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Verdi さんのレビュー一覧 

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     2021/07/17

    プレヴィンはピアニストだったのか指揮者だったのか、というのは言うも愚かな話ですが、プレヴィン自身は自分がジャズを弾くピアニストであったことは忘れていなかったのだと思います。最後の一つ前の来日の時だったか、N響でマーラーを振った翌日くらいに、ブルーノート東京で小曽根真が出た時に音楽事務所の社長さんと聞きに来ていたのを覚えています。その程度には好きだったのだと思います。このプレヴィンの録音はまだ若い頃の録音ですが、弾き振りでのピアノが「これはこうでなければ」というような迷いの無い演奏に仕上がっています。それは、やはり曲を自家薬籠中のものにすることの出来たプレヴィンならではのものではなかったかと。

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     2021/07/17

    ラプソディー・イン・ブルーの録音も星の数ほどあるけれど、これは昔から名演と呼ばれた録音。この録音自体、まだ初演から40年と経っていないものであったというのは意外と大事なことで、今の演奏は無駄に窮屈になっている面も無きにしも非ずかと思う。無論バーンスタインはこの曲の作曲者でもないし、初演者でもないのだけれど、恰も創唱者(歌じゃないからそうは言わないのだけれども)かの如くに自由闊達に演奏している。その自由さが、この演奏をスタンダードに仕上げているのだと思います。バーンスタインのピアノも指揮も無論他の追随を許さないものであることは言うまでもなく。

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     2021/07/16

    スメタナのスメタナ。1970年代の「デジタル録音」。当時開発されたDENONというか日本コロムビア独自のデジタル録音であるPCM録音を提げてチェコスロヴァキアに行って録音したもの。なので、スプラフォンレーベルではないのです。スプラフォンのものも含めて、日本コロムビアは盛んにチェコ・フィルやスメタナ四重奏団の録音を出していたのですが、日本コロムビア・DNON自体の不調もあって、いつしかカタログから落ちていってしまったのではありますが、その録音群は不滅です。これはまさしくスメタナのスメタナ。弦の響きの美しさでは秀逸のスメタナSQですが、この「我が生涯より」の第3楽章の、情熱を湛えた表現は未だ他の追随を許さないと思います。

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     2021/07/16

    今は「アーノンクールのヨハン・シュトラウス集」といった態のボックスで出ているのですが、「こうもり」としてはこちらで。アーノンクールがこうもり?という強烈な意外性が当時はあったのですが、古楽器演奏のアーノンクールはどこへやら、といった演奏。とはいえなにしろアーノンクールですので、一筋縄ではいきません。いや、真っ当なのだけれど、いわば辛口のシャンパン。まぁ、シャンパンは辛口の方が上等ではありますので。ドイツオーストリア圏のゼクトではないですね。洒脱ではあるけれど軽妙ではない、といったところか。まぁ、グルベローヴァが歌ってるからそれで十分なんですけれどもね。

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     2021/07/16

    こうもりといえばウィーンとミュンヘンの大晦日。必ずある訳ではないけれど、2幕のオルロフスキー公爵の夜会でのガラパフォーマンスがお楽しみ。実際、シュターツオーパーの大晦日なら、ちょっとしたものが期待出来たりする。それをちょっと有り得ないような豪華版で再現したのがこの録音。なにしろガラの出演者がデル・モナコにビョルリンクにテバルディにバスティアニー二に、それがまたここでしか歌わないだろう、みたいなものを歌っている。というのを楽しく聞くのがこの録音の楽しみというものでしょう。「こうもり」で野暮なことを言うものではありません。というのを承知で言えば、「こうもり」としてはこちらの方がやっぱりいいよなぁ、というのがあるのは間違いないところ。そして、カラヤンのオペラはこんなものではないのだよ。

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     2021/07/16

    今でこそピリオド演奏などと当たり前のように語られるけれど、所謂古楽器演奏を、特にバロック以前の古楽演奏を推し進めてきた、いわば黎明期の推進役の一人がデヴィッド・マンロウでした。若くして亡くなってしまったけれど、ドグマティックなものに堕さずに、音楽としての楽しさをきちんと追求した演奏は、今以て他の追随を許さないものだと思います。実際、このへんの音楽をきちんと演奏している録音というのも、それほど多くないですし。

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     2021/07/13

    クライバーの名盤ということになってはいるが、率直にいうと何故かは知らねど決して録音としては状態は良くない。クライバーの指揮は例によってハキハキとしたもので、確かにいい演奏。ただ、ある種の色気がもう一つなのに対し、ある種退廃的な香りが漂ってしまうのがなんというか。歌唱陣はある種のベストに近いとは思います。プライのアイゼンシュタインが秀逸。ポップのアデーレも。

