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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2024/04/17

    このCDはバンダイ・ミュージックから発売されたCDで、小学校1年から3年向きのクラシック音楽を集めたもの。
    文部省小学校学習指導要領に観賞教材も含まれている。
    収録曲はチャイコフスキーの『白鳥の湖』だとか、イェッセルの『おもちゃの兵隊』だとか、誰もが知っている様な作品が中心。
    演奏者はアルフレッド・ショルツの様な架空の演奏家の音源もあるのだが、大半を占める日本人指揮者と日本のオケの演奏、これがこのCDの聴きどころ。
    オケは全曲は東京フィルハーモニー管弦楽団、指揮者は複数で、どれもが安定した日本らしい演奏だが、シュトラウス『鍛冶屋のポルカ』アンダーソン『踊るこねこ』等はなかなかの演奏だ。
    この他にも邦人演奏家によるピアノやヴァイオリン曲がある。
    この手のアルバムは中々に珍しい音源が多数あるので要注目である。
    録音年は不明だが十分聴ける水準の音質だろう。
    最後に収録曲と演奏者を

    1.おもちゃの兵隊(イェッセル)
    2.踊る子猫(アンダーソン)
    3.アメリカン・パトロール(ミーチャム)
    4.ユーモレスク(ドヴォルザーク)
    5.鍛冶屋のポルカ(ヨゼフ・シュトラウス)
    6.トルコ行進曲(ベートーヴェン)
    7.出発(プロコフィエフ)
    8.花のワルツ(チャイコフスキー)
    9.軽騎兵序曲(スッペ)
    10.ポロネーズ(バッハ)
    11.メヌエット(バッハ)
    12.セレナーデ(ハイドン)
    13.メヌエットト長調(バッハ)
    14.子犬のワルツ(ショパン)
    15.白鳥の湖から情景(チャイコフスキー)

    演奏・オーケストラ
    東京フィルハーモニー管弦楽団 1~2、5~7、9、10
    東京吹奏楽団 3
    ミュンヘン室内管弦楽団 4
    ロンドン・フェスティヴァル・オーケストラ 8、15
    パリ室内アンサンブル 12
    指揮者
    黒岩英臣 1、6、9
    小松一彦 2、10
    汐澤安彦 3
    十束尚宏 5、7
    アルフレッド・ショルツ 8、15
    ソロ
    植田克巳 11、13
    影山誠治 13
    ミロスラフ・ヴァーチェック 14

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     2024/04/13

    シャンドス・レーベルが発売するシャンドス・ムーヴィーズ・シリーズ。
    特にイギリスの作曲家の作品の録音にかけては群を抜いて素晴らしく、ここでしか見れない作品も多数あります。
    本CDにはイギリスの作曲家、アーサー・ベンジャミンと、レイトン・ルーカスの作品を収録しています。
    ベンジャミンは『エヴェレスト征服』『知りすぎた男より時化カンタータ』『理想の夫』が収録。
    ジャマイカン・ルンバで知られているためどうしても軽く見られがちなベンジャミンですが、本業は交響曲も書いた純音楽の作曲家。
    このCDでもイギリスらしく地味ながらも隅々までオケを鳴らしたエヴェレストの征服の様にベンジャミンの腕が光るスコアが収録されています。
    レイトン・ルーカスは、『揚子江死の脱走』『ポートレート・オブ・クレア』『暁の出撃』『舞台恐怖症』
    『恐怖の砂』『ディス・イズ・ニューヨーク』『今宵の標的』が収録されています。
    ルーカスは演奏会用の作品も作曲しましたが、映画音楽の分野で有名であり、現在唯一の映画音楽を集めたアルバムの様です。
    代表作の『舞台恐怖症』『揚子江死の脱走』(ちなみにこの作品の中のアメシスト・マーチはルーカスの自作自演も残っています)の他に注目なのが『暁の出撃』で、イギリス音楽に詳しい方はわかると思うのですが、エリック・コーツの『ダム・バスターズ』の前奏と後奏のメロディと同一のメロディが登場します。
    この映画はルーカスとコーツが音楽を担当したのですが、どうやらこの前奏と後奏のメロディはルーカスの書いた旋律の様で、新しい発見であった。
    他の作品は全体的にマーチ風の作品が目立ちますが、メロディも馴染みやすく、イギリス音楽が好きな人にはハマるかもしれません。
    指揮はいつもと同じ、ラモン・ガンバ。
    オケはシリーズでは恐らく初めてのBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団。
    オケは変わったものの、演奏はいつもと同じく質の高い演奏を聴かせてくれます。
    録音、音質も良好。

