トップ > My ページ > ROYCE さんのレビュー一覧

ROYCE さんのレビュー一覧 

検索結果:164件中61件から75件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/07/26

    音楽は“歌”だという杉谷さんの演奏には、微妙なアクセントや一寸したニュアンスが随所に散りばめられている。腰を据えてじっくりと細部を丁寧に描きだすため、ゆっくりとしたテンポを採用しているが、その丁寧さにはインティメートな雰囲気があって心地よく聴ける。勢いに任せて弾き切るのではない。競争ではなく協創による音楽がここにある。通好みの渋い演奏といえ、耳が肥えた人、安易にドライブ感を求めない人には好まれる録音であろう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/07/16

    憂愁の味わいをたたえたスマートなブラームス演奏である。鋭角的な角が取れたマイルド志向の音作りであるため、乾坤一擲の迫力が不足すると感じる人がいるかもしれないが、大風呂敷を広げないクレバーな方向性を好ましく思う。巨匠風じゃない繊細な音楽性は傾聴に値する。新ホールの音響効果はきれいにまとまった今風というのか、よく溶け合うまろやかな音質の録音であるが、残響が直接音にまとわりついて抜けが悪く、いまひとつすっきりしない印象もある。往年のEMIが行っていたアビーロードスタジオでのオーケストラ録音を連想する。指揮者が任期を1年残して早期辞任したことにより、1番、2番の録音はどうなるのだろう。全集にならなかったら残念である。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/07/16

    12枚がばら売りで出たSACDハイブリッド盤を後期の曲を中心に7枚まで買った。残りの5枚は品切れのため中古市場で探して買い足すかどうか検討していたが、試しにこちらのBOXセットを買ってみた。音質を比較したらほとんど差がないではないか。むろんSACDの方が中低音域が若干膨らみ量感が増えてふっくらしているものの、その差はわずかである。高音域は演奏がピリオド奏法ということもあって、音源自体がシャープな傾向があり、ヘッドフォンで聞いても違いがよくわからない。高価なSACD盤はほとんど品切れだが、こんなに音質が似ているなら通常のCDでも不満はない。CDゆえの音質面でのデメリットは感じられないし、コストパフォーマンス的には圧倒的に有利であるから、買いそびれたSACD盤を揃えるのは中止にします。演奏に関しては古楽奏法もここまでこなれてきたかという感じ。奇をてらった某指揮者Aのようなあざとさはなく、時々出てくる聞きなれない響きも音楽的で納得出来る。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/06/23

    いささか食傷気味である類型化したピリオドスタイルの流行から一歩抜け出した感がある。知的な音楽性を持つ指揮者の見通しの良い設計と、ニューヨーク・フィルの厚みのあるどっしりとした音がいい塩梅に融合し、恰幅の良さとすっきりした明晰さが共存する演奏になっている。伝統あるオケに吹き込まれた新たな息吹、新時代の到来を感じずにはいられない。会場ノイズは皆無に近く、演奏終了後の拍手を聞くまではライブ録音とは気付かない。この出来ならば、全集録音に発展することを強く希望する。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/06/01

    モダン楽器による演奏だが、ピリオドスタイルをかなり意識しているものの成功はしていない。表面的にまねただけで不徹底、中途半端に終わっているのだ。オケの弦の刻みを殊更強調し、スタッカートでポキポキ弾かせるなんて、今時、どこもやらない。ピリオド派からの悪しき影響を受けたモダンオケによる過渡期の演奏といえよう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/05/30

    ヤノフスキの直線的な音楽の作り方は、すっきり、くっきりが特徴。ドライな感じもするが、録音会場のイエズス教会のアコースティックの豊かさがそれを中和している。イソコスキは美声だが、往年のヤノビッツ/カラヤン・ベルリンフィル盤にはおよなない。あの耽美性は空前絶後なのだろう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/05/07

    快速テンポでのベートーヴェン演奏は珍しくなくなったが、各パート1名というのが売り。ヴァイオリンなどは(ソロ演奏ゆえに)チャカチャカした響きが目立ってしまい、ギャグっぽく思える場面もある。5番の終楽章などは金管の音量にマスクされ弦楽器は(本来は)聞こえないはずだが、そこは録音技術で調整している。ライブ収録された第9のみ弦楽器が増員されているが、それでもヴァイオリンは3名ずつ、ヴィオラ2名、チェロ2名、コントラバス1名と少ない。合唱団も人数を刈り込んでいる。ソロ歌手は大声を張り上げる必要がないのだろう。軽やかに歌っている。第9は少人数によるデメリットはあまり感じられず、透明度の高い演奏として楽しめた。他の曲も弦楽器の各パートが2〜3名の規模で録音してもよかったのではないかと思う。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/04/24

