トップ > My ページ > ゆっきー さんのレビュー一覧

ゆっきー さんのレビュー一覧 

検索結果:63件中31件から45件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/21

    交響曲第2番が同曲のベストCDといえるほどの出来。1872年版も1873年版も両方いい。以下は1872年版についての感想。テンポは速すぎず遅すぎずちょうどいい。ヴィブラートで始まる。冒頭の一音からはっきり聴こえるのはいいこと。録音も全体的にきれい。木管楽器同士の掛け合いになると、他の楽器の音量を絞り、より主題を奏する楽器を引き立たせる。効果抜群だ。第1楽章の終わりは丁寧そのもの。録音もきれい。続く第2楽章は、スケルツォ楽章。リピート部分もカットすることなくすべて繰り返す。1873年版との大きな違いだ。個人的にはリピートしない方が好きだが、アイヒホルン盤は美しく、ゆったりと聴いていられる。第3楽章、美しいアダージョが始まる。ここでも録音のきれいさが心に染み入る。リンツ・ブルックナー管弦楽団については細かく知らない。もちろんベルリン・フィルのような艶のある響きは期待できない。ただ、アイヒホルンのブルックナーを聴かされると、オケの技能などどのくらい必要なものかと思わされる。第4楽章、キリエエレイソンのテーマも2回省略せずにちゃんとやってくれる。アイヒホルン自身、真のブルオタある。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/21

    ヨッフム、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の一連のブルックナーは名盤がそろっている。亡き宇野功芳氏が当盤を交響曲第2番のベストCDに推していた。録音もよく聴きやすい。個人的には、4楽章キリエ・エレイソンのテーマの2回目の部分をカットしてしまっている部分がいただけない。2番はアイヒホルン盤(初稿の方)や最近ではボッシュ盤がいいように思う。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/21

    ポリーニでピアノソロ曲を購入したのは、30年ぐらい前に購入したベートーヴェンの30番、31番、32番が最後。完璧なタッチと認めながらも、音の強弱に幅があり多少聴きにくい。これが僕の持っているポリーニのイメージ。冷たい音。うまく言えないがピアノとは別の楽器を聴いているように思えることがある。きっとコンサートホールで実演に接するとものすごい演奏なんだと思う。
    年を取って若いころのようなシャープさがなくなってきたという評を目にした。まだそのようなポリーニに接したことがない。ただ自分にはその方が親しみを感じるかもしれない。当CDの演奏は極上。テクニック以上に人間ポリーニを聴いた気がした。ありがとう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/21

    評価云々の前に、これだけの技巧を持ち合わせているピアニストが今までどれだけいたのであろうか。月並みかつ単純な言葉で恐縮だが、「凄い」がこれほど当てはまる演奏家がほかにいるのかと思う。
    ショパンの夜想曲は自身大好きな楽曲。ポリーニのテクニックが光れば光るほど、この曲の持つ愛情、情熱、諦念といった趣からは離れて行ってしまう。難しい。ただこれはこれでよい。聴くものを黙らせる説得力がある。ショパンの夜想曲をまだあまり知らない人にはアルトゥール・ルービンシュタインのものを聴いてほしい。17番、18番はまさに諦めの境地だ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/20

    チェリビダッケの死後出回った数々の演奏記録はどれも水準が高い。内容もそうだが不思議と音の良いものが多い。レコーディングを頑なに拒否していたので、自分の演奏がどのような形で残っているのか気にしたことなどないと思うのだが。この点実に不思議だ。ただ、残響音は特に気にしていたようだ。音が消えるタイミングで次の楽器を鳴らすというようなことを・・・。それゆえに音の重なりで響きが濁ることもないし、ワンフレーズ、ワンフレーズが美しく響く。もっともっと評価されていい指揮者だ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/20

    芸術としては★3つ。好みでも★3つ。もう少しゆっくり演奏してほしい。それに元の録音がよくないのか、SACDの良さが生きていない。先生のロマンティックは何枚か持っているがそのうちの一枚がキャニオン盤。堂々たる演奏だった。1993年のものである。当盤が2000年の録音なのでそれから7年経っている。集大成ともいえるゆったりした演奏を予想していた。演奏タイムが全てではないがテンポがかなり速い。何か思うところがあったのだろうか。私のようなじじいにはついていけない。
    大阪への転勤を命じられ行った先が福島区だったのでシンフォニーホールへも何度か足を運んだ。音響面どうだったかな。あまり覚えていない。デッド気味のホールだとテンポが速くなることはよくあることなので。先生のブルックナーは好きだが、ロマンティックはやはりヴァントかなぁ。そしてキャニオン盤(通常CD)を聴きなおしたが、やはり演奏・録音ともにこちらの方が上である。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/19

    当CDに収録されている7番、8番のCDを持っている。それぞれ1960年、1958年の録音とは信じられない瑞々しい音。当時のCBSのレコーディング技術の高さを物語っている。そして何よりもセル&クリーブランドが凄まじい音楽を聴かせる。8番は最晩年の名盤とどちらがいいのかしら・・・。そのくらいこの演奏には勢いがあり、情熱を感じる。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/19

    以前、マーツァル&チェコ・フィルのドヴォルザーク「新世界より」を聴いたことがあるが、最後まで楽しむことが出来なかった。何度か聴けば印象が変わるかもしれないので、先入観をなくしいつの日か聴いてみようと思う。そしてこのマーラー。あれあれ全然は印象が違うぞ。人が変わったようだ。何か特徴的なことをしているというのではないのだが、曲の良さを素直に楽しむことが出来る。6楽章100分の長大曲ともなれば全体をまとめるのが難しいハズなのだが、最初から最後までダレることがない。エクストン・レーベルのマーラー、ひょっとしたら当たりが多いのかもしれない。チェコ・フィル最高。そしてマルチ・音源ありがたい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/19

