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harekazuya さんのレビュー一覧 

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/06/03

    心待ちにしているライブ・イン・ジャパンはでませんが、その穴を埋めてくれる演奏です。セルの英雄は、モントゥー/コンセルトヘボウを意識していたのではと、ひそかに思っている私ですが、モントゥー翁のさらに上をゆく名演です。日本での演奏はテレビで見た少年時代の記憶なので比較することはできませんが、こちらの方が、より明晰で、ゆとりを感じる演奏と思います。こんなものが出てくるので、クラシック音楽は止められません。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/14

    ブーレーズ旧盤とアバドを支持する者です。けれどこれはこれでとても楽しめました。すべてが自然に流れます。アバドやブーレーズは探索者として知らない世界を拓こうとしていますが、ブーレーズの弟子であるラトルはすでにこの音楽を体現し、自分の一部としているようです。森に棲む者が、自然を賛美し楽しんでいるようです。こんな楽しい春の祭典ははじめてですが、スリルや緊迫感とはほど遠い世界です。ある意味先に行き過ぎた演奏といえるかもしれません。こうした演奏が今後どう評価されていくのか、今後の音楽の世界のあり方を占うように感じます。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/06/04

    アーノンクール最後の録音となってしまいました。半世紀に渡って先頭を走り続けた彼の遺言が、バッハではなく、モーツァルトでもなく、ベートーヴェンであるというのは、ウィーンの風雲児であるアーノンクールに相応しいのかもしれません。「荘厳」なこの曲はどちらかというと苦手なのですが、飽きることもなく、重圧に押しつぶされもせず、心静かに音が沁みるのを堪能しました。ありきたりな表現ですがクレンペラーとガーディナーのよい処どりという感じです。ベネディクトスの味わいのあるヴァイオリンソロは奥方のアリス・アーノンクールでしょうか。技巧や音の強さではもはや過去の人かもしれませんが、切々と胸に迫る哀愁は抗しがたいものがあります。ヘンデルやバッハでの名演が思い出され、共に歩んだ道が浮んできます。アーノンクール音楽で涙が流れたのは初めての経験でした。長く語り継がれるべき演奏と思います。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/05/02

    まずは静かなで親密な語らいから始まります。音と感興は次第に振幅を増し、第3番、スケルツォに至って内面の吐露へとなります。決して聴くものを楽しませる音楽ではありません。コンサートホールで聴くようなあちらから積極的に語りかけてくるものでもありません。しかしこちらからその世界に入っていくと、そこにはブラームスの小宇宙があります。内省をするものにとって親しい感覚です。ピリスの旧盤も素晴らしい演奏でしたが、老いを感じる身にとってはより切実に感じるものがあります。室内楽の楽しみのひとつの頂点と思います。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/04/29

    LP時代から好きな指揮者でしたが持っている数は十数枚程度という中途半端なファンとしてはとてもありがたいものです。XRCDによる再発まではいたりませんが、音質も極めて良好です。普段私はLPの方に音の優位性を感じている者ですが、LPより明らかに優れているものが多くありました。特にLONDONの録音では音がクリアで明確になり、細部がよく聴こえるためにモントゥーの意図が伝わり、演奏効果が格段に上がっています。元のマスターは素晴らしすぎてLPではわざと音質を落としてあるのか、カッティングを重ねるうちに劣化したもので再発をしていたのかと邪推したくなります。シベリウス、フランクは言葉がないほどの美しさです。他の演奏を聴いてからモントゥーに親しんだ者としては歴史を振り返るという意味もありますが、モントゥーがこの演奏をしたから以降の演奏家が他の道を選ばざるをえなくなったのかと推測したくなるような圧倒的演奏力であり、人間のドラマを感じさせます。定評のあるコンセルトヘボウとのエロイカやドビッシーの曲、意外にすっきりでも味わいあるストラビンスキーなど魅力は尽きません。まだモントゥーに親しんでいない方たちにお勧めしたいと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/04/22

    デュメイの3枚目のフランクのソナタです。以前はねっとりとしたある種の官能と神経に刺さる知力を前面に打ち出し、それが彼の個性となっていました。今回ピリスではなく、ロルティを選び興味を持って聴いてみました。ロルティのもつ端整だけれども感覚の深いところまで届く静謐な視線を得て、今までとはまったく異なる次元へと至っています。感覚的な美しさはもちろん保たれているのですが、技術と感性を作品そのものに向けているようで自己主張の要素を感じさせません。少し枯れているといえなくもないのですが、余分なこと、色気や名誉欲などがそぎ落とされ、ただ音楽することに集注しています。何度聴いても飽きず、新たな感動があります。Rシュトラウスももちろん素晴らしいのですが、最後に入っている「メランコリー」と「前奏曲とフーガ」の静かな美しさには絶句します。今後の録音にも期待したいと思います。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/02/20

