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eroicka さんのレビュー一覧 

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/17

    ジネット・ヌヴーやカンテルリ同様、ウィリアム・カペルもまた50年代に頻発した航空機事故の犠牲となり夭折したピアニストだが、彼の残した音源の大半がここに収められている。セッション録音のほか死の直前のオーストラリアツアーの録音も含まれ、こうした知る人ぞ知る貴重な音源を廉価で提供するレーベルの心意気を買いたい。派手な技巧派とみせて実は繊細な陰影に富んだ演奏が味わい深く、どことなくクライバーンを彷彿とさせる。ブラームスの協奏曲1番(ミトロプーロス)をはじめ、ラフマニノフ2、3番(バーンスタイン、マクミラン)、プロコフィエフ3番(ストコフスキー)などの協奏曲ライブ盤とか、マリア・シュターダーとのシューベルトの歌曲の伴奏盤など、名盤の数々がほかにもあるが、廃盤になっているものが多いのが残念だ。WesthillやDocumentあたりからまとめて発売されないものか。忘却されるのはあまりに惜しい。

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     2013/05/16

    懐かしの晩年のカラヤンらしいゴージャスでテンポの遅い演奏。若いころのモノラル時代の颯爽たる演奏とはもはや一線を画している。最後の来日公演でも取り上げていたなあ。料理に譬えて恐縮だが、脂肪分の多い神戸牛や松阪牛の厚い高級ステーキみたいな雰囲気で、とろける舌触りに豪華さにお腹いっぱいになるといった趣。ただ、モーツアルト演奏としては、やはり若いころの方が正解で、これは巨匠カラヤンを聴くための1枚だといわねばならない。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/16

    かつては定番だったヘブラーのモーツアルトのピアノ協奏曲や独奏曲全集(?)だが、フィリップスのレコード部門が傾き吸収されてからは、長い間中古屋も含めて店頭で見ることはなくなっただけにこのセットは朗報だ。比較的手に入りやすいシェリングとのヴァイオリンソナタ集や「鱒」も入っているだけに、量が多く、いささか値が張るのが難点だ。60〜70年代のモーツアルト演奏の典型ともいえる安定した技巧と軽やかさ、穏健で温和な表現は、今となってはむしろ心置きなく安心して聴ける。リリー・クラウスやハスキル、アニー・フィッシャーのような明確な個性は薄いように感じ、若い時分は何とも退屈に思えたものだが、手に入らなくなってから無性に聴きたくなるもので、今こうして再会して有難味がわかるというものだ。ジュノームや10番台の協奏曲、20番台なら21番や26番あたりが印象に残った。ソナタ全集も後年のデノンへの録音の方がテンポに余裕が出て巨匠的になり価値は高いが、旧録音の端正さも捨てがたい。シューベルトは、リヒテルやルプー、アファナシェフを聴くと意識させられる短命や死というキーワードには遠い明るい牧歌的な(悪く言えば能天気な)演奏だが、これはこれで、ケンプなどの録音同様、長く親しまれてよいとは思う。このBOXを機にネット配信も含めて市場から姿を消すことのないよう祈りたい。

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     2013/05/16

    吉田秀和翁が激賞しているソロモンだが、高いテクニックを持ちながらも地味な演奏家と見られがちな印象がある。しかし、この廉価盤を取り出してみて澄んだ音色とタッチの美しさ、清廉で理知的な解釈と高いテクニックに改めて感銘を受けた。「SOLOMON EMI recordings」という7枚組BOXセットが本家から出ており、半分以上音源がダブるが、そこには収録されていないクーベリックと共演したブラームスのピアノ協奏曲第一番やショパンの独奏曲などが廉価で聴けるというのは最大の収穫だ。TestamentレーベルなどからCDになっているが、音質はやや落ちるとしてもこの安さには敵わない。この2つのセットはソロモンというピアニストの芸術をしのぶには不可欠だといえよう。

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     2013/05/14

    オリジナルジャケットでの発売。50分以上のおそいテンポで、硬質なソロと壮大な
    響きのオケがぶつかり合う趣は、ギレリスとヨッフムの有名なレコードに少し似ている。ワイセンベルクは幾分ジュリーニとは違和感があるのだが、マエストロの遅く巨大なテンポに付き合い、華麗なテクニックとクールな情念でガチンコ横綱相撲を繰り広げる。第一楽章の中間部は特に聴きもので、興奮のあまり、ジュリーニが第一楽章のクライマックスでうなり声を上げるほどだ。70年代のEMI録音は幾分ひずみが目立つのが難点だが、改善されたのだろうか。ムーティーとも共演した音源がフランスEMIから出たセットに入っていたはずで、それもぜひCDにしてほしい。

