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greyfalcon さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/03/06

    デジタル録音のブラームスは音の抜けが悪く、ノイズリダクションをかけ過ぎて高域がカットされたような音で思わずデータを見直した位だ。キンキンするのはもっと嫌だが、デジタルでここまで丸いのも珍しい。その分ねっとりした分厚い響きでブラームスらしいと言えないこともないが、少し鬱陶しい気もする。柔らかな音の CDP に入れ替えたからか?とも思うが。シューベルトはバランスのとれた柔らかな音がする。それにしても、うれしいことに、この SQ は若い頃の演奏スタイルからは想像できない程ロマンティックに変貌していて、良い意味で古風な印象さえ受ける。ここまで変わったのは他に例がないのではないか。今時の演奏が味気ないと思っている人には一押しのお買い得盤です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/02/27

    出だしから、オケの重量感が凄い。これがフランスのオケか?後にも先にもこんなに重厚な音をだしたフランスのオケは聴いたことがない。まるでドイツのオケを聴いているような響きに驚かされ、この指揮者は何もんじゃ〜!と驚いたのが、クレンペラーとの出会いでした。16歳のその日以来クレンペラーは私の神となりましたが、当時の評論家の扱いは過小評価もいいところで、一体何を聴いているんだか、無能さ加減にあきれ返る思いでした。このクレンペラーの巨大なスケールにも一歩も退かず、オイストラフの太く暖かく柔らかな violin が、きらきら輝いて堂々と受けて立つ様は、正に千両役者、何度聴いても興奮します。この二人の前ではどんな演奏も小さく感じてしまいます。こんなに堂々たる風格があって、気品も漂う滴るような美音の violin はオイストラフ以外には聴いたことがありません。音だけで誰だか分かる violinist の最右翼です。両巨匠の奇跡の共演によるこのブラコンは、永遠に不滅です!

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/02/26

    LP の全集に100万円の値段がついていたという、伝説の演奏を初めて聴いた。Mastering にケチを付けた方は、VOX のLP も CD も買ったことがない方のようだ。LP 時代から VOX を聴いてきた私は、断言する。これは素晴らしい mastering だと。VOX は安かろう悪かろう、の典型的なレーベルで、特にモノラルの音質はどうしようもなかった。ステレオになって多少マシになった程度で、DECCA,DG,RCA などの大レーベルとは天と地ほどの差があった。56年という年代からして、劣悪な音質が予想され中々ポチれなかったのだが、もっと早く買うべきだった。この Musical Conceps というレーベルは信用できる。Lautenbacher の CD を買って立派な復刻に感心したレーベルだったので、思い切って買ってみたが正解だった。芯のない、もこもこした残響まみれの音は VOX の音そのものだ。本家の VOX でさえ CD 化しなかったのは、恐らく master tape の状態も悪かったのだろうと推測するが、実に丁寧な mastering がされており、聴けるという以上の音で復刻されている。ウソだと思うなら、50年代のモノラルの VOX 原盤の復刻 CD を買ってみられるといい。
    まるでドビュッシー編曲のモーツァルトのように聞こえる不思議な演奏。情緒的な暗さや重さ、情念や陰りといった粘っこいものが全く感じられない、どこまでも爽やかでさらりとした風合いのモーツァルトだ。一切の感情的な思い入れのない純粋に透明な響きの世界が現れ、この響きの美しさに、耳が屈してしまう。モノラルなのに、しかも VOX で・・・何ということだ、信じられない・・・

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/02/25

    初めてLPで出た時に、こんなに凄い violinist がいることに衝撃をうけた演奏。以来50年、これを越える演奏には出会っていない。むろん綺羅星のごとく名盤は存在する曲だし、violin 好きだからかなり集めたつもりだが、たった一つ選べと言われたら、これを選ぶ。50年聴き続けても聴く度に、凄い、と思う演奏だ。
    鳴った瞬間から、聞き手に緊張を強いる、凛と張り詰めた艶やかで怜悧な音色。この音色で、この難曲をかっ飛ばして行く、その水際だった技巧の冴えは、剣豪の太刀さばきのように凄まじい。もう言葉が出ない。若い頃の旧盤の比して、わずかに音がふらつくが、いったい何歳で録音したと思っているのか!引退してもおかしくない歳で、かつての完璧な旧盤を乗り越えんとする老剣豪の気迫に、ただただ圧倒される。これは人類の至宝だ。最近はぽっと出の新人がすぐに無伴奏を録音するが、単に弾けるようになっただけで簡単に入れるな!と言いたい。血の滲むような研鑽を天才に強いる曲だから、もっとじっくり自分を磨いてから、満を持して入れてくれ。その方が大成するし、キャリアも伸びると思うのだが。自分じゃ弾けないくせに天才達に偉そうなことを言うのは重々お詫びいたします。悪しからず。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/01/03

