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にゃおにゃお金 さんのレビュー一覧 

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     2016/10/31

    前作の「8勝2敗」に続けて読んだが、前作に輪をかけた凡書。
    「劣化する欧州で見た進化する日本」という惹句が全てを語っているが、とにかく「日本はスバラシイ」という結論ありきで欧州の悪い点をあげつらっているにもかかわらず、前作同様「日本のほうが優れている」根拠もデータも示せないので説得力が全く無い。「9勝1敗」と判定する根拠が何ら提示されないのはもちろんの事、「日本よりも100倍ひどい食品偽装」とか煽っておきながら、何をもって「100倍」ひどいと断ずるのか、具体的なデータも比較もまるで無し。無責任そのもの。ヨーロッパの都市が様々な問題点を抱えているのは(私自身も経験があるが)事実ではある。しかし、それに比べて日本が圧倒的(9勝1敗!)に勝っているとなぜ言えるのか。せいぜい同等レベルであろう。そんな楽園のような国がなぜ10万人当たりの自殺率が世界6位(2013年/OECD)なのか、「東京五輪「豊洲市場」等を巡る低レベルの問題が続出しているのか、年金の管理すらキチンと出来ないのか、こういう事象を川口氏はどうお考えなのだろうか。是非お聞きしたいところだ。自国の問題を直視せず、ただ自画自賛し続ける事が、本当に日本のためになるのだろうか。

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     2016/10/31

    著者の川口氏に問いたい。

    日本人の読者が、ドイツ人の書いた「住んでみた日本 8勝2敗でドイツの勝ち」という本を手にしたとする。ところが、中を読んでみると、「8勝2敗」と判定した根拠も示されていないし、そもそもそういう「作り」になっていない。表面的な分析や著者の主観的な感想ばかり並べ立てて、強引に「日本よりドイツの方が圧倒的に素晴らしい」という結論に持って行く。そんな内容の本を読んだら、「日本に長年住んだ経験がありながら、価値観や文化の違いも考慮せず、具体的なデータも裏付けも無しにドイツが日本より圧倒的に優位と断定するなんて失礼じゃないか」と憤るのが普通ではないか。ドイツ人全体に対する印象も一気に悪化するだろう。

    残念ながら、貴方の上梓したこの本はそういうレベルの本。ドイツ人がどういう感想を持つか訊いてみたい。他国を引き合いに出して日本の優位性を論ずるならば、相手の国がグウの音も出ないような強固な裏付け、具体的なデータや数値の比較・分析が不可欠な筈。本書にはそれがまるで無い。杜撰極まりない。書かれている内容がどうこうという以前の問題。ドイツ人に失礼。

    貴方は日本の現状をどれだけ理解した上で、日独間の比較をされているのか。
    劣悪な労働環境、基礎的財政収支の黒字化さえ覚束ないのに税金の無駄遣いは野放し状態のこの国が、ドイツより圧倒的優位に立っているとは少なくとも私には思えないが。日本には独自の良い点がある事は間違いない。ただそれは他国との浅薄な比較で伝えるような事柄では無いのではないか。

    内容の伴わないタイトル、結論ありきの薄っぺらな中身。「出版」は単なる「商売」と割り切っているのか、言論人としての矜持も責任感も無いのか。
    どうお考えなのですか。

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     2013/07/05

    「竜頭蛇尾」というのが正直な感想。中盤までは「オッ、これは中々の秀作かも」と期待させるのだが、とってつけたように明るく陳腐なエンディングには大いに興醒め(私の感受性の鈍さが原因なのか)。それに全体を通してオーケストラがガンガン鳴り過ぎなのも気になる。現代の日本における注目作で一聴に値する力作なのを認めるにやぶさかでは無いが、マーラーとかブルックナーとかの過去の大作曲家の作品に比肩し得る云々と言うのは正直褒めすぎでは無いか。

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     2013/03/25

    「ハッスル大王」ロジェヴェン先生と、「普通のオケ」に成り下がる?前の70年代前半のパリ管・・というこの上無い顔合わせによる、まさに「一期一会の奇蹟」とも思える名盤。精力的な指揮と、オケの明るく華やかな音色のバランスが最高。「スペイン奇想曲」や「禿山」の管楽器の音色の素晴らしさは秀逸の一言で、このコンビの録音が、この1枚だけで終わってしまったのが本当に惜しいと思わせる。もし「眠りの森の美女」とか「シンデレラ」とかをやってくれたら、とてつもない名演になったと思うのだが・・

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     2012/10/09

    パリ管の美音と美麗なジャケットに相当救われている感のある1枚。小澤の指揮は今一つ微温的。同時期にロジェストヴェンスキーやロストロポーヴィッチが同じオケを指揮した録音に顕著な「攻め」の姿勢が薄く、耳には心地良いが一向にワクワクしてこないのが惜しい。聴いていて大きな不満も無い代わりに「5つ星」にしたいと思う程の突出した魅力には欠ける、という点では実に小澤らしい録音と言えるが・・

