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一人のクラシックオールドファン さんのレビュー一覧 

検索結果:2357件中106件から120件まで表示

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     2013/08/17

    マーラー交響曲に関しては私は拾い聴きでも一応1960年代NYPOを振ってのバーンスタインLP盤はその血肉に迫った本物として扱っておりました。交響曲第2番「復活」については1963年収録された盤(演奏タイム@23’35A11’35B10’05C〜D39’25)だったのですが結構迫力があり当時としては有数の演奏に数えても差し支えないと思っておりました。あれから二十余年経ってバーンスタインが69歳となった1987年同じオーケストラNYPOを指揮してのライブ録音分が本LP,CD盤(同@24’52A11’58B11’23C6’15D38’33)で指揮者晩年のテンポスローが極端に出て高音弦の不安げなトレモロをバックにズシリと重低音で開始する第1楽章からもう有無を言わせない感じです。大体マーラーの交響曲群でその曲構成の分り良さ等から私が気に入っている一つにこの「復活」があり、今触れた第1楽章でのバーンスタインのアプローチは緩やかな部分での語りを絶妙に施しつつ管とティンパニーを強調して効果を上げて行きます。この楽章〆への攻め具合も段落移行時の引き付けを充分とりつつなので「凄み」に結びついて行くのです。又、この演奏の特徴として強音迫力だけではなく管弦の細長い弱音も灰色曇天の中に差し込む陽の光のような神々しさを与えてくれます。その辺りのニュアンスはバーンスタイン独自のものなのでしょう。一方、独唱を受け持つヘンドリックス(S、当時39歳)とルートヴィヒ(MS、同59歳)については年齢的な制約からちょっと「どうかな」とも思った箇所もありますがまぁ落ち着いてた運びと思います。風雲急を告げ終わりの二楽章に入って行きますが割りと丁寧な運びでこうした宗教世界とは無縁な我々にでも何か訴えが届く雰囲気で正しく曲の良さと演奏良さとの賜物かと思います。大体この曲は曲の音程・旋律がそう難しくなく最終楽章の壮大な合唱(本盤は名門ウエストミンスターCO)までとにかく引きずり込まれます。全体としてバーンスタイン年を取っただけの円熟味ある名曲「復活」交響曲で是非皆さんに聴いて欲しい最高ランク盤です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/16

    マーラー交響曲に関しては私は拾い聴きでも一応1960年代NYPOを振ってのバーンスタインLP盤はその血肉に迫った本物として扱っておりました。そうこうする内1966年VPOを指揮演奏しての「大地の歌」がDECCAよりリリースされてから彼のヨーロッパ演奏活動上陸がスタートしマーラー交響曲集は1980年代に入って本格的にライブ中心ながら再録盤が現れ交響曲第5番も1963年NYPO演奏分(タイム@12’25A14’15B17’30C11’00D13’45)から再録分・・・但しライブとしてVPOを1987年バーンスタイン69歳の頃指揮したものでタイムは@14’34A15’06B19’04C11’12D15’01・・・が本盤演奏で五楽章形式ながら三部方式とも受け取れるこの作品はマーラーの交響曲の脈絡の明快性或いは私など素人が感覚的にもレシーブ出来るレベルからすれば「暗」から「明」への図式の追い易さを強調している様に思いました。ロマン的抒情性を内面の烈しい葛藤と絡ませつつ展開していく有様はライブならではの崩壊寸前までの濃厚さを伴って正しくバーンスタインの体臭が全編に漂っている様です。第1楽章ファンファーレ・スタートからテンポと表現としてはややセーブ気味でその特徴が第2楽章に顕著に表れている感じに受けました。そして中間第3楽章ではその長さもあって私自身の能力からこの曲へのシンファシィの乏しさが露呈したりして「要聴き深め」を痛感しました・・・。映画「ベニスに死す」で流れたハープと弦楽器のみで演奏される静謐感に満ちた美しい第4楽章は少し暗めの音色でVPOならではの更なる奥行きを聴き取り込んだのは私だけでしょうか。最終楽章へは更なる曲ストーリーの鮮やかさも欲しい処ですがマーラーの作品を世に広めるために若い頃から尽力し続けたバーンスタインがVPOを指揮した入魂の演奏と帰結出来ようかと思います。高品質盤としても期待したいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/15

