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Stuemper さんのレビュー一覧 

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     2012/01/04

    集めにも集めたり。超一級の名演は少ないけれど記録としての価値ははかりしれない。ブックレットも文庫本一冊に匹敵する分量。ターリヒの1934年の『大地の歌』の一部なども入っている。指揮者別のディスクではドラティの演奏が最も優れていると思われた。最後の一枚もすごい。1942年のフルトヴェングラーによる『トリスタン』前奏曲と愛の死、1949年のカラヤンによるシベリウスの5番第3楽章などの演奏には圧倒される。

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     2011/11/13

    この人のペダルの使い方がシューベルトにはぴったり。オクターヴが多いシューベルトの音楽にはルプーの響きの豊かさを目指した演奏が見事にところを得ている。長年即興曲のこの人の演奏を愛聴してきたが、このソナタ集も大切な一組になりそうだ。4枚目の最後のソナタとそれと組み合わされたD664の演奏など、ひたすら内向していくルプーの美質が最大限に活かされていて見事というほかない。彼がまだ50代の頃にトーンハレでベートーヴェンの4番の協奏曲を聴いたが、寡黙な人のほほえみとでも形容できるような素晴らしい演奏だったことを思い出す。

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     2011/09/19

    追悼。

    ザンデルリンク、ベルリンにて98歳にて死去。
    筆者が実演で聴いた最後の「巨匠」の一人だった。追悼のための一枚として相応しいのは、遅いテンポでじっくりと歌い上げたこのラフマニノフか、ショスタコーヴィチの15番だろうか(いずれもベルリン・フィルとも演奏し、後者は録音が市販されている)。大往生とはいえ、一つの時代が終わった。合掌。

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     2011/04/18

    このディスクはもともと2枚組で、ラマルティーヌの詩の朗読とピアノ演奏と交互に入って構成されていた。ミュラノという演奏家もそれで初めて知ったが、演奏はもちろん文句ないとしても、朗読が割愛されているのはいただけない。オリジナルな形に戻すべきだ。

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     2011/04/15

    演奏も選曲もともにすばらしい。最後がホルンのオブリガートの付いた「深紅の花びらは眠りにつき」(この邦題訳なかなか詩的でいい)で静かに終わるのもいい。ホルン伴奏のブリテンの歌曲と言えば「セレナーデ」だが、こちらも短いけれど本当に美しい曲。ゴヴァンの声は「イリュミナシオン」の冒頭でかなり重々しく入るので、あれと思ったが、それも含めてテクストの読みが深い。「イリュミナシオン」の名演が一つ付け加わった。弦楽アンサンブルもうまい。

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     2011/04/02

    マールボロ音楽祭40周年のシリーズ。このセレナーデは本当に素晴らしい。録音も1960年代とは思えないほどあざやかだ。個々の弦楽器がとても生々しい響きを立て、ときに艶っぽく、それがいかにもシェーンベルクに相応しい。ギターやマンドリンなども、これほど効果的に聞こえてくる演奏は稀のように思える。それに何と言ってもクラリネットのハロルド・ライト。実にうまい。この人の持っている音色の多彩さには唸らされる。室内交響曲の方も各奏者の能力の高さが実感できる模範的演奏で、指揮者なしでこれだけの緊張感を実現しているのは立派だ(この作品についてはもう少し頽廃的な匂いが感じられるということはないのだが)。

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     2011/02/20

    シューベルトやメンデルスゾーンなどのロマン派の音楽を、各声部が機敏な自発性をもって歌い上げる柔軟さがこのアンサンブルにはある。作品に対する愛情が伝わってくる演奏であることが、何よりも好ましい。メンデルスゾーンは声楽を含む作品において最もよく「深化」した音楽を書き得たと思うが、この素晴らしい演奏はそのことをあらためて気づかせてくれる。

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     2011/02/18

    プーレやベルノール、コセ、イヴァルディといった名手を揃えての録音で、演奏は悪かろう筈がない。曲としてはフランセの二つのトリオの方が面白いけれど、オーリックも悪くない。いつもプーランクばかりではという方には気分転換になるのでは。

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     2011/01/27

    ロシア語のことは分からないので言葉が正確に歌われているかは判断できないが、中ではショスタコーヴィチの「諷刺集」がなかなかの力演で、ヴィニョールズのピアノも雄弁だ。最後をブリテンのThe Poet’s Echoで締めるところも味わい深い。チャイコフスキー、ラフマニノフの系統とは別のロシア(語)歌曲の系譜の奥深さに触れる一枚。

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     2011/01/26

    シューマンの「献呈」で始まるのは常套としても、その後に「薔薇よ、薔薇よ」を持ってきて聴衆をぐっと引き込む。因みに薔薇の花はシュトラウスのDas Rosenband、アンコールの野バラと要所要所で出て来るモチーフ。オジェーが類い稀な知性的な歌い手であったことがこの巧みなプログラミングからもうかがえる。楽譜の枠を踏み越えることも辞さずに語りの性格を入れたり、一曲ごとに音のパレットが違い、しかもライヴであることを忘れさせるほど声が安定していて、彼女ののこした歌を堪能できる。本当に素晴らしい歌い手だった。

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     2010/11/29

    レーガーはあまり録音がないので貴重。ただ、録音は車の中やヘッドホンなどで近接した形で聴くと、フルートのシャーリングが目立ち、ちょっと聴きづらい。デボストも年取ったなあという感慨を抱いたが、普通にスピーカーで聴くと、これがなかなかいい感じ。ジャケット写真の雰囲気みたく天気の良い休日にくつろいで聴くといいかも。

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     2010/11/18

    今後この作品の基準となりそうな素晴らしい演奏だと思う。別の方も書いておられるブール盤など他にも美しい演奏はあるが、ベルリン・フィルが実にやわらかい、いい音を出しているし、指揮者の共感がよく伝わってきて感動的。それに独唱者たちが凄い。ライブ映像も観たが、演奏会形式にも関わらず実に表情豊かなパフォーマンスが展開され、例の猫の二重唱なども含めて、最後まで飽きない。

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     2010/11/10

    企画の勝利、それに演奏の勝利というべきでしょう。パドモアはもちろんうまいけれど、グリットンも巧みな語り口で聴かせます。こうして集めて聴いてみると、ブリテンが深い知性を持った類のない20世紀の音楽家だったことにあらためて感歎しました。ミケランジェロのソネットなど、ピアーズの録音もあったかと思うけれど、それと比肩できる素晴らしい演奏内容だと思います。

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     2010/11/01

    当日のプログラムをそのまま収録したのは良かった。クーベリックの2種類目となる『大地の歌』は確かに貴重で、オーボエを始め、独特のウィーンの音色に聴き惚れる。だが、それ以上にありがたいのはサブのシューベルト。評者は同じ演奏者によるEMIのセッション録音をレコード時代に愛聴していたが(併収は『未完成』で、こちらは不完全燃焼の演奏だった)、このライブも基本線は同じ。ともかく、当時のウィーン・フィルの自発的な音楽づくり、その陶酔的な愉悦感は、他に代え難いもの。昔のウィーン・フィルが好きな人なら絶対に聴くべき演奏。

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     2010/09/20

    録音の善し悪しは措くとして、演奏は悪くないと思う。何よりもオケが水際立って、うまい。特に木管などのソロは理想的といってもいいほど。ファゴットなど、2つの協奏曲ともに、今まで聞いたことがないような歌い回しで、聴かせる。『鏡』にはたしかにもっと神秘的な響きが聴きたいところもあるが(特に「鐘の谷」など)、これはこれで私は楽しんだ。

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