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金山寺味噌 さんのレビュー一覧 

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     2020/03/01

    フランスを代表するチェリストで、指揮者・教育者・作曲家としても活躍したポール・トルトゥリエ(1914〜90)。彼は生涯に2回、大バッハの無伴奏チェロ組曲を録音しているが、本盤は2度目のほうで、1982年4月、ロンドン、テンプル教会での収録でデジタル録音である。当時トルトゥリエは68歳であったが老いの衰えと言えるものは微塵もなく、まっすぐで豪放磊落、それでいてヒューマニスティックな温かさや懐の深さも不足していない。彼が師と仰いだパブロ・カザルスの「無伴奏」を彷彿とさせるような名演である。技術的には無論のこと、炎と燃えるような気魄はカザルス譲りと言っていい。評論家の渡辺和彦氏は「カザルスの現代的変容はトルトゥリエの中にこそ見ることができる」と評している。音質良好。

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     2020/02/22

    朝比奈さんの、フルトヴェングラーへの敬意が伝わってくる、熱気あふれるライブ。早めのテンポでグイグイ推していくせいか、アンサンブルはやや荒削りだが、パワフルで線の太い快演である。同じ曲のバレンボイム盤がイマイチだったので余計にそう感じる。1984年7月2日、東京文化会館でのライブ収録。音質はライブの一発録りながらまずまずのレベル。

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     2020/02/20

    磔刑に処せられた我が子イエスの死を嘆く聖母マリアの心情を切々と歌い上げる『スターバト・マーテル』は古くから多くの作曲家の創作意欲をかき立ててきた。ルネサンス期のジョスカン・デプレからヴィヴァルディ、ハイドン、ロッシーニ、シューベルト、ドヴォルザーク、そして現代のペルトやペンデレツキに至るまでまさに多士済々である。特にイタリアの夭折の天才ペルゴレージの作品は傑作の誉れ高き名曲である。本盤はそんなペルゴレージとヴィヴァルディによる『スターバト・マーテル』を収録したアルバムである。

    ペルゴレージの『スターバト・マーテル』は1978年の録音で、演奏はクラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティ。シモーネは2度この『スターバト・マーテル』を録音しているが本盤は1度めの録音。ややゆったり目のテンポ設定で、華麗かつドラマティックな起伏が美しい。ソプラノ独唱はルーマニアの名花イレアナ・コトルバスで、伸びやかで構えの大きな歌唱である。一方ヴィヴァルディのは約20分ほどの短編で、演奏はミシェル・コルボ指揮グルベンキアン管、コントラルト独唱は伊原直子。伊原の陰影たっぷりの歌唱と宗教音楽のエキスパートコルボによる堅実な指揮により、まるでドイツ音楽のように響くのが面白い。音質良好。

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     2020/02/20

    ポーランド出身の名匠シモン・ゴールドベルク(1909〜1993)は晩年日本を活動の拠点に据え、1993年に急逝するまでヴァイオリニスト、指揮者、教育者として精力的に活動した。指揮者としては新日本フィルの「指揮者」に就任し古典派を中心にたびたび共演を重ねた。本盤はゴールドベルクと新日本フィルの最後の共演となった1993年2月9日、東京芸術劇場での演奏会のライブ収録である。スケール感はさほど大きくはなく、むしろ求心力の高さとよく引き締まったスタイリッシュさで評価すべき演奏である。指揮者の透徹した音楽哲学がよく伝わってくる感じで、さぞかし厳しいトレーニングを積んだのだろうなと思える。メインのシューマンの第4番についてゴールドベルクは「交響曲というより大きなファンタジー」だと語ったそうだが、演奏自体はファンタジックではなくむしろ淡麗辛口といった趣きである。音質良好。

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     2020/02/20

    ヴァイオリニスト、指揮者として活躍したシモン・ゴールドベルクはSP時代から数多くの録音を残してきたが、次第に録音という行為に疑問を感じるようになり、晩年は意図的に録音数を減らしていった。本盤はそんな数
    少ない晩年期の録音で、亡くなる数カ月前に水戸室内管弦楽団に客演した際のライブ収録である。バッハ、ハイドンやモーツァルトなど得意のバロックや古典派の作品に加えて20世紀の作曲家ヒンデミットの珍しい作品
    をチョイスしているのがユニークである。オケが室内オケであり、そして指揮者自身の個性でもあるのだろうがスケールはさほど大きさを感じないものの、よく引き締められた緊密かつ品位の高さある演奏である。名手ランパルの愛弟子である工藤重典のおおらかで柔軟性に富んだフルートも楽しい。ヒンデミットの楽曲は水戸室内管の創設者である吉田秀和氏のリクエストかと思われるが、やはり緊密でグッドシェイプされた演奏といえそうである。ややデッドさはあるもののまずまずの音質。

