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John Cleese さんのレビュー一覧 

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  • 16人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/05/16

    未発売の製品のレヴューを書くのは当欄では相応しくないでしょうが、ついにこれが世に出る!という喜びでご容赦ください。あのCDでの名演の音源が、演奏会形式ライヴのTV放送だということは有名ですが、その放送された映像がなんとかして見られないか、ほんとに30年以上夢見てまいりました。その間にバーンスタイン先生もホフマンもベーレンスも鬼籍に入ってしまいましたね・・・しかしこうして再びこの方々のお姿にお目にかかることができる、それだけでこのリリースは大変な興奮です。トリスタンは、演奏会形式でも、というか、演奏会形式の方がむしろ下手な演出がからむよりも楽しめるのではないか、とかねがね私は思っております。バイロイトでも、特に90年代のハイナー・ミューラー演出は、具象的な背景も大道具も皆無で、すべて四角の箱の中で進行するのですが、私はこれが気に入って、演目に入っている年は毎回欠かさず現地で見ております。そのミューラーが人をほとんど動かさないのはどうしてか、というプレスの質問に対して「音楽がすべてを物語っているのに、なんでそれを重ねて表現する必要があるのか」とか言っておりました。アバドがたった一度のみベルリン・フィルで取り上げたのがやはり演奏会形式で、これも私、機中泊含めて3日の強行日程でベルリン往復しましたけれど、やはり通常のオペラ以上に感銘をうけました。このときは全員黒尽くめの衣装で、動きも最低限。けれど次の春のザルツブルク・イースター祭の同じスタッフ・キャストのオペラ上演より格段に感銘が深かったのです。演奏会形式の方が視覚的にも記憶に明確に残っているという、奇妙な逆転現象が私のなかでは起きています。このバイエルンの名演でも、記録では、演者はそれらしい衣装は身につけているが、身振りなどは最低限で、ライブとはいえ、音楽そのものに集中していたとのことです。CDを聞けば分かる通り、このテンポ、まず実際のオペラ公演では不可能ですね。演奏会形式であるがゆえの音楽そのものへの集中度が格段に違う。強いて言えば丁寧なセッション録音に近い、つまりいわばトリスタン上演のイデアの世界と言ってもいいかも知れません。音質そのものも30年前のフリップスCDより向上していることを切に願います。近年、これほどリリースが待ち遠しいパッケージ・メディアがあったでしょうか。待ちきれません。

    16人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/03/09

    現在所有のショスタコーヴィッチ5番の膨大な数のCDの中で躊躇なく最高点。ホーネック先生の新譜は何を置いてもまず聴いてみたいと思わせる魅力が、常に新しい発見があります。本盤は聴き始めると途中で止めることがありません。毎回一気に聴き通してしまいます。第5番終楽章が終わってバーバーのアダージョが始まるのは目覚ましいクールダウンの効果があります。このありそうでなかった組み合わせは絶妙で、アルバム全体としての作り方に大変なセンスの良さが光ります。是非一度通して聴いてみて下さい。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/03/04

    未発売の製品に関してレヴューは適切ではないでしょうが、演奏内容の素晴らしさに関してSACD化への期待を込めて書かせていただきます。約40年前、中学生から高校生にかけての時期の自分の限られた懐具合でもなんとか所有できたブルックナー8番の全曲LPはたった2種類、それが先頃SACD化されて目覚ましい復活を遂げ、レヴューもすでにさせていただいたカラヤン先生の75年盤と、今回SACD化のセル大先生のクリーヴランド盤でした。両方とも一部ファンからも評論家からも「ブルックナーらしくない」という、定義の明確でない基準であまり好まれているとは言えませんでしたね。ブルックナーらしさとはなにか。牧歌的であればいいのか。私は疑問でした。
    さて、ハース版のカラヤン先生盤に対してこちらはカットの多いノヴァーク版ですが、それが逆に脇道に逸れることがない凝集された集中を比類ない厳しさで生み出しており、これこそセル=クリーヴランドの芸術が頂点に達し得た瞬間の貴重な記録であります。まさに峻厳という一言。その威容に驚嘆します。
    早いテンポの第1楽章、切れ味鋭く、また情け容赦のない表現から生まれる「死の告知」の全身総毛立つような戦慄。逆にせせこましくテンポを部分的にも煽るような部分が皆無の、実に堂々たる巨匠的な第3楽章。そして第4楽章。迫り来る宿命と死闘を繰り広げるがごとき不屈の精神を感じさせる本演奏では、その正確無比な演奏からはからずも生み出されるものは、決して精密機器の冷たさではなく、徐々に立ち現れてくる大変な「熱さ」であり、聴いている我々の胸も熱くなるのです。いつ何度聴いても。
    大学生となってLPからCDの移行の時期。CD黎明期、初めて購入したCBSソニーから発売の8番単独二枚組みセットは今でも大事にしております。もう何千枚に達しているか分かりませんCDコレクションのまさに第一号がこのセル先生の第8でした。その後何回か再発売のたびに購入しておりますが、LP時代から盛大なヒスノイズはCD時代にも受け継がれ、到底現代の水準では満足出来る音ではありません。ブルックナーに不可欠な中低音の軽さが改善されることを切に願います。シングルレイヤーならもっと良かったですが。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/25

