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蓮華人 さんのレビュー一覧 

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     2012/01/13

    珍曲を並べたウェルザー=メスト君の後だけにやりにくかったかもしれない。本流のリバイバルと、なぜかデンマークのチボリ作曲家ルンビューの「クベンハウンの蒸気機関車ギャロップ」を放り込んだ上に、チャイコまで動員している。新年だから「絶対いい曲で始めましょうよ」と言うヤンソンスの想い聞こえてくるような気がする。珍曲は所詮駄作。過去「きちんと」採り上げられた作品の中には「不当に無視」された作品も、確かにあるだろう。だからリバイバルは許されるだろう。しかし、マルコポーロ(現ナクソス)で聴くしかなかった曲まで採り上げるべきか否か。でも来年のメスト君が、また楽しみになってしまった。

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     2012/01/12

    廉価盤でのコンプリートは、すぐには出てこないと思います。まずベートーヴェンの廉価盤全集が出なくてはいけないのですが、相変わらず高止まりです。でもそろそろかな?マーラーの全ても振って残しておいてほしかったのですが、これだけでも人類の宝でしょう。出発点であり、同時に他の演奏家が希求した目標地点に立っていたという、奇跡がここにあります。ただ編集が詰め込むこともないのに、貧乏性ソニーの根性が出てしまい、跨がりちょちょ切れ。「惜しむらく」という言葉は使いたくないので、仕方なく最高を打っておきます。

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     2012/01/08

    何がベストなのかが謎だ。ライトミュージックから2人。コーツとメイヤール。オケとピアノで、各々斯界ではベストかもしれない。CD3にもライトミュージックのクィルターが2曲で潜んでいる。この2作、確かに彼のベストではある。CD4のハウエルズは管弦楽曲などもあるが、声楽、とくに宗教曲がベストだとされる。最高傑作とされる「戦時の4つのアンセム」からのLike as the hartは確かにベストだろう。同じくアイアランドの「至上の愛」もタイトル的は「ベスト」かもしれない。あとは、うーむ、考えるのが面倒になった。ということで謎として説くことが難しい。よってベストで最高としよう。まあ、煉瓦で作られた同じ家が建ち並ぶ英国の暗鬱な風景を忘れられるような、気持ちのいい音楽が5枚を通して楽しめます。

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     2012/01/07

    大全集を超えるコンプリート。相当数は80年代のマスタリングのままかもしれない。ひとつ気になるのは1941年から1942年のフィラデルフィア管弦楽団との8作品の録音。当時NBC交響楽団とのトスカニーニの関係が悪化、久しぶりにフィラデルフィア管弦楽団に客演した際の録音で、願ってもない組み合わせだったのだが、いかんせん音質がイマイチだった。2007年に「フィラデルフィア・レコーディングズ1941&1942」として「3枚組」として新たなリマスタリングで出され、音質が「劇的に改善」されたという。しかし組み合わせが酷く(「真夏の夜の夢」の後に「悲愴」!)、音質をソニーのホームページで試聴しただけで、我慢していた。今回は幸いにして92年?の大全集のままのプログラムで、良かった良かった。だけどマスタリングはどちらなのだろう。ぜひ教えてほしいところだ。で、最新マスタリングだと仮定して最高を!

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     2011/12/31

    「1850年以前にオリジナルの米音楽と呼べる作品はほとんど無く、アルバムの収録作品の作曲家らが、米音楽のパイオニア」とあるが、あまり正しい説明とは言い難い。メインの「摩天楼」は1926年2月19日にメットで初演されたバレエ音楽。6場からなりシンフォニックジャズのスタイルを加味した軽妙洒脱な作品。ペインは「米国最初の本格的シンフォニスト」とされるが、1839年生まれで、ここでの最年長の一人。もう一人は同年コネチカットのハートフォード生まれのバック。ドレスデンに学びオルガニストとして活躍、作曲で知られるようになるのは80年代になってからで、祝祭序曲も1887年の作品。弦楽組曲のフートはハーヴァード大でペインに学んでいて、またカーペンターも同大から名誉学位を贈られていることから「東海岸楽派」の集成といった感がある。手元の87年初発の表紙写真はマンハッタンの摩天楼で、時代感覚にも適合している。幌馬車はちょっと?演奏は「摩天楼」がジャズ的な要素をリズム感良く刻んでいて聴かせる。おしなべて丁寧な演奏で、もうちょっと覇気があってもいい感じもあるが、作品の出来からすると、この程度で抑えておいていいものかもしれない。

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     2011/12/30

    心沸き立つような名演。白熱する舞台が音響だけで強烈に伝わってくる。ベストだと言える。じゃ、くだんの日に4番をチョイスする際に「これだ」と絶対、マストで手に取るかと言えば…ワルターだったり、ホグウッドだったり、時にはハノーヴァーバンドということもあったりして、クライバーの出番は多くない。再生音楽は、とことん我が儘で楽しめる。必ずしも「感動」のようなものが必要でないこともある。より心の安らぎのようなものを求めて聴くことも少なくない。演奏だけを聴くという対象のような気がする。高音質を求めるアイテムではないような気がする。

