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Fritz さんのレビュー一覧 

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     2013/02/11

     カラヤンと録音で共演した管楽器奏者は、ごく限られています。トランペット奏者に至っては、オネゲルの交響曲第2番のウェーゼニック(Fritz Wesenigk 当時のベルリンフィル主席)。ブランデンブルクのシェルバウム(Adolf Scherbaum)。それからモーリス・アンドレの3名でした。その中でも、トランペット協奏曲集は、このアンドレ盤のみです。
     ヴィヴァルディの1.3楽章やフンメルの3楽章はより速く、L・モーツァルトやテレマンの1楽章はより遅く。しかも音量に制限なく自由に吹かせている。モダン楽器の限界に挑戦といった趣です。
     ジャケットの写真のように、あの帝王カラヤンがアンドレさんと2人で録音を楽しんでいる様子が伝わる名盤です。是非聞いてみてください。

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     2013/02/11

     このアルバムの魅力は、一世を風靡したフランスの管楽器奏者たちが名を連ねていることでしょう。
     中でも珍しいのが、トランペット奏者のモーリス・アンドレがホルンを演奏していることです。当時のLPレコードのジャケットには、ロータリーのハイF菅でしょうか、小型のホルン(コルノ・ダ・カッチャ?)を演奏しているアンドレの写真が掲載されていました。ホルン奏者からの評価は賛否あるでしょうが、大変興味深い演奏です。BWV1046をトランペット奏者が演奏したものは、ギュトラー盤と共に大変珍しいものです。演奏は明るい音色でアンドレ節が心地良く、爽快な仕上がり。ただ、二足のわらじを履いた影響か、本業の第2番、第1楽章ではハイトーンが多少つぶれた感じになっています。シューリヒト盤でのアンドレを聞いた後には、多少物足りなさも残りますが、帝王アンドレの魅力満載の演奏。トランペット奏者必聴盤です。

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     2013/01/02

    ハーセスのハイドンが目的で購入。ソリスティックな音色ですが、落ち着いた表現です。シカゴ響でオケ吹きとして絶大な評価がされていますが、ソリストとしても同じように話題になって良いと感じます。アバドのサポートも手堅く、安定したテクニックで余裕のある演奏です。

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     2011/01/25

    ギュトラーの師匠としても知られるクルッグ(元ベルリン放送交響楽団主席:2010年没)の演奏は、適度なビブラートを用いて堂々とした演奏を展開しています。トレルリ、L.モーツァルト、テレマンではフランス・セルマーのピッコロを使用し、技術的にも安定した演奏。気になるといえば、音程の変わらない速いトリルが独特。最後のハイドンは、ヴォービッシュやデルモットと共に今では聞くことのできないタイプの演奏。クルッグ(昔のLPにはクルーグ)のソロを、アンドレが一世を風靡する前のレトロな演奏と感じるか、これぞモダン楽器の王道と感じるか。試しにお聞きになってみるのも一興です。

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     2011/01/15

    以前「コンサートは始まる」で小澤征爾氏とのトラブルが話題になったボストン響の元主席。1970年代ミネソタ管弦楽団に在籍していた時からの付き合いとなる、秋山和慶のサポートでの演奏。柔らかい音色で、落ちついた演奏です。オケでのパワーで吹きまくるイメージはなく、余裕を持った音域で音楽的なアプローチです。少し残念なのは、フレーズが短めなのと、音程が所々不安定になることです。しかし、伴奏に定評のある秋山氏のサポートで、個性を発揮した秀演と言えるでしょう。

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     2010/12/16

    とにかく元気な演奏です。パワーヒッターが安定したテクニックで、存分に吹きまくる。しかし、音色が輝かしいので荒く聞こえない。おおらかな演奏なので、緻密さを求める人にはいまいちかな。しかし、ラッパ吹きの原点がそのまま真っ直ぐに進化した演奏。これだけ鳴らせたら、気持ち良いでしょうね。爽快!!

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     2010/12/02

    カラヤンが録音にクレジットしたトランペット奏者は、3人のみと言われています。(他にあったら教えてください)

    1.オネゲルの交響曲第2番のウェーゼニック(Fritz Wesenigk 当時のベルリンフィル主席)
    2.ブランデンブルクのシェルバウム(Adolf Scherbaum)
    3.それからこのCDです。カラヤンへの評価は様々ですが、スーパースターであったことは事実です。カラヤン指揮の協奏曲の中には、ベルリンフィルに吸収されたような演奏も少なくない中で、アンドレの個性が十分の発揮されているこのCDは価値あるものだと感じます。多少ひいき目な評価かもしれませんが、この演奏はカラヤンと堂々と渡り合っているアンドレさんの見事な演奏を楽しめると思います。

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