    マーラー交響曲に関しては私は拾い聴きでも一応1960年代NYPOを振ってのバーンスタインLP盤はその血肉に迫った本物として扱っておりました。そうこうする内1966年VPOを指揮演奏しての「大地の歌」がDECCAよりリリースされてから彼のヨーロッパ演奏活動上陸がスタートしマーラー交響曲集は1980年代に入って本格的にライブ中心ながら再録盤が現れ交響曲第5番も1963年NYPO演奏分(タイム@12’25A14’15B17’30C11’00D13’45)から再録分・・・但しライブとしてVPOを1987年バーンスタイン69歳の頃指揮したものでタイムは@14’34A15’06B19’04C11’12D15’01・・・が本盤演奏で五楽章形式ながら三部方式とも受け取れるこの作品はマーラーの交響曲の脈絡の明快性或いは私など素人が感覚的にもレシーブ出来るレベルからすれば「暗」から「明」への図式の追い易さを強調している様に思いました。ロマン的抒情性を内面の烈しい葛藤と絡ませつつ展開していく有様はライブならではの崩壊寸前までの濃厚さを伴って正しくバーンスタインの体臭が全編に漂っている様です。第1楽章ファンファーレ・スタートからテンポと表現としてはややセーブ気味でその特徴が第2楽章に顕著に表れている感じに受けました。そして中間第3楽章ではその長さもあって私自身の能力からこの曲へのシンファシィの乏しさが露呈したりして「要聴き深め」を痛感しました・・・。映画「ベニスに死す」で流れたハープと弦楽器のみで演奏される静謐感に満ちた美しい第4楽章は少し暗めの音色でVPOならではの更なる奥行きを聴き取り込んだのは私だけでしょうか。最終楽章へは更なる曲ストーリーの鮮やかさも欲しい処ですがマーラーの作品を世に広めるために若い頃から尽力し続けたバーンスタインがVPOを指揮した入魂の演奏と帰結出来ようかと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/14

    フルトヴェングラーのモーツァルト交響曲第40番は元々彼のモーツァルト・シンフォニーの録音がそう多くない事からかちょっと貴重品扱いになっている向きもあります。演奏種類としては先ず本盤演奏である同指揮者62歳の頃1948年VPO分(タイム@6’54A8’24B4’19C4’28)が挙げられましょう・・・本演奏は他のフルトヴェングラー同曲演奏と比較した上で特に第1楽章、第4楽章のテンポの「速さ」についていろいろ評価が分かれているものであります。第1楽章有名な出だし・・・かのトスカニーニが絹のハンカチーフがふわふわ地上へ舞い降りる如く云々といった処・・・はそのテンポの速さに面食らいを味わう人がいるかもしれません・・・決してインテンポで美しく演奏しようという立位置ではないのです・・・かく言う私もそうで何か逆に演奏側が不用意にスタートしたのではと錯覚した位でそうこうして7分弱・・・第1楽章提示部の反復込み・・・他の演奏より明らかに短いのです・・・が終わるのですがその経過たるや大変思惟に詰まった感じで単純にテンポ云々で片付けられない気が今でもしております。第2楽章は客観的にはそう引き伸ばしてはいないのですがそれでも反動で長く感じてしまうのも勝手なものです。第3,4楽章はどちらもやはり気密性の高い演奏で特に最終楽章のその速いテンポの中での壮絶さ・・・。これまで出ているCDでも音質は改善されているとは思いますが決して100点満点とは多分行かなくてもモノラル故の迫力も手伝って相当の訴えのある演奏となっているのでは。その他の彼の第40番演奏としては1944年VPOライブ(同@5’32A8’21B4’41C4’35)、1949年VPO(同@5’27A8’20B4’42C4’35)そして同年BPOライブ(同@5’45A8’59B4’18C4’40)といったところで勿論各演奏様々な盤がある様です。なお、第1楽章本盤演奏と他の演奏とのタイム差が1分以上あるのは先に触れた提示部反復の有無によるものであります。次に・・・ハイドン交響曲第94番「驚愕」のフルトヴェングラー指揮分の録音は1950年のライブ収録(タイム@7’01A7’04B3’52C4’01)と本盤フルトヴェングラー65歳の時の1951年演奏収録分(同@6’40A6’12B4’18C3’29)でオーケストラは何れもVPOの二つが主なものとなっております。第1楽章序奏は穏やかながら奥行感を示すのは流石VPO!テーマの打ち出しは実に鮮やかで以降の展開もハイドンの造形美を崩さぬ程度にロマン的なタッチで表情が豊かとでも申せましょう。有名な第2楽章は一音一音しっかりと捉えつつ例のビックリ箇所は割りと瞬間でもタイムは長いのでしょう・・・前後の各声部も綺麗に聞えます。後半二楽章も特に音が重なろうとする付近ではVPOの音色の厚みがあるのに透明な感触が聴き処でいろいろ本演奏でも種類が出ているでしょうが私の聴いた演奏盤では録音の古さ・・・勿論モノラル・・・は気にならずフルトヴェングラーの良さのチェックに傾注した次第です。併録のグルック「アルチェステ」序曲(1954年、8’42)、同「オーリードのイフィジェニー」序曲(同年、10’03)、モーツァルト「魔笛」第1幕「恐れることはない、若者よ」(S・・ヴィルマ・リップ、1950年、5’20)、同第2幕「復讐の心は地獄のようにわが胸に燃え」(S・・同、同年、3’22)は未聴でありますので★一つ保留しておきます。高品質盤に期待ですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/08/13

