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　2011/05/19

どの曲もリズム隊はどっしりとしたミドルテンポを刻んでいるのに、なぜか楽曲全体として聞くと爽快な疾走感を感じる、それがRatt’n Rollと呼ばれたこのバンドの唯一無二の個性でしょう。さながらブッといタイヤを履いたファッショナブルなスポーツカーといった感じ。Ｍ３のツインリードは旋律、ハーモニー、ブレイク部分でのキメと鳥肌モノの格好良さ。この後ブルース方向に走ったりBon Jovi的方向性に走ってみたり（個人的にはアリ）した挙句に解散しますが、３ｒｄまでは盤石のRatt’n Rollです。爽快＆スリリング。ロビン・クロスビーは闘病生活の末鬼籍に入ってしまい、あの野太い低音コーラスも、ウォーレン・デ・マルティーニとの絶妙なツインギターも聞けないのが残念ですが、せめて待望のリマスター再発を聞いて・・・って、もう市場から消えたの？乞う再発！！この超名盤を一部の人間だけの楽しみにしたらイカンでしょ！？

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　2010/05/30

YOUTH GONE WILD 怒れる若者の永遠のアンセムでしょう。この曲を聴くたびにあの頃の熱い気持ちを思い出す３０代後半〜４０代の人も多いのでは？バズの破壊力抜群の歌、レイチェル（B）の書くヒネリの効いた歌詞を初め全てがエモーショナル。I REMEMBER YOUの感情噴出ギターソロは圧巻！オリジナルメンバーで帰ってきてくれ。

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　2010/05/17

良くも悪くも８０’sロックシーンの象徴のようなバンドで、その代表作と言える。演奏も歌も上手くないんだけど、キャッチーなメロディと印象的なリフ満載で何よりも楽しい！テクニック至上主義者からは結構バッシングされてたけど、このエンターテイメント性はテクニックでは補えない非凡な才能だと思う。M7”FALLEN ANGEL”はその典型で病み付きになるし（プロモーションビデオに出てた女の子が可愛かった）、ロギンス＆メッシーナのカバー”YOUR MAMA DON’T DANCE”はオリジナルかってくらいキャラにハマってた。照れることなく”♪楽しい時間以外はいらない♪”と歌ってしまうM2など、閉塞感で満たされたこの時代だからこそ、頭をカラッポにして聴きたくなるアルバムです。

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　2010/05/15

このバンドの不幸はBON JOVIの弟分として売り出そうとした販売戦略。それゆえ多くの不当評価を受けているように思う。そんな売り出し文句がなくても受け入れられただろうし、さらに言えばヘアスプレーや派手なメイクもするべきではなかったと思う（そんなにルックスがいいわけじゃなし）。それだけ音楽で十分勝負できるバンドだし、この１STこそフラッシーさがあるものの、この後２ND,3RDとアルバムを重ねるに連れてブルースに根ざした良質のプレイを聴かせてくれる。ジャニス・ジョプリンに影響を受けたというトム・キーファーの歌唱と、レスポールから繰り出されるフレーズ＆トーンは見事で、他のメンバーの力量がそれに見合えばもっと凄いことになってただろう。いまこそ正当に再評価されてほしい。