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     2024/04/11

    エリック・カンゼル指揮、シンシナティ・ポップス管弦楽団によるコンビは多数の録音を残しましたが、特に映画音楽の演奏はこのコンビの得意分野でした。
    このCDは偉大なるファンタジーと題されたCDで、『スターウォーズ』『ハリーポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』の音楽を集めた内容となっています。
    CDの大半を占めるのは、スターウォーズのエピソード4から新三部作の音楽です。
    カンゼルはスターウォーズのテーマを含む数曲を1980年代にも録音しており、これは再録音になります。
    例えばスターウォーズのテーマは旧盤では思いっきりテンポを落としたりかなり意欲的な演奏でしたが、このCDでは比較的楽譜に近い演奏です。
    年月を重ねた分、音楽は深みが出ており、中々良いでしょう。
    酒場のバンドもさすがアメリカのオケならでは。
    ハリーポッターは、1番有名であろう、ヘドウィックのテーマは収録されず、ハリーの不思議な世界を含む3曲を収録しています。
    カンゼルのタクトはアメリカのオケらしい明るい響きを生かしつつ、繊細なスコアを見事に表現したもの。
    ハワード・ショアのロード・オブ・ザ・リングはこちらも3曲。
    カンゼルのタクトは壮大なスケールの大きな演奏でサントラに匹敵します。
    2005年に録音されたもので、もう直ぐ20年前になる録音ですが、デジタル期の録音なので、音質は問題ありません。

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     2024/04/10

    ベルリン・ゾリステンによるシュトラウスの室内楽編曲集です。
    ヨハン・シュトラウスを軸にしたもので、通常この手のものはシュトラウス一家とプラスその周辺のライト・ミュージックの作者の多いですが、この盤はリヒャルト・シュトラウスまで収録されています。
    室内への編曲は、シェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンら新ウィーン楽派の作曲家の編曲と、ワインマン、ハーゼンエールの編曲を採用しています。
    演奏団体はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者からなる団体との事であり、室内楽ならではの軽やかなサウンドとドイツのオケらしいやや硬質な音色が合わさり、普段シンフォニー等の大曲を手がけているメンバーらが楽しく弾いているのが演奏から伝わってくる。
    加えてトビリシ出身のピアニスト、エリザベート・レオンスカヤとフィリップ・モルのハーモニウムが花を添えており、目の前で弾いてるかの様な極上のサロン・コンサートが聴ける。
    録音は1989年、音質はデジタル期なので廉価盤とはいえ問題ない。

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     2024/04/08

    このCDは、ロシアのオーケストラによるヨハン・シュトラウス・ファミリーの作品を収録CDである。
    ロシア・オケによるシュトラウスの演奏と言うのはやはり珍しい。
    演奏はパーヴェル・コーガン指揮、ソヴィエト国立文化省交響楽団の演奏を中心に、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、モスクワ放送交響楽団の演奏を収録したもの。
    コーガンは長らくモスクワ国立交響楽団を率いており、録音は同オケとの音源が多いが、ここではソヴィエト国立文化省交響楽団を振っている。
    元は珍しいポルカを中心に選曲したCDから数曲カットしてこのCDに収録したもの。
    ロシアン・スタイルの演奏かと思いきや、音楽は良く整えられたもの。
    もちろん時折ブラスは咆哮していたりするが、それでも(ソ連時代という事を考えると)大人しい。
    オーストリア風でもロシア風でもな独特の演奏と言えるだろうか。
    一方で『ラデッキー行進曲』での力強いスネアや、狩のポルカでの演出はこのコンビでしか聴けないもの。
    ロジェストヴェンスキーはモスクワ放送交響楽団を振っての録音。
    こちらは僅か4曲の登場だが、いずれも力いっぱいに吹いた豪快なロシアン・サウンド全開かと思いきや、これも意外と大人しい演奏であり、ソヴィエトらしい重厚でパワーのある演奏を期待すると肩透かしを食らうがさすがにモスクワ放送交響楽団という名門とロジェストヴェンスキーが演奏しているだけあり、音楽は独特のテンポ設定で進む。
    近年の世界情勢により一時はメロディアの入荷は無くなったが、本CDはメロディア原盤の音源を香港のレーベルがライセンスを取り発売したもの。
    CDの製造は日本だが、ケースはプラケースに裏ジャケ、二つ折り解説書がついた簡易な作りでしかも微妙にケースが綺麗にはまらず、少し隙間が出来て、まるでロシア盤時代の製盤の様で何もそこまでマネしなくてもと思う。
    録音年は不明となっているが、コーガンの音源は1987年頃、ロジェストヴェンスキーは1964年頃の録音との事。
    音質は年代を考えると可もなく不可もなしと言った所です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2024/04/02