    1980年代始まりに演奏収録されたバーンスタイン/VPOによるブラームス交響曲シリーズで確かレコード・アカデミー賞物からの本盤は1982年ライブ録音の交響曲第2番でバーンスタインは当時64歳・・・まだ晩年のスローダウンを極めてはいないもののややゆったり目ペースで曲進めが細部を克明に実に立体的なフィーリングで能弁に展開しています。演奏タイムは@20’42A11’58B5’33C10’08と第1楽章では提示部を反復することによるこの第2番に珍しい長さでもって進みます。感触は一抹の哀愁や不安を表現しつつ大変瑞々しい感覚であり正直な処アンサンブルも妖しい部分もあるのだろうけれどちょっとした管やティンパニーの扱いが面白いし・・・。この楽章はじっくりとクロージングへの道を辿って行きます。第2楽章では更にゆったりとしたペースで指揮者の息遣いすら聞える位で弦表情も豊かで意図するニュアンスが聴き取れる様です。思わせぶりも若干否定はしませんが第3楽章は割りとスッキリ。いよいよ最終楽章は主テーマを明確化を図りつつクライマックスの高まりへ圧倒的な生命力へと結びつけています・・・その最終コーナーへの引き付けも充分で第1楽章の反復も含めこの曲を普通聴く以上に大きく見せます。そしてフィナーレに到るまでの色々な仕掛けが堪能できましょう。なお、バーンスタインには1962年にNYPOを指揮した演奏盤(タイム@15’13A10’08B5’14C9’30)があります。本盤併録の「大学祝典序曲」(タイム10’26)はまぁこんなものかと思います。まとめて最高ランクで・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/08/12

    以前レビューを入れた者で例によってタイムデータを紹介しておきますね。十代半ばでパガニーニ・ヴァイオリン国際コンクールにおいて史上最年少、かつ日本人として初めて優勝した庄司紗矢香さん(以下敬称略)ももう30歳、はじめの内は物珍しさも手伝って大指揮者サポートの協奏曲演奏が続いていた様ですが最近は少し大人になってベートーヴェンのVソナタ等の収録期に入ったのでしょう。本盤は協奏曲演奏期の真っ只中2005年彼女が22歳の頃にチョン・ミュンフン・・・当時52歳が振るFRPOバックで演奏するメンチャイコンチェルトであります。演奏タイムはメンデルスゾーンが@14’03A8’23B6’54そしてチャイコフスキーが@19’39A6’33B10’57とどちらかと言えばゆっくりした運びでVは丁寧な弾き方でまとまってしまった感じがしました。まぁ全身全霊で対応している若い女性から発散するオーラは汲み取れるのですがハッとする様な場面を当時の庄司のキャラから期待するのはまだ年月が要るのでしょうか。チャイコフスキー協奏曲はロシア的こってり雰囲気とは一線を隔した淡白というのか・・・例えば第1楽章のオーケストラ全奏山場でもそう開放的ではありません。中間楽章での冴えさえした透徹感は彼女の持ち味が活きた様に思えました。メンデルスゾーンの方は幾分緊張感を高めに展開し感傷的に過ぎず個性的節回しも聴け存在感ある出来上がりにはなっていたと思います。比較的小柄で地味なルックスだけに彼女自身もどこかで述べていた様に今後競争相手が多い業界だけにステージ映えする視覚面にも工夫がなされて行く事が期待されます。とにかく天才プレイヤーの継続成長を見守りたいものです。本演奏の初めの頃のCD盤は音質が今一で庄司の「線の細さ」を強調した様に記憶していますが再登場分はどうでしょうか?・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/08/11

