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ユローヂィヴィ さんのレビュー一覧 

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     2022/05/05

    リスト生誕200年を記念したアルバム。長らくCD化されていなかった音源が陽の目を見たようだ。
    CD1枚目も2枚目も収録時間を目一杯使っているのが嬉しい。

    ロジェストヴェンスキイ指揮の『前奏曲』は作品の構成を見事に聴かせてくれる。
    また、エルムレル指揮、ソヴィエト国立文化省交響楽団の組み合わせが珍しく、そして演奏も面白い。

    ロジェストヴェンスキイにはモスクワ放送交響楽団とのリストの交響詩『タッソーの悲劇と勝利』の録音がある。こちらも収録して欲しかった。(『タッソー』はエルムレル指揮の録音を収録している。)
    ロジェストヴェンスキイの方の録音はまだCD化されていないようだ。

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     2021/12/16

    この録音は、プッチーニの楽譜に書かれている全ての音を表現しようというカラヤンの意欲というか執念のようなもので満ちあふれている。

    ベルリン・フィルだけあってオーケストラの部分が素晴らしい。とてもゴージャスな演奏になっている。

    テノールの有名なアリア「星は光ぬ」でもクラリネットの演奏に思わずうっとりしてしまう。

    ひとつ気になったのは、第一幕のトスカの登場の時に鍵の音を入れたり、大砲の音を入れるなど、実際の公演ならわかるが、セッション録音として後世に残すものに効果音を入れた事だ。


    それにしてもプッチーニの作品では『トスカ』のスカルピアにしろ、『西部の娘』のランスにしろ、ヒロインに言い寄る分かりやすい敵役が登場するが、もう一捻りしてもいいのにといつも思ってしまう。
    あまりにも単純すぎる敵役によってドラマが薄っぺらいものになってしまう。
    『トスカ』は音楽的にはとても充実していて、名だたる指揮者や歌手が録音を残し、そして世界中で上演されているが、ドラマが弱いことがいつも引っ掛かる。

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     2021/12/16

    歌劇『レニャーノの戦い』はとても愛国的な作品だ。

    残念ながらこの作品が日本で上演されることはまずないだろう。
    その意味でこの商品は日本語字幕付きで楽しめる貴重なものだ。しかし映像はそれほど綺麗ではない。

    演奏としてはサンティの指揮が素晴らしい。序曲からオーケストラが生き生きとしていて、全体の引き締めもさすが。歌手たちも健闘している。

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     2021/12/16

    ザルツブルク音楽祭1986年3月の収録。

    一流の歌手たちとカラヤン指揮のベルリン・フィル、豪華な舞台セットと衣装。
    歌劇『ドン・カルロ』を初めて味わうにはぴったりの商品。(今日の鮮明な映像に慣れている目からは古く感じてしまうが。)

    第3幕がとにかく素晴らしかった。
    『ドン・カルロ』というタイトルだがドン・カルロよりもむしろ国王、、ロドリーゴ、宗教裁判長、エボリ公、エリザベッタの方がドラマの中で活躍している。
    ある意味みんなが主役なのかもしれない。その点がこの作品の魅力でもある。

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     2021/12/14

    『ナクソス島のアリアドネ』は実に洒落た台本のオペラだ。
    遊び心に満ちた、ひと味もふた味も違う作品。

    そしてオペラ終盤の音楽が特に美しい。
    R.シュトラウスの美の世界を存分に味わえる。

    歌手では個人的にヘップナーがとても素晴らしく感じられた。

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     2021/12/14

    ドン・カルロを歌うマイケル・シルヴェスターとロドリーゴを歌うウラディーミル・チェルノフが特に印象に残った。

    エリザベッタを歌うミッロの声に若々しさやエリザベッタという役に求められる高貴な美しさがあまり感じられないのが残念。

    レヴァイン指揮、メトロポリタン歌劇場管弦楽団は情感溢れる素晴らしい演奏をしている。

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     2021/12/14

    『西部の娘』は録音と映像で以前から知っていたが、この映像を観て今回初めてこの作品が実は深いものがあることが分かった。
    このドラマについて色々と考えさせられたのは、やはりドミンゴの歌と演技が貢献していると思う。

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     2021/12/14

    このDVDでこの作品の魅力が十分に味わえた。

    『アロルド』は『スティッフェーリオ』の改訂版。主人公を牧師から軍人に替えることで、牧師が妻の不倫に苦しむという衝撃の設定は薄れてしまったが、キリスト教の精神に馴染みのない国では『アロルド』の方が理解しやすいように思う。

    この作品が日本でも上演されることを期待したい。

    2003年のライブ映像だが画質は悪い。

    一流の歌劇場での上演ではないので舞台セットや衣装にそれほどお金がかかっていないのと、歌手たちが少し力不足なのが残念。
    ただミーナを歌うADRIANA DAMATOはなかなか素晴らしい。(第2幕が特に。)

