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yukiyasu さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/16

    このようなマイナーな曲がSACDで出てくるのは歓迎すべきだろうと思う。永久保存版的な存在になるだろう。言わせてもらえば、マイナーな曲のDVDがもっと発売されればいいのになと個人的には思っている。CDを聴くだけでは、難解な曲も、映像とともに観れば、理解が容易になるのではないか。もちろん演奏者の力量もあると思うが、普及という面から言えばDVDは大きな力を発揮すると思う。私の例で言えば、ショスタコービッチのVn協奏曲は、DVDでその良さを実感した次第である。バーバーのチェロ協はその曲想が気に入っていて、これを含めて2枚の録音を持っている。とても内省的なチェロが孤独に弾かれているような印象を受ける。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/15

    2台のピアノによる厚みある演奏に陶酔してしまいました。選曲がとてもいいです。官能的な部分や悲劇的なところが色濃く投影されています。ドビッシーの編曲が聴けるのも希有な経験のように思います。この曲がアルバム中で、もっとも優れているように思いました。もちろん、他の編曲も素晴らしいですが。
    私の体験から言えば、オケのピアノ版は2台以上ピアノが欲しいですね。1台だとメロディをさらっているだけのように感じられて、イマイチ満足できません。生で第九の2台のピアノによる演奏を最近、聴きましたが、とても良かったです。
    不満と言えば、ジャケットの写真が同じ雲の画が4ページにわたって背景になっていて、なんか手抜きのような印象を持ってしまったことです。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/22

    テンシュテットの爆演である。時間が短いので、手軽に聴ける。全曲が1枚のCDに収録されているので、途中で切れることがない。実に良心的である。しかし、このテンシュテットのブル8はスマートである。というか、暴力的である。危ない表現であるが、この演奏はパッションである。十字架を背負ってゴルゴダの丘へ向かう痩せこけ、傷だらけのキリストの姿が目に浮かんでくるようだ。テンシュテットはやりたいことをやり尽くしている。アインシュタインの舌を出した有名な写真があるが、脳裏に浮かんだのは舌を出したテンシュテットである。いや、舌を出しているのは、ブルックナーかも知れない。あらゆる点で、とても興味深い8番である。最後などは事切れてしまう。全曲を聴いた人にしかわからない。トランペットの強奏がすごい。まさに破天荒である。こういう指揮者が日本にもいてもいいと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/06

    ついにベールを脱いだバーンスタインのショスタコ5番。東京公演のCDはもちろん持っていますが、それがどのように行われたのか、演奏者、指揮者の
    様子はどうだったのか。映像が雄弁に語ります。日時、オケは異なりますが、バーンスタインのアプローチは、基本的には変わらないと思います。あの恐るべき4楽章。全く同じです、といっていいと思います。それは、似たところで、グールドの新旧のゴールドベルグ変奏曲と同じステージにあると言ってもいいと思います。グールドの場合も、旧はモノログで新はステレオ。その辺りも共通しているようで、たまたまとは思いますが、面白い。最近、CDでは満足できず、映像に偏りつつあるのですが、このDVD、大当たりです。過去の証人というか、そういう位置付けもできるだけでなく、新しい興奮を奮い立たせてくれる、そういう新鮮さもあります。

    第1楽章は、至って模範的な解釈のように思いますが、途中にカタストロフィがある。それを聴き取って、大いに興奮した。ffのピアノも面白い。

    第2楽章は、とても短い。よそ事を考えているとすぐに終わってしまう。強烈なスケルツォ。この速さも尋常ではない。

    第3楽章。すごい感情移入である。熱が籠もった名演。汗が飛び散る様は壮絶。この楽章があるから、後の4楽章のスピードが活きてくるように思う。
    うねり、のたうち回り、ねじれる。この速さで演奏できるのに、なぜ4楽章はあんなに速いのか。

    問題の第4楽章。爆演である。東京公演がどのように行われたのか、手に取るようにわかる。演奏する側も指揮する側も非常に忙しない。それでも、成立していることは驚異である。指揮者を芸術家たらしめる所以がここにあるように思う。バーンスタイン畏るべし。神懸かりとはどこへやら、極めて人為的である。もの凄いドライブである。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/12

    交響曲第2番は、精緻ではあるが、シノーポリの延長線上にあるような感じで、目新しさはそれほど感じません。注目は序曲集で、マンフレッドなどはシノーポリよりも面白いし、優れているんではないか。他の序曲もまさに目から鱗の名演である。全体にのんべんだらりとしていないのがいい。何か付け加えましたというレベルを超えて、それぞれが確固たる存在感を示している。第2番でいい感じになった後で、序曲でドンドンドンと来る。おお、なんて厚みのあるCDだと思ってしまう。また、第2番もSACDなのがいい。音の切れが抜群だ。シューマンの新たな一面を見せてもらった。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/01

    既にLDで出ていた映像だそうなので、語り尽くされているところはあると思うが、今回初めて接した感想を書きたいと思う。モーツァルトとマーラーは素晴らしい演奏ではあるが、映像としては特にこれといったことはない。ショルティの指揮ぶりに驚かされるものになっている。ムソルグスキーはとても面白い。金管が咆哮する場面では視聴者は圧倒される。シカゴ響の面々の表情もとても良い。老舗のオケを思わせる落ち着いた演奏だ。ベートーベンは序曲こそ普通の演奏だが、運命は特に4楽章のコーダには、驚いた。映像の美である。こんな不自然な、それでいて適確で大胆な映し方があるのだと感動し、納得してしまった。ベートーベンが見たら頷いているかも知れない。繰り返しもきちんとしているので、見応え十分である。とても面白いBOXである。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/31

    まず5番を聴いてみた。4楽章の対位法がとても素晴らしいと思った。完璧である。カラヤンらしさがほとばしり出ている。多くの5番に接したが、この演奏が一番ではないかと思う。最後のコラールは、以前、聴き始めた頃だったらものすごく感動したと思う。しかし、他にも違った点で良さの出ている盤に遭遇する中で、感動が薄れてしまっている。しかし、このレコードも聞き込むと、味が滲み出てくるかも知れない。(カラヤンを聞き込むことは今後あるだろうか。)それは、まるでマーラーの5番の5楽章のコラールを聴くように。

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