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またたび度々 さんのレビュー一覧 

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     2010/08/29

    まず書類封筒サイズで荷物が送られて来たことにびっくり。開けてみると雑誌サイズの本体と雑誌風の表紙に再度びっくり。ぴらりと中身を一見してみたけど、広告の掲載あり、演奏者のインタビューあり・・・と伝記とは程遠い内容。まるで雑誌ショパンの別刊の様相。伝記の本としてはイマイチ。

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     2010/08/28

    C.H.グラウンの大作をS.クイケン/ラ・プティット・バンドの演奏、ハイペリオンの録音で聴けるのは大変にありがたいことです。オケはトゥッティーでもコンパクトな感じなので1パート1人くらいでの演奏でしょうか。合唱がとても綺麗で神々しい感じ。曲目との相性が良いと思います。

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     2010/08/28

    ポリーニは2年くらい前に2番のソナタを再録してますが、自分としてはこの録音の方が好きです。ポリーニは速い主題では激しく、凄まじいドラマを描いてますが、ゆっくりした主題部分ではたっぷりと歌いこみ、コントラストを見事に描いています。2番の第1楽章はシンフォニーを聴いているかのように思えてしまいます。1台のピアノがオーケストラに匹敵する音楽を描く瞬間が体験出来るCDだと思います。

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     2010/08/25

    これは貴重なCDが出たという感じです。ムファットのオルガン曲がこれだけまとまって収録されているのは珍しいことです。オルガンは3種類を使用し曲によって使い分けています。国内盤の解説や帯を見ているわけではないので、どのような理由で使い分けているのかは現時点では詳細不明ですが、音色や楽器規模などの違いは聴き分けができます。曲目はトッカータを中心にカンツォーナ、リチェルカーレ、カプリッチョーの4種が収録されてますが、面白いのはトッカータの調性と同じ調性のカンツォーナ、リチェルカーレ、カプリッチョーの何れか、あるいは全部で3種の曲をまとめて並べていることです(トッカータニ長調の次のトラックにカンツォーナニ長調、その次にリチェルカーレニ長調と言う具合)。バロック時代初期の作品群ですが、トッカータに限っても華やかな曲や静寂で厳かな曲があったり、ケルル風のカンツォーナがあったりと多彩です。当時のオルガンの技巧や機能を追及した結果なのかもしれません。録音は高域を中心にクリアな響きを再現していますが、残響も程よく入っているのでオンマイク過ぎることはありません。もっと中低域も含めてパワフルな響きを追求される方には合わないかもしれません。また曲によっては再生システムとの相性の関係でうるさ過ぎて疲れるというケースも発生するかもしれません。このような録音面のマイナスを考慮しても初期バロックの鍵盤音楽ファンの方には貴重な音源となることでしょう。バッハやブクスフーデのような派手さや重厚さはありませんが、オルガン音楽の奥深さを改めて再認識させられるCDです。

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     2010/08/19

    極めてエレガントな幻想。もうこれ以上はエレガントさを詰められないと言うほどまで突き詰められているように思う。第4楽章は金管楽器がなかなか健闘している。一方で、こうした特長が最も活かされているが第2楽章ではないかと思う。片思いの恋のはかなさ、それが終わった時の空虚感(ファンファーレとコーダ)といったようなものが感じられる。交響曲という芸術作品として聴くのはなく、あくまでも作曲家と恋人の物語として聴くと楽しいと思う。尚、第4楽章では従来通り反復は未実行。

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     2010/08/19

    オリジナルCDにシェエラザードの第4楽章を追加している。1曲目のボヴァンシチナ前奏曲は透明な響きが良い感じ。別名「モスクワ河の夜明け」と呼ばれることもある本曲だが、デュトワの演奏はまるで白銀の世界を描いているようだ。禿山も透明な演奏で、前半の金管の協奏部分では力強さがやや欠くものの、終結部の夜明けでは微細で美しい音楽が奏でられる。復活祭はまずまずの演奏。メインの展覧会の絵はデュトワらしい速めの演奏だが、やはり風格や壮大さには欠けてコンパクト過ぎの感は否めない。同じロシア物でも相性の良し悪しが楽曲によってはっきりしてしまっている。