    この製品より一足先にリリースの第4番〜第6番のシングルレイヤーのものと合わせてこのところ毎日聴き入っております。往年の名盤が、これまた素晴らしい音で蘇って感動しております。以前からSACD化が最大に効果的なのはアナログ円熟期の70年代中・後期の録音ではないかと思っておりましたが、事実素晴らしい効果を上げているのが本ディスクではないでしょうか。なにより音場が広大で奥行きもたっぷり、楽器間の遠近感の再現など感心するほかないですね。CDとの差は明瞭です。もう戻れません。第5番のクライマックス、通常CDでも迫力は凄いですが、こちらは余裕のある鳴り方で少しもうるさいと感じません。第8番の両端楽章を聴いていて、この緻密さ、一つ一つの音が空間に広がっていく際にその微妙な重なりすらもカラヤン先生は計算しつくしていたのだなあと、いままで40年もLPとCDで聴いてきた演奏なのに、今回初めて気が付きました。実は、なんと8番の第1楽章、第4楽章では、一瞬ですがカラヤン先生と対局の位置を占めていると思われたチェリビダッケ先生の有名な90年東京ライブを聴いているような錯覚すら覚えたのです。響きそのものに恐ろしいほどこだわっている点ではこのお二人の大先生はそれほど隔たったところにはいないのでは、とそんなことすら考えさせる衝撃の新盤です。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/03

    これでもかという程の、むせかえるような美音が波状に次々と押し寄せ、難しいことは一切言わずにこの快感に身を委ねるのが一番ですね。第二、第四楽章が本当に官能的でロマンチックな響きの「夜の歌」になっています。ショルティ先生のクソ真面目な「真昼の歌」と真逆の世界。ただしショルティ先生の場合は真面目にやりすぎてかえってこの楽章の屈折したユーモアが浮き出る場面があるのですが。今のヤンソンス先生とコンセルトヘボウなら当然こうなるであろう、という予想の通りにことが運び、大変美しい音楽が出来(しゅったい)しています。満足ですが、「予想通り」という点が一点減点です。「予想以上」ではないのです。贅沢な要求でしょうが、マーラーなんだからさ、もっと悩ましいところか、あるいは第七なんだからさ、どこか喉に引っかかるようなところがあってもいいじゃないか、など文句があってもいいかもしれません。文句のつけようがない、ところが文句ですかね。朝比奈先生の八方破れのライブやテンシュテット先生の暑苦しさが懐かしい・・・このコンビのマーラーはすべて聴いてきましたが、器楽のみの第五、第六がなんとも微温的な出来で、一言でいえば淡泊なんですが、この第七は録音の優秀さ・生生しさも加わって、前二曲では曲の外側に立って、少しよそよそしかったヤンソンス先生がここでは踏み込んでいる感じで、それらを完全に凌駕する出来栄えです。前述のようにあまりに楽天的なところが減点ですが、これは以前のリリースにも共通することですから、これも個性と考えたほうがよいのかもしれません。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/12

    待望久しかったヴォツェックとルルのCD化、それだけで買いです。少なくとも私は。かつての名録音が続々と復刻しているのに、他の方も指摘しておられますが、なぜかベーム先生のヴォツェックがカタログになく手に入らない状態が長らく続いておりました。ヴォツェックは、私のとってはアバド先生とかドホナーニ先生の盤ではなく、ベーム先生盤なのです。昔のLP、豪華な箱入り輸入盤は今も自宅に保存しております。幼い日、ジャケットの青白いフィッシャー・ディースカウ先生のお顔が怖いのなんのって。ホラー映画のポスターより怖かった。ブーレーズ盤とならんで十代の大昔からの愛聴盤がどうCD化されているか楽しみです。ブーレーズ先生のLPは国内盤ですが、やはり立派な箱入り、懇切丁寧な冊子分厚い解説書で。昔は贅沢でした。今は別の贅沢ですね、一つの音源に贅を尽くすのではなく、音源の数で贅沢ができます。フィッシャー・ディースカウ先生のあのホラージャケットもついにミニチュア版でお目にかかることができます。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/02