    ショパンは持っており、購入を迷いましたが、価格につられて買いました。独特のニュアンスを求める人であり、それを受け入れられるかどうかで評価が決まるのでしょう。コンサートホール時代からのファンであり、そのショパンが体験のベースになっている私としては、一見呂律がまわらないようなフレージングも、ペルルミュテの味と芸としていまだに胸にしみるものがあります。そしてショパンも同じレーベルの以前のものより音が良いように感じられます。オリジナルの紙ジャケも雰囲気があり、ペルルミュテの地元での評価や受け取られ方が伝わってくるようです。ピアノが弦楽器であるとあらためて感じさせてくれるすばらしい録音です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2015/06/05

    ショパンでの絶妙な表現に出会ってから、すっかりヴァーシャリのファンになってしまいました。決して派手ではなく、演奏効果を前面に押し出したりしませんが、いつも音楽に真摯に向かう姿勢が感じられ、その中にある厳しさ、ある種の激しさに向き合うと、もう抜け出せません。フンガロトンのどうしても手に入らないものを除き、たぶんほとんどの録音を持っていると思うのですが、これはそのなかでも最高の一枚と感じます。クラシック音楽を聴きはじめて50年ほどたちますが、その時期時期で、これぞモーツァルトの音と感じるものがあります。
    クルト・レーデルのセレナーデに始まり、ウラッハなどをへて、デュメイとハーゲンの協奏交響曲などが最近の嗜好でしたが、今はこれこそモーツァルトの音と楽しんでいます。張りのある透明感を感じさせるベルリンフィルの音にのって、ヴァーシャリィの柔らかいタッチの中に芯の強さを感じさせる「響き」で結晶したような美しさと絶妙な流動感がやってきます。音の流れにひたすら浸る喜びがあり、一瞬の美しさが永遠でもあるようなこれこそモーツァルトを聴く喜びと感じます。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/02/02

    若いときのベートーベンの録音も素晴らしいものでした。張りと勢いがあり、ベートーベンの気概がもっとも感じられる演奏のひとつでした。この録音たちにその勢いのようなものは減退しています。しかし、確実にそれに変わるものがあるのが感じられます。歳をとって失われるものと得られるものがあるのが実感できます。何よりも音に現れています。バリバリとした打楽器的な音でなく、弦楽器としての豊かで熟成感のある音が聴かれます。ふくよかで奥深い表現が随所にみられ、胸に迫り、心と身体の奥に灯をともされているようです。「熱情」に特に感動を感じましたが、最後のCDが地味な曲が多く、残り物の寄せ集めかと想像していたのですが、一枚でのまとまりとこなれた味わい深さでは一番感じるものが多く、好きなものを最後にとっておいたのかなとさえ思いました。ポミエの柔軟で腰の強い表現とともに、私にとってのこの全集の双璧となるものです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/01/22

    これを聴いている時間はまさに至福の時です。今を生きる私たちにぴったりの集中力と感覚美とゆるぎない造型、そして丁寧に弾かれた音の美しさが愉悦の時を紡ぎます。私にとって双璧は、柔軟性のポミエと強靭でしなやかなアニー・フィッシャーですが、その次のお気に入りとなりました。もしかしたら聴く機会は一番多くなるかもしれません。そして価格はアニー・フィッシャーの約1/10!!!.BGM的にベートーベンを楽しむにはこれがベストかもしれません。仕事がはかどり、時折遠い目をして瞬間の美しさに心を洗われます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/08/10

    最近モーツァルトを聴く機会が少なかったのですが、あまりの素晴らしさに勢いあまって、アーノンクール旧、ブリュッヘン新、マッケラス新、アバドなどの同じ組み合わせを一気に聴いてしまいましたが、個性的な面白さではこれが一番でした。
    破綻もいとわない常に前向きのアグレッシブと、ゆるやかな楽章でのゆったりとした鷹揚な表情のコントラストが、アーノンクールとこの楽団の組み合わせの特徴と感じます。それには奥さんのアリス・アーノンクールの味わいのあるヴァイオリンがとても効果的でした。さすがに現在はコンサートマスターではありませんが、メンバー表の中に名前を見つけるとうれしくなってしまいます。炸裂するティンパニー、吼える金管などにはさまれて、しっとりした弦の音を聴くとすっかりやられてしまいます。以前はその二つの表情がバラバラに並んでいる感じだったのが、激しい音の中に叙情性があったり、ゆるやかな中に厳しさがあったりと表現の幅が広がり、ダイナミズムと音の必然性が増していると感じます。私はモーツァルトの音楽の魅力は刹那的な快感と、上品な哀愁の調和と思っています。この演奏はその二つが高度なレベルで両立していると感じます。このアルバムはモーツァルトの音を楽しむのに最高のものと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 12人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/07/12

