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John Cleese さんのレビュー一覧 

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  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/11/22

    本日、届きました。本商品の購入を検討されている方々は、すでに既発売の録音はお持ちの方が多いと察しますので、演奏内容についてではなく、気になる音質向上の件に関して申し上げます。SACD化は期待通りの結果です。もともと優れた音質の録音であり、既発売のCDでも十分楽しめるものでしたが、オーケストラ部分はより一層ディティールが明瞭になりましたが、刮目すべきは歌唱の音質!これがまた伸びやか、かつ立体的なのですね。古いモノラル録音で立体的っていうのは矛盾しているようですが、実際そうなのです。今、ジークフリートの三幕にさしかかっていますが、ほとんど60年前の録音とは信じがたいレベルです。私は指輪全曲盤を入手するとまず最初に聞くのがジークフリート一幕の「ノートゥンク、なぜお前は折れたのか」から一気に三幕の前奏曲までなのですが、この時期のモノ・ライヴではあまり聞こえてこない残響成分のいわゆるバイロイト・トーンすら感じられます。ステレオであってもベーム先生の60年代ライブではあまり感じ取れないですね。これもSACD化によるものでしょうか。三幕の前奏曲。90年ごろ、バイロイトでご一緒した故宇野先生(ドイツ文学の道義先生、お兄様の方ではなく)と交わした会話、「指輪の中でピンポイントでどこがお気に入りですか?」「ジークフリートの三幕の前奏曲ですね」「おお!僕もです。短いけど、カッコいい音楽ですよね〜」をふと思い出しながら聴いております。

    14人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/11/07

    映画ファンでもありまして、メディアが新しくなるたびに「アラビアのロレンス」だとか「ゴッドファーザー3部作」、あと黒澤・小津ですかね、VHS→LD→DVD→BDとコレクションを買い替えて総入れ替え。こんなことに人生のエネルギーと金を費やすのはほんとにバカバカしいのですが、止まらない。そしてフルヴェン先生のヒストリカル音源もしかり。ウラニアのエロイカ、バイロイトの第九、戦後復帰の運命、5月25日も27日も、ブル8も44年49年54年しかもそれぞれ別の日のテイク・・・いったいそれぞれ板起こしだのSACDだの一体何種類買わせる気か?
    ・・・って、それなら買わなきゃいいだろう、と健常者の方々は簡単におっしゃるでしょう。それはその通り。病気の自分が悪いんです。ここにきてさらにリング、すでにローマはSACD化されているのですが、ミラノがついにSACDですか。ローマもミラノもLP時代から何種類も買っているのに・・・他の方も書かれていますが、音質がどれだけ向上しているか、それだけ。広告の写真のジャケット写真は昔出たミラノ国内盤リングと同じ。いや〜な予感。ウラニアなんかと違ってセットですから値が張る。実は同時発売のクナの57年バイロイト・リングは迷わずクリックしました。音は普通のCDの時でも十分いいですからね、期待できます。しかしこちらは・・・フルヴェン・ミラノは音悪いからな〜実は昔のLPまともに聞きとおしたことありません。耳が痛くなって。そんなわけでこちらいまだ迷っています。なんと罪作りな・・・

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/07/10

    昨年、実際にバイロイトで本演奏を観ましたが、映像作品としてリリースされるとかなり印象が異なります。もちろん歌手の出来やティーレマン先生の紡ぎ出す音は生演奏と同じく感銘を受けましたが、平土間の2列目という舞台がよく見渡せる席で見たにもかかわらず、その時は気付かなかった細かい歌手の表情、動作まで明瞭に提示してくれるのはやはり映像作品の強みですね。映像では、実際の劇場ではとてもここまでは見えないという細部まで見えてしまい、イヴリン・ヘルツゥイスさんもさすがにお年相応に見えてしまいますが、実際の舞台ではそのような音楽以外の要素はまったく気なりませんでした。それに舞台が実際よりも明るい。第二幕の「夜」もこんなにはっきり見えてしまうのはいかがなものか。第三幕も紗幕があってよく細部が見えなくてもどかしい(以前のハイナー・ミュラー演出をおもいだしました)実際の舞台よりもよく見えます。やはり映像作品は舞台とは別物と考えた方がいいなと思います。
    第二幕、マルケ王に囚われたトリスタンが目隠しされて跪かせられる姿は否が応でも昨今の、テロリストによって処刑される直前の人質を連想させます。一貫してマルケ王は悪役にされています。フンディング並みです。一般に不倫の話は妻に裏切られる立場の人が高潔であればあるほど、モラル・ジレンマは大きくなり、主人公たちの悩みも深くなるわけですから、私はこういう演出は如何なものかと。カテリーナにしては極端な読み替えはありませんが、全てが終わって最後にトリスタンの亡骸と当惑するブランゲーネだけが舞台に残るという演出は初めてです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/06/26