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     2010/08/19

    サン=サーンスの3番はLP時代のデジタル録音ですが、デッカの優秀録音もあってあまりハンディーを感じさせないです。デュトワは第1楽章1部で速めのテンポを採っています。第1主題部では提示部でオケを抑え、再現部でエネルギーを爆発させるように演奏してます。第2主題が提示部では思いっきり歌われますが、再現部はさらりですから、第1楽章1部はハ短調の暗の方向に向う事を強調していると言えます。第1楽章2部はオルガンの低音支えられて荒廃的な音楽が展開されます。終盤での管楽器吹奏部分は幻想的です。第2楽章1部では再び速めのテンポで運ばれるようになり緊張感が戻ってきます。トリオ部分ではピアノが軽やかに舞い、緊張感が幾分ほぐれる感じです。2部への移行部分は静寂で雄大さを感じます。2部でのオルガンの出だしは本当に鮮烈。続くピアノの連奏部分は、もうこの世のものではないと思えるような世界が広がります。最後は速めのテンポで劇的に閉じられます。デュトワは全体的に流れるような運びで、この交響曲を捉えています。また、緊張感が増すような部分でも響き自体は南国的な暖かさを保ってますが、これはモントリオール響の特徴なのかもしれません。対照的なプーランクのオルガン協奏曲ではオルガンの低音が見事に収録されてますが、緊迫感には少し欠く演奏になってます。オルガン協奏曲は良否が分かれるのではないでしょうか。

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     2010/08/18

    第1、第2のラメンテーションと第3のラメンテーションでは録音時期、録音会場ともに違っている。また第1のラメンテーションがソプラノ独唱、第2のラメンテーションがソプラノとコントラルトの2重唱、第3のラメンテーションがコントラルトの独唱で歌われている。第1、第2のラメンテーションではソプラノがなかなか美しい印象だが、ソプラノ重視の感が否めなく、そのためマイク設定が遠めになってしまっている。結果、ソプラノと伴奏のオケとのバランスが崩れて、オケが小さ気味な音量になって聴き取り難い。その点、第3のラメンテーションはコントラルトとオケのバランスも良く、オケの伴奏もはっきりと聴き取る事が出来るようになっている。とは言えヨンメッリのラメンテーションがこれだけのクオリティーで聴けるディスクはないので、古楽愛好家には必要なアイテムかもしれない。

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     2010/08/18

    父スカルラッティーは比較的、小規模なオラトリオから標準的な規模のオラトリオまで作曲しているようだ。本作は全曲演奏に約67分を要している。ビオンディーと言うと刺激的で爆走の演奏を想像してしまうが、当盤では録音時期が90年代前半と言う事で、それ程刺激的な演奏はしていない。1曲目のシンフォニアにもそうした点が現れている感じがする。また、アリア、レチタティーヴォに関係なく、じっくり歌う部分ではしっとりとした演奏を聴かせる。速いテンポの曲では、後年のビオンディーを想像させるような直線的で快調な演奏している部分も多々あるが、あくまでテンポが速い感じがするだけで刺激的なアンサンブルの弾き方はしていない。若きビオンディーの姿が聴ける1枚なのかもしれない。

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     2010/08/18

    父スカルラッティーには何曲のオラトリオが存在するのか、全く不明で情報も殆どない。当盤の作は全曲の演奏でおよそ1時間27分ほどを要する力作のようである。HMF盤と言う事で録音に期待したが、その期待に見事に答えてくれているように思われる。オケ、指揮者ともに情報不足で詳細や経歴は不明だが、ゆったりと風格をも漂わせる演奏には好感が持てる。歌手陣も良好のようである。尚、当作には合唱が登場しないようである。

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     2010/08/18

    HMFらしい程よい残響で空間に広がる歌声が美しい。タリスのミサはキリエがないのか、あるいは未収録なのかは分からない。また、ミサ曲の各部分の間には、バードのグラドゥアリア1の各曲が挿入されているので、ミサ曲のみを聴こうと思うと、リモコンでのトラックを余儀なくされる(バードの曲も同様)。ミサのもとなった聖歌も収録されている。