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     2021/07/13

    プレヴィン指揮の「こうもり」というのもちょっと意外ではある。歌手がなかなか曲者揃い。ロザリンデがキリ・テ・カナワだったり、と思えばアイゼンシュタインがヴォルフガング・ブレンデル、何故かフロッシュがオットー・シェンク。あんたこんなとこで何やってるんですか....まぁ、歌手としてはグルベローヴァがアデーレを歌っているのでそれが全て。オケはウィーン・フィル。一体これはなんなのか。正直、これが出た当時のベストチョイスはクライバー盤だったので、既にして評価は微妙ではあったのだけれど、今になってみると、結果的には幾つかあるベストチョイスの1つくらいにはなっていると言っていいと思う。今このクラスの陣容を揃えて「こうもり」の録音をするのはほぼ至難だと思う。そういう意味では「昔は良かった」になりかねないけれど。結局、思いの外適度な「バランスの良さ」が身上なのだと思われます。

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     2021/07/13

    サティといえばチッコリーニ、といった趣の録音。一世を風靡したサティといえばこれでした。もう40年近く前なのですね。もっとも、当時は、これより前の録音集がまだメインだったかも知れませんが。こちらは当時としては最新だった録音。演奏の良し悪しを云々するほどサティを聞いているわけではありませんが、取り敢えずたまに聞いてみようと思う時に取り出すのはこのセットです。今は歌曲も含めてもっと安いセットが出ていますので、これから買うならそちらを選ぶのかとは思いますが、録音としては過不足ないと思っています。

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     2021/07/13

    もうバッティストーニが東フィルを振るようになって何年になるのか、その実力を如何なく知らしめた演奏の記録でしょうか。正直言うと歌唱陣を云々してはいけないのでして、兎にも角にもバッティストーニのキレキレの指揮を聞くディスクだと思います。このキレキレの音楽はもう今も昔も変わらない。今日本のオーケストラで聞ける指揮者としては一番面白い人であり、聞くべき人だと思います。その、日本での出世作としての演奏の記録としても聞かれ続けて欲しいと思います。

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     2021/07/13

    グルベローヴァのテルデックへの録音のコンピレーション。R.シュトラウス歌曲集とモーツァルトのコンサート・アリア集の2つのアルバムに、アーノンクール等とのオペラの録音中心に編まれた1枚を併せたボックスです。入手出来るうちに入手しておいた方がいいセットです。特筆すべきはR.シュトラウスの歌曲集。決して歌曲の録音が多いとは言えないグルベローヴァですが、実はドイツ・リートの歌い手としては素晴らしいものがあります。そのグルベーローヴァによるR.シュトラウスの歌曲は、女声によるものとしては他に類を見ない極上のものだと思います。

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     2021/07/12

    姉妹編とも言える「交響曲名曲名盤100 」と並んで、1980年代にクラシック音楽を聞き始めた身には、とても良質で大事な指南役でした。グールドは勿論、グルダも、ニコライエワも、フランソワも、皆諸井誠に教わったのでした。或いは、ドビュッシーもラヴェルも、ベートーヴェンの後期ピアノソナタも、やっぱり諸井誠に教わったのだったよなぁ、と今更に思います。古い本ではありますが、必ずしも古びてはいないと思います。むしろ、情報が無駄に溢れている今だからこそ、こういう本が貴重なのかも。復刻して欲しいものです。

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     2021/07/12

    もう古い本なのだとは思いますけれども、1980年代、まだインターネットなんて影も形もなく、やっとCDというものがこの世に出て来たくらいの頃には、こういう本は音楽を聞き進めていく上で、とても大事なものでした。と同時に、誰の言葉を参考にしていくべきか、という選択もとても重要だったと思います。暴言で有名になったようなナントカ評論家の類が人気を博した一方で、幾らかの、この人の言は容れて然るべし、という人の一人がこの人だったように思います。自身作曲家でありながら、クラシック音楽を紹介する著作を幾つか遺された中では、確かにこういうスタイルの本は古いのでしょう。一人で全て書いてしまう、取り上げる録音はもう古いものが多い、それでも、そこで語られている内容は必ずしも古びてはいないのではないかと思います。是非復刻して欲しいと思います。

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     2021/07/11

    1963年の録音。ごく若い頃の、メジャーデビューしたばかりのフレーニとゲッダによるボエーム、なのですが、むしろここではシッパースの指揮をこそ推したいと思います。トマス・シッパース。若くして亡くなったけれど、当時は新進気鋭の才気煥発といったタイプの指揮者だったようで、今に遺る録音を聞いても、鮮烈なものが多いと感じます。特にオペラの録音が、怪しげなライブ録音も含めて多数。本来はボエームなんてそんなに指揮でどうこうというオペラでもないと思うのですが、端々での音楽運びなど、メリハリのある演奏に仕上がっています。

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     2021/07/11

    最近は余り動向を聞かないクヴァストホフの1998年の録音。悪くない演奏です。ただ、数多ある冬の旅の録音の中で敢えてこの演奏を選ぶか、となると、琴線に触れるような何か、引っ掛かる何かに欠けるところがあるようにも思われます。評価の難しいところかも知れません。演奏として悪くはないと思うんですが。

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