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     2012/10/03

    クレツキの指揮は相変わらず明快で、曖昧さが全く無い。大げさに煽り立てる事も無い。それでいながら物足りない感じがまるで無い。それはクレツキのクールな指揮とウィーン・フィルのまろやかな美音が絶妙なバランスを保っているからだろう。地味な存在ながら長年名盤と評価されているのがうなづける。ただ、終楽章のカットはクレツキの解釈からすれば整合性はあるけれど、今日の耳にはさすがに唐突感は否めない。これさえなければ5つ星だったのに惜しいなあ・・・・

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     2012/10/03

    「交響曲第3番」を筆頭に、演奏は素晴らしいの一言。明晰にしてオシャレというフレモー&バーミンガムの至芸が今日全く顧みられる事の無いのは残念の一言。この歴史的名コンビの、入手困難なものが多い録音を集大成したセットものの登場を切望する。

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     2011/10/21

    まさに「人類の至宝」と呼ぶべき珠玉の名演揃い。全体的にゆったり目のテンポをとりながらアンサンブルが全く綻びを見せないのには、驚嘆する他無い。「何も足さない。何も引かない。」という趣の演奏なのに、それが物足りなさや平凡な感じに陥らず、聴いた後に心地良い充足感を残す。こういう芸は誰にでも出来る類のものでは無い。クリップス偉大なり!

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/29

    虚心坦懐に聴いてみたが、残念ながら幾多の名盤の敵では無い。まず問題なのは佐渡の指揮。第1楽章に特に顕著だが、よくここまでノッペリした起伏の無い演奏が出来るものだ。辻井の独奏も、生真面目なのは良いけれど、まさに四角四面。結果どこを切っても金太郎飴のように同じ表情の演奏が延々続くという、誠に退屈な1枚となってしまった。楽譜通りキチンと弾ければそれでokという曲ではないだけに、録音して商品として世に問うには正直10年早いのではないかと思う。話題がある人を手っ取り早く売って・・という商業主義が見え隠れする。もっと弾きこんで味わいが出せるようになってから、有能な指揮者と組んで再録音する事を強く望みたい。才能は感じられるので、どうか商業主義に押し潰されないで精進していってほしい。

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  • 12人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/04

    本当に美味しいものを食べた時に感動のあまり「ウマイ」と言う事も出来ずただ絶句してしまう事があるけれど、それと同様に、この演奏を聴くと「どこがどう素晴らしいか」などと言葉で述べる事自体空しく思える程の感銘をおぼえる。3番、5番、9番を筆頭に、どの曲も最高の一言。ベートーヴェン好きの諸兄。この全集を聴かずに死んだらきっと後悔します。

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     2010/08/26

    「死と乙女」には驚き。聴く前は「トンデモ版」ではないかとある意味期待していたのだが、良い意味で裏切られた。シューベルトのオーケストラ書法を実に良く研究して、ほとんど違和感無く仕上げた編曲者には拍手だ。この形、充分アリではないか。演奏も良い。「未完成」は第3楽章の補筆版はそれなりに面白いけど、終楽章は全くの蛇足で、こちらは演奏もイマイチ。ともかく一聴の価値あり!

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     2009/06/10

    「そんなの当たり前じゃないか」と叫びたくなる内容の平凡さに加え、あまりにも一本調子の文体。最初から最後まで原稿棒読みの校長先生の話を聞かされているようで、退屈至極の1冊だった。

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     2009/06/05

    書いてある「内容」は面白いのだが、「読み物」としての面白さはイマイチ。余程急いで書いたのか、推敲が全然足りず文章が練れていない。52〜53ページの「十三」の項に顕著だが、非常に冗長な箇所が多く、読んでいてイライラする事もしばしば。もっと独自のスタイルを持った、文章力のある人に書いてほしかったというのが正直な感想。

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     2009/05/13

    半年ぶりに見直して、「やっぱりドリフは凄かった」と再認識。「ホームドラマ」のコントにおける志村と加藤のやりとりは、2人の天性のセンスを感じさせ、まさに至芸と言える。一世を風靡した「ちょっとだけよ」も、毎回「どんな場面で出てくるか?」とドキドキしながら見ていた事を思い出した。しかしよくこれだけの量の映像が残っていたものだ。権利関係のクリアが大変だったと思うが、様々な障壁を乗り越えてこの歴史的番組が商品化された事に感謝したい。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/13

    忘れられた名匠オスカル・ダノンの貴重な録音!という事で、購入を即決。
    生き生きとした音楽運び、絶妙な「間」のとり方、全編に溢れる楽しい雰囲気・・・ どれも素晴らしく、ダノンという指揮者の底力を見せ付けられる。現在ほぼ絶滅状態のダノンの録音、何とか復活出来ないものだろうか?

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