    マーラーはこの第6と第7が私の偏愛の対象でして、十代のLP時代の大昔からの収集はそれぞれ三桁の数を超えましたが、また新たに第6のお気に入りが。お若い指揮者でいらっしゃるが、終楽章の2度目のハンマーの手前でグッとテンポを落として引っ張るなど、外連(けれん)にも事欠かないのが大変よろしい。録音も生々しいけど、これだけの質の録音だったら、そしてこのレギュラープライスなら、シングルレイヤーとは言いませんが、せめてハイブリッドのSACDにしてもらえませんかね。で星1つマイナス。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/06/24

    いや〜これは・・・マニアックな企画ですね〜と言いながら予約。昨日届きました。まずは名盤の誉れ高い51年盤から。第一幕そこそこで、LP以来数種類異なった時期に発売されたCDを所有の、最も人口に膾炙する62年盤の音質チェック。下らない自慢ですが、初出CDは30年前バイロイトで購入したもの。そのお店、Die Schallplattenもとっくになくなりました。昨年は自身にとってもバイロイト通いついに30周年。もっとも毎年行ったわけではないですが。それでもここに聴かれる60年代の演奏は知る由もない。だってこのセットの収録時は生まれていないか、幼児だったのですからね、でも最初にバイロイトに行った若い日には、現地の古老の「バレンボイム?あんなのまだワーグナーになっておらん。お前はクナッパーツブッシュのパルジファルは聴いたことがあるか?ありゃーすごいぞ。ああいうのを指揮っていうんだ、ああいうのをワーグナーというんだ。」という言葉に悔しい思いをしました。その悔しさをこのセットで・・・ところで以前春の祭典ばっかりのセット発売のときもすごい企画だな〜しかしこんなにハルサイばっかり聴くことができるんかなぁ、と思ったんですが、実際には結構続けて聴けるものなんですよね、しかも一枚のCDに2つ演奏が入っているからハルサイが終わってすぐまた次のハルサイが始まる・・・って結構シュールな体験でハマります。パルジファルもそうなるかな?何せ1パフォーマンスが4枚にわたってますからね。ま、これから頑張ります。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/03/29

    ・・・ かつてドナルド・キーン先生は、日本のある音楽評論家が、小澤征爾先生の指揮による新世界交響曲をブラインドで聴いて、その悠然たるテンポから指揮者はチェコ人に違いないと断言したという話を紹介し、表層だけで指揮者の国籍など分かるはずがないのにそういった評論がまかり通ることの奇妙さに触れておられました。一方でやはり現在のようにオーケストラが国際化していない時代には、たとえばブーレーズ先生も昔のバイロイトでは勝手にオーケストラがコブシをつけてしまうので、それを取り除くのに苦労した、などということがあったなどという話も耳にします。かつてはそういったローカル色があったことも否定はできないのでしょうね。ムラヴィンスキー先生のレパートリーの中では極めてマイナーなブルックナーでも、有名な第9番の演奏では、いやがおうにも金管などに西側のオーケストラにはない癖が聴き取れ、違和感があるのですが、この第8番にはほとんどそういった違和感は感じません。実はこの録音の存在することは知ってましたが、私にとっては幻の演奏でした。今回初めて触れて、録音の聴きやすさ(グランドスラムの復刻の素晴らしさ)に感激しておりますが、同時に恐れていた(期待していた?)西欧との違い、違和感、ブルックナー演奏としては好事家向きの異端、といった要素の低さ、ロシア臭の無さ、に驚きました。ムラヴィンスキー先生の峻厳さはそのままに、本当に純粋に、これは何よりもまずブルックナー第8番の普遍的な素晴らしさが表現された盤です。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/02/25

    シングルレイヤーSACDです。今こうしてレヴューを書きながらも当ディスクを聴いております。以前から、内容は無論のこと、58年録音とは思えない録音の優秀さでも有名な盤ですが、現時点では、つまり本盤の発売前までは最も優れた音質とされたSHM-CDの音質すらほとんど比較の場にも立たせないような優れた音質です。いままでのCDは、あくまでスピーカーの向こう側で鳴っていた音。これはスピーカーよりこちらの方に出てくる音です。何より音が3Dです。奥行きがあって立体感があるのです。ヘフリガー先生が、フィッシャー・ディースカウ先生が、今、目の前にいらっしゃる。凄い。
    近年、ほとんどピリオド様式演奏が鑑賞の中心となってしまい、時折リヒター先生のこの演奏に戻ると、さすがに当時としては革新的だった本演奏も、現代の演奏に慣れた耳ではさすがに大時代的だなと感じる瞬間もありました。しかし、今この瞬間に生まれたかの様な、こんな新鮮な音で聴くとその様な感想も何処かへ吹っ飛んでしまいました。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/01/24