    いまだレヴューが一件も無いのが不思議に感じられるほど素晴らしい演奏です。悠然とした、まさに巨匠芸ともいうべき堂々たるテンポ、ライブの粗さなど微塵も感じさせない菅と弦の緻密で絶妙なバランス。ここで焦って盛り上げてやろう、引っ張ってやろう、などというあざとさが皆無であるだけに、作品そのものに対する敬意が感じられ、私は大変感銘を受けました。実演は聴いておりませんので、生演奏に接した方々とは感想が異なるのかもしれませんが。
    最後にこれが日本のオーケストラであるとは信じられない金管のいぶし銀のような音色も素晴らしいです。一楽章の冒頭のコラールだけでこれは凄いと思いました。ブラインドで聴かされたら「アメリカのオケじゃないよね、これは渋いね〜やはりヨーロッパのオケでしょ?シュターツカペレ・ドレスデンあたりかな?」とか言ってしまいそうです。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/02

    HMVウエブ上の案内とまったく異なるデザインのジャケットのLPが届きました。しかしこれは嬉しい間違い。カスリーン・フェリアー先生の大変美しいポートレートのジャケットでした。これだけでも購入する価値があります。LPは昔廉価版で英デッカから出ていたものを持っていますが、それと比べても厚みのある暖かで穏やかな音質となっております。内容はいまさらあげつらうまでもありますまい。フェリアー先生の白鳥の歌。英国ではいまだ「キャス」と愛称で親しまれている永遠の歌姫の素晴らしい遺産です。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/11/27

    個人的な思い入れも多い音源で、ほんとにそれ自体アートと言ってもいいくらい美麗な付加価値をもつDG輸入盤二枚組オリジナルの箱入りLPを大事に聴いてまいりました。CD時代になって(ほんの数年後ですが)カラヤン先生が同じマーラー9番をライブで出したことに仰天したのも、はや35年ほども前になるのですねえ。そのライブの圧倒的名演に隠れてしまった感のある当録音ですが、繊細・緻密で、聴きようによってはやや神経質ともとられかねない面が、かつてのLPを彷彿させるデジタル臭のないこのような柔らかな音で聴くとかえって新鮮です。CDの音はつまり気味であまりこの録音の良さを生かしておりません。このSACDと比較するとよくわかります。CDの団子状になってしまった音の塊が、今回シングルレイヤーSACD化によって「綺麗にほぐされた」という印象です。細部までよく聴こえ、ダイナミック・レンジの桁外れの幅の広さは、最近聴いて仰天の、歴史に残るであろう名盤と断言してもいいクルレンツィス先生の「悲愴」の最新録音を想起させるほどです。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 17人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/11/24

    驚異的な音質改善です。正直、予想を遥かに上回り、数年前に全交響曲すべてそろえたシングルレイヤーSACDよりもいい。かれこれ40年近く経つオリジナルLP時代。30年くらいになる初期CDからずっと気になっていた「音場の狭さ」が一気に解決しました。その点が特に気に入らなかった9番がかなり広大なパースペクティヴを得て、生まれ変わったようです。バーンスタイン先生の創る気宇壮大な音楽に釣り合わない窮屈な感じの音。わかります?この思い。その他、3番・5番などもムジーク・フェラインの空気まで伝えます。従来のデッドな音はいったい何だったのでしょう?ブルーレイがハイレゾは2.0ですが通常再生でも5.0なので音場が広くなったと感じるのかなと思い、CDの方と比較しましたがこっちも音の傾向は同じで、従来のデッドで窮屈な音場とは一線を画しております。
    音の悪さでは定評のあるDGのバーンスタイン先生のマーラーもこの調子でリマスタリング、ブルーレイ化していただけませんでしょうかね!下手なSACD化よりも。

    17人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/11/11

    これを「恣意的」と呼ぶのだろうか。聴きながらそんなことを考えました。いや、違う。恣意的という言葉は、オリジナルの音楽が求めている方向と異なる方向を再現者・演奏家が勝手に取り始めたときに使う言葉で、この演奏には、それは全くあてはまらない。
    いままで聴いてきた「悲愴」の演奏とは一線を画し、たった今出来上がったばかりの初めて耳にする曲であるかのように響く、この斬新な演奏。
    一聴して恣意的とすら受け止められないほど、最大限に拡大されたダイナミック・レンジ。同じく最大限に拡大された緩急のつけ方も、過激という形容すらあてはまりそうです。
    しかし「恣意的」という感じではないのです。これこそ作曲者の求めたこの曲の姿ではないか、とすら感じます。つまり、ここで再現者・演奏家は、その表現においては、作曲者の忠実なしもべとして誠実にその意図を再現する務めを果たし、その結果として、この空前絶後の名演が生まれたのでは。第一楽章が終わったばかりで、完全にノックアウトされてしまいました。あのショスタコ14番の、あのダ・ポンテ3部作のクルレンツィス先生ですから、期待はしていました。でもそれを上回る出来です。
    いまどき「悲愴」を聴いてこんなに衝撃を受けるとは・・・個人のランクではマルケヴィッチ大先生のベルリン、ロンドン両名盤をしのぐ「悲愴」の出現です!

