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ROYCE さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/05/20

    写真から判断するとエンドピンがない新作楽器にガット弦を張ってバロック弓で弾いているようだ。歯切れのいいボーイングで紡がれるノリのいいリズム感が小気味良い。時々挿入される即興的な装飾も控えめで嫌味がない。巨匠風の堂々としたスタイルではなく、等身大の身近なバッハ演奏といった感じがする。

    バロック奏法の特殊性を強調することもなく、ごく普通にいい演奏になっている。ピリオドスタイルの演奏方法を完全に消化した結果としての普段着のバッハが現れたという風情。楽器の音色もこのスタイルの奏者に時々あるような痩せた貧相なものではない。円満にしてよく練られた演奏といえ、安心して聞いていられる。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/31

    いくつかのレーベルで再発売されてきた音源なので、メモリーズ盤の音質が気になるところ。缶入りは最悪でしたが、こちらは買って正解でした。

    メモリーズは過剰なノイズカットや余計な残響付加をしない方針なので、この全集も癖のない素直な音が楽しめます。94年に出たエヴェレストのSBM盤も持っていますが、エヴェレスト盤は高音域にフィルターをかけてヒスノイズをカットしているため、若干こもり気味。

    対してメモリーズ盤は、テープヒスはやや多めですが、高音域まで素直に伸びているため、ナチュラル感はエヴェレスト盤をしのぎます。一皮むけて鮮度が向上したような印象です。これでようやくクリップスの円熟した典雅な演奏の真価が分かると思います。こういう滋味あふれるベートーヴェンの演奏は、最近ではほとんど絶滅したようです。SACD盤で出たら再度買いたい全集ですね。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/28

    ブラームスは75年のステレオライブ録音であるが、残響過剰で電気的ノイズの混入もある。さらにCD化に際してノイズリダクションをかけすぎたため、細部はモヤモヤ、音像はユラユラと揺れて、かなり気持ち悪い。演奏は小細工を排した直球一本勝負といった風情。ライブなのでEMIのスタジオ録音より勢いがある。ボールトらしい男気というか、たくましい剛毅さがあって好ましい出来である。音質の劣悪さがネックになるので、ボールトのファン以外にはお勧めしない。メンデルスゾーンは、左右の分離が悪いステレオ録音だが、それほどモヤモヤしない音で聞きやすかった。こういう歴史的録音は、ヒスノイズが盛大にあったとしても、それをカットせずに生成りのまま出してもらいたいものだ。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/31

    軽妙洒脱な演奏です。重厚なベートーヴェンを期待するとがっかりします。才気があふれておりますが、いささか軽すぎて落ち着かない印象があります。他の方のレビューにもありますが、ジーっというノイズが混入しているのでかなり耳障りです。SACDの高音質もこれでは台無しですね。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/22

    限定盤で売り出された初期盤には、CDの編集ミスもあってお騒がせなことだったがひとまず完売。このたび値下げしての再発売となった。

    肝心の演奏は(104曲もあるから)、出来不出来があるのはいたしかたない。往年の大指揮者たちが好んで録音を残した88番は生気にあふれた好演で、なかなか聞かせる立派な出来。一方、99番などは切れ味が鈍くて平板そのもの。それでも、スローなテンポでじっくり丁寧に演奏しているゆえに、教科書的な模範演奏として、アマオケなどがこの曲をやる場合は、参考になるかもしれない。

    シュトゥットガルト室内管弦楽団は、創設者のミュンヒンガー時代からのいぶし銀の音色が健在で、小人数ゆえの見通しの良さは格別。あざとい演出が鼻に付くピリオドスタイルに飽きた聞き手には、こういう端正で穏健なスタイルの演奏は清涼剤のように思えるだろう。私は初期盤を買ってすぐに手放したが、なぜかもう一度聞きたくなって、2度目の購入となった。地味な演奏なのでパッと見は冴えないかもしれないが、じっくり聞いてみると、これはこれで良いと思える味がじんわりとわかってくる。格安BOXなので、買っておいて損はない。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/22

    オルフェオから出るというので期待しましたが、残念ながら音質はたいしたことありませんでした。終始モヤモヤしていて厚いベールの向こうから音が聞こえてくる感じです。同年のルツェルンでのライブ録音とは比較にならないくらい劣悪な音質で、EMIのバイロイト盤と比べても大幅に劣ります。そうはいっても電気的に若干の広がりを付加したマスタリングらしいので、ボケ気味ながら柔らかさがあって、先行発売された他社のCDよりは聞きやすいです。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/28

    ミルシティンやシェリングとこの演奏を比べている人がいるが、名前が出ているこの二人、今聞けば歌舞伎役者が大見栄を切っているかのごとき歌い回しで、演奏スタイルのオールドファッションは否めない。