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     2011/12/27

    一時、デュトワ盤に懸想したが、またプレートルを聞く機会が増えた。おおよそ全ての諧謔には棘があり、そのスパイスを如何に活かすか。シャープだが、ささくれ立つことのないデュトワに軍配を上げていたが、余り真剣に聞こうという意識が、失われたからかもしれない。まあ聴くほどに手練手管の奥義に翻弄され、なかなか大御所の領域に踏み込めません。やっぱりパリは余りに遠しで御座います。

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     2011/12/27

    エラートの暑い2枚組を大事にしています。高性能オケのお陰で、素晴らしい出来栄え。シモーネも忠実な音楽の羊飼いとして、過不足なく棒を振っていて、デジタル再録の必要はないでしょう。文句なしの最高。

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     2011/12/27

    男性だがエンジェル。魔法使いでもないのに魔法を使う男たち。まだ死んでいないのに天国にいる気分。聖母だが電気音楽工業に吸収され今はないヴァージンが集めた宝石のような輝きを持つ名作名演の数々。廉価盤とは思えない完成度だ。

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     2011/12/21

    25番でスタートした時は、これは空前絶後の全集になるかと思われた。当然、レコ芸でも諸手上げての特選。しかし、だんだん普通に。4年後の40番ト短調とジュピターで言えば、10年近く前のシカゴ響との同じカップリングに軍配を上げたい。残念ながら音楽性、緻密度、完成度などなど、シカゴ響との演奏が上とだ思える。てなことで、ひとつ星を欠けさせていただきます。

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     2011/12/18

    ノイマンのU47を一本つるしただけでスタートしたというマーキュリー録音。ワンポイントの先駆け的存在で、テラークやデンオンなどその後の録音を売りにするレーベルも、売りはワンポイントで御座いました。何より自然な音空間が広がっていいのですが、いかに明るく明快なU47とても遠すぎては濁るし、近すぎてもマイクから遠くなる楽器の音が拾えなくなりバランスが崩れる。絶妙のポイントを見いだすまでは大変だっただろう。ちなみにU47はギター録音でも良い結果がでていたようで、マーキュリーではロメロに活かされているようだ。まあ50枚の相当がダブるが、手頃な選集として手近に置いておきましょう。

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     2011/12/17

    マイナーレーベルの沽券・意気ごみ・夢・想いがいっぱい詰まった楽聖の表題付ソナタ集。他にない特別なものを見出し、大事に育てていくレコード作りの精神が、こうした珠玉の名品を作り上げるのだろう。ソノリティを大切にした、とても奇麗なベートーヴェン。音が詰まっても濁らせず、しかし、奔流として音の洪水も巻き起こす。とっぷりと美音の世界に取り囲まれていると、とやかく言う気にもならない。最高。

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     2011/12/17

    サバリッシュがスイス・ロマンド管の常任になったと聞いたとき、あれ、という感覚があった。アンセルメとともに「国際的オケ」の命脈も、おそらく絶たれると思っていたからだ。へーまだ続けるつもりなんだ。財政的にも、ジュネーブの小さな箱ではきついだろうに。そして叩き付けられたのが「我が祖国」だった。おそらく最も音楽的な「祖国」のひとつで、チェコの風土や文化の姿形とは離れ、ひたすら美的感覚だけを突き詰めた名演。モルダウが、ローヌ河といえるような雰囲気だ。作品に出来の差が大きい「祖国」だが、どれも燃焼度が高く後半2作も飽きることなく聴き通せる。これは再発を心から喜びたい。

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     2011/12/16

    吹奏楽でおなじみ軍隊行進曲のフィリドールの、知られざる機会音楽の奇奇怪怪?。ほかに録音があればぜひ教えてほしいと思うほど無名のフランクール。何か危ない橋のようで、ぜひ渡ってみたいと、購入のクリックを押してしまいました。あーあ…。自戒の念を込めて最高を。

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     2011/12/16

    51年にドナウエッシンゲンで鮮烈なデビュー…だったらしいのですが、もちろん知る由もありません。小生の誕生前でしたから。デビュー作の「婚礼の顔」に始まり、「マラルメの5つの肖像」、これは素晴らしいカンタータ「水の太陽」、さらに練りに練られた「フィギュール・ドゥブル・プリズム」まで「代表作」のテンコ盛り。しかしいまだに「前衛音楽」であることの悲しさのようなものを感じてしまう。ここから先へと進めなかったのは、聴衆の耳が慣れなかったからかもしれない。ただ同時に生理的なものが、何かしらあったのだと思う。残念でもあり、まあ良かったような…。でも心新たに聴きましょう。我らの時代の音楽を!BBCオケは作曲者自身が振っているにもかかわらず、まったく関心を示していないような唯々諾々即物的演奏。まあ、そんなものだったのでしょう。

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