    師匠のチェリビダッケ大先生を彷彿させる遅いテンポ、この9番でいうと遅いテンポの代表例として私などはジュリーニ先生、バーンスタイン先生が晩年ウィーンでやった遅いテンポが思い浮かぶのですが、本演奏は、それらに輪をかけて遅いテンポです。しかし、これが少しももたれないのですね。両大先生のCDは、一度聴くとお腹いっぱい、次の半年間ぐらい聴く気がおきないのですが、このレミ・バロー先生盤は、全く暑苦しくなく押し付けがましいところがないので、何回も繰り返し聴いてしまいます。残響の多いブルックナーゆかりの聖フローリアン教会での大変臨場感のある超優秀録音で、録音そのものも既出の3番、8番より進化した感じです。SACDマルチチャンネル再生ですと、本当に自室が教会内になってしまったような錯覚すら覚えると言っても過言じゃない。豊かな響きの中にも透明感が保たれ、何よりも作品に対する虚心坦懐、作為や恣意の感じられない謙虚な姿勢が好感が持てます。付録のピアノ版は大変珍しいものですが、本演奏の方に圧倒されまだよく聴いてません。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/14

    以下は最新SHMーCDの音質面に関する情報です。この有名な演奏に関してはすでに多く語り尽くされているので、演奏内容のレヴューではありません。
    従来、私個人としては、古い音源がスペック向上を謳い文句に再リリースされても、シングルレイヤーSACD化またはブルーレイでのリリース以外にはあまり音質向上は期待してはいませんでしたので、音源がリマスターもされずにSHMーCD化されてもあまり食指は動きませんでした。それほど従来盤と比較してハッキリそれとわかる音質向上が見られないリリースが多かったのです。リヒター先生の最初のマタイ受難曲あたりからでしょうか、明確な改善が見られるようになったのは。このバーンスタイン先生の名盤もそれとわかる改善が見られます。音場の従来の甘さがなく、金管楽器の輝かしさは従来盤とは比較になりません。購入して良かったと思えるだけの改善はあります。これは将来SACD化を期待しますね。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/09/27

    発売以来、長期に渡ってレギュラープライスを維持してきた名盤マタイ受難曲を含めて、さらにサイトウキネンとのベートーベンとブラームスの交響曲全集も入ってこの価格は非常にお徳用だと思います。演奏者に申し訳ないくらい。装丁がシンプルすぎるくらいかな、問題があるとすれば。マタイは当時は実演とそのCD化はかなり話題になり、いまでも個人的には30種以上所有している同曲CDの中でも際立った個性を放つ名盤だと思います。優れた映像もあるはずなんですが、いまだ商品化はないですね、版権問題ですかね。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/09/21

    祝!交響曲全集完成、それも習作、0番も含めて原典版での初めてのブルックナー交響曲全集というだけでも価値は高いのに、知っているはずの曲でも思わず耳をそばだてさせる新鮮さでは右に出るものがない全集です。ついにこの5番で完結。これがまた全集の掉尾を飾るに相応しい素晴らしい出来だと思います。直前リリースの第9番に少々対位法の処理にあれ?と思う部分があって、また9番にしてはやや早めのテンポが個人的には疑問符で、やや肩透かし。多少の不安も抱えて到着したてのこの5番に接したのですが、うーん、大満足の名演です。5番の対位法を速いテンポながら鮮やかに浮き立たせ、怒涛のクライマックスは、今度はぐっとテンポ落とした大きな構えで締めくくります。この終楽章コーダに突入する呼吸がまたいいんだなあ、その直前まではやはり昔風の泥臭さとは無縁の、いかにも現代的なオケの高機能を駆使した演奏という印象が強いのですが、ここにきてこれはまた私好みの、かつてのヨッフム大先生、朝比奈大先生を彷彿とさせる堂々たる大伽藍を築いてくださいます。もしかして、倍管か?いまどき。と一瞬思うぐらい。だれが何と言おうがここはこうでなくちゃ。ひさびさに溜飲が下がる思いです。ヤング先生は1999年ウィーンのシュターツオーパーでのリング以来のファンですが、あのころもすでに一部の保守的なウィーンの聴衆の批判や、過渡期にあって予算をケチって貧血気味となった舞台装置などのマイナス要素をはね返すような、スケールの大きい音がオケピット聞こえておりました。あれからさらに経験を積み、いまでは押しも押されぬ巨匠の風格をたたえております。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/09/05

    重厚なベートーベン、今時第一線の指揮者でこんな伝統的大編成の迫力を全面に出すベートーベンをやってくれるのはバレンボイム先生、ティーレマン先生(先月、バイロイトでトリスタン拝見して来ました、仰天の凄演!)ぐらいかな、と思ってましたが、うーん、素晴らしい、元祖草食系・永遠の青年、ティルソントーマス先生もそうだったんですね!でも暑苦しさはないんだな、これが。マーラー全集にも通じる透明感は確保されてるからでしょうね。