    本盤は1954年グルジア出身のハチャトゥリアンがまだ51歳の時にPHOを振って収録した自作自演集であります。もうすでにある皆さんのレビュー通りかと思います。元々ハチャトゥリアンには自作自演盤が多い方で昨年も新音源が見つかったそうです。さて、本盤は古くモノラル録音ながらこれも何と言っても強みは作曲者自身の思い?とでも言うのでしょうか、なかなかしっかりした演奏になっています。その中でヴァイオリン協奏曲(タイム@14’08A12’02B9’23)は献呈されたD.オイストラフが独奏を受け持つ幾つかの種類の録音の一つでこの時オイストラフ46歳と両者とも好調な頃で演奏もじつにしっかりしたものであります。濃厚な民族音楽をベースに第1楽章では確かな造型の下リズムを刻むスタートから息を飲まされオイストラフ自作のカデンツァも聴き処、続く中間楽章では妖しいまでにメロディを流し切々たる表情を聴かせます。一転最終楽章は生命力を迸らせ突っ切って行き畳み掛けもしますが全体の感触としてロシア臭の当然やや勝った素敵な演奏と思います。オイストラフの弾くこのヴァイオリン協奏曲の他の演奏盤は詳細は確認していないのですが1940年ガウク/ソビエト国立SO(同@13’50A11’40B9’01)、1946年ガウク/ソビエト国立SO(同@14’10A11’05B9’16)、1965年ハチャトゥリアン/モスクワRSO(タイム未確認)、1977年ハチャトゥリアン/モスクワRSO(ライブ、タイム未確認)等が載っている様です。ひと頃この曲を聴くのも楽しみにフィギュアー・スケートの浅田真央応援に熱が入りすっかりお馴染みな「仮面舞踏会」からはワルツ(4’15)、ノクターン(4’37)、マズルカ(2’26)の三曲でも例えば「ワルツ」では充分引き付けての官能は独特のものか゜あります。「仮面舞踏会」の自ら指揮の再録は収録曲こそ少し異同があり各タイムは略しますが1955年カルロヴィ・ヴァリSO、プハ放送SO、1969年モスクワRSOと言ったものです。更にバレエ音楽「ガイーヌ」からはバラの娘たちの踊り(2’07)、アイシャの目覚めと踊り(5’31)、子守歌(5’11)、ガイーヌのアダージョ(4’18)、レズギンカ(2’37)、抒情的なデュエット(5’09)、老人の踊り(4’21)、剣の舞(2’09)の八曲で録音の古さも何のその分り易いところでは「剣の舞い」等の土俗的迫力感は凄いですよ。「ガイーヌ」の録音も収録曲こそ異同はありますが1955年カルロヴィ・ヴァリSO、、プハ放送SO、1962年VPO、1975年ソビエト国立SO(ライブ)、1976年LSO、1977年ソビエト国立SOとのものがありますし1950年でのピアノ自演の「剣の舞」も発見分の中に含まれています。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/08/10

    メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」はこの作曲家がティーンエイジャーの頃書いた作品21の「序曲」と三十歳半ばに書いた作品61の「劇付随音楽」が通常セットで演奏される事が多く作品自体も作曲時期の違うという違和感がなく珍しいケースかと思います。本盤は1960年クレンペラー(当時75歳頃)がPHOを振って独唱にH.ハーパー(S、30歳)、J.ベーカー(MS、27歳)、合唱にPHCOを据えての演奏で演奏タイムは序曲が13’08、付随音楽9曲・・・付随音楽全12曲中数曲の「情景」が通常カットされます・・・トータル35’40であります。この演奏では序曲からしてどこか底深い粘着性を感じ幻想的な雰囲気が満ちております。クレンペラーのメンデルスゾーン演奏への影みたいなものが早速作用している様です。周知の通りいろいろ変転して行くこの曲での「かけ引き」巧者ぶりなのです。付随音楽に入ると全体的には悠然たるアプローチで重厚・緻密に仕上げて行きます。例えば通常あっさり通過する事の多い「妖精の歌」や「間奏曲」も独合唱共々ゆっくりメロディを慈しむ如くで聴かせてくれます。「夜想曲」の今にも崩れんばかりの感じやお馴染み「結婚行進曲」での地に足の着いた輝かしさは正しくクレンペラーの世界ですね。まあ、とにかく曲自体も各曲終わりそうで終わらない引き摺り効果も味わいましょう。シェックスピア作品を材料にした作品というわけではありませんがオーケストラが英国オーケストラ、独合唱歌詞が英語というのも隠れたポイントかと思いました。クレンペラーにはこの曲録音が幾つかあって1951年ACO(独語、トータルタイム43’11)、1955年ケルンRSO(独語、同44’45)、1969年バイエルンRSO(ライブ、独語、同拍手込み54’54?)といった処でしょうか。同年収録の序曲「フィンガルの洞窟」(タイム10’23)は他のレビューの方にも書き込まれています様にLP時代は交響曲第3番「スコットランド」とよくカップリングされていたものでこの曲に伴う何となくほの暗いムードとクレンペラーの資質が絶妙にマッチして今更述べる必要もない位の名演かとおもいます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/08/09

    ドイツ後期ロマン派のこのブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番は過剰と思われる程濃厚情緒と奔放さを撒き散らす音楽で下手すると演奏者がそれに引っ張られてこの曲想のクドイ面を強調してしまうことに陥る危惧がありますが1962年演奏収録したハイフェッツ(当時61歳)はその感傷から断ち切ったような本来の「冷たさ」技巧で抑制を加えています。NLSOを指揮伴奏担当のサージャント(67歳)は高揚する情熱を掬い上げて全体として素晴らしい仕上げとなっているように思います(演奏タイム@7’39A7’49B6’36)。なお、前年1961年収録のブルッフ「スコットランド幻想曲」(同@7’46A4’36B6’32C6’48)とヴュータン・ヴァイオリン協奏曲第5番(同@12’30A3’34B1’09)は未聴ですが全体本盤での高品質音色が期待されましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/08

    ジンマンと言えば私などは1990年代初めにリリースされたグレッキー「悲しみのシンフォニー」の印象がしばらく続いていましたが、同年代後半から本格的交響曲集の収録に着手し始めこれまでベートーヴェン、シューマン、マーラー、ブラームスと進んで直近では2011〜本年2013年には従前のオーケストラであるチューリッヒ・トーンハレOを指揮してのシューベルトの交響曲というわけでこれらの演奏記録が正直飛び抜けて評価の高いものとはなってないことは不本意な処でありましょう。若い々と思っていた彼ももう70歳代半ば、シューベルト交響曲集を手がける年齢としては例えばベーム、カラヤン等と比しても決して時期尚早というわけではありません。本盤はそのシューベルト交響曲集の一環で2012年ジンマン76歳の時に収録したシューベルト交響曲第5番(タイム@7’09A9’16B5’01C8’13)と第6番(同@9’16A6’26B6’17C8’37)であり元々シューベルトには特に想いの強いジンマンが従来のピリオド奏法を駆使しテンポ速目に進めると思えば、緩徐楽ではシューベルトらしい旋律の美しさや歌唱性、叙情性をべたつかない形で再現しています。ただ同指揮者の未完成交響曲で味わった様ほどの「戦慄」はまぁこれら二つの曲の性格上は無くシューベルトの若々しい躍動感のリアルさが確かに繰り広げてられているようには受け取りました。第5番の第3楽章は私の年代では昔TVニュースでのBGMで懐かしいもので本演奏の管弦楽器への適用される細かなアーティキュレーションがより効果的に活きている様であります。作品として個人的にはそんなに馴染んでいない第6番の方・・・佳品?なんでしょう・・・は聴き深めたいと思います。ジンマンの前向き姿勢も評価して素晴らしいランクとします。なお、録音が上々であることと本シリーズジャケットには19世紀に活躍したスイスの画家、R.チュントの美しい風景画を使用しているのも特徴としてあげておきましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/07

