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モローさん さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/12/30

    東京交響楽団による「惑星」は、秋山和慶指揮によるSACDが2001年に発売されており、端正で質の高い好ましい演奏であった。今回は大友直人指揮ということで期待していたが、期待とおり非常に格調が高い優れた演奏である。SACDではなく、ライブ録音であるが、サントリーホールでの録音のためか適度な残響があり輝かしい音色で、火星・天王星はダイナミックな演奏となっている。木星は、108小節からの3拍子の部分のテンポのとり方が聴きやすいものとなっており、中間部のアンダンテ・マエストーソの部分も美しい。他の曲も良い演奏で、全曲を通して何度も聴きたくなる優れたCDと言える。

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     2013/11/06

    2011年9月に発売されたコーエン・サンパウロ響によるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番・第4番の演奏は優れたものであった。約2年後になってようやく今回のCDがリリースされた。今回も両曲ともコーエンのピアノの音色が美しく緩急や強弱も適切であり、オーケストラの演奏・ピアノとのバランスも良く、鮮明な録音も相俟って大変聴きやすいものとなっている。パガニーニ狂詩曲は第18変奏のテンポが良く終結部にかけても緊張感のある演奏を繰り広げている。ピアノ協奏曲第3番は第1・第3楽章が早めのテンポでメリハリのある演奏となっているが、第3楽章でカット(練習番号52の3小節目から練習番号54の前まで)があるのが個人的には残念である。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/28

    第1楽章提示部の繰返しがないノーカット演奏であるが、演奏時間は約68分(第1楽章 22:15、第2楽章 11:39、第3楽章 17:06、第4楽章 16:58)であり、所有しているすべての演奏の中で最も長大なものとなっている。第1楽章、第3楽章はゆったりとしたテンポの演奏、第2楽章はB主題、第4楽章は3分過ぎからのC主題を遅いテンポにより歌い上げるような表現となっている。しかしながら、全曲を通して聴くと冗長ではなく、むしろ曲の構造がより鮮明になりこの交響曲の奥深さが浮き彫りになってくるような印象を受ける。録音は、弦楽器の音色が美しく、各管楽器の音も良く聴き取ることができ、ライブとしては高水準なものとなっている。このようなユニークな演奏が我が国の指揮者、オーケストラが創り出したものであることは大変嬉しいことである。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/20

    コーエンのピアノ、サンパウロ交響楽団の演奏ともに出色の出来であり、録音も非常に優れている。第2番は、第1楽章のピアノの美しい音色と厚みのあるオーケストラの響き、第2楽章冒頭部の木管とピアノのバランス、第3楽章のダイナミックな音響など、全曲を通して情感豊かで見事な演奏を楽しむことができる。また、第4番も緊張感のある優れた演奏であり、録音が鮮明なためオーケストラの各パートも細部まで聴き取ることができ、この曲の素晴らしさを十分に味わうことができる。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/31

    同曲の国内オーケストラのCDには、大友/東京都響、スヴェトラーノフ/NHK響、広上/日本フィル、秋山/広島響などの全曲版の良い演奏があるが、本CDは秋山/広島響と並ぶ大変優れた演奏であり、全曲を聴いた後に深い感動を覚えるものである。ラザレフの指揮による94年1月録音のボリショイ響とのCDも丁寧な演奏で好感の持てるものであり、94年2月のNHK響との演奏(放送による)も同様であった。それらと比較すると、今回のものは特に第3、第4楽章のテンポが速くなっているが、曲全体の流れは自然であり、残響も適度で楽器のバランスも良い録音が曲の美しさ、力強さを際立てている。なお、第1楽章の終結部にはティンパニーの一打が加えられているが、違和感はないものとなっている。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/15

    第1楽章の繰返しもあり演奏時間は60分を超えるが、テンポを大きく揺らすことなく楽譜を共感をこめて再現した優れた演奏である。特に、第4楽章の終結部に近い練習番号87以降の部分はきわめて聴きやすい流れとなっている。録音については、2011年のスタジオ録音でありさらに奥行きのある音も可能だったのではないかと惜しまれるが、低音を少し増強することにより、情感豊かな演奏として堪能できる。なお、第1楽章の終結部にはティンパニーが加えられている。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/11