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  • 23人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/07/20

    あまりに有名な82年ショスタコーヴィチ8番ライブ。もう何回めか分からなくなったリマスターのさらなるリマスター、しかし今回はオリジナルが未亡人所有のオリジナルテープからの再生でしかもSACD化。というわけでファンとしては矢も盾もたまらず購入。まず冒頭の低弦からして、粒立ちの良さは従来のCDとは比較になりません。音が柔軟で聴きやすくなった反面、初めて本演奏に接したときのような戦慄は緩和されていますが、それは当方の問題。この演奏の絶対的な凄さは変わりません。ところで、メーカーさんもリリースの時期をCDとほんの少しだけズラすのは勘弁して頂きたいですね。コンドラシン先生の同曲ライブはシングルレイヤーSACDとCDは同時リリースでしたので選択の余地があり、迷わずSACDの方を購入です。しかしこちらの方は、最初にCDリリースされたときその際にはSACD発売に関しては未定、などと宣伝されてましたよ。まずファンとしてはCD購入せざるを得ない。半年とか1年後にSACDが出るのなら納得もできますが、わずか2ヶ月ほど後にSACDリリースってそれはないでしょう。私のように両方購入するはめになった方も少なからずいっらしゃるのではないでしょうか。ウィーンでのショスタコ5番と未完成交響曲ライブなどの前例もあり、早晩SACDは出るだろうと分かっていましたが、こんなにインターバルが短いなら、なぜコンドラシン盤のように同時リリースで選択の余地を与えるようにしていただけないのか。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/05/18

    最新リマスターSACD盤の感想です。一聴して判る音質の改善により、従来より音量をかなり上げても、耳障りな硬くて団子状の古さを感じさせる音になりません。どなたかのレビューにもありましたが、従来、大変遅いテンポにより、クレンペラー大先生の特にこのマタイ受難曲は、聴き手にとっても「受難」みたいな捉え方が一般的でしたが、この最新リマスターSACDなら、耳当たりの良さから抵抗感なく鑑賞できるのではないかと思います。事実、私はここのところ毎日のように繰り返し聴いてます。LP時代や初出CDのころは、よほど時間と精神に余裕がないと棚から取り出すのがためらわれた盤です。しかも聴き始める当たっては覚悟の深呼吸をする‥‥なんてことが全くなくなってしまいました。いいことかどうかはわかりませんが。
    テンポが遅いってのは定説ですが、第一曲と最終曲の両端が遅いのは否定できませんが、リヒターと比較しても聖句場面なんかそれほど遅いわけでもないし、近年のピリオド演奏が速すぎじゃないんですかね。かく言う自分も最近はピリオドのマタイが鑑賞の中心だったのは事実で、ヘレヴィッヒ先生の新盤、鈴木先生盤がベスト、リフキン方式ではさすがにマクリーシュはなんぼなんでもテンポ速すぎ、クイケン先生のSACDが清々しい、なんて思っていましたが、ひさびさに大指揮者、大オーケストラ、大合唱によるマタイ受難曲にじっくりお付き合いさせていただいております。同世代の方々にとっては、マタイは何と言ってもリヒター、クレンペラー両先生が原点、ふるさとではないですかね、やはり。ひさびさに懐かしい故郷に帰ってまいりました。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/05/17

    ペンタトーンです。今さら分かりきったことですが、録音は物凄く優秀です。マルチチャンネル再生で、例えば4番1楽章最後のホルンのとこなんて、本当に自室がコンサートホールになった錯覚を起こします。録音の優秀さ、生々しさでは現在進行中であと5番と7番を残すのみのハンブルクにおけるヤング先生の原典版のブルックナー全集と双璧でしょうね。しかし、それだけに、余計に比較してしまうのですが、ヤノフスキ先生のこの全集は、予定調和に終始する、手堅いといえば言える、安心して鑑賞できるブルックナーではあるのですが、ヤング先生のように思わす耳をそばだてさせる瞬間に事欠かない演奏に触れた後では、少し物足りないと言うか‥‥これだけ立派なブルックナーを聴いて何が不満か、という声もあって当然ですが。ヤング先生の方は原典版だから、ということもありますが、8番のように第1稿とその後の版との間に大きな差異がない6番のような曲でもヤノフスキ先生との違いは歴然。ヤノフスキ先生はこの4月は上野でワルキューレ拝見しましたが、ここで引っ張って盛り上げてやろう、なんてバレンボイム先生みたいな山っ気は全然なく、やはり手堅いという印象でした。次回は8月にはバイロイトでお目にかかります。宜しくお願いします。

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