10人の方が、このレビューに｢共感｣しています。
　2014/04/28

30th Anniversary Editionと聞くと、もう30年もたつのかと隔世の感です。達郎が夏男だったころの代表作の１つでもあるかと思います。映画のサントラ盤ですが、映画自体は駄作だった記憶が・・・。１曲目の「The Theme From Big Wave」は最近のライブでも演奏していますが、夏とか海とかへのワクワク感をかきたてられますよね。２曲目の「Jody」はアルバム「Melodies」のオープニング曲「悲しみのJody」の英語バージョン。その他「Your Eyes」「I Love You」のオリジナル曲を含め、全曲ボーカルが英語というのも、このアルバムの特徴です。カバー曲の中でボクのお気に入りは、10曲目の「Guess I’m Dumb」。奥行きのあるブラスとコーラスのからみ、低音系に打楽器の響きを加えたことで、重厚で壮大な作品に仕上がっていますが、「夏だ！海だ！」が全開の他の曲とのつながりに違和感はなく、すんなりと切り替わっている印象です。以上、30年前に購入したＬＰレコードを思い出しながらのレビューですが、今回購入するかどうかは、偏に「Bonus Track(タイトル、曲数未定)」の内容次第といったところでしょうか。

2人の方が、このレビューに｢共感｣しています。
　2012/10/13

「いきものがかり」彼らの曲作りのすごいところは、ロンドンオリンピックのテーマとなれば「風が吹いている」の一言で、なにかオリンピックの会場に吹き渡る風をほおに感じるような気になるし、「歩いていこう」のひと言で希望を捨てずに逃亡を続ける無実の男と、虐待から逃れるために一緒に旅をする女の子の気持ちを言い表すし、「ありがとう〜♪」と１フレーズ歌うだけで、あぁ、ゲゲゲの女房はそう感じているんだなと思わせる、マッチングの力だと思います。そんなベストアルバムですから、期待大！ですよね。もっとも、ほとんどの曲は持っていたりして、ＨＤＤの中で並べ替えれば同じベストがほぼ完成するんですが…（笑）。そこで、未収録の新しいバージョンを盛り込んで、ファン心理をくすぐるあたり、さすがにソツがありません。加えて「バラー丼」というグループの年代にそぐわない親父ギャグのアルバムタイトル。これはもう、通販で買うなんてもったいない。ＣＤショップのレジで、「こんにつぁ〜」と挨拶しながら店員さんに差し出すしかありません。（楽曲の良さは折り紙付きですが、店員さんのリアクションの保証はいたしません。あしからず）