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　2009/06/27

　発売後のコメントがまだ無いので、私が一番乗りさせていただきます。
　前作は正直、いわゆるアルバム曲が物足りなく感じましたが、今作ではシングル化されていない曲のクオリティも高く、心配無用です。9〜11曲目までの流れが好きです。
　高い音楽性を有しながら、あまり評価されなかった末光篤（SUEMITSU ＆ THE SUEMITH）さんのセンスの高さとカエラさんの感性が見事に合わさった”Butterfly”（5曲目）が、シングルで聴くときとはまた違う輝きを放っています。”どこ”では、”強がってみせたって空しい”という歌詞とは裏腹に、そこはかとなく強がった歌唱を聴かせてくれるカエラさんに、うっとり。
　全体的には、尖った感じが取れ、丸くなるのではなく、ミッキーの手を更に大きくしたような手でやさしく包み込んでくれるようなイメージです。ですから、多くの人に薦めたい作品に仕上がっています。彼女は毎回雑誌のインタビューが面白いので、併せて聴くと作品への理解がより深まります。今回のオススメは「CDでーた」。