    このCDはプレイザー・レコードが発売するツィーラー・エディションの24枚目にあたるCD。
    ハンス・シャーデンバウアー指揮、オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団による演奏で収録された物。
    演奏団体は2003年にツィーラー作品を演奏するために立ち上げられた団体で、プレイザーのツィーラー・エディションの大半で演奏を担当している。
    本CDでもポルカや、ワルツと言った舞踏音楽に、行進曲、更にはツィーラーが主役の映画、ウィーン娘の劇中歌等、珍しい作品を多数選曲したもの。
    作品の中では、アンドラーシ行進曲が良いメロディを持った作品だと思う。
    尚、一部ツィーラーのオリジナルの楽譜も使われているが、大半は誰か別の人物が編曲した楽譜が使われている。
    編曲はハンス・シャーデンバウアーが5曲、アレクサンダー・フィッシャウアーが4曲、フランツ・キュンネルが4曲、ダリオ・サルヴィが1曲である。
    ライナーに演奏団体の写真が載っているが、それを見ればわかる様に人数はそこまでいない中規模の団体で、それを活かした見通しの良い演奏と言えるだろう。
    録音年は不明だが、デジタル録音なので音質は問題ない。

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     2024/04/01

    スイスのレーベル、ギルドが発売していた黄金時代の軽音楽シリーズの一枚である。
    このCDは作曲者自作自演をテーマに集めたもので、イギリスのライト・ミュージックを知る上で貴重な一枚と思われる。
    冒頭はブリスの『来るべき世界』から行進曲が取り上げられていて、ファーノンの『国家祭典』や、バスの『コーニシュ・ラプソディ』ら知られている作品もあるが、殆どはすでに忘れられている作品ばかり。
    しかし、軽音楽ですから耳馴染みの良い親しみやすい作品が次々と並びルーカス作『アメイジスト行進曲』トーチ作『国際スポーツ行進曲』等良い作品もあります。
    指揮者は作曲家自身ですが共演のオケはロンドン交響楽団の様な有名名前所から指揮者の名前がついたヒズ・オーケストラ、クイーンズ・ホール・ライト・オーケストラ等当時活躍したオケらが登場している。
    作曲家自作自演は時にハズレな演奏もあったりするが、このCDはキレの良い演奏もあり、時代を感じさせる雰囲気たっぷりな演奏もあり十分に楽しめる。
    復刻も上々で、録音年代を考ると十分な音質ではないでしょうか。

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     2024/03/30

    毎年、新年を祝い元旦に開催される、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサート、2017年の本盤には、グスターボ・ドゥダメルが初登場しました。
    ドゥダメルはあまりシュトラウス・ファミリーをレパートリーにしているイメージはなく、このコンサートの登場は意外であったが、蓋を開けてみれば中々に良い演奏であったと思う。
    まずニューイヤー初登場曲が多く、シュトラウス・ファミリー以外の作曲家の作品が多数取り上げられており、バリエーション豊かな選曲となっている所が聴きどころ。
    前年に引き続きワルトトイフェルが取り上げられた他、レハール、ツィーラー、ニコライが取り上げられた他、シュトラウスの作品も珍しい作品が多い。
    演奏の方はラテン的明るさと弾ける様な推進力と力強さが同居した演奏で、ウィーン風とは違うが、これはこれで良い演奏だと思った。
    近年はソニーが発売元となっているが、録音は良いと思う。