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     2021/12/10

    日本語字幕が付いてないことだけが残念。

    指揮者、歌手、合唱団、オーケストラ、演出そして舞台美術におけるまで、全てがこの作品の魅力を存分に伝えてくれる。

    この作品を日本で紹介するのにこの映像はベストと言える。

    近年のオペラの上演では作品本来の設定から離れた演出や舞台美術をするとこが多いが、ここではオーソドックスで、それでいてロシアのお伽噺のファンタジックな世界をふくらませて楽しい舞台にして見せてくれている。

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     2021/12/10

    3000年前のヌラーゲ人をテーマにしたという珍しいオペラ。
    この作品はおそらくオペラの歴史で最も古い時代を扱った作品だろう。

    商品の写真から一体どんな作品なのか不思議でたまらなかったが、観てみると奇異をてらったものではなかった。

    現代においてもまだ解決されていない人類の共通の問題がテーマになっている。
    異なる民族間での戦い、異なる民族間での許されざる愛、父と子、母と子の物語だ。
    壮大なテーマが描かれていて、観終わった後はわりと満足感があった。

    1959年の初演だが音楽はいわゆる現代音楽ではなく、調性があり、プッチーニやマスカーニと同時代の音楽のようだった。

    スクリーンに映し出す映像が効果的。
    ライオンキングのように頭の上に仮面の様なものを着けたり、長い手を着けたり、合唱団やバレエ団を白塗りにしたり、古代のイメージを独特の感性で演出している。

    歌手たちのレベルは高い。

    カリアリ歌劇場はめったに上演されることのない珍しい作品を取り上げることで有名だが、このオペラを作曲したエンニオ・ポリーノ(1910〜1959)はまさにこの歌劇場があるカリアリの出身。
    この作品はカリアリを讃える作品で、この歌劇場にぴったりの作品だ。

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     2021/12/02

    現在はバリトンとして活躍している為に音楽的に渋く、全ての演目においてドミンゴが歌う役が命を落とすことも残念といえば残念。

    テノールだったらソプラノとの二重唱などで華やかに50周年を祝うことが出来たのに。バリトンなので地味に感じられた。

    ドミンゴは苦悩する役にやりがいを感じるという事なので、その意味では歌手人生の最後に願ってもない役に巡り会えたのかもしれない。

    ヴェルディの3つの演目が取り上げられているが、中でも『シモン・ボッカネグラ』には感動した。

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     2021/12/02

    この作品が日本語字幕つきで楽しめるというのがこの商品の魅力。
    しかし残念ながら戯曲が弱く、上演がめったにないことが納得できてしまう。

    レナート・プルゾンの存在感と歌唱はさすがだ。

    船のマストを変化させたシンプルな舞台セットではあるが、とても効果的だ。

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     2021/12/02

    タン・ドゥンの個性と、アジアの音楽と西洋音楽がほどよく混じりあっている。
    雑多というよりも魅力的な音楽になっている。

    音楽はとても良いのだが台本がもう一つに感じられた。

    音楽を聴いているだけで十分楽しめる。心地いいというか、楽しい部分が多い。現代のオペラではまれなことではないだろうか。

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     2021/12/02

    この作品はまさに救いの無い悲劇であるが、観終わった後にとても深い満足感があった。

    ドミンゴとメーリ、ピロッツィの3人はこの作品を心から愛し、歌い・演技をしているということを強く感じる。

    指揮のマリオッティは時に鋭く、時に優しくオーケストラを操り、歌手たちをサポートしている。
    今回初めて知ったが素晴らしい指揮者だと思う。

    また、スカラ座管弦楽団の美しさ、合唱団の演技の高さに驚いた。
    どちらも素晴らしいのだが、逆にローカル色が薄れてしまったようにも感じられる。(特にオーケストラの音色に。)

    舞台はシンプルだが映像を映し出して変化をつけている。(衣装はとても凝っている。)
    第2幕はシンプルな舞台がかえって歌に集中させてくれる。

    『二人のフォスカリ』に関して現在ドミンゴには2種類の映像があるが、個人的にはこちらのスカラ座の方が素晴らしいと思う。

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     2021/12/02

    この商品は世界初の映像であり、しかも日本語字幕付きというのが嬉しい。

    アリアーヌを歌うシャルボネは少し発声に癖があるが、最初から最後まで休むことなく歌い続けるこの大変な役を見事に歌いきっている。

    この作品は台本が説明的過ぎる感じがする。その全てを舞台で表現するのは難しい。
    映像を駆使して歌詞の内容を映し出したら面白いかもしれない。

    原作はペレアスとメリザントの作者であるメーテルリンクの作品だけに、前者と似たような味わいがある。
    文芸作品としては深みがあって、象徴的で面白い。

    20世紀フランスにおける傑作オペラの一つと言われながら上演が少ないのは、舞台より演奏会形式で味わうのに適しているためかもしれない。

    デュカスの音楽は現代の作品と言われても納得してしまうほど色褪せておらず、様々な色に光輝く、美しく繊細な音で紡ぎ出されている。

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