    ジンマンと言えば私などは1990年代初めにリリースされたグレッキー「悲しみのシンフォニー」の印象がしばらく続いていましたが、同年代後半から本格的交響曲集の収録に着手し始めこれまでベートーヴェン、シューマン、マーラー、ブラームスと進んで直近では2011〜本年2013年には従前のオーケストラであるチューリッヒ・トーンハレOを指揮してのシューベルトの交響曲というわけでこれらの演奏記録が正直飛び抜けて評価の高いものとはなってないことは不本意な処でありましょう。若い々と思っていた彼ももう70歳代半ば、シューベルト交響曲集を手がける年齢としては例えばベーム、カラヤン等と比しても決して時期尚早というわけではありません。本盤はそのシューベルト交響曲集の一環で2011年ジンマン75歳の時に収録したシューベルト交響曲第1番(タイム@11’11A5’33B4’05C5’32)と第2番(同@13’30A7’29B3’10C8’04)であり元々シューベルトには特に想いの強いジンマンが従来のピリオド奏法を駆使しテンポ速目に進めると思えば、緩徐楽ではシューベルトらしい旋律の美しさや歌唱性、叙情性をべたつかない形で再現しています。ただ同指揮者の未完成交響曲で味わった様ほどの「戦慄」はまぁこれら二つの曲の性格上は無くシューベルトの若々しい躍動感だけは確かに繰り広げてられているように受け取りました。ジンマンの前向き姿勢も評価して素晴らしいランクとします。なお、録音が上々であることと本シリーズジャケットには19世紀に活躍したスイスの画家、R.チュントの美しい風景画を使用しているのも特徴としてあげておきましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/06

    音楽史上初のフルートの為の協奏曲としてヴィヴァルディが作品10でまとめた六曲は私などもタイトル付きのものは他の演奏家でも聴いてはいましたが本盤は2005年人気のフルーティストであるパユ・・・当時35歳・・・がR.トネッティ(40歳)率いるACOをバックに演奏したものを集めたもので有名な「四季」に似たパターン・フレーズも所々現れ親近感が沸き難しい事抜きに聴き流すには打ってつけかと思いました。パユの演奏は万全なテクニックをベースに攻めるべき処は奔放に攻めニュアンスを大切にすべき処は慎重にアプローチし音色として決してトレンディな懐古趣味と安っぽさに陥る事無く、剛と柔を併せ持つ明快なフルートがヴィヴァルディのバロック世界へ導いてくれます。収録曲は作品10-1「海の嵐」(トータルタイム6’17)、10-2「夜」(同8’53)、10-3「ごしきひわ」(同9’13)、10-4(同7’06)、10-5(同8’46)、10-6(同8’09)の六曲に付け加えるにフルート協奏曲RV440(同8’56)、RV429(同7’54)の二曲は作品10以降のフルート協奏曲の古典派への橋渡しを示す作品として聴かれる意図を有しているのだそうです。私個人としては特に10-2「夜」の巧みな語り調が印象に残りました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/05

    N.マリナーは私がレコード等で接し始めた頃は手兵ASMFを率いてのバロック〜古典物演奏が駆け出しだった様ですがCD時代になろと俄かにそのレパートリーの拡大を図り今やHMVカタログに載っている種類だけでも数多き指揮者の一人になっている様です。ただそうしたレパートリーにおいて各分野には夫々専門・大家がしのぎを削っており正直マリナーの演奏でなくては困るという認識までの浸透は浅い様でオーケストラもBPO、VPOとの本格的録音には及んでいない処が実態なのでしょう・・・無難ではあるが決定打に乏しいと言った処でしょうか。そうした状況で彼が63歳のシュトゥットガルトRSO音楽監督時代の1987年に収録したチャイコフスキーの管弦楽組曲四曲・・・第1番6曲トータル36’07、第2番5曲同33’51、第3番4曲同39’02、第4番「モーツァルティアーナ」4曲同24’16・・・はチャイコフスキーの交響曲やバレエ組曲ほど有名ではないのに応じてボンヤリ聴いていてもそれなりに分る曲であり演奏家的にも熟練技で穴埋め的すべきな感じの曲だと思いその観点からも聴き通しました。作曲年代があの三大交響曲作曲年代近辺でもあり何れも充実しており第3番にはメランコリックな楽章もあれば昔の女学校の音楽教室から聞こえて来るセンチメンタルなVソロ楽章もありいろいろ楽しめますし第4番はチャイコフスキー自身が敬愛していたモーツァルトの作品→ジグK574、メヌエットK355、アヴェ・ヴェルム・コルプスK618、主題と10の変奏K.455が原曲を元にして華麗なる管弦楽作品として再生させた作品でマリナーの腕前の発揮し甲斐でもあったと思われます。併録の1992年ASMFを振った幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(同20’27)、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リ・ミニ」(同23’59)、イタリア奇想曲(同14’48)は聴いておりませんので★一つ保留させていただきました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/04