    高校生の時ジャケットの美貌に負けて買ったのが出会いの初め。モッフォと良い勝負の、個人的には冷たいモッフォより上だと思った程の美しさだった。こんなしょうもないパッケージにするなら、何で当時の彼女の写真にしないんだ!俺は当時の彼女にまた会いたかったなぁ。残念じゃ〜。
    個性がないとか、中庸だとかいう意見も多いが、こんな Mozart 他に聴いたことはないのだが。とにかく何のタメもなく真っ直ぐグイグイ突き進む、気持ちいいくらい潔いピアノだ。まったく内田光子の裏返しのようなスタイルだ。ここにはMozart の蔭の部分はない。あくまで健康的で清々しい。が、脳天気かと言うと、そうではない。そこは東ドイツの音楽家がやっている以上、ある種の重さ、重厚さが加わるからだ。くすんで底光りがしているオケをバックに、何とも言えず暖かな落ち着いた音色のピアノがキラキラ光り輝くと、幸福な気分になれるのである。うん、やっぱりこれは紛れもない Mozart だ、と確信するのだ。と言うわけで、かなり個性的な竹を割ったような一本気な演奏だが、十分魅力的な演奏です。お勧めします。音も手持ちの国内盤よりずっと良くなっていたし、持ってけ、泥棒〜の値段ですよ。
    マズアは無神経を絵に描いたような指揮者だが、シュミットが男勝りのスタイルなので特別キズにはなっていない。彼が嫌いな人でもご心配なく。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/01/01

    雄大にゆったりと流れる大河のように歌い込まれる旋律美に息をのむ。曲の格が上がったかのような印象さえ受けるほどだ。まるでブルックナーのように巨大なスケールで太く逞しくうねる旋律が奏でる叙情美が凄い。甘ったるさは全く無いのに恐ろしく濃密なこってりとした切ない甘さを感じるのだ。論理矛盾でまったく文章の体をなしていないが、にこりともしないで恐ろしく面白いことを言うのに似ていると言えば、分かっていただけるかもしれない。これほど風格のあるこの曲の演奏はもう現れまい。これが名盤でなくて何であろう。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/30

    VENIASレーベルは初めてなので音質が心配だったが、予想以上に素晴らしかった。最近はテープヒスを極端に嫌う者が増えたせいか、ノイズリダクションを掛け過ぎて丸くなった高域をイコライザーで持ち上げ、無機的で冷たい平板な音が多くて閉口していたが、暖かい温もりのある音なのに手持ちの盤より遥かに情報量が増えた立派な音がする。激安なのにこれだけ高品位の音質とは驚いた。楽しみが増えたわい。じゃんじゃん出してくれ〜、頼むよ。
    この当時のベームは質実剛健を絵に描いたような指揮振りで、後年の柔軟性を増して大衆にアピールする洗練さを加えた演奏に比べると取っ付きにくいと思う方も多いと思うが、これがいいのだ。音楽的にはこの当時ベームは一つのピークにあったと言える。ベートーベンやブラームスの気迫に満ちた重量感は圧倒的だ。鉄の塊のようながっしりとした構成力と巨大な推進力に魅了される。VPOとのブラームスの3番などはこれに馥郁たるロマンも加わり昔からの愛聴盤だった。シューベルトも素晴らしい。モーツァルトはより録音の良い後年の盤を好むが、RCOはやはり好ましい風合いを与えている。ステレオ録音だったらと惜しまれる。R.シュトラウスは内容のない音響だけの空虚な演奏が多いが、(もともと曲自体がそういうものなのでそれも当然なのだが)ベームの指揮で聴くと中味があるように聞こえるから不思議だ。若い頃は真面目過ぎてつまらなかったベームのR.シュトラウスは、今聴くと遥かに聴き映えがする音楽になっているのだ。やはりこの人は大指揮者だった、と今さらのように思う。

    11人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/22

    なんとも伸びやかで自由闊達な、まるで天空に舞い上がっていくような気分になるベートーベンだ。ドイツ系のピアニストにる重厚で枯れた味わいのこの曲のイメージを一新させる、歌心にみちた軽やかで色気さえ漂うユニークな唯一無二と言うべき演奏。たった2曲なのが惜しみても余りある。せめて30番だけでも聴きたかったなぁ。全集だったらどんなだろうと思うとこれだけなのが堪らないが、これが有るだけでも有り難いと思うべきなのだ。ピアノ好きなら是非とも聴いて欲しい世界が広がる名演です。作曲者、演奏者共に老境にさしかかったからこそできる、慈しみと愛に満ちた哀しみの歌に圧倒される。女流だからと言ってこぢんまりとした
    世界を想像してはいけない。非常に柄が大きく雄大な世界が広がる。素晴らしい!