    一言でいうなら、気づきにくい名盤ともいうべきか。晩年になるにつれ、トロトロのテンポになり、皆それを巨匠という。バーンスタインしかり、ベームしかり、ジュリーニもそうだ。この手の指揮者が実に数多い。そして私自身も嫌いじゃない。ノイマンのこの悲劇的も最晩年のレコーディング。同じような感じかなと思いながら聴くと裏切られる。うん、当初は裏切られたと思うのだ。実に小気味よく中盤まで進んでいく。さすがに4楽章はじっくり聴かせる感じだが、前3楽章はたんたんと音楽が流れてゆく。そうだ、これでよいのだ。全曲通して聴くにはこの手の演奏が一番疲れない。オケの響き録音は一級品だ。サラウンドでも聴ける。バーンスタイン、テンシュテットの新盤と並ぶ名盤かもしれない。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/17

    ブルックナーの大家であるチェリビダッケであるが、中でも交響曲第3番との相性が抜群である。まず出だしがはっきり聴こえる。当たり前のようでそうでもない。チェリビダッケや朝比奈(大フィル盤)を聴くとそのことを意識しているのが分かる。最初から安心して聴くことができるのだ。そして中間部、ここぞというところではいっそうゆっくりと音楽を進める。ベームでも同じような面があるがチェリの方がより徹底している。録音もきれい。このCDに関しては下手にSACD化する必要もなさそうだ。ただ、チェリの3番は1991年盤がいいですね。安っぽいジャケットで正規盤ではないのかな、昔秋葉原の電気ショップで売っていました。1991年盤がベストで、こちらは次点です。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/17

    一時期ボッシュのこの一枚が交響曲第2番のベストCDだと思っていた。ホールトーンが豊かであり、同曲の雰囲気にマッチしている。1872年版の使用もよい。緩徐楽章は第二楽章よりも第三楽章の方がよいに決まっている。初稿の第四楽章は中間部ちょっとヘンテコリンだが、それがまたよい。キリエ・エレイソンの主題も中間部と終わりと、きちんと二回顔を出している。これをカットしてしまう指揮者が多く理解に苦しむ。この一枚と朝比奈・都響、そしてアイヒホルン1872版が同曲のトップを争う。クルト・マズア、ライプチヒもいい。このくらいかな。宇野功芳が推していたヨッフム・ドレスデンは、終結部の方のキリエ・エレイソンをカットしてしまっており残念な一枚になっている。2番はマイナーな曲のわりに録音が多く、ブルックナー人気の高さがうかがえる。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/17

    この演奏はこれはこれで味がある。自分としては1972年のレコードアカデミー賞を受賞した勢いのある頃のものが好きだったが、最晩年のこの一枚、ノイマンの生き様を強く感じる。レコードタイムを比較していないが、遅くなったのではなかろうか。先を急ぐことなく、楽譜にある一音一音を鳴らすことにひたすら努める。ヒット狙いの基本的な打撃がそのままスタンドインした格好だ。チェコ・フィル上手いねぇ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/13

    このコンビの一連のマーラーの特色は皆が挙げるように録音の良さであろう。ただそれだけじゃない、サンフランシスコ響ってこんなに上手かったっけ? ティルソン・トーマスが同響のシェフを2020年限りで降りてしまったことが残念ではある。どれだけ鍛え上げたんだろう。それとも前任のブロムシュテットの産物なのか? もっといろいろ聴きたかった。この巨人は彼の評価が分かれる他のマーラーとは異なり、だれの耳にも心地よく響くであろう。これだけ上手くて録音もきれい。欠点を見つけるのが難しい。間違いなく★5つだ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/13

    最近思うのは、一二度聴いたぐらいでレビューを書いてしまってはだめだということ。ほとんど自分に言い聞かせている。自身の体調や耳の具合もあるし、オーディオの設定の問題もある。ディスクの特質もよく理解しなければならない。実際当盤を最初に聴いてダメだなと思った。音が小さく聴きづらいと感じた。ただそれは他の方のレビューにもある通り、当ディスクの音量レベルが低いのだ。単にボリュームを上げればよい(多少強弱が大きい気もするが)。また、バーンスタインを聴いた後ではなんともあっさりした演奏に聴こえるだろう。ところがレニーのこのコテコテの語り癖に疲れてくると、当盤が清々しく感じる。ティルソン・トーマス盤。まさにこんな演奏もあってよいのだ。しかも最近王道にすら思えてきた。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/13

    ベートーヴェンの交響曲第1番、4番についてはともにRCA盤でリリースされた北ドイツ放送響との名演がある。SACDであり音もよく何の不満もなかった。そして今回のProfil盤。私自身は、英雄と2つの序曲を目当てに購入した。広いベルリン・フィルハーモニーホールでの録音。本家BPOもレコーディングには苦労している(ように伺える)。多少響きがデッドなのだろうか。今回もこの点を心配していた。実際、今回のベルリン・ドイツ響とのものも音は良くなかった。が、そんなことを感じたのは最初だけだ。英雄もテンポが速く歌心に乏しいなどと感じたのは一瞬で、すぐさまヴァント劇場に引き込まれた。一音一音を大切にするのがこの指揮者の身上だろう、ブルックナーには特にそれが生きている。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:63件中31件から45件まで表示