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     2020/02/04

    『火ノ丸相撲』最終巻、続けようと思えばもう少し続けられたと思うが、あえてここで完結させた作者川田氏の見識を評価したい。火ノ丸が横綱まで辿りつけるかどうか、それは読者の想像に任せますという事だろう。横綱になるというのはそんな簡単な事ではない。もちろん未来への期待は持たせるが、ドラマ性とリアリティのバランスにこだわってきた作者としてはあっさり主人公を横綱にしてしまうという安易なエンディングは避けたかったのであろう。ともかくも、お疲れ様でした、川田先生。

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     2020/02/04

    ロクに読んでもいない一部の人たちの抗議運動でかえって有名になってしまった作品。ヒロインの古都ちゃんは言うなれば無自覚な天然小悪魔美少女、であろうか。本人は特に打算も下ごころも無いようだが、それだけに怖いというか(笑)。主人公のおっさんの理性がどこまで保てるのかが見もの。一種のサイコサスペンスとしても読める作品。

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     2020/01/19

    田村芽実(めいめい)の3rdシングル。幼少時から舞台に立ち、スマイレージ(アンジュルム)を経てミュージカル女優、そして歌手としてのさらなる飛躍を期す生粋の舞台人であるめいめいにふさわしい内容の楽曲である。歌い方はハロプロに居た頃とは若干異なり、よりスッキリとしてスマートな発声になっている。彼女独特のうねるような歌い回しは控えめであり、伸び伸びと歌っているな、という印象。歌手としてのめいめいの魅力を十分に堪能できるシングル盤だと評価したい。

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     2020/01/19

    フラゲ日でオリコンデイリーチャート2位、65000枚超え、ホールツアーも決定し波に乗った感のあるつばきファクトリー。ほぼ同期のライバルで苦楽を共にしたこぶしファクトリーの解散が発表され、つばきFへの期待と重責はさらに高まるだろう。王道アイドル路線をコンセプトとし、今回の新曲でもその路線が踏襲されているつばきFのスタンスが支持されたからこその「波」であろう。

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     2019/08/13

    ハロプロの新グループ、BEYOOOOONDSのメジャーデビューシングル。この通常盤AではトリプルA面の3曲に加えてグループ内ユニット、雨ノ森川海の楽曲『GIRL ZONE』も収録されている。4曲とも良く出来ている良曲であり、事務所がこのグループにかける思いが見て取れる。往年の大ヒット曲『Go West』のカヴァー曲である『Go Waist』では終盤に流麗なピアノソロが入るが、この演奏を担当しているのはBEYOOOOONDSのメンバーで天才ピアノガールとして知られる小林萌花(ほのぴ)。メンバーが楽曲の演奏にも参加するのは異例だが、それだけほのぴのピアノの腕前が抜群であるという事だろう。

    8/19付オリコン週間シングルランキングでは初登場1位を獲得、新ユニットがデビュー作で1位獲得はこぶしファクトリーを抜いてハロプロ史上最速記録(派生ユニットや所属ユニットからのソロデビューを除く)、娘。以外のハロプロ所属ユニットの売上10万枚到達は松浦亜弥(あやや)の『ね〜え?』以来16年ぶり。歴史的快挙である。ここまで勢いに乗って飛びだしてきたアイドルグループというのは最近ではちょっと無い。年末のレコ大最優秀新人賞獲得へ向けて好発進と言っていいだろう。おめでとう、BEYOOOOONDS!!

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     2019/07/31

    道重さゆみ(さゆ)はデビュー当初から「歌は苦手」と言い続けてきていて、実際歌割りにも恵まれなくて苦しんだ時期が長かった。でも彼女は苦手と言いつつも歌って踊る事そのものは大好きで、そのための努力を惜しまなかった。2014年11月にモーニング娘。を卒業し活動休止していたが「もう一度歌って踊りたい」という一念から2017年3月に復帰、その後はマイペースで歌手活動を続けている。このアルバムはさゆのこれまでの努力と信念の結晶と言える。

    さゆを見出し育ててきた師匠つんく♂P作詞・作曲の『Loneliness Tokyo』や、さゆを愛してやまない大森靖子さん作詞の『OK!生きまくっちゃえ』など、彼女の事をよく理解している作家陣からの楽曲提供を受けて、伸び伸びとそれでいて真摯に歌に向き合い、歌っているさゆの歌声を楽しめる。「ああ、この人は歌う事が好きなんだな」と聞いていて分かるはずだ。カップリングのDVDに収録されているMV集では自己プロデュース能力に長けたさゆの才能を十二分に堪能できる。才女さゆの「総合芸術」とも言うべき作品である。

