると恐ろしく単調で、しかも画質も悪いですが(特に全景を映すひいた映像は悲しくなるほど悪いです)、動くホーレンシュタインが見ることのでき、演奏も素晴らしいので画質が悪くても☆5つです(笑)

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/25

    エルガー狙いで買いました。もう本当に名演です!!!この格調の高さ!!冒頭の潤い豊かな弦だけでも一聴の価値があると思います。各変奏の丁寧な書き分けなどはそん所そこらの指揮者には出来ない芸当ですね。もうあっという間に終わってしまいます。コピーにある【エルガーは、一部のパートをオルガンで演奏するという珍しいヴァージョンで、こちらも興味深いものです】はどうでしょうか?「そのような部分はない」と感じましたが。ただひょっとしたら終曲の”EDU”でオルガンパートが剥き出しになるところを指して言っているのかもしれません(スコアを見た訳ではないのですが)。確かに一般の演奏に比べて(ホールと元の録音のせいでもあるでしょうが)オルガンパートがくっきり出てくるのでそういうコメントになったのかもしれません。しかし【一部パートをオルガンで・・・】というものではないと思います。メインのブラームスも名演で、オケもノリノリですが、エルガーの出来の凄さには一歩及ばず、が個人的感想です。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/25

    「富める人とラザロ」が大好きで、エルガーで素晴らしい名演を聴かせたトムソンが振っているとなると聴きたくて仕方なくポチっとしました。演奏はどれも想像を超えた素晴らしいものでした。もうとにかく美しい!!そして何と暖かいことか!!慈しむように一音一音紡いでいくのはエルガーと同じです!ノーフォーク狂詩曲の雄大なスケール感は聴いていて本当に気持ちが良いです。もちろん「トーマス・タリス」他の曲も名演揃いです。イギリス音楽のファンで、まだご存知でない人にはぜひお勧めしたい一枚です!ちなみに「富める人とラザロ」は私にとってはこの曲の文句なしの究極の一枚ともいえる名演です!!

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     2011/05/25

    文句なしに面白いです。が、人によっては『ふざけすぎ』と思うかもしれません。とにかく冒頭プロムナードから驚きです。あまりネタバレは歓迎されないと思うのですがTotal Timeが44分ということは・・・です(テンポが遅くないのにこのTimeと言うことは?!。。。なのですww)。でもそのうち慣れてくるから面白いです(笑)編曲はよく出来ていますが中でも各プロムナード、『古い城』『殻を付けた雛の踊り』『リモージュの市場』『カタコンベ』は出色だと思います(これは好き好きです)。面白いですよ!で、『キエフ』で壮大なクライマックスを期待すると肩透かしを食らいます(笑)でもこれが結構病みつきになりました。いつも聴こうとは思いませんが、友人が来た時の話題つくりにはスラトキンの「15人の展覧会の絵」と並ぶ一枚です。アレンジものに寛容な友達となら文句なしに盛り上がれると思います。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/27

    面白い曲だと思います。現役盤では唯一のようですので曲を知るにはこのCDしかありません。演奏ですが、ライヴで録音はよくないです。そして第1部前奏曲はコンサートらしく全くエンジンがかかっておらず、オケはアマオケのような響きでかなり幻滅したのが正直なところです。まぁしばらくすると徐々にエンジンがかかってきたのかあまり気にならなくはなりますが、それでも上手くはなりません(笑)曲の面白さはそれなりに感じることもできますが、あくまでもこの作品のアウトラインを掴む程度しかないように思います。
    出来ることならChandosの一連のシリーズのクォリティで聴きたいです。なお『ローマ三部作』や『ベルキス』『教会のステンドグラス』のようなエキゾチックなクライマックスを期待すると肩透かしを食らいます(念のため)。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/26

    いいのかなぁ、こんな価格で買っても。。。と言うほどコストパフォーマンス度満点です!演奏も良心的で大満足です。特に有名曲の同曲異版がかなり網羅されているのは嬉しい限り!!これらの聴き比べだけでも楽しめます!『オーストラリアのアイヴズ』を存分に堪能できますが、同時に実験的な面ばかりではなく、民謡採集と編曲に意欲を燃やした音楽家の情熱も収録されているように思います(笑)グレインジャーに興味のある方には一押しのアルバムです!そして気に入った方にはぜひ”Salute to Grainger”https://www.hmv.co.jp/product/detail/3909302をぜひ聴いてほしいです。素晴しい演奏がてんこ盛りです。ヒコックスも十分に素晴らしいですが、ブリトゥンとベッドフォードの前では脱帽せざるを得なかったですね。

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