    ピアノ協奏曲第3番は、オールソンの優れたテクニックによるピアノの音色が大変美しく、弱音部と強音部の対比も見事である。また、オーケストラの演奏も優れたもので、録音が良いこともあってこの曲の素晴らしさを十分に味わうことができる。シンフォニック・ダンスは、重厚なリズムで奥行があり各楽器の音色も美しく、ラフマニノフの創作の最後の輝きを感じ取ることができる。所有しているスパーノ/アトランタ響による「シェエラザード」(テラーク・2001年)が好ましい演奏であったが、このCDもそれと同様に質の高いものとなっている。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/10

    このコンビによるピアノ協奏曲第2番・第3番と同じく、3曲ともに曲の美しさと緊張感を余すところなく味わうことのできる優れた演奏である。セッション録音により、ピアノとオーケストラのバランス、オーケストラの各楽器の分離も良く、高音質が演奏を一層引き立てている。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/09

    2008年12月のデュトワ指揮・N響との共演によるパガニーニ狂詩曲の演奏の放送は、サントリーホールの良い響きとも相俟って、印象に残る優れたものであった。今回のCD発売はそれもあって期待していたが、やはり期待どおりの素晴らしい演奏を繰り広げている。第18変奏のテンポがやや速めであるのも好ましく、緊張感を持続しながら終結部まで一気に進行していく。協奏曲も適切なテンポと美しい打鍵により大変優れた演奏である。また、オーケストラの演奏も充実しており、ピアノとのバランスも良く、聴きやすい録音となっている。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/09

    パッパーノ指揮のラフマニノフの同曲は、2008年1月録音のシカゴ響とのライヴCD−R盤があり、標準的なテンポの好ましい演奏であった。本盤は、それと比較すると第2〜第4楽章の演奏時間がやや長くなっているが、緩急のつけ方が自然で非常に聴きやすいテンポ設定となっており、シカゴ響との演奏にあった第1楽章終結部のティンパニーの一打もなく、楽器のバランスも良い優れた演奏である。録音もライヴ盤にしては良好である。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/06

    ピアノとオーケストラの録音のバランスが非常に良く、両曲の協奏曲としての醍醐味を深く味わうことができる。第3番でのアンスネスの演奏は、旧盤(1995年・ライブ録音)と演奏時間を比較しても大きく変わっておらず、現代的でスマートな表現で、完璧な技術とタッチの軟らかさが相俟って同曲の奥深さを余すことなく聴くことができる。また、今回はセッション録音でもあり、オーケストラの演奏も奥行きのある美しい響きとなっている。第4番もアンスネスの技術と表現力及びオーケストラの緊張感のある演奏によって、曲の素晴らしさを改めて感じさせる優れたものである。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/05

    ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番のこの演奏は、レコードからPCに取り込んだものを聴いていたが、今回CDとして発売されたのは大変嬉しいことである。ピアノの音色が美しく、ゆったりとしたテンポで素晴らしい演奏を繰り広げている。オーケストラの演奏も良く、録音もピアノとオーケストラのバランスが優れている。ボレットが1988年に来日した際のN響との同曲の演奏は、ピアノを弾く姿に確固とした信念を感ずる印象的なものであったが、この録音はそれを思い出させるものである。なお、ボレットの同曲のCDには1969年のライブもあるが、演奏は鋭く良いもののモノラルで音質がやや劣り、第3楽章のカットもある。また、他の収録曲に関しても大変優れた演奏で録音も良く、この価格で入手できることを歓迎したい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/05/03

    トルプチェスキのピアノは音色が美しく技術的にも優れており、2つの協奏曲の素晴らしさを余すところなく堪能できる。イギリスのオーケストラはラフマニノフの交響曲や協奏曲の伴奏に良い演奏を繰り広げているCDが多いが、この指揮者・オーケストラの演奏も優れたものでピアノとのバランスも良く、セッション録音により音の響きが非常に美しいこともあって満足感の高いCDである。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/04/03

    マリコワのピアノは音色が美しいだけでなく力強さも感じられる。オーケストラの演奏もレベルが高く、ピアノとのバランスも良い。録音が非常に優れていることもあって、サンサーンスのピアノ協奏曲が軽妙なだけでなく多面的な要素も持っていることを堪能できる。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/20

    ノセダ/BBCフィルは既発売の交響曲第1番で大変充実した演奏を繰り広げており、第2番も期待していたが、期待どおりの名演であり、第1楽章提示部の繰返しを行っていることも好ましい。テンポをあまり揺らすことをせず、細部は周到に計算した上で楽譜を忠実に再現しているような演奏であり、それがこの曲の素晴らしさを最も表現していることに気付かせる。BBCフィルの演奏水準は高く、CHANDOS特有の録音の良さも際立っている。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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