    録音状態はこの年代のライブ録音としては、まずまずの水準だろう。合唱などはあまり分離がよくなく多少凝縮気味に聞こえるが、まあまあ許容できる範囲。ソロ歌手の声はマイクに近い感じで明瞭に入っている。CD化に際して電気的なエコーを付加しているのかもしれない。残響がやや不自然に感じられる箇所がある。演奏は巨匠風の鷹揚なスケール感に満ちていて、当たりが柔らかく穏やか。遅めのテンポでじっくり歌わせている。サヴァリッシュ晩年の芸風をしのばせる点で興味深い音源である。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/04/14

    同じメーカーから出たCD-BOXと聞き比べると、シングルレイヤーの方が切れ味鋭く、混濁感が少なくなっている。SACDの容量の大きさによるメリットは収録時間の長さだけではないようだ。全般に生々しい鮮烈さが増しているのはSACD化のメリットといえよう。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/03/06

    ピリオド系の演奏団体だが、妙な癖のない素直でおおらかな音楽を聞かせている。ヘンデルの場合はそれで正解。アーノンクールみたいなケレン味たっぷりの演奏はもうたくさんと思う人に喜ばれる録音である。録音状態も良好で、このセットは掘り出し物だった。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/28

    ステレオ収録されたカラヤン「ミサ・ソレムニス」について。2008年にリリースされたカラヤンのEMI録音ボックス第2集(71CD)に入っていた音源と、2014年に発売されたこちらの合唱作品集1947−1958(5CD)を比べると、2008年EMI盤では録音会場となったウィーンのムジークフェラインザールの長い残響の影響で細部がすっきりせず、全般にもやもやする傾向がありました。一方、96 KHz/24 bitによるリマスタリングを施したワーナー盤ではその辺を改善してあり、だいぶ風通しがよくなっています。1958年のステレオ録音としては、まずまずの出来で悪くない印象です。演奏は作りこみ過ぎない素直さというのか、ストレートで若々しい雰囲気を感じます。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/27

    SACD盤と通常CD盤の両方を買ってみたのだが、期待したほどの違いはなかった。ピリオド系の演奏はもともと中音域が痩せて聞こえるため、SACDのメリットが十分に活かされない傾向がある。そういう楽器を使って録音しているため仕方ないともいえるが、この音源に関してはCDで十分だと思われる。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/23

    著作隣接権切れの音源をいろいろなレーベルから拾い集めてボックス化してくれるので、使い勝手はすこぶるよろしい。問題は音質だが、アナログ風の耳触りのよい柔らかい音作りを志向していて、昔のLPレコードの音を思い出させる点が好評のようだ。情報量を多少間引きし、ダイナミックレンジもこじんまりとおとなしくまとめているらしいが、このセットのみを聞いている分には聞き疲れせず満足感を味わえる。しかし、正規レーベルから出ている同じ音源のCDと聞き比べると、化けの皮が剥がれるというのか、お化粧ぶりがわかるので、おやおやという気分になってくる。コストパフォーマンスで選ぶならVENIASが断然優れているけれど、音の純度を気にする場合は純正盤を選ぶことになるだろう。両者の音質の差をわずかな違いと考えるか、大きな違いと考えるかは、人それぞれ。著作権が50年から70年に延長されると、このシリーズもうまみが減って発売が難しくなるだろうから、今のうちに・・・

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/22

    Tudorによるバンベルク交響楽団の録音はいまいちパッとしないものが多い。フルシャのこの録音も例外ではなかった。こもった感じの抜けの悪さは録音会場のヨーゼフ・カイルベルト・ザールの音響特性によるのだろうか(東京文化会館で聞いているような印象といえばお察しいただけようか)。演奏自体はなかなかクレバーで好感を持てるだけに、すっきりしない地味な録音が惜しまれる。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/16

    ハイブリッド盤に続いてこちらも購入してしまった。全体にクリアさが増している。高音域の透明度の向上は相対的に中低音域の存在感を控えめに思わせる効果がある。その結果、全体的に肉付きがハイブリッドよりも若干細く、引き締まったスリムな音というイメージになっている。これをふくよかさが減少した固いと思う人もいるだろうし、明晰さが向上したと喜ぶ人もいるだろう。この違いは結構はっきりわかるので、ハイブリッド盤があれば十分ともいえない。フルトヴェングラーの録音に関しては様々なリマスター盤が登場しているわけで、マニアは結局それらを順番に買わされてしまうのだ。そういう人がシングルレイヤー盤を買って後悔することはないと思う。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:164件中61件から75件まで表示