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/19

    手持ちの Dutch Masters からの買い直し。当時は良い音だったが、さすがに頃合いだし、安価にまとめてくれているので飛びついた次第。Decca による一連の remastering と同じ傾向の音だ。残響豊かな Philips tone から一枚ベールを剥いだ上で、分厚いどっしりしたピラミッド型の響きに変わっている。硬くはないし十分に良い音になっている。2年前の国内盤で揃えなくて良かった。一枚物で揃えるよりはるかに安上がりだし、場所をとらないのがうれしい。
    レビューが少なく、こんなにも人気がないとは悲しいので一言。ベイヌムと言えばブラームスだが、渋い中にもコンセルトヘボウの響きが独特の艶を加え、やはり素晴らしい聞き物。剛毅の極みのブルックナー、マーラーの官能美と毒気の中に哀感を込めたメリマンの一世一代の名唱が光る大地の歌。意外に知られていないのがフランスもので、こってり濃密な響きで輝かしい光彩陸離の世界を現出する超の付く名演なのだ。本当に何を振っても名演の大指揮者、あと10年は長生きしてもらいたかったなぁ。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/09/21

    ものすごく期待して買ったCD。恐ろしく内省的で、息苦しいくらい真面目で根暗なベートーヴェンです。これって、もうツェヒリンの写真そのものじゃありませんか。この人、全く聴いたことがなかったので、聴いてみてもうビックリです。完全に自分の世界に入り込んでいる演奏なので、嵌る人は嵌るでしょうねぇ。私は微妙です。かつて「学求的」の一言で片付けられた、というのも分かるような気がします。この世界が分からない人には全く面白味のない演奏でしょうからねぇ。愉悦感とか、伸びやかな気分とかは、全く別世界のことです。もう思い詰めた思いの丈をひたすら真剣にぶちまけてます。真剣すぎてテンポがつんのめったり、一本調子になるところが多々あり、テンポの変更が不自然で興を削がれます。そこを我慢して付き合っていると、唯一無二の独自の世界ゆえの面白さも出てきます。真剣さにほだされるんでしょうか。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/09/21

    夭折した天才ピアニストというイメージにぴったりで、リパッティを彷彿させるものがある。とにかくタッチが美しい。どこまでも柔らかく澄んでいて、透明な宝石のような輝きを放っている。うっとりする程の美しい音色だ。実演を聴いた人は堪らなかっただろう。紡ぎ出される音楽も澄みきった叙情にあふれ、聞き込むほどに言葉を失っていく。これほどとは思わなかった。話半分、騙されるつもりで買ったCDだが、完全にファンになりました。しかし、神様は罪なことをしますねぇ、自分が生きていることが申し訳ない気になります。持ってない方はぜひ買って下さい。知らない人は可哀相です。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/09/20

    Philips が Decca に吸収されて消滅したために音の傾向ががらりと変わってしまったのは仕方ないとしても、この Mozart だけは Philips の方がまろやかで良かったなぁ。Decca のリマスターにより残響が取り去られてすっきりし、ピラミッド型のどっしりした響きになり、音に芯が出てきた。力強さは増したが、芳醇でとろけるような柔らかな響きは失われてしまった。演奏は、現代的なものに背を向け、鄙びた味わいが際立つ。悪く言えば、時代遅れのゆるくて退屈な演奏と切り捨てる御仁もいよう。しかし、今時こんなに典雅でほんわかした Mozart が聴けること自体が奇跡であろう。これが録音された当時は古めかしくてどうってことない演奏だったのだろうが、今となっては古き良き時代のスタイルを今に留めた貴重な遺産と言え、よくぞ録音してくれましたと感謝したい。これだけを聴くことは Mozart 像がいびつになってしまう虞があるが、名盤の一つとして聴き継がれて行くべき演奏だと思う。優雅で美しく幸せな気分になれる Mozart ですよ。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/09/03

    古い国内盤(原盤は 437-395) からの買い直し。一聴して帯域バランスがどっしりとしたピラミッド型になっており、分解能も上がって情報量もずっと多くなっている。高域もより伸びているが、きつさはかえって後退している。音質向上は明らかでもう旧盤には戻れない。ORIGINALS は硬い音も中にはあるが、まずまずか。演奏は若かりし頃の颯爽としたクーベリックが聴けるのが最大の魅力だ。バイエルン盤より見通しが良く、グイグイと突き進む若々しいシューマンが聴ける。もっと評価されても良い盤なのだが。爽やかでロマンティックなシューマンを聴きたい方にお勧めしたい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/08/25

    バルビ協会による高音質リマスタリング盤。7番がハイ上がりでキンキンするのが残念だが、他は良好。7番は凄い気迫の熱演。8番は熱気をはらんで歌い抜く様が美しい名演。9番もスケールが大きく若々しい情熱のほとばしりを感じる。いずれもバルビ節全開で歌い抜くが、くどい感じはない。たたみかける時の迫力は後年の録音にはない魅力がある。やりたい放題のようでいて優美さや優雅さが同居しているところが、この時代のバルビローリの魅力である。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/08/24

    Decca Legends からの買い直し。音が伸びやかになって期待以上の音質になっていた。だがあのLPのふくよかで柔らかなホルンの響きは再現されていない。アナログの味をCDで再現するのは難しいからなぁ、この次に期待するとしようか。演奏については文句なし、全くすばらしいブルックナーだ。音もグラモフォンにいれた7&8番よりも好きだ。欠けている5,6,9番も含めて Decca に録音してもらいたかったなぁ、残念でならない。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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