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     2024/03/29

    マルコ・ポーロは数年前にエドゥアルト・シュトラウスの作品集を2枚出したが、本CDはそれに続く3枚目となるCDです。
    マレク・シュティレツ指揮、チェコ室内パルドピツェ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されています。
    本CDは1曲を除き、オリジナルのオーケストレーションによる世界初録音との事。
    全15曲、時間にして87分とCDとしては長時間収録されています。
    作品はシンプルなメロディで、2人の兄より実用的な作品が多いのですが、前2作に収録された作品より良いメロディを持った作品も多く、なかなか良いです。
    演奏は近年マルコ・ポーロでウィーン・ライト・ミュージックの録音を担当しているチェコ室内パルドピツェ・フィルハーモニー管弦楽団で、永らくジョン・ジョージアディスが指揮を担当していましたが、今回シュティレツに変わっています。
    演奏も変わらず上手く、作品を知るには十分な水準と言えるでしょう。
    近年の録音だけあり、音質も良好です。

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     2024/03/27

    1987年に日本クラウンが出した吹奏楽大全集は行進曲を主にしたシリーズ。
    記念すべき第1枚目は、アメリカのマーチ王、J.P.スーザの作品を集めた内容である。
    演奏は、陸上自衛隊中央音楽隊(指揮:富家秀則、野中図洋和、船山紘良)海上自衛隊東京音楽隊(指揮:山田哲朗)航空自衛隊航空中央音楽隊(指揮:印南智之)の3自衛隊中央音楽隊。
    選曲面では有名曲にあまり知られてない作品を収録したものとなっており、『ニュー・メキシコ』等隠れた名作が聴ける貴重な国内盤となっている。
    ただ、『雷神』『海を越える握手』等の10大マーチ全ては入っておらず、有名な曲を全て聴きたい人は別のアルバムを聴くべきだろう。
    演奏は確かなもの。
    陸上自衛隊中央音楽隊は唯一指揮者が3名いており、指揮者毎のカラーの違いは出ているが、演奏は出来不出来があるのは残念。
    海上自衛隊東京音楽隊は山田音楽隊長指揮の下、ドイツ行進曲の様なガシッとした音楽作りをしており、楷書体の様な演奏。
    バスドラムが随所にアクセントを入れている。
    航空自衛隊航空中央音楽隊、さすがスーザにかけては上手く『星条旗よ永遠なれ』はスタンダードな名演。
    『自由の鐘』は恐らくルンデル編曲版を使った珍しいもの。
    録音は1986年から1987年であり、録音と音質も非常に優れた内容となっています。

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     2024/03/26

    プレイザー・レコードが発売するツィーラー・エディション。
    現在もリリースが続く同レコード会社の人気シリーズですが、このCDは2009年に発売されたシリーズ12弾にあたるCD。
    全曲指揮をヘルベルト・モックが振ったもので、オーケストラは、ミュンヘン放送管弦楽団、南西ドイツ放送カイザースラウンテルン管弦楽団、ウィーン・ライムント劇場管弦楽団が演奏している。
    独唱の歌手にはレナーテ・ホルム、ペーター・ザイフェルト、ギュンター・フランクと割と著名な人物が登場している。
    本CDもワルツからオペレッタまでツィーラーが作曲した様々な作品を収録し、4番という最初期の作品番号から400番代の作品番号ほぼ知られざる作品なため貴重な音源となっている。
    モックの演奏は、ツィーラー・エディション・シリーズで1番登場しているシャーデンバウアーの演奏に比べると全体的にがっちりとした演奏で、作品を存分に堪能する事ができます。
    尚、CDの表記は少々雑でどの団体がどの曲を担当したかなどの記載はない。
    ただ、サウンドからウィーンのオケか、ミュンヘンのオケかぐらいは何となくわかる。
    録音年は不明であるがデジタル録音で、音質などは問題ない。