    一方、グリュミオーのスタイリッシュで垢抜けた演奏には、今なお古さを感じさせない魅力がある。バッハに何を期待するかによって評価は違ってこようが、往年のシイゲティに典型を見る精神主義的演奏スタイルは、現代のバッハ演奏ではすでに過去のものとなっている。その点、この録音は時代の大きな変化に左右されず、みずみずしい生命感を長く保っているのは見事である。ちなみにバイオリン演奏を学習する人にとって、この録音は目指すべき究極の美音の例として、昔から聞き継がれていることを申し添えておく。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/21

    星二つの評価者の方、パリの第4楽章の異常な遅さは、旧全集の楽譜に基づいているためで、ベームのテンポは楽譜に忠実なものです。回転数が間違ってるのではなく、楽譜が違うのだから仕方ない。使う楽譜が新全集か旧全集かでテンポが変わる曲があるのです。ベーム盤にとやかく言うなら、もっと勉強してから評価してもらいたいですね。それよりも、この録音集は曲目によって、編集作業でのテープのつなぎ目が露骨にわかる箇所(たとえば26番の2楽章から3楽章への移行部の聞かせどころで鋏を入れてるのでガックリ)があるのが残念です。ベームの指揮とは無関係ですが、DGの粗雑で無神経な編集作業に対してマイナス1点です。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/28

    ギトギトに油っぽいこってりしたワーグナー演奏から決別した清冽な音楽が展開している。劇場的なはったりも見栄もないので、はじめは物足りないと思うかもしれないが、よく聞きこんでゆくと、さながら精密なスイス時計の中身を覗き込むような精緻な音楽の組み立てに魅了される。これを録音した当時のヤノフスキーの知名度はイマイチだったが、今や大家として知られる実力者となった。いまだ40代の彼にこの録音をゆだねた関係者の慧眼には敬意を表したい。ようやく時代がこの録音のスタイルに追いついてきたともいえよう。今ではほとんど不可能な贅沢なスタジオ録音ならではの細部の練り上げが素晴らしい。繰り返し聞いて飽きが来ない「指輪」のスタンダードとして評価したい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/01

    近接音主体の録音方法も影響しているだろうが、ボコボコした骨太なタッチの音はベートーヴェンに似つかわしい。剛毅というか朴訥というか、このようなスタイルの演奏は、ポリー二みたいなエリート然とした演奏が苦手な聞き手には喜ばれるのではなかろうか。かつて吉田秀和先生が絶賛された往年の名ピアニスト、ソロモンの録音を彷彿とさせる秀演である。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/19

    音質改良と称する疑似ステレオ化でブヨブヨに水膨れした他社CDもある中で、生成りのモノーラル録音が聞こえる。あまり評判がいいとはいえなかったティタニア・パラストのデッドな音響だが、管楽器の音の分離の良さ、弦のキメの細やかさなどが残響に埋もれずに際立っている。「最近のFM放送の音かと見まごう」という感想が出るのも納得できる状態で、時代を考えれば非常に高水準な録音揃いである。リマスタリングも見識があるというべきか、デジタル処理による楽音の無機質化を感じさせないところがありがたい。47年から54年までの録音を集めているが、後年になるほど情報量が増加するのは当然としても、47年録音でも十分鑑賞に堪える。旧来盤の流布によってフルトヴェングラーの録音=音が悪い」という固定観念がなきにしもあらずだったが、このセットの登場により、これまでの音質面に関するマイナスイメージが払拭されることを願うものである。ヘッドフォンで聞いても、音が団子状態にはならない分離の良さがあるので、歴史的モノーラル録音に不慣れな若い世代には抵抗があるのかもしれないが、イコライザーなどで、このCDの音をいじる必要はまったく感じない。同音源の他社製CDを持っていても、買い替える価値があるセットとお勧めしたい。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/03

    60年の旧盤に比べてカメラワークが素人っぽいように思えるのはカラヤンのせい?意味の無い歌手のアップ場面が多くてわずらわしいのだ。60年の方はそんなことがない。歌手の顔の好みは人それぞれだが、これも60年盤の方が品がいい。個人的にはバルツァはミスキャストだと思う(歌だけならいいが映像が加わると違和感ありすぎ)。映像の質も年代の割には良くないのでカラヤンでこの作品を見るならば60年盤を取りたい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/02

    安いの買ってみたが技術的にも音楽的にも並の出来だった。解釈が凡庸でオケのアンサンブル能力も緩い。教会の残響がもやもやと被ってくるので、細部がはっきりしない録音もイマイチ。BGMとして聞くならいいが、真面目に聞き込むと粗がめだっていけない。廉価盤としてはスクロバチェフスキの全集があれば十分かと。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/02

    リヒターの使用楽器はモダンチェンバロだったので金属的な音色がどうかと案じたが大丈夫だった。ふくらみのある柔らかい音で録音されている。これに対するコーガンのバイオリンは、芯の強い黒光りするような音色で朗々と歌う。ストラドを使ったグリュミオーの柔に対するガルネリの剛の極みというべき名演。こういう楷書体のバッハは現代では聞けなくなった。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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