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     2019/07/27

    フランスの俊英ピアニストであるジョフロワ・クトー、幼い頃からブラームスの音楽に親しんできたというクトーだけあって、作品が手の内に入ってる感じで伸び伸びとリラックスして弾いているな、という印象。ややゆったり目のテンポ設定で、抒情的でしなやかなブラームスである。『ハンガリー舞曲集』では原曲の4手用版ではなくブラームス本人の編曲によるピアノ独走版を用いるなど工夫も凝らしている。時に渋く重厚に演奏されがちなブラームスのピアノ曲の新しいスタイルの演奏として楽しめるアルバム集である。音質も非常に良好で、まるで目の前でピアノを弾いてもらってるかのようだ。日本語解説付き。

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     2019/06/21

    1991年9月&12月、モスクワ、モスフィルム・スタジオでのセッション録音。フランス・ハルモニア・ムンディ保有の録音を廉価盤レーベルの雄ブリリアントが廉価盤としてリリースしたもの。指揮のヴァシリー・シナイスキーはかのキリル・コンドラシンのアシスタントで、師匠コンドラシンの手兵であったモスクワ・フィルのシェフを務めたこともある。このシベリウスの交響詩全集もその時期の録音である。シベリウス独特のヒリヒリするような冷涼感はあまりないが、堅実で素朴で土臭さを持った演奏、という印象。炸裂する金管はいかにもロシア風味だ。妙なアクセントをつけずに率直な解釈で演奏しているのでシベリウス初心者の入門盤としてはおすすめ。録音場所が比較的規模の小さなスタジオだったせいか響きはややデッドだが、音質はまずまず。

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     2019/04/19

    アンジュルム(スマイレージ)結成からリーダーを務めてきた和田彩花(あやちょ)のラストシングルであり、彼女の卒業を記念する作品である。『恋はアッチャアッチャ』のはっちゃけ感は今のアンジュルムを象徴しているかのようだし、あやちょの長年の”戦友”福田花音(まろ)が作詞を手掛けた『夢見た15年』はあやちょの15年のアイドル人生を最も近くで見てきたまろでしか書けない内容だと言える。『アッチャアッチャ』のMVの完成度の高さは必見もの。

    新メンバーとして加入した伊勢鈴蘭(れらたん)と太田遥香(はーちゃん)の成長ぶりが実に頼もしい。最近のハロメンでは珍しい「完全素人」出身のれらたんの伸びっぷり、はーちゃんの整ったルックス、共に注目に値する。あやちょも安心して卒業できるのではないかな。

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     2019/04/06

    リヒテンシュタイン出身でドイツで活躍した後期ロマン派の作曲家、ヨーゼフ・ラインベルガー(1839〜1901)の作品集。オルガンの名手として知られ、かつ作曲家、指揮者、音楽教師と多彩な活動をした。教師としては『ヘンゼルとグレーテル』で知られるフンパーディンクや大指揮者フルトヴェングラーを育てた事で知られる。作曲家としてはオルガン曲を中心に宗教音楽や合唱曲、交響曲、オペラ、室内楽、歌曲など幅広い分野で作品を残したが、死後その作品の大半が忘れ去られ一部のオルガン曲が細々と演奏されるのみであった。近年、ラインベルガーの作品が録音・実演の両面で取り上げられる機会が徐々に増えており、再評価されつつある作曲家だと言える。本盤もその流れにおいて制作されたものである。

    1989年4月17〜20日&1990年3月8日・9日、旧西ベルリン・ダーレム、イエス・キリスト教会での収録。ラインベルガーの代表作であるオルガン協奏曲第1番と第2盤、およびオルガンとヴァイオリンのための組曲が収録されている。オルガン演奏はアンドレアス・ユッフィンガー、ヴァイオリンはエルノー・セヴァスティアン、伴奏はハルトムート・ヘンヒェン指揮ベルリン放送交響楽
    団。オルガン協奏曲第1番は穏健でなだらかな美しい曲だがいささか平板でおとなしすぎるかな、という印象。第2番は劇的起伏豊かでメリハリの効いた内容であり、作品としては第1番より聴き応えがある。オルガンとヴァイオリンのための組曲はヴァイオリン・ソナタの伴奏をピアノからオルガンにしたような内容の珍品。旧東ドイツ出身の中堅ヘンヒェンは手堅く丁寧な指揮ぶりで知られる職人タイプの指揮者だが、このアルバムでも彼らしい丁寧な指揮ぶりを披露している。SACDということもあり音質は抜群である。

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