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     2024/03/24

    フランスのチェリスト、カミーユ・トマのアルバムで、サン=サーンスとオッフェンバックの作品を取り上げたアルバム。
    共演は、アレクサンドル・ブロック指揮、リール国立管弦楽団である。
    まず最初に登場するのは、サン=サーンスの作品から。
    『チェロ協奏曲第1番』がメインであると思われるが、こちらはチェロが少々地味であり、数多くの演奏の前では普通と言った所。
    サン=サーンスで良いのは『チェロ組曲』で一般的にはマイナーな作品ながら、こちらはまずまずの出来。
    オッフェンバックの作品からは『ホフマンの舟歌』『チェロと管弦楽のための序奏、祈りとボレロ』『ジャクリーヌの涙』が登場します。
    ホフマンの舟歌のみ、演奏団体がアンサンブル・ドゥーブル・サンスに代わります。
    この団体は小編成の弦楽オケにピアノを加えたもので、オペラの劇中、ニクラウスとジュリエッタが歌うパートをチェロとヴァイオリンのソロに編曲し、原曲を意識したかの様な特別アレンジです。
    チェロと管弦楽のための序奏、祈りとボレロはマイナーな作品ですが1番良かったかもしれません。
    特にボレロはチェロが非常にノッていて面白かった。
    ジャクリーヌの涙は丁寧に歌う様に演奏していますが、今ひとつ物足りません。
    ボーナスのパリの生活からアリア『私はブラジル人』、これテノールとチェロ、オーケストラの特別アレンジ。
    但しチェロはちょっと出てくるだけで、後は普通の同曲と同じ。
    リール国立管弦楽団とブロックの指揮は、非常にしっかり、主張すべき所はしており、中々良い伴奏です。
    録音も良好。
    曲目に気になれば買いです。

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     2024/03/23

    ヨハン・シュトラウス2世が書いた喜歌劇の中で、こうもり、ジプシー男爵、ヴェネチアの一夜に次いでその序曲が知られているのが、このくるまば草。
    ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートでも何度か取り上げられて、また序曲の対旋律をブラームスが書いたと言われる(根拠はないようだが)エピソードでも知られている。
    今まで全曲盤の一つぐらいはあるだろうと思っていたが、このCDが世界初録音との事で、今まで全曲録音がなかった事に驚きです。
    ダリオ・サルヴィ指揮、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団、ソフィア・フィルハーモニー合唱団による演奏で、歌手はヨーロッパで活躍する新しい歌手を中心に配役、サルヴィがナクソスに録音した前作、鬼ごっこに参加した歌手も何人かいている。
    演奏はややオケが弱い所もあるが、世界初録音という事も考えると充分な出来。
    歌手の歌は良い。
    随時に序曲で聴き馴染みのある旋律が流れて、確かに有名な他の喜歌劇にはちょっと聴き劣るが、作品自体は悪くないと思う。
    2020年にソフィア・ブルガリア・ホールで録音されたもので、音質は良好です。

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     2024/03/21

    オーストリアのプレイザー・レコードが出す、ツィーラー・エディションは同社の人気作品で、このCDで26枚目を迎える。
    本CDも演奏は、ハンス・シャーデンバウアー指揮、オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団が担当。
    一部の曲ではユリア・コチとクリスティアン・ドレッシャーが参加している。
    ツィーラー・エディションの売りの一つは知られざる作品が沢山入っているという事であるが、本CDでもここでしか聴けないような作品が多数入っている。
    表題にもなった『写真のワルツ』や『敬意のワルツ』『バリソン行進曲』等、中々良いメロディを持った作品もある。
    またツィーラー3大ワルツの1つ、『へラインシュパツィールト』は元々オペレッタのメロディを流用した作品だが、ここでは冒頭のメロディの原曲のアリアが収録されており貴重だ。
    オケは中規模ぐらいの編成で、演奏はシャーデンバウアーのメリハリある巧みなサウンドとウィーンらしい柔らかなサウンドが聴きどころ、もちろん作品を初めて知るには十分。
    尚、作品の殆どはツィーラーのオリジナルの譜面ではなく、他人が手を入れたもの。
    録音年は不明だが、音質自体は良い。

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     2024/03/20

    アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス管弦楽団がRCAに録音した音源を復刻した物で、行進曲を集めたアルバムです。
    過去何度か発売されている音源ですが、本CDはクラシック・マーチを中心にした選曲となっています。
    演奏はまさに1960年代のアメリカのオーケストラらしい健康的なサウンドと躍動感が溢れるメリハリのついた演奏でこのコンビがらしいと言えるのではないでしょうか。
    『ボギー大佐』『サンブル・エ・ミューズ連隊』『忠誠』『星条旗よ永遠なれ』『国家の象徴』といった吹奏楽での演奏が主な曲はオーケストラに編曲する事により、より充実した響きの演奏で良いですし、冒頭の『ラデッキー行進曲』の跳ねるようなリズム感と絶妙なテンポの演奏は同曲の隠れた名演と言えるのではないでしょうか?
    同種のアルバムはそこそこありますが、これはおすすめの一枚です。
    録音は1960年代頃ではないかと思いますが音は十分聴ける水準です。

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