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shef さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/08/08

    5番遍歴は長いが、結局、ここに戻る。 音楽に無理がなく、それでいてすべてを語りつくしている演奏だ。 若きシノーポリのエネルギーと作品に対する愛情がにじみ出ている。

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     2009/07/04

    俊鋭なクーベリック、厳格なヴァント、剛のケルテス。 アバドは一言で表現すれば「優美」だろうか。 あるいは「愉悦のブルックナー」だ。
    まるでカスパー・フリードリヒが描いた夕暮れの風景画と対峙している気分になる。
    ブルックナーの音楽はあまりにも哲学的に語られすぎるのではないか。 アバドが彼の言葉で語ったブルックナーは「ナイーヴな音楽」だ。 フリードリヒの絵画が写生ではなく、彼の心情風景であるように、素朴で厳格な男らしさという既存の概念から解放されたブルックナー像をアバドは見事に表現していると思う。

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     2009/06/16

    久しぶりに聴いて、以前とは異なる印象を持った。微温湯のベートーヴェンと評されていたが、なかなか骨太で懐の深い演奏だった。2番のチャーミングなこと、3番の裾野の広い山を見上げるような雄大さ、4番の愉悦感、6番の優美さなど、今なお魅了的。5、7番は緊張感がないと評されるが、ワルターの語り口は魅力的だ。 刺激的ではないが、安定感と流れるような歌がある。9番も3楽章の深い祈りにも似た静寂さは他に代えられない。 レコード時代、それこそすれ切れるほど聴き、もっと刺激的な演奏へと浮気したが、結局、ここに帰るのかと思うと感慨深い。 音楽って音であって音ではないのだろう。 精神論を振りかざすつもりは毛頭ないが、ベートーヴェンと真摯に対話できる演奏だ。

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