    N.マリナーは私がレコード等で接し始めた頃は手兵ASMFを率いてのバロック〜古典物演奏が駆け出しだった様ですがCD時代になろと俄かにそのレパートリーの拡大を図り今やHMVカタログに載っている種類だけでも数多き指揮者の一人になっている様です。ただそうしたレパートリーにおいて各分野には夫々専門・大家がしのぎを削っており正直マリナーの演奏でなくては困るという認識までの浸透は浅い様でオーケストラもBPO、VPOとの本格的録音には及んでいない処が実態なのでしょう・・・無難ではあるが決定打に乏しいと言った処でしょうか。そうした状況で彼が63歳のシュトゥットガルトRSO音楽監督時代の1987年に収録したチャイコフスキーの管弦楽組曲四曲・・・第1番6曲トータル36’07、第2番5曲同33’51、第3番4曲同39’02、第4番「モーツァルティアーナ」4曲同24’16・・・はチャイコフスキーの交響曲やバレエ組曲ほど有名ではないのに応じてボンヤリ聴いていてもそれなりに分る曲であり演奏家的にも熟練技で穴埋め的すべきな感じの曲だと思いその観点からも聴き通しました。作曲年代があの三大交響曲作曲年代近辺でもあり何れも充実しており第3番にはメランコリックな楽章もあれば昔の女学校の音楽教室から聞こえて来るセンチメンタルなVソロ楽章もありいろいろ楽しめますし第4番はチャイコフスキー自身が敬愛していたモーツァルトの作品→ジグK574、メヌエットK355、アヴェ・ヴェルム・コルプスK618、主題と10の変奏K.455が原曲を元にして華麗なる管弦楽作品として再生させた作品でマリナーの腕前の発揮し甲斐でもあったと思われます。全体癖の無い演奏は先の兵庫県の方のレビューの様に最高ランクと思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/08/03

    ラフマニノフの交響曲第2番と言えばすぐアンドレ・プレヴィンがあげられますが彼はこれまで三回この曲を収録して本盤演奏は1973年プレヴィン44歳の頃・・・まぁ一番調子の良い時期にLSOを振っての二回目のもので演奏タイムは@19’10A10’10B15’45C14’18と一回目とは異なっての完全版を採用したものとなっております。完全版と言ってもテンポはやや速めに思われ収支トントンで長さを感じさせません。周知の様にこの曲は全編に漲る濃厚な情感・ロマンティズムは最初の楽章からプレヴィン・ペースでしっかりと歌い上げられて行きます。映画音楽でもその手腕を余すところなく発揮しているプレヴィンは実に語り上手にその憂愁ロマンのウネリを展開しております。第2楽章は草原を駆け抜ける爽快さに続けてゆったりとした息の長いメロディ(コーダでは何気なくロシア正教聖歌が流れます)が大河ドラマテーマ曲の雰囲気を醸し出します。第3楽章でも甘美でメロディアウスなラフマニノフ節が全開し最終楽章は前楽章テーマや第2楽章のテーマを拾いつつ〆は少しシベリウスを思わせる様に第1楽章同様〆のティンパニーの一撃が曲を閉じます。プレヴィンの弦楽器をベースとしつつも管楽器を埋没させずに絡め合わせて行く手腕もさる事ながらLSOと言う英国オーケストラらしいバランスの良さも大いに寄与しているのでしょう。なお、プレヴィンの指揮するラフマニノフ交響曲第2番の他の演奏は一回目が1966年LSO(タイム@17’09A8’02B13’21C11’50)、三回目が1985年RPO(同@20’23A10’17B17’12C14’55)であります。本盤併録の「ヴォーカリーズ」(1975年、同6’31)、歌劇「アレコ」間奏曲(1976年、同3’33)、「女性の踊り」(1976年、同4’39)も初めて聴きましたがラフマニノフらしいメロディがプレヴィンによって巧みに紡ぎだされております。まぁ、最高ランクに躊躇いたしません。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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