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     2010/08/15

    一応、小学生高学年以上が対象の本ですが、「ワルツ王の知られざる生涯」には書かれていない逸話や兄弟とのやり取りなど、ヨハン・シュトラウスUに関する書物が少ない現状では本書も貴重な情報源になっています。シュトラウス管弦楽団の立ち上げに関しては前述の書籍とは違う見解が示されてますが、子供向け書籍である点を考慮すれば、その点も理解出来るでしょう。ヨハン・シュトラウスUの生涯に興味のある方には、とりあえず彼の生涯を浅く、幅広く概観できる書としてお薦めできます。

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     2010/08/15

    ドヴォ・コン、エルガーの協奏曲共に別々に発売されていたものを抜き出して1枚にまとめたCDです。ドヴォ・コンではかなり遅めのテンポで全体を運んでいます。第1楽章はオケの提示部も含めて雄大な演奏になってます。マイスキーは速く弾くパッセージでは充分に速度感を持って弾いているので、だれる事はないのですが、流石に第1楽章の終わりは力強く結ばれるだけに、もう少しテンポを速くして曲自体の終結に輝きを与えて欲しいと思いました(ちょっと渋過ぎる終わり方をしています)。第3楽章は流れもスムーズになって良い感じです。コーダ直前にチェロがぐーっと余韻深く弾く部分は、正にマイスキーの真骨頂でしょう。続くコーダではバーンスタインがテンポを極端に煽りますが、ここはもう少しゆっくりと風格を漂わせて欲しかったです。
    エルガーは概ね良好な演奏。息の長い旋律が多いこの曲ではマイスキーの特徴が大きく生かされているように思いました。第2楽章はちょっと速めで、もう少し表情が欲しい気もします。第4楽章の後半にあるオケが活躍する部分では、シノーポリのセンスのない指揮に物足りなさを感じました。シノーポリは交響曲も2曲とも録音してますが、この部分を聴く限り、彼のエルガーは今ひとつと思えてしまいます。デジタル時代のエルガーは、やはりプレヴィンかハイティンクでしょうか?

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     2010/08/15

    晩年のバーンスタインは語り口が大きくなり、劇的な表現も極値に至っていると感じてますが、このCDもそのような1枚でしょう。第2楽章の極端に遅いテンポは前代未聞。当時の雑誌の評価では「音楽を聴きながら音符を写し取れる」なんて冗談めいたものもあったくらいです。大きくうねる訳ではありませんが、堂々たるインテンポは緩徐楽章としての存在感を大きくしている事は間違いないのではないかと思います。正に最後の1打まで真剣勝負という感じです。反面、第3楽章は速めのテンポままで、遅い第4楽章の第1主題にブリッヂするですから、緩急の差は凄いですが、意外とあっさり接続されいて、カラヤンとは様子が大分違っています。第1主題が再現されて何度も繰り返す部分は速く、ffの再現部分の手前で失速するようにテンポが落ちるところは、はらはらどきどきものです。第2主題の再現部は極度なくらいまで劇的な表現を徹底しています。これほどドラマティックなシベ2は他には聴いたとはありません。

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     2010/08/15

    この交響曲の調性はヘ長調で田園と同一ですが、内容的には田園とは似ても似つかないものです。曲が進むにつれて悲愴感がどんどん増していくからです。バーンスタインはこうした特長を見事に表現していると思います。第1楽章の第2主題の再現部での歌い方は、曲の行く末を理解した上での解釈だと感じます。モットー主題が注目されるこの3番ですが、バーンスタインはモットー主題以外の楽しみも味あわせてくれます。第3楽章のチェロの主題が歌われた時には、もはや決定打を投込まれたようで、終楽章のコーダ前までは正に地獄絵図のような世界です。この録音より数年後に録音される事になるジュリーニ/VPOの演奏も全体的ゆっくりした運びですが、バーンスタインの方はそれを上回っていて解釈の奥深さが感じられます。録音もこちらの方が好きです。ハイドン・バリエーションはジュリーニとほぼ同じ運びですが、交響曲での悲痛さが強い分、最後に高らかと再現されるテーマ主題が、より効果的に響いているように思えます。両曲とも本当に素晴らしい演奏です。録音日付も4曲のなかで最も古い3番ですが、そのハンディーを感じる事はありません。

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