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     2013/05/12

    海賊盤CD、初出の正規盤CD、そしてHQCDと聴いてきたが、今では決してお目にかかることのないような巨匠時代ならではの神々しいライヴだ。完璧な響きだの解釈だのと説明的な評はこの演奏の前ではもはや無力だ。ミケランジェロかミケランジェリかとすら言いたくなるほどの芸術家としての大きさを感じる。当時、対抗できたのはホロヴィッツかポリーニぐらいだろう。特にラヴェルの夜のガスパールは圧巻だ。生で聴いたら一生忘れられないだろう。HQCDになり生々しい音質も磨きがかかり、素晴らしい。その後も来日したが、ピアノが不調だと言って演奏会を全部キャンセルしたり、奇行が話題になった巨匠だが、カルロス・クライバー同様、その完璧主義ゆえに、多くの人々がライヴに接する機会が少なかったのは悔やまれる。埋もれた放送録音の発掘が待たれる。

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     2013/05/08

    シューリヒトの晩年の傑作が、コンパクトな箱でこの値段で手に入るのがありがたい。シューリヒトとしては、いずれも端正でストレートな演奏ばかりで、ベートーヴェンのフランス風の響きや、ブルックナーは枯れた味わいが独特の魅力を醸し出す。安いうちにどうそ。

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     2013/05/07

    ラヴェルは数多いほかの盤を差し置いても首位に持って来たくなるほどの名演奏。研ぎ澄まされた感覚美にテクニック、特に第2楽章はピアノの美の極致だ。ラフマニノフも地味目な曲をダイナミックに描きあげ、飽きさせない。指揮者は必ずしも有名ではないが、健闘しており、大きく貢献している。

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     2013/05/06

    リヒタハーザは録音が多くなく、このPhilips音源のセットの他、EMIのベートーヴェンの協奏曲・ソナタBOXのほか、EMIのカラヤンBOXに入ったブラームスのピアノ協奏曲第2番ぐらいしかない。他にダナコードからブラームスの第一番とベートーヴェンの皇帝も出ていたが、廃盤のようで、興味のある人には早めの入手をお勧めしたい。

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     2013/05/06

    朝比奈翁には、95年のライヴ盤もあるが、ブルックナーのような、あるいは、水墨画のような感じの演奏。マーラーの内的葛藤よりも漢詩の世界に忠実な感じは通底している。日本人を起用した点で、独唱が今一つなのはやむを得ないし、オケの技量も物足りないが、ユニークな大地の歌ではある。

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     2013/05/06

    まだ還暦前のベートーヴェン。この時期の演奏は後年に比べテンポはさほど遅くなく、端正な造形だが、若々しい精力やライヴらしい高揚感もある。昔の日本のホールでの録音だし、大フィルもこの当時はあまり巧くないが、貴重な音源であることには変わりない。

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     2013/05/04

    カラヤンのワーグナーといえばEMIへの管弦楽曲や歌劇楽劇の全曲が代表的だが、この晩年の異色のライヴには、大学生時代だったかただただ圧倒された思い出がある。響きの耽美性やスタイリシッュさは薄れたが、独特の進化をとげ、凄みが感じられるほど濃縮されたカラヤン美学が詰まった1枚だ。ウィーンフィルらしさが薄れだした頃の録音ではあるが、ベルリンフィルと違った響きがカラヤンの晩年の境地を演出している。こうした超名盤を毎月のように楽しめたあのころはクラシック音楽の黄金時代だったのかも知れない。

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     2013/05/02

    有名なカラヤンとのラフマニノフから、ブラームスやモーツアルトなど珍しいものまで多彩なものが入っている。特にユニークなのはブラームスのピアノ協奏曲第一番。ジュリーニのおそいテン相撲ポに付き合い、華麗なテクニックと冷めたパッションえdガチンコで横綱相撲を繰り広げる。興奮のあまり、ジュリーニが第一楽章のクライマックスでうなり声を上げるほどだ。ムーティーとも共演した音源がEMIにあったはずで、それも収録してほしかった。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/02

    村上春樹先生の小説で俄かに人気が出た名盤。いうまでもなく、巡礼の年の名盤といえば、まずスタンダードとして挙げられるものだ。ベルマンはテクニカル面だけでなく作品をまとまりある一種小説めいたものとしてとらえているのが感じられる。録音もDGの黄金期のもので完成度は高い。おそらく「多崎つくる」の若い読者はこのCDを今まで聴いたことのない方々が多かろう。いきなりこの長いリストの曲集に挑戦するのは難しく、結局はBGMになってしまうのだろうが、こうした懐かしい名盤が脚光を浴びるのはよいことだ。発売当時は高校生ぐらいでLPが高くて手が出ず、FMで流れた有名曲を録音したりして楽しみ、全曲通して聴いたのは二十歳過ぎだったが。このLPが出た当時村上先生も作家として駆け出し前後だったろう。青春時代、同じ時代の空気を吸っていたものとして、どんな思い出があるのか知ってみたいような気はする。

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     2013/05/02

    ヒストリカルマニアには知れた異色のコンビの音源だが、いずれもすさまじい演奏だ。超快速で豪快に飛ばすブラームスのピアノ協奏曲第1番は35年のトスカニーニとのライヴに比べ音が生々しいが第一楽章の肝心がところで大きな欠落があるのが惜しまれる。M&A盤やmemories盤ではトスカニーニの録音を繋いで補っているのだが。チャイコフスキーは40年代後半のライヴの割には音質がさえないのもまた惜しい。いすれもマニア必携だが、難もあり、一般には勧めにくいアイテムだ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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