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/10/03

    近年のヒストリカル放送録音などからの復刻ものでは屈指の充実感を味わいました。収録の3曲とも音質も良好。5番は50年代にはまだ珍しい原典版。当時はクナ大先生やクレンペラー大先生のように、カットが多く現代の感覚では到底受け入れがたい改訂版での演奏が一般的だったことを考えると、さすがカラヤン先生は慧眼であったなと感心します。基本的な解釈ははるか後年のベルリン・フィル盤と同じ路線でブレがない。音は、モノラルですが聴きやすく、決して聴き手に我慢を強いる類のものではありません。そして第8番。ステレオ録音。これも後年の解釈と同じで、すでにカラヤン先生のブルックナー像は確立されていたのですね。深淵、かつ連綿たる情緒のアダージョ、そして怒涛の第四楽章クライマックス、金管の強奏で「死の告知」が戻ってくるところなど後年のベルリンもウィーンも凌ぐ戦慄の大迫力。大団円の充実感は言わずもがな。この値段でこれだけの満足感。コストパフォーマンスが素晴らしいです。

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  • 18人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/09/17

    内容はもう昔から定番の有名なものばかり。ですのでここは音質の話が中心です。ほんの少し以前にショルティによる旧デッカ録音の集大成がでたばかりで、その第一集もかなりの音質向上が見られましたが(第二集以降は資金不足か、新マスタリングなしで旧リリースから向上なし)今回はウィーンでの録音などを間引いてシカゴ録音に特化したものです。こちらも昔単独で出ていたCDと比べて音質は明らかに向上しています。中・高音の角が取れ硬さが軽減され、なによりも低音の、バスドラなどの歪が気にならなくなりました。Dレンジも拡大されているような気がします。もちろんまだ108枚のCDすべてを聴いたわけではありませんが、マーラー、ベートーヴェンのアナログ時代の録音は明らかな向上です。マタイ、あとマイスタージンガーなどデジタル時代のものも少し聴きましたが、こちらははっきりとわかるほどの向上はないと感じましたが、一点、デジタル時代のライブ、ショスタコーヴィッチ10番は、昔からデッカ録音とは思えない劣悪な音質で解像度も悪くなんだこれは?と思っていましたが、これはかなりマシな音になっておりました。

    18人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/08/14

    これは凄いリマスターです。音質改良の度合いが素晴らしい。アナログ時代のオケコンのベスト盤と信じて疑わないクーベリック〜ボストン響が目の覚めるような高音質で蘇りました。すでにほんの数年前に廉価版CDのエロクエンスから復刻が出ていますが、従来のマスターを使用しているだけですからこのSACDとは比較になりません。かなり音量をあげてもいささかも本来のアナログのオリジナルの優美さは決して損なわれることなくシンフォニーホールの空気まで見事に捉えております。この後、70年代から80年代、さらにデジタル時代となってどんどんDG録音はこういった優美さを失って、ただキンキンとうるさい音を提供するレーベルとなっていきます。当時も不思議でしたし、今も不思議です。何でこういう録音ができなくなったのでしょうか?

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/06/03

    待望久しいアバド先生のマーラー第6、シカゴ響との名盤のSACDシングルレイヤー盤の登場です。予想ではつい先だってSACD化された第5番の次に来るのは第7ではないかと思っていましたが、それは予想外でしたね。角笛3部作を順番通りはやらないだろう、たとえばカラヤン先生のチャイコフスキーのSACDシングルレイヤー化でも、後期3大交響曲をさしおいてコッチを先にやるのかよ!と驚きの技を繰り出すユニヴァーサルさんの企画方針は読み切れないものがございます。
    しかし、予想した通りになったのは見事な音質改良のほうでした。LP時代からのこの愛聴盤は従来のCDではとても満足のいくものではなく、シングルレイヤーのSACDならば、ここはこう聞こえるのではないか、こうあって欲しい、と思うところがことごとく現実のものとなり大変嬉しい限りです。なかなかシングルレイヤーSACD化されても予想を裏切られることも多いのですがね。。現に第5番の方はなにか冴えなかったですね。でも今回は大満足の出来でした。次は是非、第7を!アバド先生のベルリン盤もSACDで愛聴盤ですが、シングルレイヤーではありませんし、ハンマーの登場で初めて桁外れのDレンジの広さを思い知る瞬間以外は、意外に大人しい印象の方が強く、やはり若きアバド先生がシカゴをバリバリ鳴らしている当盤に手が伸びてしまいます。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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