    9番の演奏の定評のあるものでは、ヴァントは織り成す音が綾となり
    いつしか永遠とつながっているようでした。
    チェリビダッケは、ペルシャ絨毯のような極彩色の音を延々と紡ぎ、
    美とは何かを訴えます。
    ジュリーニは、圧倒的な表現力に情緒をからませて祈りを感じさせ
    ます。
    アバドのこれまでの演奏はそうした音楽に思想や主張をこめるの
    を拒み、今生きる悦びを感じさせるものでした。
    彼岸的でなく、極めて現世的でそうした意味でとても個性的なも
    のと感じでいましたが、もうひとつもの足りなさもありました。
    今回の演奏会の様子が伝わってきていますが、明らかに衰え、とて
    も辛そうだったといいます。
    けれど音楽からは弛緩や滞りはまったく感じられません。
    そしてダイナミックな音色や心の行き届いた表現が続くのに、ど
    こにも作為や力みが感じられません。
    この作品をよりよく演奏しようとか、人によく分かってもらおうという
    親切と裏腹なお節介もありません。
    ただ淡々と作品に向き合い、それが自然に音となって現れ、それが
    ひたすら美しいのです。
    3楽章の全宇宙の星がいっせいにきらめくような瞬間で、他の指
    揮者はそこに全エネルギーを集中して感動を誘うのに、アバドは
    ひそやかにしっとりと音をつむぎます。
    それがまた、いっそう感動的なのです。
    私がブルックナーを聴くのは主に秋で、迷走神経がぴりぴりとして
    いる時に、毒をもって毒を制すという感じで使っています。
    けれどここには毒はありません。
    ふつうは一曲聴くとぐったりと疲れてしまうブルックナーなのですが、
    これは何度でも続けて聴け、その度に新しい発見と心に沁みる歌
    を感じます。
    癒しという言葉には手垢がつき、感覚のごまかしのようなニュアンス
    を感じるので、安らぎという言葉に託します。
    季節や天候の疲れだけでなく、世の中の様々なこと、老いや死
    といった現実など、のりこすことが困難なことが多くあり、真っ向から
    突き当たることも目をそらすこともできませんが、そうした時の心の
    支えとして、芸術ができることの最高のことのひとつがここにある
    と感じます。

    12人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2014/04/01

    Pat Metheny+Staff=UnityBand !!!

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/10

    オークレールのメンデルスゾーンとチャイコフスキーは未だに私にとってはベストの演奏で、LP、20年ほど前日本フィリップスが企画した当CDと同じ内容のもの、それに今回と3回目の購入になります。時代が進むにつれ、音が鮮明になってきます。前CDから比べ特にクリアになって驚きました。最初はあまりにリアルで以前の方が甘い雰囲気に酔えて良かったかなとも思いましたが,聴き進むにつれ、演奏に引き込まれ、最後には久々に背筋がぞくぞくして感動しました。ミシェル・オークレールのバイオリンもとてもニュアンスにあふれ素晴らしいものでしたが、伴奏のロベルト・ワグナーは以前は少し緩いかなと思っていたのが、とても細やかで、力強くもあり感心しました。以前のCDとメンデルスゾーンとチャイコフスキーの順番が逆になっていて、これもまた良かった理由のひとつかもしれません。他の曲もベストとはとかないまでも、とても良い演奏と思いますので、おすすめしたいと思います。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/16

    セルの音楽を聴き始めて40年以上の歳月が流れましたが、常に私にとってスタンダードあり続けました。他の演奏で心惹かれる表現があり、それをセルの演奏で確かめるとすでにそこに達成されていたということが度々ありました。ベートーベンのセルの全集はこれで三つ目になりますが、相当の期待を持って購入しました。期待以上の音でうれしくて仕方なく、じっくり聴く前に投稿いたしました。音の鮮度が格段に上がり、直接音と残響音が区別しやすいため、響きとして音を楽しめます。半面、年代か、担当者かわかりませんが、録音の質差はより大きく感じますが、鑑賞の妨げになるようなレベルではありません。音の立ち上がりが良くなったためソフトドーム系のレンポンスの悪いスピーカーではかえってきつい音に聴こえるかもしれません。どれもが目が醒めるような鮮やかな演奏が繰り広げられています。今まではどちらかというときちっとした構造物をイメージしていましたが、それにシューリヒトのようなヴィヴィとな表情が加わったようです。音質の改善によって偶数番の演奏効果が上がっているよう感じます。3番、5番といったセルの十八番で録音が古いものは鮮度よりは音の安定感が増し、ピラミッド型のどっしりした雰囲気が感じられます。これはこれでまた好ましく感じられてしまうのも惚れた弱みというところでしょうか。そして「合唱付}の素晴らしさ!!!! こもって雲のかなたから聴こえて来るようだった第3楽章のアダージョが実態のある手で触れられるものとして感じます。こんなことができるのだったら、このドイツでのリマスタリングを全ての演奏でやっていただきたいと切に希望します。個人的な感想に終始してしまいましたが、内容が良く価格も安いこのCDの発売によりより多くの方々にセルの素晴らしさが伝わり、知られていない録音の、特に日本における英雄の録音の、再発掘に繋がることを期待しています。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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